【試合総評】4連覇はかなり厳しくなったと言わざるを得ない【セ公式戦 GvsB 19回戦 DvsG 18・19回戦 8月13・14・15日】

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ここ3試合の内容・結果を見ると、正直言って4連覇は厳しくなったと言わざるを得ない。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
DeNA 0 0 0 0 0 0 0 0 3 3
巨 人 0 0 0 0 1 1 0 0 0 2

9回表の菅野続投については意見が分かれるところだが、個人的には様々な事を考えると「まあ妥当かな」という感想しかない。
菅野の調子そのものは、今季ベスト3に入るほど良かったし、球数的にも続投という決断は妥当だと思う。
但し、相手打線の早打ちで目立たなかったが、バッテリーに若干の投げ急ぎを感じていたので、その部分だけは気になっていた。

「前日の試合で見事な火消しを務めた澤村を使って欲しかった」という声もあるが、あの試合だけでは監督の信頼を得る事が出来なかったようだ。
澤村もさぞ悔しいと思っているだろうが、冷静に考えれば、抑えを信頼できないチームでは優勝出来ないという事なのかもしれない。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
巨 人 1 1 0 3 0 0 0 2 0 7
中 日 0 1 0 0 1 0 0 0 0 2

勝った事は喜ばしいが、内容的には薄いというしかない。
その象徴となるプレーが「打者ポレダに対しての満塁スクイズ」である。
こんな成功率が極端に低い愚策を命じなければ、得点を期待できないとは寂しい限りである。

この試合のネイラーなら、もっと序盤で大量得点出来たし、相変わらず守りのミスが絡んで無駄な失点を相手に与えていた。
その影響で、ポレダがヨレヨレの状態で5回で降板する事態に繋がってしまった。

吉川の活躍は喜ばしい限りだが、懸念していたスローイングで、ミスが2度出たのは反省してもらいたい。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
巨 人 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
中 日 0 0 0 0 0 3 0 0 X 3

毎年、春先のスリリングな作戦(ダブルスチール・スクイズ等)の原野球に、しばしば選手がついていけないのは、Gファンではお馴染みの光景だが、 今年は今の時期でも同じギャンブル野球をやっている。
筆者は送りバントを決して肯定している訳ではないが、作戦は「機に見る敏」でなければならない。
初回の立岡のスチールはまさにギャンブルだった。

筆者がこの場面で気になったのは「作戦が苦し紛れ」に見えること。
振り返ると、立岡がヒットで出塁した後、監督は吉川に初球に送りバントを命じたが、これがファールになってしまった。
そして立岡にスチールを命じたが、Dバッテリーは完全に読んでいた。
まだ経験が浅い若いバッテリーに、このように読まれてしまう作戦は「愚策」という他ない。

満塁の場面で阿部を代打に送ったケースについては、去年までの相性を考慮した上での阿部起用だと思うが、最近の調子を考えたら高橋由の方がベターだったと思う。
まあ、結果論になってしまうが、チャンスが来れば何でも「阿部頼み」という起用は、疑問を感じざるをえない。

その阿部については「打ちたい」という気持ちが先行して、最悪の結果となってしまったが、彼こそ「冷静にプレーしてほしい」
あの場面で、一番やってはいけないのが、内野ゴロになるボールには手を出さないこと。
つまり、低めのボールに手を出したり、外のボールを無理に引っ張る事は、カウントが追い込まれるまでは避けなければならないが、彼は外寄りのツーシームを強引に引っ張ってしまった。

確かに当たりは悪くなかったが、相手バッテリーからしたら「狙い通り」という事である。

【上記3試合で気になった事】

原監督の立場で考えれば「自分が動かして点をもぎ取るしかない」という思いだろうが、これに選手がついていけなかったり、相手に簡単に見破られてしまうようでは「自滅」に繋がってしまう。
こういう戦い方を続けてしまうと、ベンチと選手との間に微妙なズレが生じてしまう。

【今後の展望】

はっきり言って、Bとの3試合目を落としたことで、優勝する確率がかなり低くなったと言わざるをえない。
これで、首位Tとの負け数の差が4つに広がった。
ゲーム数を多く消化しているGが、一番気にしないといけないのが負け数になる。

長い間プロ野球を見てきた筆者の感覚では、首位との実質的なゲーム差は「負け数の差」と思っている。
よって、現在TとGは4ゲーム差が開いている事になる。 
更に突っ込んで言えば、Gが優勝するには「他力本願的な要素」が多分に含まれないと厳しいと思っている。

まあ。。GがT戦の残りを全勝すれば話は別だが。。。 

以上 敬称略