【選手雑感】野球を知ってるG控え野手【セ公式戦 BvsG 7回戦・5月9日】

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昨日の試合、先発で登場した野手は殆ど仕事をしていない。
B山口に対して完璧に抑え込まれていたし、チャンスすら殆ど作れなかった。
それでも勝てたのは「野球を知ってる控え選手」が仕事をしたからである。

【G選手雑感】 

★杉内俊哉
初回はバッテリーミスや不運な打球で失点したが、全体的にはまずまずのデキだった。

前回の内容は別にして、今季の彼はかなり状態が良いと思っている。
直球が打者の手元で伸びを感じるし、他球団の左打者が全くタイミングが合っていない。
つまりスライダーも手元で変化しているという事だろう。

この試合でも、B石川・梶谷はバッティングを崩してしまい、その後登板した同じ左の戸根や高木京に対して、全く自分のスイングが出来ていなかった。

★澤村拓一
正直、イニング跨ぎの彼は恐い。

最初の1イニング目は、ほぼ完璧な内容だった。
最近は力みまくって左肩の開きが早く、直球はシュート回転してフォークは殆ど落ちなかったが、この日は修正されていた。
又、無意味な投げ急ぎも無かった。

だが、2イニング目はややボールが高めに浮いて、逆球も増えてきたので不安があった。

★亀井善行
バッティングの状態は正直良くないと思う。
タイミングも合っているとは言えないし、バットのヘッドがなかなか出てこないので、差し込まれているケースが多い。

タイムリーを打った打席も、2ボールの状況で外のツーシームを引っ掻けてしまっていた。
結果オーライの感は否めない。

★大田泰示
9回表、同点に追い付いた直後の打席で、久しぶりにフルスイングする姿を見た。
だが、初球と2球目のスライダーは、甘く仕留められるボールだったが捉えきれず、結局三振に終わってしまった。

個人的にはこういう三振なら納得している。
2アウト・ランナー1塁の状況で、彼のようなスラッガータイプなら、HRを狙うようなスイングをして欲しい。
常に意識が右方向に有るようでは大望は難しいし、外のボールに対して逆方向への意識が強すぎて、ボール球の変化球を追っかけるスイングは見たくない。
そして、このケースのように甘いボールが絶対来るので、そのボールを一発で仕留められる選手を目指して欲しい。

その為には、もっと配球を勉強し、高い集中力が必要になってくる。

★中井大介
8回表・2アウトランナー無しの場面で代打で登場した。
筆者はこの打席での中井の姿勢にかなり失望した。

以下、内容を振り返る
①真ん中低めスライダー ボール
②外低め直球 ボール
③外低め直球 ボール
④外低め直球 ストライク
⑤真ん中直球 ストライク
⑥外低め直球 見逃し三振

筆者が失望した理由は「代打で出てきて1度もスイングしなかった事」で、特に④の直球に対して全くスイングする雰囲気を感じなかった事。
この場面で、Gベンチが「打つな」の指示を出しているとは思えないし、中井が変化球に絞っていたようにも思えない(仮に変化球を待っていたなら状況判断が全く出来ていない)

彼については、好調だったキャンプ・オープン戦で、なかなか使ってもらえない状況が続くなど、同情する点は多々あるが、この試合の打席は正直失望した。

★鈴木尚広
もはや彼の走塁は「神の領域」といっても良いだろう。
今年37歳という年齢を迎えた彼も、さすがに衰えて来ると思っていたが「技術」でそれを完璧に補っている。
常に体のケアを欠かさず、絶えず走塁技術を探求している姿勢は、もっと称賛されるべきだろう。

そして、緊迫した場面で登場し、Gファンが盗塁を切望している状況の中で、確実に盗塁を成功させている。

彼の走塁技術の中で、筆者が特筆するポイントは「スライディングの速さ」
これは全球団を見渡しても、彼が頭一つ抜きん出ている。

走塁が下手な選手は、ベースから離れた所でスライディングを始めるので、当然ベース付近のスピードが極端に落ちる。
しかし、鈴木の場合は、ギリギリまでスライディングしないので、ベース付近のスピードが全く落ちない。
ただ、このスライディングは怪我をするリスクも伴っているので、高度な技術が要求される。
誰にも出来るスライディングではない。

つまり、この高度な技術を持っている鈴木だからこそ、37歳になっても代走のスペシャリストとして君臨できる訳である。

★寺内崇幸
途中出場し、しかも普段の試合で殆ど打席に立たない選手が、相手に13球投げさせて出塁(死球)した。
これは決して簡単な事ではない。
ベンチに居るときから常に集中していなければ、こういう場面で仕事は出来ない。
つまり高いレベルのプロ意識がなければ難しい。

彼も若い時は、こういう場面であっさり凡退するケースが目立っていたが、年齢と経験を重ねていく中で、高レベルの状況判断と、質の高いチームバッティングを身に付けてきた。

高レベルで内野全ポジションをこなす守備力と、高いレベルのベースランニング能力を持つ走塁力も含めて、この選手も鈴木尚と並んでGの野球には欠かせない選手である。

★小林誠司
決勝点となった高いバウンドのショートゴロは、小林の「意思」を感じた素晴らしい打席だった。
恐らくベンチからは、3塁走者の鈴木に対して「ゴロゴー」を指示していたのは間違いない。
その状況の中で、小林は高いバウンドのゴロを打つ事を意識して、コンパクトで叩きつけるようなスイングをした。

筆者が評価している「彼の野球センス」を感じるシーンだった。

以上 敬称略



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