巨人vs中日 2月17日 練習試合雑感

巨人vs中日 2月17日 練習試合雑感

今日からいよいよ対外試合が始まり、初戦の相手は中日ドラゴンズ。

近年は下位に沈んでいるドラゴンズ(以下D)だが、今年は有望な新戦力に加えて故障が癒えた平田や大島も戻り、チーム一丸で巻き返しに燃えている。

今回はG選手をチェックしつつ、Dの新戦力にも目を向けてレポートする。



まず両チームの先発オーダーは以下の通り

 

【G野手結果と雑感】

1②吉川尚輝 4打数3安打 1盗塁

①真ん中高めの直球を叩いて一二塁間ヒット⇒二塁盗塁成功

真ん中直球を叩いてファースト内野安打

⑤外角カットボールを引っ掻けてセカンドゴロ

真ん中低めのカーブを捉えてファースト強襲ヒット

・彼のバッティングの魅力は「ハンドリングの柔らかさ」から生まれる「バッティングの懐が深い」こと。

・これは去年の二軍戦を見た時は感じなかったが、始動が早くなった事によってタイミングが大きく遅れる事が減り、仮に体を前に出されても天性の肘の柔らかさでボールを捉える事が出来る。

・一方で、守備では内野安打性の打球を上手く処理する場面もあったが、山本と共に、井端コーチからカットプレーのポジショニングを注意されていた。

 

2⑤田中俊太 4打数3安打 1打点

①内角直球を引っ張ってファーストゴロ⇒セカンドランナー三塁へ進塁

真ん中直球を捉えてライトフライ⇒タッチアップで生還 打点1

真ん中直球を叩いてライト前ヒット

真ん中シンカーを捉えてレフト前ヒット

・内容・結果ともに非常に素晴らしかった。

・特に相手投手がどんなタイプであろうと、タイミングを合わせるのが抜群に上手いので、自分の「間」でスイングできる点が素晴らしい。

 

3⑨陽岱鋼 2打数0安打

①真ん中直球を打ち損なってサードゴロエラー⇒サードランナー生還

②真ん中カットボールを打ち上げてセカンドフライ チェンジ

・攻守ともに精彩を欠くプレーだった。バッティングに関しては全く問題視していないが、守備の方では緩慢な送球でランナーの進塁を許した。

 

⇒3⑨⇒⑦松原聖弥 2打数0安打

⑤真ん中直球の詰まってセンターフライ

⑦真ん中直球に詰まってライトフライ チェンジ

・彼も重信と同じでインパクトの瞬間にバットのヘッドが下がっている。これでは捉えたつもりでも打球に力強さが生まれない。

 

4③岡本和真 3打数1安打1四球

ボールを見極めて四球

真ん中の直球を捉えてレフト前ヒット

⑤真ん中直球を打ち損じてセンターフライ チェンジ

⑧外角低めのカットボールをバットの先でショートゴロ

・まだ少し体が開き気味でミスショットしてるが、先日の紅白戦と比べると始動が早くなってるので、タイミングが合うケースが続いている。

・紅白戦当時よりも打席での雰囲気が出てきた。

 

5D長野久義 2打数1安打1打点

真ん中直球を叩いてライト前タイムリーヒット 打点1

②真ん中高めの直球にやや詰まってセンターフライ

・例年なら今の時期の彼は、まだまだバッティングの形が出来ていないが、今年はかなり仕上がりが早い。

 

⇒5D小林誠司 2打数0安打

⑥外角低めのスライダーを空振り三振

⑧真ん中直球を捉えるがライトフライ

・結果は出なかったが、明らかにスイングが良くなっている。

・コースに逆らわず、スムースにバットが出ているのも好印象。

 

6⑥山本泰寛 4打数0安打

①内角直球に詰まってセカンドフライ チェンジ

②真ん中高めの直球に詰まってセカンドフライ

⑥外角スライダーを捉えるがセカンドゴロ

⑧外角直球を空振り三振 チェンジ

・ヒットは出なかったが第三打席までの内容は悪くなかったと思う。しかし最終打席の三球三振は首脳陣の評価を大きく下げる内容だった。

一方で守備面では、中継プレーでの送球ミスを犯して失点を許し、井端コーチから叱責を受けていた。

 

7⑦⇒⑨和田恋 4打数1安打

外角直球を叩いてライト前ヒット

③⇒岡本盗塁失敗 チェンジ

④真ん中直球を打ち上げてライトフライ

⑥外角高めの直球を叩いてライトフライ チェンジ

⑨外角カットボールをバットの先でレフトフライ

・バッティングの内容は悪くなかったが、ほんの少し芯から外れていた。

 

