巨人vsヤクルト 2月21日 練習試合雑感

巨人vsヤクルト 2月21日 練習試合雑感

今日のジャイアンツはスワローズと練習試合を行った。

去年は屈辱的な最下位(借金51)で終わったスワローズだが、小川監督が復帰し、宮本慎也をヘッドコーチに迎えて、チーム再建へ着々と手を打っていた。



【STARTING LINEUP】

 

【G野手レポート】

☆1④吉川尚輝 3打数1安打 盗塁1

①外角ショートを引っ掻けてセカンドゴロ

②真ん中直球を捉えてライト前ヒット⇒二塁盗塁成功

④外角低め直球を空振り三振 チェンジ

・攻撃面ではこの試合でも内容・結果ともにまずまずだった。

・一方で守備では再びダブルプレーを狙える場面で、正面の打球をトンネルしてしまった。

・難しい打球の処理は良いが、平凡な打球へのアプローチに不安を感じる。まだまだ守備の時は試合に集中できていないように感じる。

 

⇒2⑤北村拓己 2打数2安打2打点

⑦真ん中スライダーを捉えて左中間へのタイムリーツーベース 打点2

⑨真ん中スライダーを捉えて三遊間ヒット⇒ボークで二塁へ進塁

・両打席ともに、直球に差し込まれてファールを打った直後のスライダーを上手く叩いた。なかなか実戦的なバッティングをする選手だと思う。特に第二打席は石山からヒットを放っているので評価は倍になる。

 

☆2⑤⇒④田中俊太 5打数0安打

①内角低めの直球を見逃し三振

③外角低めのショートを空振り三振

⑤真ん中直球を引っ掻けてセカンドゴロ

⑦外角直球を当てただけのショートゴロ⇒二塁走者は三塁へ進塁

⑨真ん中低めの直球を捉えるがショートゴロ⇒二塁走者は三塁へ進塁

・打席で立ち遅れる場面が見られ、タイミングが全く合っていなかった。彼は足を高く上げてタイミングを取る選手なので、状態が悪くなると始動が遅れてバッティングに「間」が生まれなくなる。

・守備でもサードで正面の打球をトンネルしてしまった。サードに関してはまだまだ不馴れな印象。

 

☆3⑨陽岱鋼 1打数1四球

①内角ショートを詰まってショートゴロ チェンジ

③際どいボールを見極めて四球

・まだまだ動きに切れを感じない。

 

⇒3⑨松原聖弥 3打数0安打

⑤外角直球を見逃し三振

⑦外角直球を合わせるがショートゴロ⇒三塁走者は本塁で封殺

⑨内角直球に差し込まれてレフトフライ

・140キロオーバーの直球に対して差し込まれてる打席が多い。

 

☆4③岡本和真 4打数0安打

②内角直球を捉えたがサードゴロ

③内角シュートにやや詰まってサードゴロエラー⇒二塁走者生還

⑤内角直球にる詰まってショートフライ チェンジ

⑦外角スライダーを引っ掻けてショートゴロエラー

・結果は出なかったが、個人的には内容を評価している。

・狙い球の絞り方と打席でもっと集中する必要がある。

 

☆5D長野久義 3打数1安打

②真ん中高めの直球を捉えてセンター前ヒット

③真ん中シュートに詰まってセカンドゴロ

⑥真ん中直球をバットの上っ面でレフトフライ

・ライバルの陽岱鋼よりも仕上がりは早い。打席でのアプローチはシーズン中と変わらない。

 

⇒5D小林誠司 1打数0安打

⑦外角直球を当てただけのピッチャーゴロ チェンジ

 

☆6⑥若林晃弘 1打数1安打2打点

②真ん中スライダーを捉えてレフト前ヒット(ヒットエンドラン)⇒レフトが後逸する間に一塁走者と自身が一気に生還(記録はランニングHR?)

