2019 巨人春季キャンプレポート 2月1日「次元が違う坂本勇人と丸佳浩のバッティング」

2019 巨人春季キャンプレポート 2月1日「次元が違う坂本勇人と丸佳浩のバッティング」

巨人の宮崎春季キャンプは今日の紅白戦で全ての日程を終え、明日の休みを挟んで水曜日から沖縄に場所を移して二次キャンプが行われる。
そして今日の紅白戦はボーダー上の若手にとって、沖縄行きの切符をかけた最後のアピールの場となる。





【宮崎 天候】11:20
天気 晴れ、くもり 11.2℃、風速 6.9m
風はライトからレフト方向へ強い風が吹いていた。

【キャンプトピックス】
・吉川尚輝
腰の張りで別メニュー調整だったが、今日から通常の練習メニューに参加し、紅白戦にもスタメンから出場した。

【紅組攻撃詳細・選手雑感】
1中 重信慎之介 5打数0安打
➀真ん中低めの直球を見逃し三振
➁内角直球にやや差し込まれてファーストゴロ //チェンジ
➃真ん中直球に差し込まれてショートフライ //チェンジ
➅真ん中低めの直球を見逃し三振 //チェンジ
➇真ん中直球を打ち上げてレフトフライ
・インパクトの際に左手首をこねるのが少し気になる。

2左 亀井善行 4打数2安打
➀真ん中スライダーを捉えてレフト線への二塁打
➂真ん中直球にやや詰まるがセンター前ヒット
➄外角低めのスライダーを中途半端なスイングでサードゴロ
➆外角直球を打ち上げてレフトフライ
(8回以降はDH制を止めて投手をこの打席に置いたが、打席には立たずに攻撃時はこの打順を飛ばす形になった)

3遊D 坂本勇人 4打数3安打 打点1
➀真ん中スライダーを狙い打ってセンター前へのタイムリーヒット 打点1
➂真ん中高めのスライダーを捉えてセンター前ヒット
➄外角高め直球にやや差し込まれてセンターフライ
➆真ん中高めの直球を狙い打って一二塁間を破るヒット
 ※代走の湯浅大が直後に二盗を成功
・今年は怪我さえなければキャリアハイの数字を残す予感がする。

⇒走遊 湯浅大 1打数0安打
➇外角スライダーを引っ掛けてピッチャーゴロ //チェンジ

4三一 ビヤヌエバ 3打数0安打2四球
➀内角スライダーに詰まってサードゴロエラー
➂内角直球に差し込まれてキャッチャーへのファールフライ
➄内角直球に差し込まれてセカンドフライ
➆相手が制球を乱して四球
➈相手が制球を乱して四球

5一三 和田恋 4打数1安打1四球 打点1
➀相手が制球を乱して四球
➂真ん中直球を捉えてセンター前へのタイムリーヒット 打点1
➅外角直球をバットの先で引っ掛けてショートゴロ
➆外角直球を引っ掛けてショートゴロダブルプレー //チェンジ
➈外角直球を引っ掛けてショートゴロダブルプレー
・昨日の紅白戦で結果を残したことで、この試合では打席での「余裕」を感じた。
・技術的なポイントは前回で触れてるので詳細は割愛するが、特に最初の打席は、以前なら「打ちたい」が先行してしまってボール先行の打者有利の状況でも何でも振りに行ってしまって墓穴を掘っていたが、そう感じる場面は明らかに減っている。
・但し、残念なのは第四打席以降の三打席では、同じように外のボールを引っ掛けるバッティングを続けてしまって、明らかに評価を下げてしまった。
・一方でファーストの守備では、ショートからの送球を信じられない捕球ミス(仮に私が守備コーチならブチギレするレベル)で無駄な出塁を許してしまった。

6D 立岡宗一郎 5打数2安打 打点1
➀真ん中直球に詰まってセカンドゴロ
➂内角直球と捉えてライト前タイムリーヒット 打点1
➅外角直球をバットの先でサードゴロ
➇真ん中高めの直球を捉えて右中間への二塁打
➈真ん中高め直球に合わせただけのサードゴロ
・地味だがバッティングと走塁でしっかりアピール出来ている。

7右 松原聖弥 4打数1安打
➀外角直球を空振り三振
➂⇒二塁への牽制が悪送球となり走者が2.3塁へ進塁
外角直球を捉えるがショートライナー、二塁走者が飛び出してダブルプレー //チェンジ
➅真ん中直球を捉えてライト線を破る二塁打
➇送りバントを二度失敗した後にセカンドへの進塁打 二塁走者は三塁へ進塁
・左投手に対しては早い段階から踵に重心が移ってしまうので、ボールを長く見る「間」が生まれず見切りが早くなっている。

8捕 炭谷銀仁朗 2打数0安打1四球
➁外角チェンジアップをバットの先でセカンドゴロ
➃内角高めのスライダーを捉えるがファーストゴロ
➅相手が制球を乱して四球

⇒捕 宇佐見真吾 1打数0安打
➇外角直球を合わせただけのショートゴロ、ショートのフィルダースチョイスで三塁走者が生還
・ワンバンドを後ろに逸らして進塁を許すミスがあった。

