西武vs巨人 3月17日 オープン戦雑感

西武vs巨人 3月17日 オープン戦雑感

オープン戦の中盤は関西から九州へ転戦していた巨人だったが、今日から関東に戻って最終調整に入る。



【STARTING LINEUP】

 

【G野手レポート】

1⑧陽岱鋼 1打数0安打

①真ん中高め直球を空振り三振

・自打球を左足に当てて途中交代

 

2⑦⇒⑨中井大介 1打数0安打2四球

③ボールを見極めて四球

⑥外角直球を見逃し三振

⇒一塁走者の田中俊が盗塁成功 ⇒ボールを見極めて四球

・第二打席は相手にベストピッチをされたが、全体的にボールの見逃し方が抜群に良い。

 

2④吉川尚輝 3打数0安打1四球

①外角スライダーを合わせただけのショートフライ

③真ん中フォークにやや詰まってセンターフライ ⇒一塁走者が戻れずにアウト チェンジ

⑥内角スライダーに詰まってセンターフライ

⑧相手が制球を乱して四球

・第二打席は走者を一塁に置いた場面だったで、相手の制球がバラついてバッティングカウント(直球に絞れる場面)になったが、真ん中の直球を逆方向に打とうとしてファールにしてしまった。一二塁間が広く開いてる場面だったが、引っ張ろうとしなかった(引っ張れないと言った方が正しいかもしれない)

・直球に対して反応が悪くなってるので、相手バッテリーは完全に見下ろしている状態。こうなると相手投手がコースを気にせず腕を振って投げてくるので余計に不利になる。

・こういう状態から脱出するには、シンプルにバッティングを考えた方が近道になる。まず、打席に入る前に狙い球をしっかり絞っておくこと。そして、タイミングを早めに取って、しっかりバットを振る事(自分のスイングをする)又、打席に入ったらここだけに集中して他の事は極力考えない方が良い。

 

3⑥坂本勇人 3打数2安打

①真ん中高めのカーブを捉えてレフト前ヒット

④真ん中高めの直球を押っつけてライト前ヒット

⑥内角シュートに詰まってファーストゴロ チェンジ

・彼らしいバッティングでヒットを重ねた。バットスイングも全く問題ない。

 

⇒⑥山本泰寛 1四球

⑧相手が制球を乱して押し出し四球 打点1

 

4DH阿部慎之助 4打数0安打

①真ん中高めの直球を空振り三振 チェンジ

④真ん中低めのスライダーを合わせたがレフトフライ

⑦内角低めのスライダーを空振り三振

⑧真ん中高めの直球を打ち上げてライトフライ

・現状のバッティングは、左の軸足に重心を乗せる「溜め」が無いので体重移動が出来ていない。その為、バッティングに「間」が生まれずにバットとボールを合わせるだけのスイングになっている。かなり状態は良くない。

・但し、彼の場合は高い技術力と修正力を持ち合わせているので、シーズンまでにキッチリ状態を上げる可能性は十分にある。

 

5③⇒⑤岡本和真 4打数1安打

②外角直球をややバットの先でセンターオーバーのツーベース

④外角直球を引っ掻けて5⇒4⇒3のダブルプレー チェンジ

⑦外角直球を見逃し三振

⑨外角低めスライダーを見逃し三振

・第一打席のツーベースは、バットの先だったので打球にもうひと伸びが足りなかった。第二打席も高めの甘いボールだったがバットの先で引っ掻けてしまった(甘いボールをバットの先で捉えてしまうのは体の開きが早くなっている証拠)

・同じ事(体の開き)が原因で、ボールの見切りが早くなっている。その結果が第三、第四打席の三振だった。

 

6⑨長野久義 3打数1安打

②外角スライダーをバットの先でセンターフライ⇒二塁走者は三塁進塁

⑤真ん中カーブを捉えてレフト前ヒット

⑦外角スライダーを引っ掻けてサードゴロ チェンジ

・バッティングの状態は良い意味での平行線といった印象。

 

