相手打線の拙攻に助けられ五分で終えた中日との三連戦! 中日vs巨人(4月10日)

相手打線の拙攻に助けられ五分で終えた中日との三連戦! 中日vs巨人(4月10日)

本来であれば昨日の夜に更新するつもりでしたが、私事で今のタイミングになってしまい、誠に申し訳ないです。
ようやく落ち着いたので、本日から再開します。

それでは本題に入る前に、7日から9日の三試合を簡単に振り返ります。

 

読売ジャイアンツvs阪神タイガース(4月7日)

【試合結果】

阪神 000 450 001 10
巨人 000 001 000  1

勝 メッセンジャー
敗 平良

 

【試合総評】

巨人の先発はプロ入り初登板で初先発の平良だった。
個人的には立ち上がりを心配していたが、腕がしっかり振れていて、切れを感じるボールを投げていたし、今年のキャンプ紅白戦で見た投球よりも躍動感があった。
まあ厳密に言えば、まだまだ制球がアバウトなので、特に左打者に対しては課題を残しているが、それでも三回まではよく投げたと思う。
結局、四回表で四球をキッカケに大量失点となってしまったが、将来性を感じさせる内容だった思う。

試合は二番手以降の投手が勢いを止められず大差負けとなったが、この試合のポイントは、何と言っても試合序盤の拙攻だった。
メッセンジャーの立ち上がりは、ボールの走りも今一つだったし、制球もかなりアバウトだったが、巨人打線は助けてしまっていた。
仮に序盤で2点程度奪っていたら、平良のピッチングも更に大胆になっていたかもしれないだけに非常に残念だった。

 

中日ドラゴンズvs読売ジャイアンツ(4月8日)

【試合結果】

巨人 020 000 000 2
中日 020 100 00X 3

勝 大野
敗 高木

 

【試合総評】

大田の一発で巨人が二点を先制したが、打線はこれで終わってしまった。
先日の広島との三連戦辺りから、徐々にG各打者のスイングは鈍くなっていたが、この試合は本当に「振れていなかった」と思う。
大野も決して万全とは思えなかったが、巨人打線を見下したように動く直球をガンガン投げ込んでいた。

G先発・高木については、中日打線の拙攻に助けられただけで、全体的にボールの切れも制球も良くなかった。
それでも良かった点を挙げるなら、フォークの精度が今年の登板の中では最も良かったので、小林がそれを試合中盤の勝負処で上手く使っていた。

この試合を終えた時点では、中継ぎ陣の酷使(特に田原)と打線の状態の悪さから、個人的には対中日三連敗(阪神との第三戦からの四連敗)を覚悟するくらい、チーム状態が悪い方向に進んでいく予感がした。

 

中日ドラゴンズvs読売ジャイアンツ(4月9日)

【試合結果】

巨人 000 000 000 000 0
中日 000 000 000 000 0

 

【試合総評】

確かに両投手(G田口、D吉見)は良かった。
特に田口は回を追う毎に腕が振れて、中盤は全くD打線を寄せ付けなかった。
あのピッチングを続けていれば、今季は十分に柱としてやっていけると思うし、本人も確信に近い自信がついたと思う。
登板後のベンチで見せた「充実した表情」が非常に印象的だったし、次回こそ、打線は彼に援護点を与えて欲しいと切に願う。

一方で吉見に対する巨人打線は、全くタイミングが合っていなかった。
まあ、全体的に黒田よりも吉見の方が「ボールの出し入れ」が出来ていたが、それでも序盤の彼にも「隙」があったので、攻略のチャンスはあった。
こういう時は強く叩いた打球を何度か見せられれば、その後の吉見の投球も変わっていたと思うが、全く「怖さ」と「迫力」を感じなかった巨人打線に対しては、彼も前日の大野と同様に完全に見下ろしていた。
殆どの打者が全くタイミングがあっておらず、強いスイングが全く出来ていなかったので、舐められて当然とも言える

ただ、この試合が終わった直後の率直な感想は「助かった」というのが本音である。
勿論、打線がチャンスで一本出ていれば、巨人が勝てる試合だったかもしれないが「お互いに無得点の均衡状態が続いていたので試合が動かなかった」という見方も出来るし、試合が動かなかった事で田口も集中できていたと思う。
どちらかが一点でも先に奪っていれば、試合の展開は大きく変わり、そうなると経験値が高い吉見の方に分があったと思う。

ここ数試合の嫌な流れを考えれば、巨人打線が打てない状況が続くことは十分に予見できた訳で、試合前の段階ではぶっちゃければ「負け」を覚悟していた。
それよりも投手陣が奇跡的に無失点で切り抜けた印象の方が強かったし、中日側からすれば「非常に拙い試合運び」だったと思う。

 

中日ドラゴンズvs読売ジャイアンツ(4月10日)

