ロッテvs巨人 3月6日 オープン戦雑感

ロッテvs巨人 3月6日 オープン戦雑感

先週末のヤクルト戦では若手野手が大活躍し、我々巨人ファンを大いに喜ばせたが、失礼ながら打った相手投手が二線級だった点は否定できないので、今日の試合でも更なる猛アピールを期待したい。



【STARTING LINEUP】

 

【G野手レポート】

1⑧立岡宗一郎 3打数0安打

①内角直球に詰まってショートへのファールフライ

④外角低めフォークを空振り三振

⑥外角チェンジアップを引っ掻けてファーストゴロ チェンジ

・第一打席で討ち取られた内角直球を意識しすぎて、その後は甘いボールをミスショットしてしまった。

・一方で、課題のセンターの守備では致命的な落球してしまい、味方投手の足を思い切り引っ張ってしまった。

・個人的には以前から「彼はフライを捕る作業を苦手にしている」と感じていた。又、これが彼の球際の弱さに繋がっていると思っていた。元々、センターというポジションは「どけ!どけ!俺が捕る!」という姿勢でいないと、この試合のように他の野手との連携が中途半端になりやすくなるが、彼を見ていると「出来れば他の野手に任せたい」という姿勢を感じてしまう。これでは今日のようにキャリアが浅いショート・セカンドと組んでプレーをする時には、同様のミスが起きやすくなる。

 

⇒⑨長野久義 1打数1安打 打点2

⑧真ん中直球を綺麗に捉えてライト前タイムリーヒット 打点2

・彼らしい右中間方向に綺麗に運んだタイムリーヒットだった。

 

2④吉川尚輝 4打数1安打

①内角直球を上手く捉えたがショートライナー

④内角直球に詰まってセカンドゴロ

⑦外角フォークボールを空振り三振

⑧三塁へのセーフティーバント成功

・バッティング内容は悪くない。また彼はバントに関しては抜群に上手い。

 

3Dゲレーロ 3打数1安打 打点1(HR1)

①内角直球に詰まってサードゴロ チェンジ

④内角フォークを完璧に捉えてレフトスタンドへHR 打点1

⑦内角直球に詰まってライトフライ

・対右投手に対してはバットがスムースに出てくるので、甘いボールは確実に仕留めている。

 

⇒D辻東倫 1打数0安打

⑧外角ショートを合わせただけのサードゴロ

・ノーアウト満塁の場面、しかもバッティングカウントだったので、合わせたようなスイングではなく、ポイントを前に置いて強く叩く意識が欲しい。このバッティング内容では仮にヒットを放っても評価できない。

 

4⑤マギー 3打数0安打

②真ん中ショートに詰まってセカンドフライ

④外角カットボールを引っ掻けてショートゴロ チェンジ

⑦真ん中直球を捉えたがセンターフライ チェンジ

・まだまだ状態は上がっていないが、前回よりもスイングの内容は良くなっている。

 

⇒⑥山本泰寛 1打数0安打

⑧内角シュートに詰まってセカンドゴロ

・彼も満塁の場面での打席だったが、初球から内角ぎりぎりのショートを逆方向に打とうとして凡打した。辻と同様に状況判断がまだまだ甘い。

・守備でも状況判断が甘く、普通では考えられないフィルダースチョイスを犯してしまった。この場面は、9回裏1アウトランナー2塁の場面でショートゴロを3塁に送球して2塁走者のアウトを狙ったが、どう考えても100%のアウトを確信できない限り、1塁に送球して確実にアウトカウントを稼がねばならない。タイミング的には完全にセーフだった。

・安田のサヨナラタイムリーも上手いショートならアウトに出来た(打球に対する反応が遅れて差し込まれてしまった)

・寺内の故障で守備固めの役割も期待されているだけに、非常に残念な9回裏の守備だった。

 

5⑨陽岱鋼 3打数2安打 打点1(HR1)

②内角高め直球に詰まりながらライト前ヒット

⑤真ん中低めフォークを空振り三振

⑧真ん中高めの直球を完璧に捉えてレフトスタンドへHR 打点1

・甘いボールではあったが、前回のHRと同様に完璧な美しいスイングだった。今はタイミングがしっかり取れている。

 

⇒②大城卓三 1打数0安打

⑧外角シュートを引っ掻けてセカンドゴロ チェンジ

・満塁の場面で凡退したが、彼のバッティング内容は悪くなかった。

・8回からマスクを被ったが、配球はやや攻め急ぐ傾向が強いので、これから経験が必要だが、キャッチングに関してはそんなに悪い印象はなかった。

 

6③岡本和真 4打数1安打 打点1(HR1)