⇒⑦和田恋 1打数0安打

⑨外角低めのスライダーを空振り三振

・少ないチャンスを何とか活かしたかったが。。。

 

7②大城卓三 2打数0安打 打点1

②真ん中直球にやや詰まってセンターへの犠牲フライ 打点1

⑤外角フォークを捉えたがレフトフライ

⑧内角高めの直球を空振り三振

・直球に対して反応が遅れる場面が多かったが、スイングの内容は悪くない。

・一方で、捕手としての守備面でもそつなくこなしていた。又、配球に関しても手詰まり感は無かった。

 

⇒②小林誠司 1打数0安打

⑨外角スライダーに合わせてピッチャー強襲のショートゴロ チェンジ

・前回よりもバッティングの内容は良くなっている。打球は良い当たりではなかったが、右足に重心を置いてからスイングする状態になりつつあるので「手打ち」に見えてしまうバッティングではなかった。

 

8⑤⇒③田中俊太 2打数1四球 盗塁1

②外角低めのフォークを合わせただけのレフトフライ チェンジ

⑤内角カーブを引っ掻けてファーストゴロ ⇒一塁走者は二塁進塁

⑧内角低めのチェンジアップを見切って四球

・バッティング内容だけで判断すると、現時点では吉川尚よりも公式戦で結果を残す確率は高い。

 

9⑦⇒⑧立岡宗一郎 3打数0安打

③内角直球に詰まってレフトフライ

⑤内角直球を捉えたがファーストライナー チェンジ

⑧真ん中直球を合わせたがセンターフライ

・前回よりもバットスイングは良くなっていたが、ここまでフライアウトが多いので彼の良さが活かしきれていない印象。



【G投手レポート】

☆田口麗斗 7回4安打3四球2三振 失点1

直球の平均スピードは140キロ前後、最速は144キロ

変化球は二種類のスライダーを軸に、チェンジアップとカーブ

・試合序盤はボールの切れ、制球ともに抜群で打者を翻弄していた。

・球数が60球超えた辺りからややボールが上ずってきたが、ここから緩いカーブを多目に使って打者の目先を変えて討ち取った。しかし、最後の7回はカウント球の変化球を狙われて出塁を許し、やや球威が落ちた直球をメヒアに捉えられて失点を許した。

・前回の登板までの印象では、やや直球にスピード感と切れを感じなかったが、この試合では不安を払拭してくれた。その証拠に西武打線が直球に差し込まれるケースが多く、変化球にタイミングが合っていなかった。

 

☆田原誠次 1回0安打 失点0

直球系の平均スピードは130キロ後半

変化球はスライダー、カーブ、シュート

・相手が早打ちだったので内容の精査は難しいが、少々コースが甘くても、打者のタイミングを外していたので出塁を許さなかった。

 

☆篠原慎平 1回0安打1三振 失点0

直球の平均スピードは140キロ中盤

変化球は二種類のフォークを使っていた。

・直球がコーナー低めに集まっていたのは良かったが、フォークがベルト寄りに集まっていたので見ている側はハラハラした。

・彼の持ち球は直球と縦変化のボール(フォーク、縦のスライダー)だけなので、カウント球で使える横変化のボールが欲しい。



【試合結果】

G 010 000 010 2

L 000 000 100 1

Gバッテリー 田口⇒(大城)⇒田原⇒篠原(小林)

Lバッテリー 高木⇒ワグナー⇒増田(森)

試合は2対1で巨人が勝った。

 

【総評】

・球審のストライクゾーンがややワイドだったので、投手有利の状況で試合が進められていた。

・打線に関しては前述の理由で気の毒な面も少なからずあったが、もう少し高木からヒットを重ねてほしかった。特に序盤は高めに抜けていたので捉えるチャンスはあったと思う。

・先発の田口については、筆者が感じていた一抹の不安を完全に吹き飛ばしてくれた。本人は三つの四球が余計だったと思うだろうが、攻めた上での結果だったので個人的にはそんなに悪い印象はなかった。

以上 敬称略