【先発オーダー】
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【試合経過と雑感】

☆一回表
*長野 空振り三振
*立岡 レフトフライ
*坂本 センターフライ

立ち上がりのDネイラーはボールが荒れていて、G各打者が的を絞りきれていなかった。

 

★一回裏
*大島 セカンドゴロ
*荒木 レフト前ヒット
*高橋 ファーストゴロ →一塁走者は二塁へ進塁
*ビシエド 四球
*赤坂 空振り三振

G今村は直球の走りは良かったが、前回よりも制球がばらついていた。
それでも初回は何とかゼロで凌ぐ。

 

☆二回表
*ギャレット 右中間二塁打
*クルーズ センターフライ
*北 四球
*村田 四球
*小林 見送り三振
*今村 見送り三振

ギャレットの二塁打は「久しぶりに完璧に捉えた打球」だった。
確かに、打ったボールは甘いボールだったが、かなりフラストレーションが溜まっていたと思うので、最初の打席で納得のスイングが出来たのは大きかった。

小林に関しては、今は打てない事を責めることは出来ない。
彼は開幕からほぼ全イニング出場し、疲れもピークに達している事が推察される。
不満が全く無いとは言わないが、本当に頑張ってチームを勝利に導いてくれてると思う。
ここまで首位に立っている要因の中で、彼が占める割合もかなり大きい。

 

★二回裏
*藤井 センターフライ
*堂上 四球
*桂 ライト前ヒット →一塁走者は三塁へ進塁
*ネイラー 見送り三振
*大島 レフト前へのタイムリーヒット →三塁走者は生還、尚も塁上の走者は一二塁
*荒木 ライト前ヒット →二塁走者がライトからの返球で本塁タッチアウト

(中日が一点先制)

ピンチを凌いだ後にはやはりチャンスが来て、それを大島がキッチリモノにした。
しかし、追加点を許さなかった長野のプレー(ホーム送球)が、この後の試合展開を大きく変えた。

それにしても荒木はこの三連戦で攻走守で素晴らしい活躍をしていた。
勝負強いバッティングと相手の隙を突く走塁、そして再三に渡って堅守で味方投手を支えていたし、まだまだ健在ぶりをアピールしていた。

 

☆三回表
*長野 セカンドゴロ
*立岡 死球
*長野 ショートライナー(エンドランで一塁走者が戻れず併殺)

重苦しい展開を打破すべく監督も動いたが、アンラッキーだった。

 

★三回裏
*高橋 見送り三振
*ビシエド ショートゴロ
*赤坂 セカンドゴロ

この辺りで今村は制球のバラツキが減ってきていた。

 

☆四回表
*ギャレット レフトフライ
*クルーズ 四球
*北 セカンドゴロ併殺打

この第二戦から抜擢された北に関しては、直球系に差し込まれるケースが目立っていたので、ぶっちゃけて言えば、中日の赤坂と同じで「安パイ」だった。

 

★四回裏
*藤井 セカンドゴロ
*堂上 ライト前ヒット
*桂 空振り三振
*ネイラー 三塁ゴロエラー
*大島 セカンドゴロ

村田の思わぬエラーでピンチを招いたが、ここを今村がしっかり踏ん張った。

 

☆五回表
*村田 サードゴロ
*小林 セカンドゴロ
*今村 空振り三振

右のパワーピッチャー系に対して、現状の村田と小林ではかなり厳しい。

 

★五回裏
*荒木 ライトフライ
*高橋 センターオーバー二塁打
*ビシエド 四球
*赤坂 サードゴロ
*藤井 四球

(巨人は二番手の土田を投入)

*堂上 空振り三振

巨人サイドの立場で考えると、この試合で五番に抜擢された赤坂を完全に封じた事が大きかったし、正直言って「助かった」
又、それと同時に小林がビシエドと藤井に対して「無理に攻め急がず」に、しっかり状況を見てリード出来ていた。

最近は悔しいマウンドが続いていた二番手の土田も、当たってる堂上を見事に封じた。

 

☆六回表
*長野 ライト前ヒット
*立岡 キャッチャー前に送りバント成功 →一塁走者は二塁に進塁
*坂本 見送り三振
*ギャレット センター前へのタイムリーヒット →二塁走者が生還
*クルーズ レフト前ヒット
*北 空振り三振

(巨人が同点に追い付く)

今度は巨人がピンチを凌いだ後にチャンスをモノにした。
先頭の長野にヒットが出た後に、立岡が送りバントを決めて、クリーンアップに任せる形を作り、四番のギャレットがキッチリ決めてくれた。

しかし、ここで追加点を上げる事が出来なかった。
個人的には、北に代打を送って欲しかったが、監督は本当に頑固だし。まだまだ先を見据えて采配しているようである。

 

