「不安が解消されない先発5~6番手」オープン戦 巨人vs楽天 2019年2月23日

「不安が解消されない先発5~6番手」オープン戦 巨人vs楽天 2019年2月23日

いよいよプロ野球は今日からオープン戦が本格的に始まり、およそ一か月後の開幕戦に向けて各チームは徐々に仕上げの段階に入ってくる。





【スタメン】


残念ながら四番として出場を予定していた巨人の岡本は背中の張りを訴え別メニュー調整、また、先発として予定されていた楽天の則本も首を寝違えて登板を回避した。

【巨人攻撃経過・選手雑感】
1二 吉川尚輝 3打数2安打 盗塁2
➀カウント1-0から真ん中直球を叩いてピッチャー強襲の内野安打
➂初球の直球を叩いてセンター前ヒット
➄カウント2-2から内角低めのスライダーを空振り三振
★二本のヒットと二度の盗塁という結果は、開幕での一番スタメンに向けてさらに大きな前進となった。一方で今後の課題はやはり追い込まれてからの打席の粘りで、三打席目の内容を見るともう少し何とかしてほしかった。

⇒二 田中俊太 2打数0安打
➅フルカウントから外角低めのスライダーを当てただけのショートゴロ、チェンジ
➈カウント1-2から外角低めのチェンジアップを引っかけてファーストゴロ

2中 丸佳浩 2打数1安打1四球
➀⇒カウント2-1から二塁盗塁成功⇒フルカウントからボールを見極めて四球
➂⇒カウント1-0から二塁盗塁成功⇒バッテリーミスで三塁に進塁⇒フルカウントから外角高めのカットボールを見逃し三振
➄初球の真ん中高めのカットボールを叩いてライト前ヒット
★微妙な判定に泣いて二打席目は見逃し三振に終わったが、どの打席も内容は濃く流石というバッティングだった。今日は三番の坂本がブレーキ役となったので打線は繋がらなかったが、本番でこのように初回から1.2番がチャンスメイクすると相手バッテリーは肉体的にも精神的にも相当な負担を強いられることになる。

⇒走中 立岡宗一郎 2打数0安打
➆カウント0-1から真ん中直球を叩くがセカンドゴロ
➈カウント0-2から真ん中直球を空振り三振、試合終了

3遊 坂本勇人 2打数0安打1四球
➀初球の真ん中直球を打ち損じて6-4-3のダブルプレー
➂フルカウントからボールを見極めて四球
➄カウント1-2から外角低めのスライダーを引っかけてピッチャーゴロ
★最初の打席は甘いボールを完全に打ち損じてしまった。スイングに鋭さがなくなってるのでバッティングは下降線に入ったが、形は崩れておらず開幕に向けて全く問題ない。

⇒捕 小林誠司 1打数0安打
➆カウント2-0から真ん中直球を捉えるがショートゴロ
★守備では相変わらず凄い送球で二盗を封じた。

4指 ゲレーロ 3打数1安打 打点1
➀カウント2-2から真ん中低めの直球を打ち損じてサードゴロ、チェンジ
➂初球の内角直球を叩いてレフト前へのタイムリーヒット(打点1)
➄カウント1-2から外角低めのスライダーを空振り三振、チェンジ
★同じ三振でも去年のシーズン中よりも内容は濃くなっているし、独りよがりに見えてしまうスイングも殆どないので期待感はある。

5指 阿部慎之助 1打数0安打
➆初球の内角直球を捉えるがセンターフライ
★久しぶりの登場だったが、まずまずのバットスイングだった。

5三 ビヤヌエバ 4打数1安打
➁カウント2-0から真ん中直球を捉えてレフト前ヒット
➂カウント1-1から真ん中直球にやや詰まってセンターフライ、二塁走者は三塁に進塁
➅カウント3-1から真ん中低めの直球に詰まってレフトフライ
➇カウント2-2から内角スライダーに詰まってサードゴロ
★バッティングはやはり現状では内角のボールに対して差し込まれやすい状態。
一方で守備面に関してはグラブさばきは上手いが、足の運びはスムースさを欠いてる印象。