 

⇒6⑥山本泰寛 3打数0安打

④内角直球にバットを折ってセカンドゴロエラー

⑥真ん中直球にやや詰まってライトフライ

⑧真ん中直球を捉えたがセカンドライナー

・結果は出なかったが、バッティングの内容は相変わらず良い。ボールを手元まで呼び込んで強く叩く形が出来つつある。

 

☆7⑦和田恋 4打数1安打

②外角スライダーを空振り三振

④真ん中直球を叩いてレフト線ツーベース

⑥外角カーブを引っ掻けてサードゴロ チェンジ

⑧真ん中高めのボール球を空振り三振

・第二打席は直球一本に的を絞って一発で仕留めた。ここは素直に評価したいが。。。

 

☆8②岸田行倫 2打数0安打

②内角スライダーをハーフスイング三振 チェンジ

④真ん中直球に詰まってセカンドフライ

・第二打席は残念だった。ほぼ直球一本で待てる状況だったが、完全に詰まってセカンドフライという結果は寂しい。

 

⇒8②田中貴也 1打数0安打1四球

⑦相手が制球を乱して四球

⑧外角直球を空振り三振

 

☆9⑧重信慎之介 4打数2安打1打点

③外角ショートを引っ掻けてショートゴロ

④真ん中カーブに合わせてライトへの犠牲フライ 打点1

⑦真ん中高めのスライダーを叩いてライト前ヒット

⑨サードへのセーフティーバント失敗

・技術的な事については前回の記事で触れているので割愛するが、首脳陣がレギュラーとして本気で考えているなら、今のバッティング内容では厳しい。

・今日は結果を見ればまずまずだが、相手が主力クラスになると厳しいだろう。



【G投手レポート】

☆菅野智之 2回2安打2四球2三振 失点1

・直球の平均スピードは140キロ中盤だが、ギアを入れた時は150キロ前後を連発していた。

・投じていた変化球はスライダーとカットボールを中心に、カーブと今年から取り入れようとしているシンカー

・全体的にやや制球にバラツキが見られた。特にスライダー系は調整段階という印象。

・新球のシンカーについてワンシームとの見分けが難しいので明確な事を言えないが、恐らく青木へのウイニングショットとして使ったボールがそれだと見てるが、やや甘めのコースで変化の量も少なく、レフト前に運ばれた。

・吉川尚の拙守もあって失点したが、彼の場合は全く心配していない。寧ろ例年と比べると仕上がりが早く、状態も良さそうに感じた。

 

☆吉川光夫 3回7安打1四球2死球1三振 失点6

・直球の平均スピードは130キロ後半。

・変化球はスライダー、カーブ、チェンジアップを投げていた。

・全体的に制球がバラバラだったが、特に変化球でカウントを稼げないので直球を狙い打たれていた。

・やはり課題は投球に緩急がないこと。緩いカーブも使ってはいるが、腕の振りが弱いし制球されてない。

・味方のエラーをきっかけに大量失点してしまう姿は去年と全く同じなので、今年も厳しいと言わざるをえない。

 

☆田原誠次 1回1安打 失点0

・直球系の平均スピードは130キロ中盤。

・変化球はスライダー、シュート、チェンジアップ?(シンカー?)を投げていた。

・本人のコメントがないので何とも言えないが、対左打者で投げていた外角に逃げながら落ちていくボールは非常に良かった。もしかしたらスライダーの逆変化かもしれないが、去年まで殆ど見られなかったボールの軌道だった。

・これが狙って投げていたボール(シンカー?チェンジアップ?)だったら、課題である対左打者にも十分に通用するリリーフ投手になる。

 