8②岸田行倫 2打数0安打

②外角低め直球を空振り三振

④真ん中直球を捉えたがレフトライナー

バッティングの内容はまずまず良かったし、守備でも落ち着きを感じるプレーを見せていた。

 

8②田中貴也 2打数0安打

⑦外角低めのシンカーを拾うがショートフライ

⑨真ん中高めの直球を打ち損じてセンターフライ

・バッティングの内容は悪くないし、個人的に見てみたかった変化球へのアプローチも悪くない。

・バッティングは非常に実戦的で、代打としても面白いかもしれない。

 

9⑧重信慎之介 3打数0安打

相手が制球を乱して四球

④外角低めスライダーを空振り三振 チェンジ

⑦外角ツーシームを引っ掻けてセカンドゴロ

⑨内角直球を空振り三振 試合終了

・タイミング的に直球に差し込まれて、変化球に泳がされてる打席が多い。その原因は振り始めた時に、やや左肩が落ちてバットのヘッドが下がってしまう事。



【G投手結果と雑感】

☆田口麗斗 2回3安打2失点1三振 2失点

・直球の平均スピードは130キロ前半、スピード感は良い時の8割程度。

・投じた変化球は二種類のスライダーで、まだまだ調整段階という印象。

・ややカウント球の制球に苦しむ場面があったが、決めに行った直球の精度は相変わらず見事だった。

 

☆中川皓太 3回5安打1四球 2失点

・直球の平均スピードは130キロ後半で、ボールの角度と切れは感じたが、公式戦ではもう少しスピードが無いと厳しい。

・投じた変化球はスライダー・チェンジアップ・カーブで、スライダーの曲がり方はまずまず良かったが、それ以外の変化球の精度はまだまだ。

・全体的にボールが甘く、相手打者の打ち損じや強風に助けられていた印象が強かった。

 

☆田原誠次 1回2安打1四球2三振 無失点

・直球の平均スピードは130キロ後半で、高めのボール球には切れが有り、相手打者が思わず手を出していた。

・投じていた変化球はスライダー・カーブ・シュートで、特にスライダーが良かったので、相手打者のタイミングを上手く外していた。

・但し、簡単に四球を与える場面も有り、これは絶対に公式戦では許されない。

 

☆池田駿 2回1安打1三振 1失点

・直球の平均スピード130キロ後半、相手打者のバットを押し込む威力は感じたが、全体的にボールが甘かったので打ち損じてくれた印象が強い。

・投じていた変化球はスライダーとカットボールだが、やや制球が甘い。

 

☆谷岡竜平 1回1安打 無失点

・直球の平均スピードは130キロ後半で、切れ・スピード感ともにまずまず。

・投じていた変化球はフォークだけで、やや高めに浮くボールが多かったが打者は泳いでいた。



【D新戦力雑感】

★アルモンテ

・この試合の印象では中距離ヒッタータイプ

・始動が遅れ気味になり、タイミング的に差し込まれてるケースが多かった。その結果、直球系には差し込まれ、膝元のボールになる変化球の見極めも出来ていなかった。

・まだまだ体に切れを感じないので、これからどのくらい状態を上げてくるのか?

 

★モヤ

・楽天のペゲーロみたいなハードヒッターだと思っていたが、実際に見ると元阪神のオマリーとイメージが重なるスイング軌道だった。どちらかというとロングヒッタータイプだが、ボールへのコンタクトの方を重視するスイングに見えた。

・若干、体が開いて前に突っ込み気味になる点が気掛かりだが、彼も体に切れが出てくる春頃にもう一度見てみたい。

 

【試合結果】

D 0 2 0 0 2 0 0 1 0 5

G 2 1 0 0 0 0 0 0 0 3

G投手 田口⇒中川⇒田原⇒池田⇒谷岡

D投手 又吉⇒小笠原⇒柳⇒木下

試合は5対3でドラゴンズが勝った。

 

【総評】

Gファン期待の吉川尚・田中俊・岡本の三選手に、結果が出た事は率直に良かった。特に吉川尚と田中俊には、実戦を重ねる毎に成長している。

一方、ドラゴンズに関しては新外国人を中心にチェックしていたが、今年は2番セカンドで高橋周を起用する構想を持っているようで、彼がこれから実戦の中で結果を残していけるか?ここにも注目していきたい。

以上 敬称略