【選手雑感】片岡治大の明るいキャラクターがチームの雰囲気を変えている【セ公式戦 GvsT 19回戦 8月19日】

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野球というのは本当に怖いスポーツである。

今年のG打線の不甲斐なさを見ていると、序盤の能見に対してノーヒットで終わっている方が「普通の光景」に感じていた。
むしろ日曜日のD戦の最終回のように、絶好のチャンスを一瞬で潰してしまい無得点に終わる事にも慣れ始めている。

しかし、昨日のG打線は違っていた。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
阪 神 0 3 0 0 0 0 0 0 0 3
巨 人 0 0 0 0 12 0 0 0 X 12

まさに夢を見ているような5回裏だったが、どんな事にも必ず「原因」がある。
その最大の理由はT側の拙攻にあったのは言うまでもない。

まず、2回は連続HRで2点奪い、更にチャンスを広げて1点加点したが、その後の満塁のチャンスをモノに出来ずにトドメを刺せなかった。
更に4・5回のチャンスでも追加点を奪えず、結果的にはこれが引き金になってしまった。

もう一つT側に原因があるとすれば、それは能見のピッチングスタイルにある。
弊ブログでは度々指摘していたが、去年辺りから能見のピッチングフォームに「無駄な力み」を感じるので、打者目線ではタイミングが合いやすいフォームになっている。
このような状態でピッチングを続けていくと、回を追って打者がボールに慣れたり、球威が落ちてくると一気に捕まるケースが出てくる。

【G投手雑感】

★内海哲也
今の球威では東京ドームの登板は怖い。
初回のピッチングは確かに画面上ではボールにキレを感じたが、相手の読みを外していた事の方が討ち取った要因としては大きく、相手の狙い球を投げてしまうと簡単に弾き返されてしまう。

もう一つ気になるのは、大きく曲がるスライダーに良かった時のキレを感じない事。
新井に喰らった1発は、本人もショックを受けたと思う。

★土田瑞起
登板直後のピッチングは、フォークが浮いている状態だったので、やや結果オーライの側面が強いが、徐々に低めに集まり5回のピンチも凌ぎきった。

フォーク・スライダーのキレは、既に1軍レベルと言える。
直球も確かに良くなっているが、1軍の勝ちパターンの一員になるには、両サイドへの制球をもっと上げなければならない。
2軍では簡単に空振りしてくれるフォークも、1軍では効果的に直球を使えなければ空振りしてくれない(ゴメスから三振を奪ったピッチングを大切にしてほしい)
1軍の打者と2軍の打者の決定的な違いはここにある。

幸い、気持ちの強さを感じる投手なので、これから1軍での場数を踏んでくれば、もっと良いボールを投げると思う。

★小山雄輝
確かに無失点で抑えたが、内容的には不満が残る。
特に先頭打者に対するピッチングに甘さを感じた。
低めに決まる直球は角度を感じ、打者目線ではかなり打ちづらいボールだが、半数以上が抜け気味で高めに集まっていたのが残念だった。

【G野手雑感】

☆立岡宗一郎
この試合でも2度出塁し、キッチリ仕事を果たした。
特に第3打席に2塁打は、5回の攻撃が同点で終わりそうな雰囲気を一気に変える貴重な一打だった。

個人的には、この場面(小林の3塁進塁を含む)こそが、今日のポイントと見ている。

☆片岡治大
彼の持つ「攻撃的な姿勢」と「彼が作り出す明るい雰囲気」がチームに好影響を与えている。
前者で現れていたのが、坂本の3塁線に抜けた2塁打で1塁から一気にホームまで帰ってきた走塁。
後者は「手を広げて上半身をクネクネさせるポーズ」

彼は西武時代からチームのムードメーカーだったが、それがGでもようやく浸透しつつある。

バッティングについては申し分ない。
相変わらず手元まで引き付けて、しっかり叩いているので打球が速い。
強いリストを活かした見事なスイングである。

☆坂本勇人
個人的にはあまり状態が良くないと見ているが、昨日も周囲に乗せられてタイムリーを放った。
彼には今日の藤浪攻略を期待したい。

☆阿部慎之助
最後の打席でようやくバットのヘッドが抜けるスイングを見せたが、状態は引き続き本来のモノではない。
彼も今日の藤浪との対戦で真価が問われることになる。

☆長野久義
ビッグイニングの口火を切るヒットはお見事だったが、彼も状態は良くない。

一つ苦言を呈するなら、相変わらず走塁が雑である事。
5回の村田2塁打の場面で、彼は2塁走者として打球判断が遅く、1塁走者の亀井に追い付かれそうになっていた。
コメンター「オールPキング」さんが指摘されたように、怪我に繋がりかねないプレーなので反省してほしい。

長野と亀井の野球センスに大きな差を感じる場面だった。

☆亀井善行
能見と山本の左腕2人に対して、右肩の壁をしっかり作って対応していた。
特に山本から放った2塁打は素晴らしい内容で、今後の活躍を予感させる一打だった。

☆村田修一
大逆転勝利の立役者で、2試合連続でヒーローとなった。

状態は相変わらず良い。
特に内角低めのカットボール気味の直球を、レフト線に綺麗に弾き返したバッティングは好調の証と見ている。

☆小林誠司
しっかりボールを見極めて、しぶとくタイムリーを放ったバッティングと、立岡の打球で果敢に3塁まで到達した走塁は見事だった。

この一連のプレーによって、同点で終わらずに2次・3次攻撃に繋がる流れを作った。

☆井端弘和
代打で登場してベテランらしくボールをしっかり見極めて、1球で同点となる犠牲フライを放った。

バッティングの状態は正直良くない。
やや体の開きが速いので、打球に力強さが無い。
あの犠牲フライも本人は決して満足しなかったと思う。

【第3戦に向けて】

試合消化が遅く、負け数が少ない首位タイガースを、精神的に追い詰めていくには、この3連戦は何が何でも3タテしなければならなかった。

初戦はマイコラスの奮闘と村田の活躍で快勝し、昨日の第2戦は打線の大爆発で一気に逆転した。
ここまでは思惑通りの2連勝となり、タスキはエース菅野の手に渡った。

ここまで来ればエースに託すしかない。
打線はどんな形でも良いので藤浪から得点を奪い、エースは「その得点を絶対守り抜く
」という強い気持ちで望んで欲しい。

ここまで山口・マシソン・澤村を温存できているので、彼らの力も試合展開次第では必要になるかもしれない。
しかし、個人的にはマイコラスと同様に「ゲームを支配するピッチング」を菅野には期待したい。
前回の屈辱をバネに。。。。

以上 敬称略