最終決戦の舞台は整った!【セ公式戦GvsC25回戦9月24日】

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週末を「決戦」にするには、苦手としている広島に対しても負ける訳にはいかない。
現実的に考えるとヤクルトが今のDeNAに負けるとは思えず、巨人は絶対勝たねばならない。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
広 島 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
巨 人 0 0 0 2 0 0 0 0 X 2

結果は巨人勝利に終わり、ヤクルトも勝ったので、週末の2連戦が文字通り「雌雄を決する戦い」となる。

【イニング別雑感】

★1回表 マウンドにはマイコラス
①丸は中堅にヒット、無死一塁
②菊池は空振り三振(送りバントミス)
③松山は一塁ゴロ、二死二塁
④エルドレッドは空振り三振

先頭の丸には手探り状態のマイコラスだったが、菊地から三振を奪った事(送りバントを許さず)で、投球にいつものリズムが生まれた。

☆1回裏 マウンドには野村
①立岡は二塁ゴロ
②片岡は一塁ゴロ
③坂本は中堅フライ

野村の方は立ち上がりから完璧だった。
ボールのキレ、コントロール共に素晴らしい状態で、巨人打線が苦労する事を予感させる内容だった。

☆4回裏 マウンドには野村
①立岡は中堅にヒット、無死一塁
②片岡は送りバント、一死二塁
③坂本は左翼に2ランホームラン、巨人先制、2対0
④阿部は空振り三振
⑤長野は三塁ゴロ

野村に対しての初ヒットは、この回の先頭の立岡から生まれた。
そして、すかさず片岡が送りバントをキッチリ決める。
ここまでの流れは初回の広島とは対照的で、巨人は確実にチャンスメイクした。
そして、そのチャンスを坂本が一発で仕留めた。

☆6回裏 マウンドには野村
①マイコラスは左翼に二塁打、無死二塁
②立岡の打席でマイコラスは三盗失敗(飛び出す)
③立岡は二塁ライナー
④片岡は投ゴロ

マイコラスのラッキーな2塁打で思わぬチャンスを作ったが、立岡の打席で2塁走者のマイコラスが飛び出してしまうというミスが生まれた。
個人的に思ったのは、2塁走者のマイコラスを送りバントで3塁に進めるという作戦が「得点を奪うことに繋がる作戦だったのか?」という事。
残念ながら、マイコラスがアウトになる事は十分予見されたと言わざるを得ない。
立岡のバント能力、マイコラスの走塁能力、これらを総合的に考えると「逆にギャンブル性の高い作戦」ではなかったのか?
ここについては疑問に感じた。

★8回表 マウンドにはマイコラス
①安部は中堅にヒット、無死一塁
②石原の代打・ロサリオは左翼フライ
③野村の代打・小窪は中堅にヒット、一死一二塁。

マウンドには2番手の左腕・山口
④丸は二塁ゴロ、二死二三塁
マウンドには3番手の右腕・マシソン
⑤菊池は中堅フライ

7回表のマイコラスのピッチングは、明らかに最後の力を振り絞るような投球だった。
そう感じるくらい7回表のピッチングは素晴らしく、150キロを超えるボールを連発して力でねじ伏せていた。
よって、この8回表の続投には驚いた。
やはり、マイコラスに余力は無かったようで、ボールのキレも落ちていたし、制球力も落ちて高めに浮くケースが目立ち始めていた。

★9回表 マウンドには澤村
①松山は遊撃ゴロ
②エルドレッドは空振り三振
③田中は中堅フライ、試合終了

最後は澤村が完璧な内容で締めてゲーム終了。
巨人の勝利で終わった。

【G投手雑感】

☆マイルズ・マイコラス
「故障離脱前の状態に戻った事」を確信する内容だった。
彼の最大の魅力はストライクゾーンで勝負できること
決して細かいコントロールがあるわけではないが、直球を内と外に投げ分ける事が出来る。
特に打者の懐に思い切って突っ込んでいけ
るので「踏み込んだスイング」をさせていない。
よって、少々カーブやスライダーが甘くなっても、打者はバットに当てるのが精一杯になる。
昨日は直球が走っていたので、この傾向が如実に現れていた。