⇒三 吉川大幾

6右 陽岱鋼 4打数2安打(HR1)打点1
➁カウント1-1から内角直球を捉えるがサードライナー
➂カウント1-2から外角低めのチェンジアップを見逃し三振、チェンジ
➅カウント1-1から真ん中カットボールを捉えて右中間スタンドへホームラン(打点1)
➇カウント1-2から真ん中カットボールを捉えてレフト前ヒット
★前回までとはうってかわってタイミングが合っていたので、明らかなボール球に手を出すような感じは全くなかった。
このようなバッティングが年間通して続けられればそれなりの数字は期待できるのだが。。。

7左 亀井善行 2打数1安打
➁カウント1-0から外角直球を引っかけてピッチャーゴロ
➃カウント1-2から外角高め直球に合わせて三塁線を破るヒットで二塁を狙ってアウト
★見極めがまだまだ甘いのでボール球に手を出すケースが多い。

⇒左 石川慎吾 2打数1安打
➅カウント1-0から真ん中カーブを捉えてレフト前ヒット
➇フルカウントからエンドランで外角スライダーに合わせてセカンドゴロ、一塁走者は二塁に進塁
★バッティングは実戦的な内容で結果を残していたが、彼の大きな課題としてあげられる外野守備はいただけなかった。確かに強風の難しい状況ではあるが完全に目測を誤っているようでは厳しいと言わざるを得ない。

8一 中島宏之 1打数1死球
➁カウント3-0から左腕にデッドボール
➃カウント1-1から真ん中高めのカットボールを引っかけてショートゴロ
★まだまだスイングは弱い

⇒一 北村拓己 2打数1安打
➅フルカウントからエンドランがかかり、内角直球を上手く流してライト前ヒット、一塁走者は三塁へ進塁
➇初球の外角低めのスライダーを打ち上げてセカンドフライ、チェンジ
★構え、タイミングの取り方などが坂本勇人に似ている。

9捕 炭谷銀仁朗 2打数0安打
➁カウント0-2から外角チェンジアップを当てただけのセカンドゴロ、チェンジ➃カウント1-2から外角低めにカットボールを空振り三振、チェンジ
★やや疲れを感じるバットスイングだった。

⇒遊 山本泰寛 1打数0安打 打点1
➅カウント1-2から真ん中高めの直球を叩いてライトへの犠牲フライ(打点1)
➈カウント1-1から真ん中低めのカットンボールを打ち上げてレフトフライ
★攻守での球際の強さをアピールしていた。

【巨人投手雑感】
1 菅野智之 2回2安打1四球1奪三振(HR1)失点2
➀150キロ弱の直球を軸に、スライダー・カットボール・カーブを投げて打者をねじ伏せていたが、直球に関してはシュート回転で抜けボール気味だがスピード感は申し分なし、変化球の切れと精度は上々だった。
➁全体的にボールが真ん中高めに集まり強振されていたが、二失点目は味方の拙守が絡んでのものだった。
★直球とカットボールに関しては、まだまだ調整が必要な段階という印象だが、この時期に150キロ弱の直球をバンバン投げて、フォーク系以外の全ての変化球を試し投げ出来てるだけで上々と見てよい。

2 野上亮磨 2安打1奪三振(HR1)失点1
➂先頭打者にいきなり140キロの直球を叩かれてHRを浴びたが、後続はカーブ・スライダー・チェンジアップを効果的に使って無難にまとめた。
➃どの球種もコーナーに決まっていたが、球威はあまりないので高めに浮いてしまうとヒットゾーンに運ばれてしまう。
★打者目線ではタイミングが合いやすいフォームの投手なので、制球ミスが命取り(長打を浴びる)になるが、この試合でもその傾向は現れていた。
今年は彼をよく知る炭谷とバッテリーを組む可能性が高いので去年よりも期待感はあるが、去年のように大雑把な制球のままなら今年も厳しいと言わざるをえない。

