【超激辛妄想コラム】 キャンプ直前 主力G戦士の課題

不定期の更新とはいえ、約二週間ほど前回の投稿から間があきました。
キャンプが始まる前に「大田泰示のバッティング」を語るつもりでしたが、文章が上手く纏まらずに断念しました。
メールでお問い合わせくださった方には大変申し訳ないです。
大田については、キャンプやオープン戦の記事中で、随時ふれていきたいと思っています。
そして、いよいよキャンプが始まりますが、当blogもエンジン全開フル回転で更新します。
去年と同様に、基本的にはキャンプ休日以外は随時更新します。
注意頂きたいのは、公式戦とシーズンオフは深夜の更新ですが、キャンプ中は夕方更新になることです。
内容と構成は去年と同じで、G+キャンプ中継の映像で確認した選手雑感が中心です。
シーズン中は戦術的な話が多くなりますが、キャンプ中は技術的な話もしていきたいと思っています。
キャンプ期間中も当blogを是非ご覧ください。
さて、いよいよキャンプ目前となった今回は「G戦士個々の期待と課題」を中心に、キャンプの見処も織りまぜて記事にしていこうと思います。


~主力G戦士の課題 投手編~
①菅野
技術的な事よりも、まずは肘の状態を万全にすること。
報道では全く問題ないようだが、個人的には不安視している。
既に実績を残している選手なので、キャンプ序盤からエンジン全開でいく必要は全くない。
技術面では、右打者の内角に直球系をキッチリ決める制球力を高めたい。
去年はフォークの精度が良くなかったが、肘の事を考えるとフォークに拘るのは良策ではない。
打者の懐への直球が決まってくれば、既に外角への制球力は球界屈指なので、フォークの球数を減らしても討ち取る策は増える。
変化球を生かすも殺すも直球の精度である。
そうすれば、畠山に土壇場で逆転HRを打たれた悪夢は再現しない。

②内海
去年は特に前半戦に全く勝てずに低迷したが、過去の投球内容と比べて大きく劣っているとは思わない。
正直、他球団に投球内容を丸裸にされて攻略された節がある。
あくまで個人的な意見だが、対右打者に対しての攻め方は限界を感じている。
これまでは、懐への直球を意識させておいて、膝元のスライダー・外のチェンジアップというパターンだったが、この攻め方を完成させるには、直球のキレと精度が高いレベルでないと好結果を生まない。
つまり、今の内海は普通の状態では勝てなくなっている投手という事になる。
このままでは、今まで彼の長所の一つであった悪いなりに押さえていくピッチングが、シーズンを重ねる毎に失っていくだろう。
直球のキレを向上させるのも一つの方法かもしれないが、年齢的に若干難しい感がある。
それならば今でも投げているフォークを、より高い精度に仕上げて、投球パターンを変える事が必要になる。

③杉内
彼も内海と同じで、打者が投球パターンに慣れてきた感が強い。
報道では新球にチャレンジするようだが、筆者も賛成である。
完璧主義に見えるので、中途半端な精度でゲームに使わないとは思うが、何とかマスターしてほしい。

④大竹
まずは故障箇所の状態が気になるが、こちらも菅野同様にキャンプ序盤から飛ばす必要性は全くない。
彼の場合は故障歴が長いので特に注意してほしい。
技術的にはスライダーの制球力向上を挙げたいが、個人的には彼の場合は捕手の配球次第で結果が大きく変わるタイプの投手だと思う。
残念ながら、阿部も小林も彼の良さを十分に引き出したとは思っていない。
もっと簡単にアウトにできたケースが多く見られたし、無駄球で球数を増やしていたようにも感じる。
期待したいのは、相川の加入によって彼の良さを引き出せそうな事。
シュートの使い方が上手い彼の配球で、大竹の投球内容がどう変わっていくのか興味深い。

⑤小山
去年は飛躍の足掛かりとなる一年になったが、今シーズンは他球団も彼の投球を研究してくるだろう。
阪神とのCSでも登板したが、研究されてる印象を持った。
シーズン中では低めのフォークを面白いように振ってくれていたが、低めは捨てられて高めに目付けされていた。
去年は、ほぼフォークと直球の二つを中心で組み立てていたが、これだけでは飛躍は厳しい。
かなり良くなったカーブだが、もっと腕を振って投げるようにして、打者に待たれないようにすること。
菅野と同じだが、フォークの効果を更に増すには「打者の懐を攻め込む勇気と制球力」が重要になる。
この部分も去年は良くなった部分ではあったが、もうワンランク上げたいところ。
そして、出来ればスライダー系も使える球種にしたい。
これも自分のモノにすれば、二桁は余裕でクリアする。

