【超激辛妄想コラム】G金城獲得の是非 & 2015年のG野手構成を考える

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先日、相川に対する人的補償が奥村に決まった。
巷で言われているように、筆者も少々意外に感じた。
それはスワローズが行った今オフの補強を考えると、即戦力を獲得すると考えていたからである。
個人的には以前の当blogで述べたように、投手なら土田・久保、野手なら松本哲を選択するのではないかと、勝手に妄想していたが、Sはドラフトで目をつけていた奥村を選択した。
報道ではS編成部は、ドラフトの時から彼に魅力を感じていたようで、去年イースタンで実戦経験を積んだ彼を、高く評価したということだろう。
一方で、当blogの常連コメンターであるcatさんが指摘されたように、FA(全て金銭での補償)や新外国人獲得で、Sの補強予算が上限一杯になった事も考えられる。
その場合、年棒3000万以上の中堅クラスを選択したくても、出来なかったという事情があったのかもしれない。
私のプロテクトリスト漏れなら、井端・寺内・矢野・實松・松本哲・久保・香月・青木が該当する。
この中から「どうしても欲しい」という選手がおらず、それなら有望な若手を選択したというのが実情かもしれない。
いずれにしても、全て想像の域を出ていないので真相は藪の中にある。
そして奥村の場合、まだまだ攻守に勉強する面が多いので、新天地でも即一軍という訳にはいかないかもしれないが、ミート力が高く、小力もあるバッティングは、将来性があるので頑張って欲しい。


さて、今オフのジャイアンツは、一般的に地味と呼ばれる補強に終わった。
①Dの戦力外となった吉川、堂上を獲得(堂上は育成登録)
②FAで相川・金城を獲得
③新外国人投手2名(マイコラス、ポレダ)を獲得
上記以外に、ドラフトも1位が高卒野手である岡本なので、大物即戦力という訳ではない。
2位以下も正直なところ未知なので、現状では計算に入れる対象ではない。
この辺りはキャンプ・オープン戦を経てから論評したい。
③については以前の当blogで論評した。
①については吉川・堂上の中日時代の印象では、吉川は即戦力という印象はない。
打撃・守備・走塁全てに課題がある。
だが去年か一昨年にG戦で見せたヒット(プロ初ヒット?)は深く印象に残っている。
確か。。気持ちが出ていたヒットで走塁も見所があった記憶がある。
一方で、堂上は体が万全なら対右投手専用の代打として、戦力になる可能性は秘めていると思う。
(彼についての詳しい論評は下記の過去記事を読んでください)
まだ育成枠だが、キャンプ中に支配下登録される事も十分ありえるだろう。

では、ここから今回の本題に入る。
金城獲得については、タブロイド紙を中心に批判的な論調が多い。
大まかにその理由は「若手のチャンスが減る」という声。
筆者が獲得の是非を問われたとすれば「賛否どちらでもない」というのが正直なところ。
個人的には、巷で言われるような反対寄りの意見も理解できるが、今年に限れば仕方ないと思う。
1)金城を獲得した理由
・石井の引退(左代打不足)
・矢野が手術明けで出遅れが予想される
・長野も手術明けでシーズンフル出場が厳しい
・去年不振だった代打陣の底上げ
大田が成長途上で使っていきたいのは第一ではある。
一方で彼が厳しい場合は、一気に層が薄くなる面も否めない。
橋本は絶対的レギュラーの域には達していない。
去年はホップ、今年はステップする段階で、もう少し時間がかかる。
アンダーソン・亀井・高橋由は、怪我が多い選手なので軸では厳しい。
松本哲の守備力は大きな戦力だが、スタメン起用となるとバッティングに少々問題がある。
また、外国人枠と守備に問題があるセペダが、去年同様レフトを任せるということは、G打撃陣が危機に直面したと言える。
出来ればそれは避けたい。。。
振り返ると、近年のG外野は長野が要を担ってきた。
その彼が大きな故障の手術明けで、外野構成が流動的となった。
そして石井引退・矢野故障明けという事態も重なり、G代打陣も弱くなった。
これらを考えると金城獲得は、一概に意味のない補強とは言えない。
Gは常に優勝を第一に考えるチーム。
私が知る限り、どんな年でも優勝よりも、若手育成を第一でシーズンに望んだ年はない。
個人的には「真の黄金時代に向けて、今年は大田や橋本の優先器用を!」と思っているが、育てながら勝つ事を究極の目標と考えているG首脳陣は、そういう選択はしないだろう。
それならば、金城獲得は間違っていないという結論になる。