②内角ショートに詰まって6⇒4⇒3のダブルプレー チェンジ

⑤外角低め直球を引っ掻けてショートゴロ

⑧内角低め直球を完璧に捉えてレフトスタンドへHR 打点1

⑨外角低め直球をバットの先でセカンドゴロ

・個人的にはHRを打つのは時間の問題と見ていたが、ようやく待望の一発が出て、これから乗っていく可能性も十分にある。しかし、最終打席は打席は難しいボールに手を出してしまい残念だった。

 

7⑥⇒⑤⇒⑧若林晃弘 3打数0安打1四球

③真ん中高めの直球に詰まってショートフライ(左打席)

⑤真ん中直球を捉えるがセンターフライ チェンジ(左打席)

⑧ボールを見極めて四球(右打席)

⑨外角高めの直球に差し込まれてセカンドゴロ(左打席)

・やはり左打席は下半身主導で溜めを作ってスイング出来ているが、右打席では「間」を全く感じない。

 

8②小林誠司 2打数0安打

③外角高め直球を当てただけのセカンドライナー

⑥外角直球を打ち上げてセンターフライ

・下半身を全く使わないで上半身だけでボールを追っかけようとしている。先日のWBCでも酷い内容のバッティングだったが、良化の兆しを全く感じない。

 

⇒⑦中井大介 2打数1安打

⑧内角直球を上手く運んでライト前ヒット

⑨外角直球を捉えたがセンターフライ チェンジ

・バッティングだけを見れば、現状では他の若手右打者よりも一歩上を進んでいる。

 

9⑦重信慎之介 2打数0安打

③真ん中シュートを引っ掻けてファーストゴロ チェンジ

⑥内角直球を見送り三振

・結果的に見ると相変わらず工夫を感じないバッティングで、打席の中で迷いを感じる。

 

⇒⑤北村拓己 1死球

⑧右肘に死球



【G投手レポート】

☆ヤングマン 4回4安打1四球4三振 失点2(HR1)

直球系の平均スピードは140キロ中盤

変化球はカーブを軸にチェンジアップを少々

・ほぼ直球系とカーブの2種類だけなので、ボール先行になると外角寄りの直球系に的を絞られやすくなる。

・現状の投球スタイルで打者と対峙していくなら、若いカウントでもっと積極的に打者の懐に突っ込んでファールを打たせないと苦しい。

・勝負球のカーブは空振りを狙える球種だが、見逃せばボールになる確率が高いので、カウント球で使える変化球(スライダー系)か、前述通りツーシーム系でファールを打たせていかないと、投球に幅と安定感が出てこない。

・タフそうな投手なので、先発ローテに入ればそれなりにイニングを稼ぎそうだが、現状のままなら大きな貯金を作れる投手にはなれない。

 

☆高木京介 2回3安打1四球1三振 失点3

直球の平均スピードは130キロ中盤

変化球は緩いカーブとチェンジアップを軸にスライダーとカットボール

・アンラッキーなヒットと味方の拙守で失点を重ねてしまったが、投球内容は悪くない。

・直球は切れを感じるが、更に1段階上げるにはもう少しスピードが欲しい。

・直球と変化球ともに低めに集める意識が強いので、ピッチングに安心感が生まれている。

 

☆篠原慎平 2回2安打1四球2三振 失点0

直球の平均スピードは140キロ中盤

変化球はフォークを軸にスライダーを少々

・前回よりも直球の制球が良く、満塁のピンチでも落ち着いていた。

・一方でフォークに関しては精度がまだまだ甘く、三振を奪えるボールにはなっていない。

 

☆谷岡竜平 2/3回2安打1四球1三振 失点1

直球の平均スピードは140キロ中盤

変化球は二種類のフォークを軸に投げていた。

・味方の拙守に足を引っ張られてしまったが、彼の投じたボールも高めに浮いていたので、勝負処で踏ん張る力はまだまだ物足りない。



 

【試合結果】

G 000 100 040 5

M 000 230 001×  6

ヤングマン⇒高木(小林)⇒篠原⇒谷岡(大城)

石川⇒二木(田村)⇒永野⇒田中⇒益田(江村

試合は6対5でロッテのサヨナラ勝ちとなった。

 

【総評】

・巨人打線に関しては主力クラスの調整が順調で、レギュラーになって欲しい岡本と吉川尚も内容の濃いバッティングを見せているので、去年よりも期待感は高い。

・一方で、守備に関しては「球際の弱さ」を特に若手中堅の選手に感じる。特に山本に関しては比較的強いと思っていた選手だったので、個人的にショックが大きく、残念ながらプロの内野手としては「セカンド山本」はありだが「ショート山本」は厳しい。

・ロッテに関しては、期待の高卒ルーキー安田がサヨナラタイムリーを放ち、非凡なバッティングセンスを見せた。しかし、個人的には攻守でプロの一軍レベルでやっていくにはまだまだ厳しい印象を持った。

以上 敬称略