【試合総評】相手の自滅で生まれた大量得点【セ公式戦 GvsB 14回戦 7月28日】

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今年のG攻撃の特徴は「ここで追加点を奪えば試合展開が楽になる」という場面で、尽くチャンスを逃していたが、久しぶりにGの攻撃から「もう一押し」が出た。

それでも昨日の場合は、相手の自滅から生まれた大量得点という側面もあるので、諸手を挙げて喜ぶことは出来ないが、カードの初戦を最高の形で終えた事は素直に喜ぶべきではある。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
DeNA 0 0 0 0 0 0 0 0 3 3
巨 人 2 3 0 4 2 0 0 0 X 11 

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試合の大きなポイントは、何と言っても初回のG攻撃だと思う。
先取点を奪って、何とか守りの野球を進めたいGにとっては「棚からぼた餅」のイニングだった。

前回の登板でノックアウトされてるB久保は、いきなりヒットを重ねられて1・3塁という苦しい局面を招き、亀井に対しても2ボールで苦しいピッチングを余儀なくされていた。
しかし、この状況下でも冷静だったベテラン久保は、打ち気にはやる亀井に対して外角低めに微妙に落とすツーシームを投じてゴロを打たせようとしていた。
そして注文通りに亀井が手を出し「しめた!」と思った矢先のミスだったので、ショックも大きかったと思う。

本来なら、次の長野で3アウトにしなければならなかったが、ここでもヒットを重ねられて阿部に追加点となるタイムリーを許してしまった。
ここまで久しく追加点を奪えない状況が続いていたGにとっては、最高の形で初回の攻撃を終えた事になる。

続く2回裏のG攻撃でも、B守備陣の「アシスト」で得点を重ねて、完全にGが主導権を奪う形になった。
そして、このイニングの失点で「集中力が無くなった久保」は、試合を完全に壊してしまった。

対するGの先発マイコラスも、決して状態は良いとは思えなかった。
蒸し暑い状況下で「やや集中力が散漫になる姿」を見せていたし、投じたボール自体も絶好調時のキレは感じなかった。
それでも7回を無失点に抑える事が出来たのは「味方攻撃の大量得点」「相手攻撃陣の早打ち」「味方守備陣による好プレー」の3点セットに助けられた側面が強い。

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【選手雑感】

★立岡宗一郎
相変わらず粘り強いバッティングを続けている。
ここ最近は、ややスイングが鈍く感じる事(疲れ)が多かったが、集中力は保ち続けている。

★片岡治大
久しぶりに片岡らしい「アグレッシブな姿」を見せてくれた。
5安打の中身も素晴らしく、好球必打で積極的なバッティングだった。

個人的には、片岡の最大の良さである「アグレッシブなプレー」が活かされるのは、1番片岡・2番立岡という並びだと思う。
しかし、現状では立岡のサインプレーやチームプレーに対する「信頼感」が薄いので、今季に関しては今の並びがベターかもしれない。

★坂本勇人
2安打を放ったので悪くはないが、バッティングの状態は下降線に入ってる印象が強い。
外のボールを強く意識しすぎて、本来なら得意なコースである内のボールを、ミスショットしたり差し込まれるケースが増えている。
今日の試合で対戦するB三浦の「ボールの出し入れ」に、どう対応するのか注目される。
ここで崩されなければ良いが。。。

★亀井善行
こちらの状態は緩やかな上昇カーブに入っている。
バッティングに「間」を感じる打席が増えてきたので、一時の「差し込まれっぱなし」の状態ではない。

★長野久義
彼の場合は、バッティングの内容が1打席毎に全く違うので予測が難しい。
この試合での最初の3打席は、いずれもセンター方向への打球で、内容も素晴らしかった。
特に3打席目のHRは、左肩の開きをギリギリ我慢し、壁をしっかり作る事ができたので、凄まじい打球だった。

しかし、次戦でも同じ内容が期待できるかと言えば。。。

★阿部慎之助
貴重な2点目のタイムリーとレフト越えのHRを放ったが、バッティングの状態は平行線という評価が妥当だと思う。
どちらの好結果も「彼一流のテクニック」によるもので、あの程度のモノは、彼クラスになれば難しいレベルのバッティングではないし、まだまだ上半身と下半身の連動性を感じるスイングが少ない。
又、HRを放った打席も「右肩の壁」が、まだまだ甘いので、手打ちの印象が強い。

★村田修一
G攻撃陣の中では、彼だけが一向に上昇気配を感じない。
技術的なポイントは過去の記事で散々触れてきたので割愛するが「心・技・体」全てに問題があるように感じる。

★相川亮二
左手首を2ヶ所骨折する重傷を負ってしまった。
絶好調のマイコラスを好リードで支えていたし、彼の勝負強いバッティングは大きな戦力だっただけに、Gにとってはかなり痛手となる。

★小林誠司
ここ最近、マイコラスをリードする事は無かったが、相川負傷でチャンスは巡ってきた。
大量リードという展開だったので、その分は差し引いて考えなければならないが、まずはテンポ良く彼をリード出来た事は良かったと思う。
クイックが苦手なマイコラスにとっても、強肩の小林とバッテリーを組むことは決してマイナスな事ではない筈である。
今後に向けて、良い試運転になったと思う。

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【次戦に向けて】

昨日の試合は「紙一重」で結果は変わっていたと思う。
冒頭で触れたB倉本のミスが無ければ、展開は全く変わっていたかもしれないし、B打線がマイコラスから放った強い打球も正面には行かなかったかもしれない。

それでもGにとっては「価値ある勝利」だったと思う。
去年から苦戦続きで、今年も対B戦6連敗中の状況の中で、流れを変える良いキッカケとなったかもしれない。
そして、そのキッカケを無駄にしない為にも、今日の試合で対戦する三浦を序盤で攻略して、完全に苦手意識を払拭したい。

そして是が非でも3タテして、前回の3連戦で味わった屈辱を晴らして欲しい

以上 敬称略