次に金城・相川が加入した2015年の野手構成を考えていきたい。
★2014シーズンの主なベンチ入り野手構成(16人)
スタメン
捕手 阿部(左)
一塁 ロペス(右)
二塁 片岡(右)
三塁 村田(右)
遊撃 坂本(右)
左翼 アンダーソン(左)
中堅 長野(右)
右翼 橋本(左)
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控え
捕手 小林(右)・實松(右)
内野 井端(右)・寺内(右)
外野 亀井(左)・高橋由(左)・鈴木(両)・矢野(右)
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主な他選手
捕手 加藤(右)
内野 藤村(左)・石井(左)・中井(右)
外野 セペダ(両)・大田(右)・松本哲(左)・横川(左)
   隠善(左)
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★2015シーズン予想ベンチ入り野手の構成(17人)
スタメン
捕手 小林(右)
一塁 阿部(左)
二塁 片岡(右)
三塁 村田(右)
遊撃 坂本(右)
左翼 アンダーソン(左)
中堅 大田(右)
右翼 長野(右)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
控え
捕手 相川(右)・實松(右)
内野 井端(右)・寺内(右)
外野 高橋由(左)・亀井(左)・鈴木(両)・金城(両)
   橋本(左)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
主な他選手
捕手 加藤(右)
内野 中井(右)・藤村(左)・辻(左)・大累(右)
外野 セペダ(両)・松本哲(左)・横川(左)・隠善(左)
立岡(両)
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個人的には来シーズンの構成を、基本的に投手を11人にして、野手のベンチ入りを17名(1名増)にすべきと考える。
また、願望で大田をセンターで考えたが、長野が万全なら、センター長野・ライト亀井が基本線になる。
また長野が万全ではない場合も、橋本が良ければ彼をセンターで使う選択肢も十分ある。
また、野手のベンチ入り構成を考える上で大きなポイントがある。
それは捕手をどうするか?
「二人制なのか?三人制なのか?」
過去の当blog記事を読まれている方なら解ると思うが、筆者は捕手二人制には反対の立場。
それは二人制にする場合、様々な状況でベンチワークが非常に限定的になるからである。
例えば大事な場面で、出塁した捕手の代わりに代走・鈴木を使いたい場合、その後の守備を考えると出しにくくなり、本当の意味での切り札にならない可能性がある。
基本的には三人制で、先発マスクの小林や相川が、マスクを最後まで被るのが理想。
そして負けてる試合では積極的に代打を出し、僅差の試合では代走も出せる柔軟性を持った構成にした方がよいと考えている。
確かに捕手を二人にすれば、選択できる選手は多くはなるが、実際のところは宝の持ち腐れになるケースが多い。
言葉は悪いが「捨て駒が無ければ勝負の一手は使えない」と筆者は確信している。
また、キャッチャー阿部を決別させたなら、緊急事態でも使わないという覚悟はもって欲しい。
二人制にして、万が一の場合に阿部を使うという考え方は、捕手を辞めて間もない今シーズンは、首脳陣が安易に使ってしまう可能性が出てくるので非常に危険。
新生ジャイアンツを目指す原監督としては、その象徴が壊れてしまうと、監督自身がチームの方向性を見失う可能性がある。
一方で捕手から離れた阿部は、打てなくなったら引退しかないという覚悟と、野手としての練習量が増えて、本人にとってもプラスに働くとみる。
そしてチームとしても、攻守全てで阿部に頼る状況を徐々に脱して、坂本・長野中心でチームが纏まっていく方が先々良いし、本人たちにも自覚が出て良い。
打てる捕手の阿部が打線の中軸に存在する事は、打線構成上で大きなアドバンテージになり、2007年以降はリーグを6度制覇している。
しかし、捕手としての衰えが目立つ現状は、明らかにチームの変革期を迎えている。
遅かれ早かれ手をつけなくてはならない問題だったので「早めに手を打った大英断」と筆者は前向きにとらえたい。
以上、これで今回は〆になるが、G捕手陣については次回の記事で詳しく触れたい。


敬称略
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