又、直球はツーシーム、カット、フォーシームと投げ分けているので、打者は手元の微妙な変化に対応できていない。
140キロ前後のツーシーム(カットボール)と、150キロ前後のフォーシームには球速差があるので、この部分でも打者は面食らっている。

☆山口鉄也
やや甘いスライダーを丸が打ち損じてくれたが、ボールのキレも確実に良くなっている。
マウンド上でのしぐさ等を見てると、かなり自信が甦っているように感じる。

☆スコット・マシソン
菊地に上手くスライダーを拾われたが、立岡の好プレーで事なきを得た。
彼もここに来て「開き直っている印象が強い」
直球のスピードは一頃に比べて増している。

☆澤村拓一
前日に久しぶりの失点を奪われたが、悲観するような内容ではなかったので心配していなかった。
この試合でも「状態の良さ」を十分に感じさせる内容で、心身ともに充実している。

【G野手雑感】

☆立岡宗一郎
決勝点の起点となったヒットと、ピンチを救ったビッグプレーでチームの勝利に大きく貢献した。
但し、後者のファインプレーについては「捕球時のグラブの出し方」が誉められるものではなく、落球してしまう危険性もあった事を指摘しておきたい。

☆坂本勇人
水曜日の阪神戦から左足の踏む込みが良くなり、この試合では左膝の割れを我慢して体の開きを遅らせるスイングに変わっていた。
これがあのHRに繋がったと見ている。
膝元のシュートに対して、体の回転で弾き返した見事なスイングは圧巻だった。
そして次の打席でも、外の変化球を強引に引っ張り込む彼独特のスイングでライナー性のヒットを放った。
ヤクルトとの決戦を前に、頼もしい男が調子を戻した。

☆阿部慎之助
7回裏、先頭の坂本はヒットで出塁した後の打席で、彼はセーフティーバントの姿を見せた。
恐らく自分で判断したモノだったと思うが、この姿勢は素晴らしいと思う。
但し、逆の見方をすれば「それだけ調子が悪いと自覚している」という事にもなる。
この試合は何とか坂本のHRだけで逃げ切ったが、明日からの決戦ではそういう訳にはいかない。
彼が相手の4番畠山以上の活躍を見せないと、2連勝は夢物語になる公算が強い。

技術的には何度も指摘している通り「右膝の割れが早い」ので、相変わらず手打ちに見えるスイングが多い。

☆長野久義
昨日の内容はそんなに悪くなかった。
バッティングの状態はやや上向きと見ている。

☆亀井善行
彼の場合は確実に状態が上がっていると思う。
かなりバットのヘッドが抜けるスイングが増えてきた。

☆岡本和真
技術的なポイントは前回指摘した事と変わっていない。
果たして原監督は週末の決戦で彼をスタメンから使うのか?
それとも寺内や井端を起用するのか?
ここは注目したい。

☆小林誠司
結果は出なかったが、バッティングの状態は上がっている。
元同僚の野村という事を差し引いても、タイミング的には合っているスイングが多かった。

【総評】

阪神と同じで、広島にも「元気の無さ」を感じた。
打線は淡白さが目立ちマイコラスを助けていたし、細かいミスも多かった。

巨人打線については、個々の状態は上がってきていると思う。
坂本・亀井・長野・小林は良くなる兆しを感じるし、立岡・片岡も悪くはない。
但し、心配なのは阿部の状態である。
彼が打点を稼ぐ展開にならないと、ヤクルトに対して勝つことは出来ない。
元気のない阪神や広島に対して投手陣の踏ん張りで誤魔化す事が出来るが、ヤクルト相手にはそうはいかない。
やはり打線の援護が無くては厳しい。

投手陣は勝ちパターンのリリーフ3人の状態が上がってきたのは心強い。
仮にリリーフ勝負になっても十分戦える状態になったと思う。

以上 敬称略