【試合総評】心身ともに疲れを感じる高木勇人【セ公式戦 BvsG 11回戦 7月13日】

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誕生日を勝利で飾りたかったG高木勇だったが、内容・結果ともに最悪だった。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
巨 人 0 0 3 0 0 1 0 0 0 4
DeNA 2 2 1 0 0 0 2 0 X 7


序盤で4点を失う苦しい展開だったが、3回表・ツーアウトからのワンチャンスで打線が繋がり、ダメを押される7回裏までは競った展開となった。
しかし、結局リリーフ陣がB打線に捕まり、そのまま押し切られた。

【試合のポイント】

★心身ともに疲れを感じる高木勇
前回と今回の投球を見て、気になるポイントが3点ある。
①「トップでの肘の位置」が下がり気味になっている事。
②左肩の開きがやや早くなっている事
③精神的な「粘り」がなくなっている事

①と②はリンクしているが、これは体力的な問題が大きな要因と見ている。
特に下半身に疲れが出てくると、②のようなフォームになりやすくなる。
この状態になると、打者目線で見るとボールの出所が見やすくなり、タイミングを合わせる事が難しくない。
特に左打者にとっては組みやすい相手となる。

③については、交流戦で良いピッチングをしながら勝てない事が続き、それが投球の大胆さを失う大きな要因となっていたが、ここ2試合は逆に大胆さが仇になってしまっている。
今の精神状態を推察すると、かなり自信を失い、自分の投球を取り戻す事が難しい状態と見ている。

ここは一度ファームに落として、再度フォームを見直して、心身ともにリフレッシュさせた方が良いと思う。
幸い、ファームでは小山が調子を上げてきているので、入れ替えても良いと思うが。。。

(オールスターブレイク後に「ポレダの中継ぎ転向」という構想を監督は持っているようなので、G投手陣については近日中に記事にしたいと思います)

★疑問に感じた投手継投
結果論になってしまうが、個人的にはリリーフで投入した宮國と矢貫の順番が逆だったと思う。
宮國は「イニングの頭から投入してこそ活きる投球スタイル」で、矢貫の場合は「走者を背負うとアドレナリンが出るタイプ」と見ていた。
勿論、矢貫を頭から使う選択肢も決して間違いとは思わないが、走者を背負ってから宮國を使う事を元から想定していたのなら、起用する順番は逆だと思う。

【選手雑感】

★長野久義
再び彼の悪い癖が出始めている。
左肩で壁が作れず、右肩の入りが早くなっているので、打球に力強さを感じない。
バットのヘッドが走っていないので、7回表の打席でも打球が失速していた。

昨日は彼が打線のブレーキ役になってしまっていた。

★中井大介
彼の打者としての特徴は「リストの強さ」と「背筋の強さ」を活かした強いライナー性の打球を、打つ方向に関係なく飛ばせる事。
一方で、やや下半身の使い方に問題があり、そして、引っ張る際に右腕を被せてしまう癖もあるので、これらによって打球がラインドライブで失速してしまう傾向も強い。
つまり、体力的には長距離砲の資質が有りながら、技術的な問題でHRが生まれにくい選手だった。
個人的には、30本狙える選手だと思っていたので、初めて彼を見た時から「成長」を楽しみにしていた。

しかし、今の彼を見ていると、結果を求めすぎてバッティングが小さくなってしまっている。
2年前にブレイクしたバットスイングと、現在のバットスイングを比べると、インパクトの瞬間での「力強さ」に大きな差を感じる。
昨日は相手の好プレーに阻まれてヒットを損していたが、それらのシーンでも筆者の目には「中井の打球に力強さを感じなかった事」の方が不満だった。

どうも「合わせようとする」意識が強く、甘いボールも仕留めきれていない。
ここ数日の彼の打席を見ていると、結構甘いボールがあるにも関わらず「ヒットしか生まれないような弱いスイング」でミスショットしてしまっている。
もっとインパクトの瞬間に集中して「ボールを叩き潰す」つもりでスイングしてほしい。

少なくとも2年前のブレーク時には、それを強く感じていた。
だからこそ、筆者は彼のバッティングに魅力を感じたのであって、今のスイングでは寂しすぎる。

以上 敬称略