9二 吉川尚輝 2打数0安打1四球
➁真ん中直球を打ち上げてレフトフライ
➃内角高めの直球を空振り三振
➅相手が制球を乱して四球

⇒二 吉川大幾 1四球
➇粘りを見せて四球で出塁





【白組攻撃詳細・野手雑感】
1二 田中俊太 4打数2安打
➀真ん中高めのスライダーを見逃し三振
➂真ん中直球に詰まってセンターフライ //チェンジ
➄真ん中スライダーを捉えて一二塁間を破るヒット
➇真ん中直球を捉えてセンター前ヒット
・日に日に状態は上がっている。

2右 陽岱鋼 3打数0安打
➀真ん中高めの直球に差し込まれてライトフライ
➃外角直球にバットの先でライトフライ
➄外角直球を空振り三振 //チェンジ
(7回以降はDH制を止めて投手をこの打席に置いたが、打席には立たずに攻撃時はこの打順を飛ばす形になった)

3中 丸佳浩 2打数1安打1四球
➀真ん中直球を捉えてレフト前ヒット
➃粘って最後は四球を選ぶ
➅真ん中カーブを捉えるがセカンドゴロ
・淡白な打席が殆どなく、何らかの爪痕を毎打席残して相手投手を「削っている」

⇒中 増田大輝 1打数0安打
➇内角直球を捉えるがライトライナー

4三一 岡本和真 4打数0安打
➀外角チェンジアップをややバットの先でレフトフライ //チェンジ
➃内角高めの直球に詰まってファーストフライ
➅内角直球にバットが折れてセカンドフライ
➇内角直球に詰まってショートゴロダブルプレー //チェンジ
・バッティングの調子は昨日も指摘した通りで、まだまだこれからだろう。
・サードの守備では送球時に足が揃ってしまって悪送球をする場面があった。

5左 ゲレーロ 4打数1安打
➁真ん中高めのスライダーに詰まってサードフライ
➃真ん中高めの直球に詰まってセカンドフライ //チェンジ
➅外角直球をバットの先でサード前への内野安打
➈外角直球を引っ掛けてショートゴロ

6一三 北村拓己 4打数2安打(HR1) 打点1
➁真ん中低めの直球を捉えて右中間突破の二塁打、三塁を狙うがタッチアウト
➄真ん中高めの直球を捉えて左中間スタンドへのホームラン 打点1
➅真ん中直球に差し込まれてライトフライ //チェンジ
➈外角直球を引っ掛けてサードゴロ
・去年の同時期と比べると、左足を上げるタイミングの取り方が抜群に良くなっている。
・その結果、構え遅れがなくトップを早めに作る事が出来るので、バッティングに「間」が自然と生まれて、懐が深いバッティングへと変貌している。
・以前、去年引退した小谷野栄一のような打者を目指すべきと書いたことがあるが、かなり現実味を帯びてきた印象を強く受けた。

7遊 山本泰寛 3打数0安打1四球
➁真ん中低め直球に詰まってセカンドゴロ //チェンジ
➄外角直球を捉えるがレフトフライ
➆真ん中直球に差し込まれてライトフライ
➈相手が制球を乱して四球
・彼もここまで攻守で地味ながらアピールしている。
・守備では横っ飛びでライナーを好捕し田口を助けた場面があった。

8捕 小林誠司 2打数0安打
➂真ん中低めのツーシームを打ち上げてセンターフライ
➄真ん中スライダーを引っ掛けてショートゴロエラー(ファーストのエラー)

⇒捕 田中貴也 2打数0安打」
➆内角直球に差し込まれてセカンドゴロ
➈外角低めの直球を見逃し三振 //試合終了

9D右 石川慎吾 3打数0安打
➂真ん中高めのツーシームに詰まってセカンドゴロ
➄真ん中高めのスライダーを見逃し三振
➆真ん中直球を打ち上げてファーストファールフライ //チェンジ





【紅組投手雑感】
1 メルセデス 2回2安打1奪三振 失点0
・直球の平均スピードは130キロ後半。
・変化球はスライダーを軸にチェンジアップ、カーブ。
・ややボールが高めに集まっていたので、調子は前回の登板よりも良くなかった。
・それでも打者をしっかり押し込んで詰まらす打球が多かったので、見ていて安心感がある。
・激しさを増す外国人枠の争いから頭一つ抜けたか?

