昨日から本拠地に戻って広島東洋カープとの3連戦が始まった。
この3連戦のGローテはポレダ・高木勇・田口の3人になるので、相手の先発投手のデキ次第では苦戦が予想される。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 計 | |
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広 島 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 |
巨 人 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
延長12回の死闘の末、Gは負けた。
この試合については、振り返りたくないほど悔しいので、余り多くを語りたくない。
よって議論になってる2点についてだけ触れていきたい。
★21奪三振を喫したG打線
「21」という数は「やられ過ぎ」だと思う。
Gファンが批判的になるもの理解できる。
だが、個人的にはそこまで悪く思っていない。
打者の基本は「2ストライクまでは狙い球を絞って自分のスイングをする事」そして「2ストライクを取られた後はどんなボールにでもタイミングを合わせる準備をする事」
確かに、昨日のG打線は2ストライク後の工夫が足りなかったかもしれないが、それ以上にC投手陣の勝負球が素晴らしかったと考えている。
あくまでも筆者の個人的な考えだが「三振」という結果は一つのアウトに過ぎず「それ以上でもそれ以下でもない」と考えている。
問題はバッティングの内容の方で、立岡やカステヤーノスのような「完全な力負け」と思える内容なら、もっと工夫してほしいところだが、筆者の目には多くのG打者の内容は「そこまで酷いモノではない」と見ている。
昨日のC投手陣は「完璧な内容」だった。
その完璧な投手陣に対して、調子が上がってきたG打線は「真っ向勝負」を挑んだ。
その結果、G打線が完璧に抑えられただけである。
三振より怖いのは振れなくなること
この結果を意識し過ぎてしまって、今日から春先のような「合わせるスイング」になると、間違いなくG打線は泥沼にはまっていくだろう。
★マシソンをイニング跨ぎで使った継投策
11回表のマシソンは、ピンチこそ招いたが、ボールそのものは完璧だった。
最後の梵に対してもかなり粘られたが、集中力を切らさず、直球・スライダー共にミスが無く、素晴らしい内容で三振を奪った。
しかし、 明らかに「目一杯」の投球だったので、個人的には続投という選択肢は全くなかった。
しかも、山口というカードが1枚残っている状況を考えれば。。。。
以下、Gベンチの思惑を考えていく。
当然の事だが、GベンチはC打線を見て継投を考えていたと思う。
12回表のC打線は、7番の田中以外は全て右打者との対戦が予想された。
代打として残っている打者も、新井・小窪という右打者なので、出来ればマシソンに2イニング行って欲しかったと思う。
だが、Gベンチの誤算は前述の梵の粘りだった。
マシソンが目一杯の投球で終えたので、スタミナ的な不安をGベンチも感じたはずで、それを考慮して「先頭の鈴木まで」と考えていたと思う。
では、ここからは筆者の考えを書いていく。
結果論という反論は当然あるかもしれないが、筆者なりの根拠はある。
まず結論から先に言うと「12回の頭から山口を投入すべきだった」
このイニングの広島打線の先頭は鈴木だが、この打者の特徴は「スイングスピードが速く、非常に直線的な打者」であること。
平たく言えば変化球の見極めが甘く、直球には力負けしないスイングする打者である事。
イニング跨ぎのマシソンは、やはり球威が落ちるので、鈴木がボール先行で「直球1本」で待てる状況になると抑えきる事は難しい。
ここは山口の「ボール球を振らせる技術」に賭けて欲しかった。
又、肘を故障して、数年前の球威が失われている今の山口は、前の投手が作ったピンチを完璧に封じ込める状態ではない。
彼の起用は、イニングの頭から使う事に限定した方が良い。
そうすれば、まだまだ山口は十分勝ちパターンの投手として機能する。
筆者には、この試合の最後の最後でGベンチが「受け身の作戦」を取ってしまった事が、C打線に付け入る隙を与えてしまったと思えてならない。
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最後に。。
頭部死球を受けた片岡が心配だったが、大事には至らずホッとした。。。
以上 敬称略