☆高木京介 1回0安打 失点0

・直球の平均スピードは130キロ後半。

・変化球はスライダー、チェンジアップ、緩いカーブを投げていた。

・直球の角度は彼の長所であり、スピードガンの表示以上に速さを感じると思うが、一軍の大事な場面を任せるなら、やはりもう少しスピード感が欲しい。

・変化球の精度や制球力は全く問題ない。

個人的な思いとして彼には頑張って欲しいと願っている。

勿論、一生背負っていくような不祥事を起こしているが、本人が本気で悔い改めて再起を目指すのであれば、私は一人の人間として暖かく見守っていく。

今は情報通信が急速に発達し、間違った行いをした人間に対して、容易に批判や罵声を浴びせる事が出来る環境だが、少なくとも私は寛容な心を持ち合わせていきたい。

 

☆篠原慎平 1回0安打 失点0

・直球の平均スピードは平均で140キロ中盤

・変化球はスライダーを投げていた。

・無難に三人で退けたが、大事な場面で任せるにはやはり変化球の精度が甘すぎる。仮にこのままアバウトな制球で勝負していくなら直球は150キロをコンスタントに出さないと厳しい。

 

☆戸根千明 1回1四球 失点0

・直球の平均スピードは130キロ後半

・変化球はスライダーとカーブを投げていた。

・左の池田が故障で離脱したので、彼への期待は更に高まったが、相変わらず制球がバラバラで、投げてみないと分からない投球だった。

・ここまでの印象は去年と変わっていない。



【S新戦力レポート】

☆青木宣親 3打数2安打

・彼のプレーを見るのはWBC以来だが、相変わらずヒットメーカーとして健在のようだ。他の選手との違いを感じるのが「どんな状況でもバッティングの形が全く崩れない」こと。バッティングに関しては全く衰えを感じない。

・一方で、この試合だけでは判断出来なかったが、センターの守備については若干不安を残している。MLB進出前から打球判断は素晴らしかったが、WBCではやや脚力が衰えているように感じたので、現状では守備範囲に疑問を感じている。

 

☆塩見泰隆 2打数0安打

・ドラフト4位で入団した社会人出身の俊足外野手(右投右打)

・バッティングはまだまだ荒さを感じるが、スイングスピードは速いしバネがあるので、秘めたポテンシャルを感じる。

・レフトの守備では判断ミスでヒット性の打球を後逸してしまい、一塁走者と打者走者の生還を許してしまった。

 

☆大下佑馬 1回0安打 失点0

・ドラフト2位で入団した社会人出身の右投げ投手

・直球の平均スピードは140キロ前後

・変化球はスライダーとカーブ

・シーズンでどのような使い方をするのか分からないが、仮にリリーフならもう少しボールにスピード感が欲しい。

 

☆沼田拓巳 1回2安打1四球 失点2

・ドラフト8位で入団した独立リーグ出身の右投げ投手

・直球の平均スピードは140キロ前半

・変化球はスライダーとフォーク系

・テークバックが特徴的な投手で、打者はややタイミングを取りづらいかもしれない。

・直球は微妙に動くので打者はなかなか芯に当てるのは難しいかもしれないが、課題はやはり変化球の精度だと思う。

 

【試合結果】

S 012 400 000 7

G 021 100 200 6

試合は7対6でスワローズが勝った。

 

【総評】

・両軍ともに若い選手の守備にミスが目立った。

・今日の試合で投げた投手で将来性を感じたのはスワローズの梅野。高卒二年目とは思えないほど、切れのある140キロ後半の直球を臆することなく投げ込んでいた。課題はやはり変化球で、やや腕の振りが甘い。

・この試合を見る限り、今年のスワローズは走塁の意識(次の走塁を狙う意識)が非常に高い。この辺りは新たに加わった宮本ヘッドやカープから移籍した河田外野守備走塁コーチの指導によるものだと見ている。

・又、スワローズは打線も「しぶとく」なり、追い込まれた状況から各打者がファールで粘って相手投手を苦しめている。近年はやや淡白なバッティングが多く見られたが、小川監督時代のS打線の特徴は「しぶとさ」であり、宮本ヘッドの現役時代の特徴でもあった。同じくカープから移籍した石井打撃コーチと共に「2000本安打コンビ」で、打線の改革を行っているようだ。

以上 敬称略