【試合総評】相手投手にプレッシャーを与える事が出来ないG打線【交流戦 MvsG 2回戦・6月13日】

また負けた。。
「坂本の牽制死」「チャンスで1本出ない」「山口がダメ押しHRを打たれる」「6回を踏ん張りきれない杉内」等、指摘しなければならない事は山ほどあるが、根本的な敗因はそこではない。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
巨 人 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1
ロッテ 0 0 0 0 0 2 0 1 X 3

「相手投手にプレッシャーを与える事が出来ないG打線」
筆者が考える敗因はこれである。

昨日もQVCマリンフィールドは強烈な風が舞っていた。
球場の風速表示はホーム方向へ強く流れていることを示していたが、実際に高く上がった打球については風の影響をモロに受けて戻されていた。
しかし、ここは球場を覆う壁が非常に高いので、外野方向から流れる風がバックネット裏の高い壁に跳ね返り、逆にそれほど高く上がらない打球については逆に伸びていく。
つまり、風速表示とは真逆の効果を生んでいるケースが多々ある。&nbsp
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ここを本拠地にしているM打線は、追い込まれるまでは積極的に強く叩く意識でスイングしていた。
高く打ち上げなければ長打になる確率が高い事を熟知しているからである。

対するG打線は、初球から強く振る打者が非常に少なかった。
特に6回までの攻撃は酷かった。
確かにM石川もコーナにしっかり投げ分けていたが、カウント球からコーナーにビシビシ決まっていた訳ではない。 
最初からG各打者のスイングが緩いので、石川は簡単にストライクを先行させている。
つまり、石川にプレッシャーを感じさせる打者が皆無だった訳である。

私が石川の立場でGスタメン各打者と対峙した時に、プレッシャーを感じる打者は高橋由・堂上だけ。
失礼だが、他のG打者には「初球から強く振る怖さ」を全く感じないので、躊躇無くストライクゾーンでカウントを稼ぎにいく。
ストライクを先行させる事が難しくないので、追い込んだ後にはボール球を振らせる事も難しくない。
G打者からすれば、若いカウントで甘いボールを仕留めきれていないので、少なからず「気持ちの焦り」が生まれている。
その事が最後にボール球を振らされる最大の原因に繋がっている。

「甘くなったら長打を打たれる」
この事を強く意識している状況で投げると、どうしてもボール先行になってしまう。
そうなるとストライクを欲しがる事もあるし、逆に腕が振れなくなってしまう。

実際に、7回表に堂上が初球を強振してHRを放った直後から、明らかに石川の投球リズムに変化が現れていた。
初球からカウントを稼ぎに行けなくなり、腕の振りも筆者の目には甘く感じた。

かつて、上記のパターンはG打線の専売特許だった。
狭いドーム球場を本拠地にするG打線は、相手投手からしたら「ソロHRならOK」という認識をされていた。
阿部・小笠原・ラミレス・谷・由伸・長野・坂本・村田・ロペス。。。
彼らに共通していたのは、初球の甘いボールを簡単に見逃さない「凄み」だった。
この「凄み」を肌で感じた相手投手の攻め方は当然「消極的」になるケースが多くなる。
初球から「ストライクの直球」でファールを打たせようとする配球は、一部の剛球投手を除けば滅多にお目にかかれない。

勿論、統一球問題を経て、現在使用ししているボールが以前より低反発になっている事も大きな要因の一つではある。
しかし、この事が全ての原因と決めつけてしまう事には違和感が残る。
実際、今の低反発球でもHRをガンガン放っている選手が居るからである。

又、今の攻撃スタイルだからこそ「3連覇」を達成する事が出来たという意見も、決して全面否定するつもりはないが、これとは別の要素(リリーフ体制の確立など)が要因になっているとも思える。

何故、今のG打線は「相手投手にプレッシャー」をかける選手が少なくなってしまったのか?
阿部・村田不在ならある意味当然かもしれないが、彼らがスタメンに名を連ねても劇的には変わらないだろう。
「ドラフト戦略の失敗」「結果重視のスイング」など、様々な要因が考えられるが。。。

勿論、他球団も打線に悩んでいるチームは多い。
決してGだけの問題ではないだろう。
又、ホークスという資金力があるチームが「本気」になっている事で、FAで良い選手を獲得出来なくなっている事も大きい。

だが「時代が変わったので仕方がない」と言って諦めてしまっては、益々Gが「魅力に乏しいチーム」に成り下がってしまう。
少なくとも筆者がGファンを続けている理由は、頭や心の中でずっと「他球団とは別の次元の野球を見せてくれるチーム」と思い込んでいるからである。
時代は少しずつ変わり、良い選手は他球団にも集まっているので、Gが苦戦するのも当然と言えるし、そんな中で3連覇を達成している事は素晴らしい快挙だと思うし、今年も優勝する可能性は大いにあると思う。
実際「スモールベースボール」という分野では、Gが抜きん出ていると思う。

しかし、悪く言えば。。それだけになってしまっている。
今のままでは、たとえ優勝しても日本一は難しいし、来年以降は。。。

今年はオールスターのファン投票で、G戦士が選ばれない事が濃厚になっているという。。
筆者は非常に悲しい。。。

球団はこの事実をしっかり受け止めてほしい。

以上 敬称略

追伸
シーズン中に、このような記事を書くつもりは有りませんでしたが、「今だからこそ」あえて書きました。。
不快に思ったGファンの方も居られると思いますが、何卒ご理解ください。。。


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