巨人vs楽天 3月25日 オープン戦雑感

巨人vs楽天 3月25日 オープン戦雑感

オープン戦は今日の試合で全日程を終了し、今週金曜日の開幕戦に向けて各チームは総仕上げに入る。



【STARTING LINEUP】

 

【G野手レポート】

1⑧陽岱鋼 4打数1安打

①外角直球を引っ掻けてサードゴロ

④外角カーブを空振り三振

⑦真ん中低めの直球を引っ掻けて三塁線への内野安打

・岸のカーブに全くタイミングが合っていなかった。

 

⇒代打⑦中井大介 1打数0安打

⑧外角低めスライダーを引っ掻けて6⇒④⇒③のダブルプレー

・バッティングが格段に進歩した今年は、彼にとって躍進の一年にして貰いたいし、是非チャンスをものにして欲しい。

 

2④⇒⑥吉川尚輝 4打数1安打

①内角低めの直球を見逃し三振

④外角カーブを引っ掻けてファーストゴロ

⑦真ん中直球を叩いてセカンドが捕球できずに内野安打

⑧外角直球に空振り三振 チェンジ

・まだまだ一流投手には苦労して当たり前で、この経験が未来の躍進に繋がっていく。

 

3⑥坂本勇人 3打数0安打

①外角低めの直球に合わせてセンターフライ チェンジ

④外角カーブを引っ掻けてキャッチャーゴロ チェンジ

⑦真ん中低めのスライダーを空振り三振

・レギュラークラスでは彼が一番気がかりになっている。

・全くタイミングが合っていない打席が続いているのでかなり深刻ではあるが、本番ではガラリと変わる姿を期待したい。

⇒④田中俊太

 

4⑦ゲレーロ 3打数0安打

②真ん中高めの直球に差し込まれてショートゴロ

⑤外角直球を見逃し三振

⑦外角高めの直球に詰まってファーストへのファールフライ

・やや体の開きが早くなっている点は気がかりだが、残り4日間でしっかり調整して欲しい。

⇒⑤辻東倫

 

5⑤マギー 2打数1四球

②外角スライダーをバットの先でセンターフライ

⑤外角カットボールを引っ掻けてサードゴロ

⑦スリーボールから申告敬遠

・しっかりボールの軌道を確認して本番に挑む姿勢を感じた。

⇒代走⑦⑧立岡宗一郎

 

6③岡本和真 3打数1安打 打点2

②外角直球をバットの先でセカンドゴロ チェンジ

⑤内角高めの直球に詰まってレフトフライ チェンジ

⑦真ん中直球を捉えてセンター前へタイムリーヒット 打点2 ⇒送球の間に打者走者は二塁へ(二塁三塁)

・去年とは違って、今年は自分の力で開幕スタメンを勝ち取ろうとしている。バッティングも長打だけではなく、懐の深いバッティングになってるので、脆さもかなり無くなっている。

 

7⑨長野久義 3打数1安打 打点2

③真ん中低めのカーブを空振り三振

⑥内角直球に詰まってファーストゴロ

⑦外角直球を完璧に捉えて右中間フェンス直撃のタイムリーツーベース 打点2

・解説の篠塚氏が指摘していた通り、やや当てに行くバッティングが目立っていたが、最後の打席は狙い球を絞ってしっかり捉えた。

 

8②大城卓三 2打数0安打

③真ん中低めのチェンジアップを合わせただけのレフトフライ

⑥真ん中直球を空振り三振

・ややスイングが外回りでボールを捉える確率が落ちている。

⇒①上原浩治

⇒代打 阿部慎之助 1打数0安打

⑦外角低めのスライダーを空振り三振 チェンジ

・変則左腕に対応出来なかった。

⇒①マシソン

⇒①カミネロ

 

