読売ジャイアンツは、今日から阪神タイガースを本拠地に迎えて2連戦を行う。
そして、この試合が注目の新外国人・ホアン・フランシスコの日本デビュー戦となる。
色々注目する事が多い2連戦の展望をする前に、今朝の新聞から気になる記事を拾っていきたい。
巨人西村、打球が顔面直撃で緊急搬送 ニッカン
第一報を目にした時は非常に心配したが、大事には至らず何よりだった。
まずは怪我の箇所をしっかり治療してから再始動してほしい。
巨人ポレダ、阪神戦3連勝に意欲 ニッカン
今までと違うのは、T打線が昇り調子になっている事。
特にマートンが良くなっているようなので、そう簡単には抑えられないだろう。
一方で、ポレダの投球もかなり安定してきている。
スライダーの制球力(特に外から曲がってくるスライダー)が良くなっているので、直球の威力が倍増している。
願わくばチェンジアップも使えるボールにしてほしいが、現状では無理な注文だろう。
狭い東京Dでも臆することなく右打者の内角に投げ込んで欲しい。
バッティングについては特に問題ないようで、あとは「捕手としての動きと走塁に耐えられる肉体に回復するか?」が復帰へのポイントになる。
復帰後も捕手を続けるようなので、慎重な調整になると見ている。
確かに東京Dのゴメスは怖い。
彼はラインドライブの打球が多いが、外野の左右膨らみの少ない東京DではHRが増える。
特に外寄りの甘い半速球は禁物になる。
対藤浪は、やはり左打者が鍵を握る事になる。
左打者にとっては、入ってくるスライダーの見極めが出来れば、そんなに攻略が難しい相手ではない。
橋本にはチャンスメイク、フランシスコには効果的な打点を期待したい。
【GvsT 2連戦展望】
☆先発予想
ジャイアンツ ①ポレダ ②高木勇
タイガース ①藤浪 ②能見
★第1戦展望
Gポレダは、Tの1番上本を全力で抑えたい。
中軸の調子が上がっているので、上本のチャンスメイクを極力防ぎたい。
対右打者に対しては、懐への直球が非常に有効だが、対左打者には安易に踏み込まれて、逆方向へ強い打球を打たれないように、内角への直球も必ず織り混ぜたい。
T藤浪に対してG打線は、立ち上がりを攻め込みたい。
彼を攻略するパターンは初回に点数を取るケースが多く、彼の投球に落ち着きがでる前に何とかしたい。
勿論、フランシスコに期待したいが、橋本のチャンスメイクが鍵を握ると見ている
☆鍵を握る選手
ジャイアンツ 橋本・フランシスコ・大田
タイガース 上本・西岡・マートン
Gは若い橋本・大田が塁上を賑わすと、ビッグイニングが生まれるチャンスが出てくる。
又、村田・長野の状態が上がってきてるので期待したい。
フランシスコも去年のメジャー当時の状態に戻っていれば十分チャンスがある。
あの太鼓腹は非常に気になるが、藤浪の直球に振り負けないスイングを期待したい。
☆勝敗予想
ジャイアンツ 55%
タイガース 45%
ポレダが序盤を凌いでゲームを作れば、Gがかなり有利になると見ている。
★第2戦展望
T能見は状態がかなり良いらしい。
筆者は前回の登板を見ていないが、先々週の甲子園でのG戦登板時の状態なら、今回は攻略できると見ている。
だが、その為には序盤で2点以上のリードを絶対許さないこと。
5回まで競った展開に出きれば、G打線にも十分チャンスはあるし、先取点を許さなければ序盤である程度攻略できるかもしれない。
対するG高木勇は、前回の登板で再度調子を上げてきたので心強い。
但し、今回で対T戦が3回目になるので、能見と同様で先々週のデキなら厳しい。
ポイントはスライダーの投げ損ないを勝負処で無くすこと。
狭い東京Dでは、高めに浮いたスライダーが一番怖い。
☆鍵を握る選手
ジャイアンツ 長野・大田・橋本
タイガース ゴメス・鳥谷・福留
Gは能見に比較的相性が良い橋本・大田に期待したい。
そして長野・村田・井端がポイントゲッターになる展開が理想である。
☆勝敗予想
ジャイアンツ 50%
タイガース 50%
【フランシスコのデビュー戦(対T2連戦)での注目ポイント】
①藤浪の内角直球に振り負けずにスイング出来ているか?
藤浪の直球は、スピードだけならセリーグでもトップクラス。
このボールをフランシスコが振り負けなければ、他球団は警戒警報を出すだろう。
②能見の低めのフォークを見極められるか?
①をクリアして、更に能見の変化球に、打ちに行く姿勢の中でバットが止まれば、セリーグ各球団は攻め手を改めて考えなければならなくなる。
③ファースト守備
動きは期待できないが、スローイングとグラブ捌きが問題なければ良い。
以上 敬称略