3 今村信貴 2回3安打3奪三振 失点2
➄140キロ前半の直球と二種類のカーブ・スライダーを操って打者を翻弄していた。
➅カウント球で変化球が決まらずにボール先行になり、直球を狙い打たれてしまった。
★彼も野上と同様にフォーム的に打者目線ではタイミングが合いやすいタイプなので、ボール先行になったり高めにボールが浮いてしまうと長打を浴びやすい投手である。一方で左打者に対するショートと落ちるボールのコンビネーションは評価できる内容だった。

4 坂本工宜 1回1/3 2奪三振 失点0
➆140キロ前半の直球と縦変化のスライダーと、シンカー気味に落ちるフォーク系を巧みに操り打者を抑え込んでいた。
➇先頭打者から三振を奪ったところで交代。
★切れのある直球と縦変化のスライダーをしっかりコーナーに決めていたので安定感のある投球だった。
左右問わずに勝負できる武器を持ってるので、首脳陣の立場からすれば非常に貴重なリリーバーとしてベンチに置きたい存在かもしれない。
彼にとっては大きな前進となり、このまま順調に行けば開幕直前での支配下入りが決定するかもしれない。

5 吉川光夫 1回0安打 2奪三振 失点0
➇150キロ近い直球とブレーキの利いた緩いカーブで打者を翻弄していた。
➈先頭打者を討ち取ったところで交代
★左打者にはかなり厄介なタイプかもしれない。どちらかというと「直球が抜けてしまう」イメージがあるので、恐怖感で無意識に逃げ腰になってしまう。

★ 鍬原拓也 2/3 2安打 失点1
➈直球がショート回転するケースが多く、真ん中に集まっていた。
★厳しい言い方をすれば、この試合の内容では勝ちパターンの一角で起用するのは無理といってよい。まだまだ課題が多いと感じた2/3イニングだった。

注目選手雑感】
1 オコエ瑠偉 5打数1安打 打点1
➀真ん中直球にやや差し込まれてセンターフライ
➁外角へ流れるスライダーを空振り三振
➂真ん中スライダーに詰まってセカンドゴロ
➃内角直球を捉えるがレフトフライ
➄真ん中直球を叩いてライト前へのタイムリーヒット(打点1)

★体が一回り大きくなった印象で、スイングスピードも鋭さを増してる印象をもったが、バッティングの技術的な部分を見ると、以前よりも右の軸足に重心を長く置こうとする意識が高いことは見ていて伝わるが、トップからインパクトまでの体重移動で上半身が無駄に力んでしまっているので、ボールを呼び込めるまでには至っていない。

2 ブラッシュ 3打数2安打(HR1)打点1
➀真ん中直球を完璧に捉えて左中間スタンドへのホームラン(打点1)
➁外角カーブを上手く拾ってレフト前ヒット
➂初球の内角直球に詰まってショートゴロ
★足のスタンスが小さく、右脇を大きく開けてグリップを高い位置で大きく構える独特のバッティングフォームが特徴だが、意外に振り出しからインパクトまでの動きはコンパクトで日本向きの選手かもしれない。
長身でパワーを感じる鋭いスイングなので、日本の野球に対応できれば相当数のホームランを期待できると思う。
タイプ的には西武のメヒアに近いが、こちらの方がスイングに柔らかさを感じるか?

【スコア】
楽天 021 002 001 6
巨人 001 002 000 3
森-石橋-濱矢-宋
菅野-野上-今村-坂本工-吉川光-鍬原

【総評】
★同じ失敗を繰り返している野上亮磨と今村信貴
オープン戦という事を考慮しても、野上と今村は去年と同じパターンで失点してるのが気になった。これは先日登板した田口にも言えることだが、今村は「ボール先行でガツンと長打」という失敗を繰り返し、野上は安易に見えてしまうような初球の入り方(真ん中高めの直球)と、追い込んでからの詰めの甘さを毎度繰り返している。両者に共通する課題としては、カウント球としてコースは甘めでも低めでストライクを稼ぐ制球力をつけていかないと厳しい。

以上 敬称略
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