9①野上亮麿 1打数0安打

③真ん中直球に差し込まれてセカンドゴロ チェンジ

⇒①山口俊 1打数0安打

⑥外角直球を見逃し三振 チェンジ

⇒②小林誠司 1死球

⑧左上腕部に死球



【G投手レポート】

☆野上亮麿 3回2安打(HR1)失点2

直球の平均スピードは140キロ前半

変化球はカーブ、スライダー、チェンジアップ

・直球の走りと精度は今春のオープン戦では一番良かった

・打者目線では、彼のスライダーとチェンジアップは嫌なボールにはなっていないので、勝負球で使う場合は細心の注意が必要。そして、配球にも工夫が必要になってくる。

・フォークも持っているが、ここまであまり使っていない。

・初回にツーランを浴びたが、内容的には先発ローテの一角として期待出来るモノを見せてくれた。

 

☆山口俊 3回1安打1三振 失点0

直球の平均スピードは140キロ後半

変化球はスライダー、フォーク、カーブ、カットボール

・オープン戦序盤の投球と比べるとフォームに躍動感が出てきたし、体を大きく使って投げている印象が強くなってる。又、腕の振りも鋭くなっている。

・登板直後は全体的にボールが抜け気味だったが、徐々に指のかかりが良くなっていた。

・この内容をコンスタントに続ける事が出来れば、打線の援護次第では15勝近い結果を残す可能性も十分にある。

 

☆上原浩治 1回0安打 失点0

直球の平均スピードは130キロ後半

変化球はフォーク、スプリット

・ピッチング内容は前回の登板から特に変化は感じなかった。特にボールの切れが良くなっているとも思わなかった。

・全体的にボールが浮き気味ではあるが、コースが間違わないので打者を討ち取る事が出来る。

・やはり、本番でバリバリやってもらうには、もう少し時間が必要かもしれない。

 

☆マシソン 1回1安打 失点0

直球の平均スピードは150キロ前後

変化球はスライダー、フォーク

・気になるのは直球が抜け気味でシュート回転するケースが多くなってる事。特に右打者の外角を狙うときにその傾向が強くなる。

・そしてスライダーを投げるときに腕の振りが鈍くなり、やや押し出すように投げるので打者目線では判別しやすいボールになっている。

・彼の場合は毎年春先は同じような感じでピッチングしてるので、5月頃までは不安定な投球が続く可能性が高く、良くなってくるのは交流戦以降になる。

 

☆カミネロ 1回2四球 失点1

直球の平均スピードは150キロ前半

変化球はカットボール

・直球が制御出来ずに抜けてしまうケースが多かった。又、セットポジションでスピードと球威がやや落ちていた。

・久しぶりの連投だったのでそこは考慮すべきだが、やや不安を感じる内容だった。



【試合結果】

E 200 000 001 3

G 000 000 40× 4

Eバッテリー 岸⇒宋⇒高梨(嶋)⇒ハーマン(足立)

Gバッテリー 野上⇒山口俊(大城)⇒上原⇒カミネロ(小林)

試合は岸に対して無安打だった巨人打線が、二番手投手を一気に攻略して逆転勝ちした。

 

【総評】

・金曜日は則本に豪速球と鋭いフォークで封じられ、土曜日は美馬に横の揺さぶりで詰まらされ、この試合では岸のカーブに翻弄されていたG打線だったが、開幕前にこうした本番さながらの配球で打席に立てた事は、むしろプラスにとらえるべきである。

・これでオープン戦の全日程が終了し、結果的に1位で終えたが、ポジティブな要素だけではなく、やはり課題も浮き彫りになっていたので、ペナントレースに向けて非常に中身の濃い「練習」になった。

・打線に関しては、特に若手の岡本、吉川尚、田中俊、大城が戦力になる目処が立ち、チーム力の底上げに繋がった事は非常に大きい。

・一方で、このオープン戦を通じて特に対右投手との対戦ではまだまだ脆さを感じるので、ペナントレース本番では外野手として存在感のある亀井の力が必要である事も改めて痛感した。

・投手陣に関しては、上原が巨人に復帰したことで、ブルペン陣が厚みを増しただけではなく、先発投手陣に求める役割も変わってきたので、投手陣全体に好影響を与える可能性が高い。勿論、それも「上原の状態がこれからどこまで上がってくるのか?」にかかっているので、不安が無いわけではないが大いに期待したいと思う。

以上 敬称略