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【試合総評】村田修一の男泣き【セ公式戦 GvsT 12回戦 7月10日】

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この歳になると、どうしても涙もろくなる。。。
村田のヒーローインタビューを見ていたら、思わず貰い泣きしてしまった。

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阪 神1000001002
巨 人02000200X4


彼は開幕からどれだけ辛い日々を送ってきたのか。。。
子供から「パパ最近ホームラン打たないね」なんて言われたら、恐らく何も言い返せない筈だと思う。
ただ、ただ、子供の前では苦笑いを浮かべる他無いだろう。
そして、そんな状況が約2ヶ月以上続いていたのだから、本人もさぞかし苦しかったと思う。

たまたま子供が観に来ていた試合でHRを放つ事が出来たのは、彼にとってはこの上ない喜びだったと思う。
チームの勝利に貢献し、家族の絆を再確認した逆転HRは、彼の野球人生で忘れられない一時であっただろう。
神様も粋な演出をしてくれるものである。

更に、Gファンにとっても嬉しいエピソードが、彼のインタビューで語られていた。
それは、「高橋由兼任コーチと村田との特訓について」だった。
二人が午前中からドームで特訓を行っている姿を想像するだけで、ワクワクするのは筆者だけだろうか?
由伸コーチも「ホッと」しているだろうし、指導者として本当に嬉しかったと思う。

この試合はGファンの筆者にとっても「心に残る最高の試合だった」

【選手雑感】

★アーロン・ポレダ
調子については可もなく不可もなく、彼なりに良い内容だと思う。
ややスライダーが多かったが、突然制球を乱すような場面も無かったし、相手打者を攻める姿勢を貫いていた。

相手の足を絡めた攻撃で幾度かのピンチを招いていたが、最後まで気持ちを切らさずに集中していた。
初回の失点についても、彼にとってはアンラッキーだったが、冷静さを失っていなかった。

これで対T戦は4勝無敗となり、「虎キラー」と言っても差し支えない。

★立岡宗一郎
点差を3点に広げる貴重なタイムリーを放つ。

第1・第2打席で、緩急と高低を使われ完璧に封じられていたが、簡単には終わらなかった。
合わせて15球投げさせて、十分メッセンジャーを苦しめていた。
そして第3打席では、内角低めの直球を詰まりながらもしっかり振り抜き、野手の間を抜けるヒットを放った。

この試合の対メッセンジャーの内容こそが、彼が成長している証だと思う。

★堂上剛裕
久しぶりに、彼らしい「割り切り」を感じるタイムリーを放った。
しっかり狙い球を絞って打席に立つ姿は、D時代に筆者が感じていた「勝負強い堂上剛裕」だった。

★加藤健
初回の送球ミスをバットで十分に取り返した。
村田と共にメッセンジャー攻略の大殊勲者である。

【試合総評】
Gの試合内容については、終盤で追加点を奪っていれば完璧だったが、最後に投げた澤村が抜群の投球を披露した事で十分だと思う。

メッセンジャーが最後までピリッとしなかった最大の要因は、テレビ中継でも指摘していた阿部への3つの四球だと思う。
やはり、必要以上に一発を警戒してしまい、投球を窮屈にさせていた。
結局、下位打線の3人(6番阿部・7番村田・8番加藤)との対戦機会9度のうち、7度の出塁(HR含む)を許してしまった。
1番から5番の上位打線に対しては1安打(3四球)と封じていただけに、下位打線に集中打を許してしまった事が非常に痛かった。

逆にGにとっては、阿部がメッセンジャーから四球を3つ奪った事実は、今後の戦いへ向けて自信を持つ大きな材料となった。
メッセンジャーが過剰に警戒していたのは、阿部に「不気味さ」を感じていたからであって、直感的に「甘いボールは仕留められる」と思ってしまったからである。
つまり、相手投手に与える「威圧感」が、打席で出てきた証拠とも言える。

坂本を除くG各打者の立ち姿に、交流戦当時とは違う「自信」を感じる場面が目立ちは始めてきたので、次に対戦する好調・藤浪を攻略する事が出来れば、Gに大きな流れがやってくるかもしれない

以上 敬称略

今回は筆がどうしても進まない。。。何でだろう。。。
立岡・加藤の必死さ。。。。堂上の気迫。。。村田の一発。。。
そして。。。涙のヒーローインタビュー。。。
村田さんごめんよ。。。。実は期待していなかったんだよ。。。有り難う!!