⑥山口
投手陣の故障明けの中では、彼が一番心配ではある。
勿論、Gにとって4連覇するには絶対必要な選手ではあるが、シーズン序盤から計算にいれない方が賢明だと思う。
早くても交流戦、そして梅雨明けからエンジン全開で期待したい。
技術的には「右打者の懐への直球のキレが復活するか?」
去年はツーシーム系は145キロ戦後を記録していたが、クロスファイアーの直球が140キロ前後に留まっていた。
スライダーも本来の彼のモノではなかった事も併せて推測すると、肘の不安箇所によって「腕が振れるコースや球種」が限定されていたのかもしれない。
先日テレビ番組の中で「SFFを新たに使えるように練習中」と話していた。
勿論、これをマスターすれば大きな武器になるが、肘と相談してジックリ仕上げてほしい。

⑦マシソン
個人的には彼に対して注文することはあまりない。
彼の投球スタイルからして制球力を求めるのは違うと思うし、それを求めたら彼の良さが逆に失われると思う。
正直言えば、一昨年のような活躍を望むのは酷だと思う。
相手も彼のスタイルに慣れてるし、彼の投球スタイルも大きく変わることはないだろう。
問題は首脳陣の「起用方」になると思う。
まず彼の場合、イニング跨ぎは失敗するケースが多い。
あくまで個人的な意見だが、恐らく彼は瞬間的にアドレナリンを爆発させる事に長けてるが、時間を開けても集中力を持続させる事は難しいように感じる。
もう一つは登板過多である。
去年は表向きには故障というニュースは出なかったが、3年前は肘の故障で2ヶ月程度戦線離脱した。
全身を使って全力で投げるタイプなので、肘や肩への負担は激しい。
彼の場合は「ごまかし」の効かない投手なので、直球の威力が落ちれば命取りになる。
コーナーを狙おうとすれば、逆効果になって制球力は乱れる。
今年はセットアッパーが有力になるが、去年の悔しさを挽回しようと本人は目一杯で投げると思う。
故障という観点では、こういう時が一番怖い。
彼へのメンタル的なケアも含めて、大事に使って欲しいと切に願っている。


~主力G戦士の課題 野手編~
①長野
膝、肘のダブル手術明けとなる。
かなりマイナスのスタートと言えるが、彼がステップアップする良い機会と筆者は捉えたい。
痛みを我慢しながら、去年の後半戦で勝負を分ける貴重な打点を稼いだバッティングは称賛に値する。
彼もシーズン序盤からフル回転は難しいが、怪我の箇所が完璧に癒えれば首位打者獲得も可能とみている。
一昨年、去年の前半と苦しんだが、肘の具合が良くなかったのなら合点がいく。
彼のバッティングは右手の役割が非常に大きい。
強い背筋と右手の押し込みで右方向に強い打球を飛ばすのが特徴。
その打球に「鋭さ」を感じなかった近年だった。

②片岡
去年は大きな怪我なく久しぶりに無事な体でシーズンを終えた。
勿論、昨シーズンの成績は不満だが、彼の長所と短所を再確認出来た事は「手探り状態だった」首脳陣からすれば大きいと思う。
まだまだ一気に老け込む歳ではない。
井端も片岡同様に「錆び」がとれて体のキレが増すことだろうが、片岡の方は一気に成績を伸ばす可能性を秘めているとみる。
彼の場合、状態が悪くなると、バットのヘッドが下がりぎみになって平凡なライトフライが増えるのが特徴。
逆に良い状態だと、バットのヘッドが立って、右方向にライナー性の打球を放つ。
そして十分ライトスタンドへも放り込む力を持っている。
セカンドの守備もシーズン序盤は慣れない球場で苦労していたが、徐々に安定感を増していった。
今年も井端と併用という形でスタートするだろうが、勝負強いバッティングと高い技術を持つ走塁でチームを引っ張ってもらいたい。

③坂本
正直言うと、バッティングは技術的に頭打ちになっていると思う。
足を高く上げてタイミングを取っているが、近年は相手投手が外しにきている場面が多く見られる。
細かい技術論はキャンプ中のどこかで述べたいが「何か」を変えなければ大きく飛躍することは厳しいとみる。
走塁、守備については年々精度を増している。
そして新キャプテンとして「どのようにチームを引っ張るのか?」
また「坂本個人がどう変わっていくのか?」期待しながら見ていきたい。

④阿部
タイミングの取り方、腰から足の使い方は天賦の才の持ち主だったが、度重なる故障で錆び付いてしまった。
果たしてファースト専任で負担が減ることによって錆がとれるのか?
それとも一度崩れてしまったバッティングフォームは戻らないのか?
個人的には非常に興味深いケースである。
年齢的には3割30本以上打つことは十分可能ではある。

