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【G】12敗目、そして大田泰示の1軍復帰!【セ公式戦 GvsD 5回戦・4月29日】

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G先発菅野が中盤のピンチを踏ん張れずに完敗した。

 123456789
中 日0002200015
巨 人0000001001

前日に坂本が足を痛めて出場登録が抹消された為、4番には中井を置くというサプライズのオーダーを組んだが、全くの不発に終わってしまった。
 

【G選手雑感】

★菅野智之
立ち上がりは逆球が少なく、上々のデキに思えたが、4回に抜け球が目立ち始めて崩れてしまった。
特に前回良かったフォークの精度が良くなく、勝負球に苦労していた。

4回はノーアウト2塁の状況で、味方打線の貧弱さを考慮した上で、彼は無失点で切り抜ける投球を選択した。
しかし、ルナに粘られ四球で走者を貯めてしまった事で、相手に2点以上のチャンスを与えてしまい、それをモノにされてしまった。
味方打線の火力の弱さが、菅野には負担になっていた。
個人的には4回の2失点は仕方がないと思っているが、5回の2失点が悔やまれる。

★宮國椋丞
1軍登録後、2試合目の登板となった。
キャンプ当時と変わったのは、テークバックがかなり小さくなった点と、リリースポイントを意識的に見えにくくしている事が見た目で分かる。
腕を強く振ることを意識しているので、直球の威力とスピードは確かに上がっている。
但し、相変わらずリリースポイントが安定していないので、高めに抜けてしまうボールが多い。

以前の宮國とかなりフォームが変わっているので、相手打者のタイミングが合っていないケースが多いが、これだけ制球が不安定だと先発としては厳しい。
フォームを改造して間もない事を考慮すれば、当面は中継ぎで使ってから先発で試した方が賢明だろう。

【大田泰示の1軍復帰】

どうやら今日の試合から大田泰示が1軍登録されて、松本哲が2軍に行くようだ。
筆者は彼の復帰を心待ちにしていたので嬉しい限りだが、いきなり4番で使われる事には少々疑問は残る。
当面はアンダーソンでも良いとは思うが、彼も決して状態が良いわけではない。
大田には6・7番辺りで自由に打たせたいと思っていたが、そう考えると致し方ないという思いもある。

今日のD先発はバルデスで非常に制球力が高い投手。
しかしボールの威力はないので、手も足も出ない投手ではない。
外へのチェンジアップと懐への直球・スライダーの両方を追っかけず、どちらかに狙い球を絞る事が出来れば十分チャンスはある。

開幕からの彼の投球を見ていると、懐への直球をかなり使ってくる。
しかもかなりピンポイントで投げてくるので、打者はかなり意識付けさせられる。
そこを意識させた後に外へのチェンジアップで勝負というパターンが、基本的な対右打者への攻め方になる。
勿論、その裏をかく配球もあるが、基本はこのパターンと考えて良い。

筆者がバッティングコーチなら、大田に以下のようなアドバイスする。
「第1打席から狙い球をしっかり絞ること」

第1打席
①追い込まれるまではカーブ・曲がりの大きいスライダー系に的を絞る
②追い込まれた後は、懐への直球に意識付けしてセンター返しを強く意識する。

Dバッテリーは、今季初登場の大田に対して、まずは様子を探ってくる。
しかも、去年の終盤で彼に打たれているので、安易には攻めてこない。
まず、直球でストライクを簡単に取りに来ることは考えにくい。
初球から直球を選択する場合は、懐へのボール球を使うケースだけと考える。

カウントを整える過程では、恐らく外から曲がってくるスライダー系でカウントを稼ぐか、膝元のスライダー系でファールを打たせようとする。
しかし、この過程で必ず甘いボールが1球ある筈なので、そこを確実に仕留めたい。
この段階で直球を投げる場合は、ストライクが先行しているケースで、見せ球で投げてくる場合が多い。
追い込まれるまでは徹底して見送ってよい。
兎に角、カウントが追い込まれるまでは、自分の方向へ曲がってくる変化球を狙いたい。

上記の過程で仕留めきれずに追い込まれた場合は、内角の直球を強めに意識してセンター返しを狙ってほしい。
最初から右打ちを意識すると、外チェンジアップのボール球に手を出してしまうので、こうなると相手バッテリーが次打席以降も精神的に優位に立たれてしまう。

逆に、初球から直球で強気に攻めてきた場合は、懐へのボールだけ待てばよい。
ここでは球種を絞らないで、コースで的を絞った方が良い。
外の変化球は捨てて、自分に近づいてくるボールだけに的を絞っていく事が大事になる。
外のチェンジアップと懐へのボール、どちらも追っかけるような待ち方は絶対避けたい。

兎も角、最初の打席で大事になるのは、相手バッテリーに考えさせること。
ここで全てのボールに手を出してしまったら次打席以降に繋がらない。
最初の打席で相手バッテリーが「今日の大田は変化球への意識が強い」と思ってくれれば、大田にとっては最高の展開になる。
直球狙いを悟られず打席に立ち続けて、最大のチャンスの場面がやってきた時に「直球狙い」で仕留めたい。

今日の試合は大田にとって人生を変える試合になるかもしれない。
仮に4番に座って決勝タイムリーでも放てば、マスコミは大騒ぎするだろう。
しかしながら筆者は結果よりも中身に注目したい。
初球から右打ちを意識するようなスイングをせず、彼には追い込まれるまでは強振する事を強く望んでいる。
強振と言っても闇雲に引っ張るのではなくて、左中間からセンター方向に強い打球を意識してほしい。
そして、彼特有の攻走守で躍動感あるプレーを切望している。

悔しさをぶつけるのは今しかない!
持ってるポテンシャルを周囲に見せつけろ!
頼むぞ大田泰示!!

 
以上 敬称略


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