2 坂本工宜 3回2安打1四球2奪三振 失点1
・直球の平均スピードは140キロ前後で、ツーシーム気味に変化するボールが多かった。
・変化球は縦変化の緩いカーブと同じく立て変化のスライダー。
・放送でも言っていたがフォームと投球スタイルはS小川と重なる部分がある。
・打者の手元で微妙に変化するボールで、なかなか捉えるのは難しい球筋で、特に右打者の内角を狙ったボールは威力が抜群。
・一方で、前回の登板でも感じたがスタミナ面で課題を感じる。
・特に投球数が20球を超えたあたりから、直球系の威力がガクッと落ちていた。
・この原因が体力的な事なのか、メンタル的な事なのか、どちらかは何とも言えないが、支配下登録を勝ち取る為には大きな障害となった。

3 桜井俊貴 2回1安打 失点0
・直球の平均スピードは140キロ前半
・変化球は緩いカーブ、スライダー、チェンジアップ
・直球にスピード感があったので、緩いカーブを有効に使う事が出来ていた。
・ここまで指摘していた抜け癖のある直球は外角を狙ったケースでは真ん中に寄るので怖さを残しているが、真ん中から内角寄りを意識的に狙ったツーシーム気味の直球に関しては、逆に威力抜群で打者を完全に詰まらせていた。
・以前の彼の投球には「緩さ」を常に感じていたが、そういう感じは殆どなくなってきた。
・更に進化して内と外の出し入れを意図的に出来るようになると、大化けする可能性を感じる球威や豊富な球種を持っているので、何とか今年は殻を破って欲しい。

4 中川皓太 1回1安打 失点0
・直球の平均スピードは130キロ後半。
・変化球はスライダー。
・いきなり先頭打者にヒットを許す苦しい展開になったが、内角に食い込むボールで詰まらせて何とか切り抜けた。
・素晴らしい球質の直球を持っているだけに、もっと果敢に打者を押し込むピッチングをしても良いと思うが、時折見せてしまう「ぬるいボール」が本当にもったいない。

5 戸根千明 1回1四球 失点0
・直球の平均スピードは130キロ後半
・変化球はスライダー
・今日はそれなり纏まっていたので抑えたが、内容は相変わらず逆球も多くて怖い投球をしていた。
・球威や角度を感じる投手だけに個人的には残念でならない。

【白組投手雑感】
1 田口麗斗 3回6安打1四球2奪三振 失点3
・直球の平均スピードは130キロ前半。
・変化球は三種類のスライダーを軸にチェンジアップ、カーブ。
・追い込まれるまでは直球かスライダーのどちらかに的を絞られてしまうので、カウント球の甘いボールを狙われていた。
・そういう意味でも時折投げていた100キロ台の緩いカーブは、打者の目先を変える意味で有効なボールだろう。
・調子としては良くなく、制球も彼本来のモノではなかったし、ボールの力感も物足りなかったので、これからの調整に期待したい。

2 大江竜聖 2回0安打1奪三振 失点0
・直球の平均スピードは140キロ前後で、前回よりも直球の走りは良かった。
・変化球はスライダー、カーブ、チェンジアップ
・ストライク先行で打者を押し込む投球が出来ており、その点はでは非常に良かった。
・全体的に良かったし、今季のブレイク候補としてその期待は揺るがないが、あえて厳しく言えば個人的に気になったポイントが二点ある。
1.高速クイックを習得中だが、まだまだ明らかに球威が落ちてしまう事。
2.変化球を投げるときに若干腕の振りが緩むこと(一軍の強打者レベルだと見逃がしてくれない)特にチェンジアップは気になった。

3 高田萌生 2回1安打3四球1奪三振 失点0
・直球の平均スピードは140キロ前後
・変化球はスライダー、カーブ、フォーク
・やはり走者を背負うセットポジションでの球威はガクッと落ちるので、逆に力みがちになって制球も乱れるしコースも甘くなる。
・指にかかった直球の質はG若手投手の中でも最上位なのは間違いないが、まだまだ一軍の実戦で結果を残すレベルには達していないというのが、個人的な率直な感想である。
・今後、これからの対外試合でももう少し登板させて経験を積ませるのか?それとももう少し技術的に修正すべきポイントを二軍で直していくのか?非常に判断が難しいところだが。。。

4 畠世周 2回1安打2四球 失点1
・直球の平均スピードは140キロ中盤
・変化球はスライダー、フォーク
・自主トレ中に故障してキャンプスタートから二軍で調整されていたが、まだまだ投げ込み不足の印象。
・ボールの質にバラツキが多く「これならと思う直球」と「伸びを全く感じない棒球」の落差が激しい。
・又、変化球に至っては調整不足が露呈していて、精度は全く上がっていない。
・まあ、これから少しづつ上げて行けばよいと思うが、個人的には怪我の多い選手なので、寒い春先は無理をさせない方が良いと思っている。

【スコア】
紅組 102 000 010 4
白組 000 010 000 1
試合は4対1で紅組が勝利した。

【総評】
・この試合でも投手主導で配球が行われた。
・投手では大江と桜井が特に良かったが、中でも桜井に関しては個人的な評価が低い投手だっただけに率直に驚いた。
・野手では本文でも触れたが北村の急成長は嬉しい限りで、和田は最初の二打席で評価を上げしたが、落球後の三打席の内容はガックリするものだった。
・主力選手に関しては坂本と丸については別格で何も語る必要がない内容だった。
・外国人野手は結果こそ出ていないが、ビヤヌエバは今のうちに色々苦労する事をプラスにとらえ、ゲレーロはバッティング内容は悪くない。
・メルセデスは悪いなりに抑えてしまうあたりに、彼のポテンシャルの高さを感じた。
以上 敬称略
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