⑤村田
彼のバッティングの状態を判断する上で、筆者がポイントにしているのは二つある。
「トップを早めに作ってバッティングの間をしっかりとれる状態か?」
「上体が力んで右手を被せるようなスイングになっていないか?」
また彼は、チームが貧打状態の時に、一人で現状を打開するような選手ではない。
彼は前後の打者が良い結果を出しているときに、力を発揮すると見ている。
「何とかしたい」という気持ちが空回りしやすいタイプだろう。
阿部やアンダーソンが結果を残せない場合は厳しいかもしれない。

⑥アンダーソン
彼も肘の手術明けである。
去年は怪我での離脱が残念ではあったが、バッティングの内容を見ると非常に評価できる。
一見、懐の直球には厳しそうに見えるが、上手に腕を畳んで振り抜く術も持っている。
やはり、肘の怪我後は厳しくなってきたが、特に「ここを投げておけば安全」というコースはない。
外野守備と走塁は平均点以下で期待はずれだったが、ファースト守備はそんなに悪くはない。
個人的にはファーストは左利きが絶対有利で、特にセカンドからすれば非常に投げやすい。
右手でグローブを持ってる場合、ボールが逸れても打者走者と交錯するリスクは低いし、交錯しても大ケガに繋がる確率は減る。
ホーム方向にボールが逸れる場合は打者走者と衝突するので、左手でグラブを持っていると左手がモロに打者走者とぶつかり、肩や肘の靭帯や関節を痛める可能性がある。

⑦亀井
技術的にはG左打者の中では、阿部・由伸に次いで高い技術を持っている選手である。
特に去年は右足をタップすることで、しっかりタイミングを取れていた事、そして左の軸足にしっかり貯めてから体重移動させる術を身に付けていた。
それでも大きな飛躍とならなかったのは、やはり毎年必ず出てくる故障が原因である。
本人も細心の注意を払っているとは思うが、それでも発生してしまっている。
何とか無事に一年を終えて欲しい。
そうすれば3割20本も決して夢ではない。

⑧橋本
去年は序盤から結果を出し期待の若手として台頭したが、後半は体力的に厳しかったこともあり苦しんだ。
技術的には彼も片岡と同じで、悪くなるとバットのヘッドが下がり気味になってポップフライが増える。
それと、だいぶ改善されてはいるが、まだ「走り打ち」のようなスイングが見られるのも課題になる。
まだまだ亀井や阿部のように体重移動が出来ていない。
勿論、体格差もあるので、同じ打ち方を望むのは酷かもしれないが、筆者はもっと下半身主導のバッティングを意識すべきだと思っている。
外野守備については強肩ではあるが、ケースを考えた送球がまだまだ出来ていない。
ホームで刺す高い意識と自信は評価できるが、無理に送球して一塁走者をサードまで進塁させてしまうことが結構見られた。
打球判断については徐々に改善されて、守備範囲はシーズン序盤と比べて広くなった印象がある。
走塁への意識はもっと欲しい。
そんなに俊足ではないが、同じ程度の脚力の坂本があれだけ見事な走塁をしているのだから見習って欲しい。
彼の場合、走攻守全てに高い可能性を秘めているので、それだけに課題は多いし、伸びシロも沢山ある。

⑨大田
去年は終盤戦にプチブレイクしたが、彼のポテンシャルを考えれば、決して満足出来る内容ではない。
だが、それでもプロとして初めて「自分の力で勝ったという経験」が出来たのは大きな自信になったであろう。
技術的には以下の3点が良くなった。
1、タイミングの取り方が上手になってる
2、構えからトップまでの間で無駄な動きが無くなっている。
3、リードの左手と押し込む右手の使い分け、バランスが良くなった。
彼の最大の武器はバネのある下半身だ。
非常にクッション性の強い膝から生まれるパワーは打球に現れるだけではなく、ダイナミックなベースランニングにも出ている。
外野守備については打球判断はまだまだ甘いが、年々確実に進歩している。
また、去年の終盤ではかなり自信をもってプレーしているようにも感じた。
肩については、強肩と思われがちだが、それほどのものではない。
中の上という印象である。
課題はモーションが大きいので、もっとコンパクトに送球する必要がある。
由伸や長野という良い手本が近くにいるので参考にして欲しい。
今年は更なる飛躍を期待したいが、他球団も指をくわえて見ていないだろう。
必ず今年も大きな壁にぶち当たる。
冷静に見れば、今年は大ブレイク必至というような技術はまだ身に付けていないと言える。
だが前述通り、彼の場合は技術云々よりもアスリートとして乗り越えてくれる期待感も抱かせてくれる。
我慢して使ってもGファンは納得する選手の一人だろう。

以上 敬称略
前段でお知らせした通り、次回から「超激辛Gキャンプレポート 2015」をお伝えします。
G+のキャンプ中継を見ながら書くので、基本的には午後4時から5時に公開する予定です。
是非ご覧ください。
そして、これまでと同様に御意見、御感想を心からお待ちしております。
追伸
最新記事(2月1日配信)「超激辛キャンプレポート」を公開しました。
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