阿部の復活を待つべきなのか?

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前回に引き続いて、今回もコメンターの皆さんから頂いた御意見・御質問に回答致します。

★コメンター「30年のファン」さんからの御意見・御質問

3連敗です!今年は行けると思うと乗っていけないですね!
ただわたしが常々言っていた捕手阿部問題が小林の台頭により解決されつつ有りますね!
彼は守り、特に盗塁阻止にたけていて、後ろにそらすのが少ない!
打撃も以外性をもってバントもこなせそこそこ走れる。
管理人様が彼のことを非常にかっていたのがよくわかります。
後半戦小林でこのままいってほしいです。
さて野手阿部に関して、チャンスでうてなければ話しにならない、使って欲しくないですね!
アンちゃん、村田、吉川で内野は廻すべきです!
もう8月、いつまでもあなたの復活を待ってられません。
衰えたと見るべきです!
ファンの方もいるなか大変失礼ないいかたかもしれないが、あるファンの気持ちを代弁しました。
管理人様はわたしの意見どう思われますか?

☆筆者回答

阿部については、厳しい判断が迫られています。
「見切るのか?」「復活を根気強く待つのか? 」
これは「現場責任者である監督」と「編成責任者であるGM」の考え方一つだと思ってます。 

「若手を使う」という選択肢や、アンダーソンをファーストで起用する選択肢も、十分考慮すべきだと思います。
しかし、技術的観点で冷静に見れば、彼らを起用したとしても、残り試合で劇的に打線が良くなるとは思えません。
つまり、あくまでも優勝を目指すのであれば「阿部の復活」というギャンブルに賭けるしかないと思っています。

しかし、これはあくまでも「今季の優勝」に拘る事を前提にしているだけで、平たく言えば「将来的にはマイナス」になると思っています。

来年以降の事を考えれば、「ここで阿部を見切る」という方針は、組織のトップとしては当然の考え方だと思います。
力が落ちた選手を見切って、可能性のある選手を起用する事は、理にかなっていると思います。
勿論、阿部の復活を信じて起用し続け、今後復活する可能性する可能性も全く無いわけではありません。

しかし万が一、復活しなかった場合は、その期間に費やした時間が全く無駄になります。
まだ伸びしろのある日本人選手の居場所を奪うわけですから。。。。

又、仮に残りの試合で「そこそこの成績」で阿部が終えた場合は、来年以降も彼を起用する可能性が高くなります。
しかし、それによって外国人補強に大きな支障が出てきます。
彼があくまでも主軸として考えているなら、ファースト以外のポジションを守る外国人を選ぶ事になるわけですから、当然ながらバッティングに特化した外国人選びにはなりません。
よって、ハズレを引く可能性は極めて高くなります。
これはチーム編成上では大きなリスクとなります。

そして、FA・トレードによる補強に大きな支障が生まれます。
少なくともあと2~3年は彼を主軸として期待しているのなら、当然ながら彼のポジションであるファーストについては軸になり得る選手を獲得しないでしょう。
これも非常にリスキーです。

一方で、日本人球界最高年棒の彼を「見切る」という事は、それなりの「覚悟」が必要です。
チームに与える影響と阿部自身がどう考えるのか?
勿論、表立っては影響が無いように見えると思いますが、下手すれば内部からチームが崩れる状況になりかねません。
阿部と苦楽を共にしてきた選手たちと、それ以外の選手たちとの間に、微妙なすきま風が生じる可能性は否定出来ないと思います。
この辺りの対処については、組織のトップとしての器量が求められます。

又、本来なら、チームの顔として長野と坂本が全面に立っている筈でした。
阿部はあくまでも彼らのサポート役として、チームに睨みを効かせる役を担うべきでした。
しかし、彼らの伸び悩みで、阿部が批判の矢面に立たされている状況が続いている事は、とても残念でなりません。
原監督の最大の誤算は、ここだったと思ってます。
技術的な限界を感じる彼らが、本来の軸として成り立たないのであれば、チームを最初から作り直さねばいけません。

完成された組織(チーム)を壊して再び作り直す事は、凄まじいエネルギーと多大の時間が必要になります。
そして我々ファンも覚悟が必要です。

但し、筆者は「若い選手を使え」という意見には、若干の違和感を覚えます。
個人的には「伸びる可能性のある選手を使え」という考え方です。
今の時代は、トレーニング方法も進化してるので、若手・中堅・ベテランという明確な線引きは無くなっていると思います。
個人的には「伸びしろがあるか?無いか?」を見るべきで、年齢は二の次という意見です。

よって、若い選手なら誰でも1軍で起用すれば良いという訳ではなく、将来的にレギュラーとして考えてる選手なら「少々打てない期間が長くても使え」という考え方です。

この観点で考えると、中井・橋本・大田・立岡・小林ら20代中盤の選手には今でも期待しています。
若い選手では岡本ですね。。
残念ながら、他の控えクラスの選手については個人的には伸びしろを感じません(ファンの方ごめんなさい。。)

あと、既にレギュラークラスの選手では、今年で33歳になる亀井には伸びしろを感じます。

兎も角、今季オフのドラフトが非常に重要と考えています。

以上 敬称略