★六回裏
(巨人は三番手の田原を投入)

*桂 四球
*ネイラー ピッチャー前への送りバント失敗
*大島 右中間二塁打 →一塁走者は三塁でストップ
*荒木 センター前へのタイムリーヒット →三塁走者が生還、一塁走者は三塁へ

(巨人は四番手の戸根を投入)

*高橋 サードへのファールフライ →一塁走者が二塁へタッチアップ
*ビシエド 敬遠気味の四球
*森野 空振り三振

(中日は再び一点リード)

田原は明らかに登板過多になっている。
ボールの切れと威力が本来のモノとはほど遠い状態で、見ていて痛々しかった。

だが、このイニングも田原が招いた大ピンチを、戸根がキッチリ凌いで、最少得点差で試合終盤を迎える事が出来た。
そして、この場面でも森野に対して勝負を急がなかった小林の好リードが光った。

 

☆七回表
*村田 サードゴロ
*小林 ライト前ヒット
*大田 センター前ヒット

(中日は二番手の又吉を投入)

*長野 三塁ゴロ →一塁走者が二塁で封殺、尚も塁上の走者は一三塁
*立岡 ライト前へのタイムリーヒット →三塁走者は生還、尚も塁上の走者は一三塁
*坂本 右中間へのタイムリー二塁打 →一三塁の走者が生還

(中日は三番手の小川を投入)

*ギャレット 四球 →塁上の走者は一二塁
*クルーズ 右中間へのタイムリー二塁打 →一二塁の走者が生還、打者走者は送球の間に三塁へ進塁

(中日は四番手の福を投入)

*中井 レフト前へのタイムリーヒット
*村田 セカンドゴロ

(巨人はこの回に一気に六点を奪い逆転する)

中日は又吉が誤算だった。
全く踏ん張れずに立岡と坂本にタイムリーを打たれてしまった。

 

★七回裏
(巨人は五番手の山口を投入)

*藤井 センター前ヒット
*堂上 ショートゴロ併殺打
*桂 セカンドゴロ

先頭打者にヒットを許したが、続く打者を山口・小林バッテリーの思惑通りに封じた。

 

☆八回表
*小林 センターフライ
*大田 ライトフライ
*長野 ショートゴロ

審判に一言。。。長野のショートゴロは一塁セーフでしょうよ。。

 

★八回裏
(巨人は六番手のマシソンを投入)

*谷 サードへのファールフライ
*大島 見送り三振
*荒木 セカンドフライ

マシソンは、この試合でも決して本調子とは思えないが、こうして今の彼には粘り強く結果を残し続けていくしかない。
仮にマイコラスが本格復帰すれば、真っ先に降格候補にあげられるので、彼も必死である。

 

☆九回表
(中日は五番手の田島を投入)

*立岡 ショートへの内野安打
*吉川 セカンドゴロ
*堂上 二塁ゴロ併殺打

次のヤクルト戦の事を考えると、立岡のマルチヒットは非常に大きい。

 

★九回裏
(巨人は七番手の澤村を投入)

*高橋 四球
*ビシエド ライト線二塁打 →一塁走者は三塁でストップ
*友永 空振り三振
*藤井 見送り三振
*堂上 サードゴロ

(試合終了、7対2で巨人の勝利)

やや隙を見せてしまったが、最後は貫禄で封じた。
ここまでの彼は非常によくやってくれてると思う。

 

【試合結果】
巨人 000 001 600 7
中日 010 001 000 2

勝 戸根
敗 ネイラー

 

【試合総評】

巨人側の立場で言えば、前段で書いたように初戦を落とした時点で三タテされる事を覚悟していたので、最終的に1勝1敗1分で終わったのは奇跡に近い。
この試合もG打線は中盤まで全く元気がなく、六回裏に勝ち越されて「終わった」と思ったが、戸根が追加点を阻止した事で試合の流れを大きく変えた。

巨人打線の中では特に立岡の状態が心配だったが、最後の二打席で彼らしいしぶといヒットが出たので、これを良いキッカケにしてほしい。

又、投手陣では田原の登板過多が気にかかる。
昨日の試合はボールが抜けてしまうケースが多く、あまり球威を感じなかった。
今季のリリーフ陣を考えると、優勝する為には絶対に欠かせないピースになるので、シーズン途中で潰す事態だけは避けてほしい。

中日に関しては平田の離脱が本当に痛い。
離脱直後は先発陣とリリーフ陣が踏ん張り続けて凌いでいたが、それもそろそろ限界を迎えている。
この三連戦で五番に起用した選手は、ナニータ・福田・赤坂で、いずれも守備が心もとなく試合途中から工藤と交代させるパターンが続いていたし、期待されたバッティングでも全く結果を出せなかった。
つまり、攻守で「穴」になっていた訳である。

以上 敬称略