巨人の元エースが古巣に復帰するかもしれない。
上原獲りへ巨人動く、日本復帰なら4年ぶりV切り札(日刊スポーツ)
スポーツ紙の大半は同じような記事で、上原の巨人復帰の可能性について書いている。勿論、今でもMLBに留まる事が彼の希望ではあるが、仮にその願いが叶わなかった場合に日本で野球を続けていく意思を表明した事は、個人的には嬉しい限りである。又、彼については日本復帰が確定した時に改めて考えたい。
さて、今日は前回から引き続いて「沖縄二次キャンプを終えてG開幕メンバーを考える」の「野手編」を考えていく。
まずは関連記事を読んでいない方は下記のご覧いただきたい。
上記3本の記事にはメンバー構成の考え方や、その時々における各選手の評価が書かれている。
それを踏まえた上で、前回は開幕28人のメンバー構成での投手12人について考えたので、今回は残りの捕手3人、その他の野手13人について考えていく。
では本題に入る前に、選手の入れ換えがあったので、ご存じではない方は下記のリンク先をご覧いただきたい。
インフル禍の巨人、辻と中井を補充 立岡とドラ3大城も昇格 スポニチ
【捕手3人】
(★確定 ☆有力 ・微妙)
★小林誠司 ☆田中貴也
・河野元貴 ・大城卓三
故障離脱中⇒岸田行倫、宇佐見真吾
小林の正捕手は揺るがないモノになっており、問題は第二捕手を誰にするかである。
現在、宇佐見が故障で出遅れているので、ここまでは岸田、田中の争いになっていたが、岸田が故障で離脱したので田中が大きくリードした。そして玉突きの形で第三捕手の座は河野や大城にもチャンスが出てきた。
宇佐見にかける首脳陣の期待は大きかったと思うが、手首の故障は選手生命に関わるので、開幕を意識させて調整させているとは思えない。
小林の侍J召集によって一軍に上げられた大城は、バッティングだけなら一定のレベルに達している選手なので、オープン戦で結果を残すと首脳陣は代打の駒として使いたくなる可能性が高い。
以上を踏まえて、現時点で選んだ3人は以下の通り
小林誠司、田中貴也、大城卓三
【その他野手13人】
★坂本勇人 ★マギー ★阿部慎之助
★ゲレーロ ★陽岱鋼 ★長野久義
☆亀井善行 ☆吉川尚輝 ☆岡本和真
・田中俊太 ・北村拓己 ・脇谷亮太
・辻東倫 ・山本泰寛 ・中井大介
・吉川大幾 ・重信慎之介
・石川慎吾 ・立岡宗一郎 ・柿澤貴裕
・村上海斗 ・和田恋 ・青山誠
故障離脱中⇒橋本到、寺内崇幸、若林晃弘
前回と同じだが、★☆の9人はほぼ確定とみて良い。
☆のベテラン亀井は故障で出遅れている訳ではないので、オープン戦後半には間違いなく一軍に上がってくるし、若手育成というチーム方針の象徴である岡本と吉川尚も、オープン戦で少々結果を残せなくても外すことはない。
問題なのは残る4人の人選で、ここからが非常に難しい。
前回の宮崎キャンプ終了時点では田中俊、山本、中井、重信を推したが、田中俊、山本に関しては、沖縄キャンプ後の対外試合で結果が出ていないが、バッティングの期待値と内野守備の安定感で、他のライバル選手から一歩リードしている。
辻と北村に関しては、ライバルの吉川尚と山本泰が一時離脱している今が大きなチャンスになる。残念ながら二人と比べると守備力で落ちるので、彼らはバッティングで結果を残さねばアピールにならない。
そして中井は沖縄二次キャンプには帯同せずに、宮崎の2軍キャンプに残留していた。亀井と同じようにこれからオープン戦で使われると思うが、ここで結果を出すことが求められる(去年はここで結果を出して開幕スタメンを勝ち取った)これから同じタイプの石川や和田との争いになるだろう。
重信に関しては、ここまで実戦を見ているとバッティングの内容が良くなっているとは思えないので、使うなら去年と同じように代走専門になる可能性が高い。そうなるのであれば、打力で一枚上の立岡や故障明けの橋本にもチャンスは出てくる。
以上を踏まえて筆者が考えたその他野手13人は以下の通り。やはり現状では宮崎キャンプ終了時の考えと変わらなかった。
阿部慎之助、吉川尚輝、マギー、坂本勇人
