【試合総評】疑問が残るG1軍打撃コーチの指導力【交流戦 FvsG 2回戦・6月10日】

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弱い! 残念ながら認めざるを得ない。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
巨 人 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
日本ハム 0 2 0 0 0 0 1 0 X 3

Fファンには大変失礼だが、昨日の浦野から無得点で終わるようでは失望感しか浮かばない。
その後に投げたメンドーサも決して状態は良くなかった。

では「G打線の何処が問題なのか?」 筆者なりに考えてみた。

昨日の浦野は確かにフォークが低めに決まっていたので、慣れていない1巡目は凡打を重ねても仕方がない(それでも状態が良ければ序盤で攻略の可能性有り)
だが、2巡目以降も同じパターンで凡退を重ねていく姿は、見ている側には歯痒さしか残らない。
先発投手として纏まってはいたが、打者の立場で見れば厄介なボールは一つもない。
フォークもスピードが遅いタイプなので、見極めが難しいボールではない。
又、コーナーにビシビシ投げる制球力が有るわけではない。
事実、昨日の試合でも逆球は結構多かったし、高めに抜けるボールもあった。
しかし、昨日の各G打者(アンダーソン・相川除く)は、浦野に対して全くタイミングが合っていなかった。

筆者がG打線について気になるポイントは
①狙い球を絞って打席に立っていない(準備が出来ていない)
②ボールを追っかけてしまう打者が多い(タイミングが合っていない)
③ファーストストライクを強振出来ていない

①については若手選手に多く見られる傾向で、現在の1軍メンバーでは橋本・大田が特に目立つ。
試合後に担当コーチの指導があるのか分からないが、仮に何も行っていないのであれば危機意識が薄すぎる。
コーチは単なる技術指導だけではなく「狙い球の絞り方」「打者本人への攻め方の分析」など、より実戦に即した指導を行う必要がある。
こういう指導をキャンプ中から徹底して叩き込み、公式戦に入って自分で考えるようにならないと話にならない。

②については、打者として調子が悪くなると、如実に現れてしまう悪い癖ではある。
タイミングが合わない事が、そもそもの原因だが、一度崩れてしまうとなかなか元には戻らない。
G選手の多くも同じ悩みを抱えているが、特に長野については如実に現れているし、坂本も元々これで悩んでいる。

投手のモーションにタイミングを合わせようとすると、どうしても遅れ気味になってしまう。
何故なら「相手に合わせてしまっている」からである。
実はここが勘違いするポイントで、相手に合わせようとすれば微妙に始動が遅れてズレが生じている訳である。

これを修正する事は、言葉にすれば簡単ではある。
相手のモーションに合わせて始動するのではなく「早めにトップを作ってしまって、自分のタイミングでスイングすれば良い」

アンダーソンは去年の交流戦の頃までは右足を高く上げて、投球モーションに合わせてタイミングを取っていたが、日本の投手のクイックモーションが上手いので、トップをしっかり作れない状態のままスイングしてしまう事が多かった。
こうなると強いスイングが出来ないので打球も弱い。
カーブ攻めで緩急をつけられて苦しんでいたのはこの頃だった。
しかし、彼はここから自分の弱点を修正した。
投手がモーションに入る前からトップを作り「自分から仕掛ける」バッティングに変えていた。

だが、これも当然ながら副作用はある。
やはり直球に対して差し込まれるケースが増えてしまうので、打者はこれを行う事を躊躇してしまう。
又、バックスイングが浅くなりがちなので、逆に十分な「間」を作れないケースも多い。
この悪い例としてはG村田が思い浮かぶ。
彼も早めにバックスイングしてトップを作ろうと一時期試みていたが、なかなか直球を捉えられないので、逆にバックスイングが小さくなってトップの位置が浅くなり「間」を取れない状態になってしまった。

だが、アンダーソンはバックスイングを大きく取って、投げたボールを長く見る「間」を作る事に意識を置いた。
当然、直球に対しては差し込まれるケースが多くなるが、彼はこれを問題視していないように見える。
「詰まる事を恐れて前でスイングする意識」よりも「詰まる事を良しとして甘い変化球を捉える意識」の方が強い。
彼はなかなかクレバーな選手である。

無論、彼と長野や坂本とでは、体力・バッティングスタイルが違う選手ではあるが、バッティングの基本的な考え方に変わりはない。
彼らにも十分参考になるバッティングだと思う。

そして③については、①と②が修正されないと実行する事は難しい。
まずはそれを行う為のステップを踏む必要がある。
その上で、コーチの「適切な導き」が需要になってくる。
前述の修正法は一例に過ぎず、他にも方法は色々ある。

コーチの仕事の中心となる技術指導は、基本は同じなので大きな差はない。
仮に優劣があるとすれば、調子を崩している打者に対しての指導の方法、つまり状態を上げる為の「引き出し」の多さがポイントになる。

果たして現在のG1軍打撃コーチはどうなのだろうか?
ここ最近は特に、監督自ら不調選手に指導しているケースが多い。
結果だけではなく内容も見ていくと、コーチ陣の指導力について疑問を感じざるを得ない

以上 敬称略


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