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【選手雑感】菅野が心配だ。。【セ公式戦 TvsG 9回戦・5月19日】

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前回の試合総評に引き続き、今回は選手個々について触れていきたい。
又、文末でコメンターの方から頂いた質問に対して、筆者なりの答えを書いたが、皆さんも御意見が有ればコメントをお寄せ頂きたい。

★菅野智之
相変わらず抜け球が多い。
勿論、完封は素晴らしい結果だが、大量得点と相手打線の淡白さに助けられた印象が強い。

個人的に気になるのは、彼の肘の状態である。
かなり肘の位置を下げて投げているので、直球がシュート回転したり、スライダーが抜けてしまう。
「不安を抱えたまま肘を下げて投げているのか?」「肘の不安とは無関係で、肘が無意識に下がってしまっているのか?」

後者なら、これから微調整で良くなる可能性は十分あるが、前者だとかなり心配である。

★大田泰示
彼は低めワンバンドの変化球に対して、簡単に空振りしてしまうケースが多い。
考えられる理由は、技術的には色々ある。
しかし、一番大きな要因は、彼自信が低めのボールが好きなこと。
相手バッテリーも、そこを完全に見透かして配球している。
若いカウントでは、もう少し目つけを高いゾーンに置いた方が良い。

★亀井善行
徐々に良くなっているが、まだタイミングが遅れているケースが多い。
変化球に対しての対応は悪くないが、直球系に対しては差し込まれる事が多い。
果たして、今日の相手先発・藤浪の直球に対して、振り負けないスイングが出来るか?
ライト方向にクリーンヒットが出てくれば、これから調子を上げてくると見ている。

★坂本勇人
長くボールを見れる状態になってきてるので、ボールの見極めが良くなっている。
よって、際どいコースのボール球に対しても、打ちに行きながらスイングが止まる。

バッティングフォームについては、日々試行錯誤している様子が窺える。
フォームを変えた最初の試合では、構えの際にもう少しバットを寝かしていたが、昨日の試合ではそんなに寝かしていなかった。
又、横から見ると、ややガニ股に見えるスタンスで構えていたのも、昨日の試合では印象に残った。

★レスリー・アンダーソン
本来の状態に完全に戻っている。
彼の特徴は左の軸足に、長く重心を置いて溜めを作り、そこから体重移動するのが特徴。
よって、ボールを長く見れるので選球眼が非常に良い。
それを崩そうと、相手投手はクイック等で彼のタイミングを外しにかかるが、昨日の試合ではしっかり対応していた。

★阿部慎之助
まだ状態については何とも言えない。
HRについては良いスイングだったが、他の打席での差が大きい。
やや体の開きが早く、右肩で壁を作れていないケースが多い。

★長野久義
実戦不足が露呈している。
HRの打席は「出合い頭」という印象は否めない。

【コメンターif氏からの質問】

・質問内容
私は、小山の長身から投げ下ろすフォークは短いイニングでそう簡単に攻略されるものではなく、ストレートにもそれなりに威力があるので、小山は短いイニング限定でも十分やれるのではないかと素人考えに思っていました。
ですが、管理人さんは小山は中継ぎには向かないとお考えのようですね。
できれば、その具体的な理由をお教え頂けませんでしょうか?

・筆者返答
小山の直球については、私も同意見です。
確かに角度があって、スピードも140キロ中盤を越えれば十分武器になります。
但し、彼の場合は力を入れる(力む)場合の制球力に、まだまだ不安があります。
力んでくると、澤村と同じようにシュート回転するボールが多くなると思います。
よって打者からすれば角度があっても難しくないボールになります。

それと大きなネックになるのが、クイックで投げる時に、かなり制球力が落ちる事です。
ボールの威力もやや落ちるので、直球(ツーシーム含む)とフォークの2本立てでは苦しくなります。
スライダーも彼は持っていますが、残念ながらゲームでは使えないレベルです。
打者からすれば、狙い球が絞りやすくなります。

私は小山のような投げ下ろしタイプは、フォークとカーブが最も投げやすいと思っているので、カーブをカウント球で使える先発の方が向いてると思っています。
去年から、このカーブの制球力がかなり良くなってますが、十分とは言えないので更に磨いていきたいところです。

今後、先発で活躍するには以下がポイントになると思います。
①カーブの制球力向上
②カットボールの習得

①②ともに習得すれば間違いなくGローテの柱になるでしょうけど、①だけでも他球団なら十分にローテの一員です。

以上 敬称略


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