ハッキリ言えば、この試合もベイスターズに助けられた印象が強い。
第1戦は「選手のミス」で自滅してたが、この第2戦に関しては「Bベンチの采配ミス」に助けられた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DeNA | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 |
巨 人 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2x | 5 |
疑問① 「何故10回裏から山崎を登板させなかったのか?」
G亀井の打球がライトスタンドに突き刺さった瞬間、筆者は思わず「やっぱりな」と呟いた。
確かにBエレラに対して、G打線は分が悪かったかもしれないが、オールスター戦前と比べてGクリーンアップは確実に状態を上げている。
よって、サヨナラのチャンスは十分にあると思っていた。
この回の攻撃が始まる前、当然の如くBはストッパー山崎を投入すると思っていた。
セオリーで言えば、延長戦でビジターチームがストッパーを登板させるタイミングは、勝ち越してから投入するのが通常の考え方(又は延長12回裏)
しかし「その時の打順」や「相手の控え選手の顔ぶれ」を考慮に入れて、そこは柔軟に対応せねばならない。
今回のケースで考えると、調子の上がってきたGクリーンアップを確実に抑えるには、やはり防御率が3点台のエレラでは心もとない。
しかも、Gは既に10表から澤村を投入しているので、延長12回を考えたら、どう考えても投手の頭数が1枚足りない。
つまり、Gベンチとしては10回裏で何とか決めたかった筈で、次にクリーンアップに打順が回ってくる12回での決着は避けたかった訳である。
そのようにBベンチが相手の思惑を読んでいれば「上位打線と対峙する10回は山崎」「11・12回をエレラと長田で凌ぐ」というのが最善の策だったと思う。
10回裏のG攻撃を凌げば、既に澤村・マシソン・山口を投入しているG側に主導権を渡すことは考えにくい。
澤村の場合は、イニング跨ぎになれば確実に球威は落ちてくるし、彼を2イニングで降板させた後は「勝ちパターンで使われない投手」が出てくる。
B打線の巡り合わせを考慮に入れると、澤村が降板した後の12回表が、最大のチャンスだった訳である。
この他にも以下の点が気になった。
疑問② 「何故、Gバッテリーが恐れている宮崎を下げたのか?」
疑問③ 「内海の負傷降板直後に、白崎を下げてロペスを代打に使う根拠は?」
この2点については、どう考えても良く分からなかった。
以上 敬称略