ゲレーロ、陽岱鋼、長野久義、亀井善行
岡本和真、田中俊太、山本泰寛、中井大介
重信慎之介
最後まで重信か立岡の二択で悩んだが、やはり終盤の代走として起用するには重信の方が脚力が一枚上なので、立岡がこれから打力で猛アピールしない限りこの選択は変わらないかもしれない。
最後に筆者が考える現時点での開幕オーダーを記しておく。
1⑧陽岱鋼
2⑥吉川尚輝
3⑥坂本勇人
4⑦ゲレーロ
5⑤マギー
6⑨亀井善行(長野久義)
7③岡本和真
8②小林誠司
これも今のところ前回と全く変わっていない。
岡本はここまで結果を残せていないが、去年の同時期の内容よりも明らかに良くなっているので、期待感はかなり上がっている。勿論、阿部を起用すれば短期的には得点力向上を望めるかもしれないが、それを続けていくと必ず去年と同じように、どうにもならない時期が来るので、まずは若い選手を積極的に起用して、チームに勢いと選手層の厚みを加えいく必要がある。
又、吉川尚のところには田中俊でも良いかもしれないが、今後の伸びしろ(選手としてのポテンシャル)を考えると吉川尚を優先的に使っていきたい。いずれにしろ二人をライバル関係にして切磋琢磨させる起用を望んでいる。
以上 敬称略
追伸
結果的に、宮崎キャンプ終了時に書いた記事内容から大きな変化はありませんが、これは筆者のメモ的な意味合いを持つ記事でもありますので御理解下さい。
【超激辛NPBコラムからのお知らせ】
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コメント
記事再開、おめでとうございます。
大きなご病気だったようで、今後もご無理ないように頑張ってください。
さて、毎晩のニュースで観るのみのライトファンですが、
巨人の選手はバットをフルスイングしているイメージがない気がします。
今年こそは筒香や柳田のような選手が巨人に出てくるのでしょうか。
「ひろ」さん
御気遣い頂き有り難うございます
まだ右手の痺れが残ってますが、これから暖かくなれば徐々に良くなってくると思います。
<さて、毎晩のニュースで観るのみのライトファンですが、
巨人の選手はバットをフルスイングしているイメージがない気がします。
今年こそは筒香や柳田のような選手が巨人に出てくるのでしょうか。
筒香や柳田クラスの選手はそんな簡単には出てきませんが、岡本はかなり体が強くなってるので、成長の跡を感じるスイングになっています。
彼らとはタイプは異なりますが、山本泰もインパクトの強さを感じるスイングになっているので、キャリアを上手く積んでいけば中距離ヒッターに化ける可能性を秘めてます。
他の若手野手に関しては別のファクターで期待している選手はいますが、インパクトの強さを感じる打者は残念ですが居ません。
まあ強いて挙げるなら、ルーキーの村上かな。。。
記事再開おめでとうございます。非常に深い内容のブログなので毎回楽しみに
見させて頂いてます。右手も早く良くなること願っております。
今年は野手新人が1軍帯同でいるので近年より楽しみがありますね。
新戦力として最低2名はレギュラー(もしくはそれに近い存在)出て欲しいと思います。
その1人は言うまでもなく吉川で将来の巨人を支える選手になってほしいです。
もう1人は岡本、田中俊、若林、宇佐美、大城の中でと考えてます。
岡本が理想で練習試合の結果は物足りないと感じてましたが、この記事で内容は良いとあったので安心しました。外野にも1人フレッシュで刺激する選手が欲しいので若林は器用だからと言ってどこでもやらせずセンターに集中して練習させて欲しいです。
宇佐美は両手首に爆弾を抱えている状態ですので捕手はきっぱり諦めファーストコンバートで打撃優先的に鍛えて欲しいです。阿部はもちろんマギーも高齢ですから数年後を見据えて。
「ハッシー」さん コメント有難うございます
若林、宇佐見については同意で、宇佐見は怪我が多いのでちょっと捕手は厳しいかもしれませんね。
ルーキーの大林とタイプ、ポジションが似てるので競争になるでしょうけど。。