「今年も巨人は阪神をカモに出来るか?」阪神vs巨人 オープン戦 2019.3.10

「今年も巨人は阪神をカモに出来るか?」阪神vs巨人 オープン戦 2019.3.10

甲子園は昼から雨模様となる予報だったが、何とか試合開始時間まで天気はもち、途中から小雨模様にはなったが試合は最後まで行われた。



【スタメン】

【巨人攻撃経過:選手短評】
1二 田中俊太 4打数1安打
➀カウント1-2から内角直球を見逃し三振
➃カウント1-0から外角直球を合わせただけのショートゴロ
➄フルカウントから内角直球に詰まってファーストゴロ、チェンジ
➇フルカウントから内角低めの直球を上手く運んでレフト前ヒット
★前半二打席は淡白に映り、後半二打席は粘りを打席で感じた。

2遊 坂本勇人 2打数0安打
➀カウント0-2から外角低めのチェンジアップを空振り三振
➃カウント2-2から内角低めのフォークに泳がされてセンターフライ
★まだまだバッティングの状態は良くないが、全く心配していない。

⇒遊 山本泰寛 1打数0安打1四球
➅初球の内角直球に詰まってライトフライ
➇カウント2-2から二盗失敗⇒フルカウントから内角高めの直球が外れて四球
★第二打席は相手に流れを渡さない価値ある四球だった。
★ショートの守備ではイージーミス

3中 丸佳浩 1打数0安打1四球
➀カウント0-1から真ん中カーブを打ち損じてセンターフライ、チェンジ
➃フルカウントから外角低めのフォークを見切って四球。
★彼もミスショットが多くなっているが全く心配していない。

⇒右 松原聖弥 2打数0安打
➅フルカウントから内角直球に詰まってセカンドゴロ
➇カウント1-1から外角低めの直球を引っかけてショートゴロ、チェンジ
★この試合の2打席も結果は残念だったが、これまでの「猪突猛進の打席」という内容ではなく、打席に立つ前にしっかり頭の中で整理されている印象を受けた。

4三 ビヤヌエバ 3打数0安打
➁カウント0-1から外角スライダーを打ち上げてライトフライ
➃カウント1-2から内角低めの直球に詰まってショートフライ、チェンジ
➅カウント2-2から内角低めのフォークを空振り三振、チェンジ
★色々な球種を試されて「探り」を入れられていたが、逆に彼にとっても色々なボールを見れた事は今後の参考になるだろう。

⇒打 ゲレーロ 1打数1安打 打点1(HR1)
➈カウント1-1から真ん中カーブを捉えてレフトスタンドへ本塁打 打点1
★バッティングの内容はそんなに良いとは思わないが、カウント球のカーブに対して体が反応して、自然にバットを出したらボールがうまく引っかかったような本塁打だった。

5左 亀井善行 2打数0安打
➁初球の内角直球を捉えるがライトフライ
➄カウント1-1から真ん中低めのフォークを引っかけてセカンドゴロ
★バッティングの状態は上昇傾向か?

⇒一 北村拓己 2打数0安打
➆カウント2-2から真ん中直球を見逃し三振
➈カウント2-0から内角高めの直球に詰まってサードゴロ
★ここ二試合は打席で迷いが出てしまって、中途半端な結果になるケースが増えている。

6一 中島宏之 2打数1安打
➁カウント3-1から外角低め直球を捉えるがショートゴロ、チェンジ
➄フルカウントから外角直球を捉えてセンター前ヒット
★技術的なポイントは以前のレポで触れてるので割愛するが、バッティングの状態は間違いなく上昇傾向である。

⇒走中 立岡宗一郎 2打数1安打
➆カウント1-1から外角低めの直球に合わせただけのショートゴロ
➈カウント1-2から外角低めのチェンジアップを上手く拾ってレフト前ヒット
★外寄りのボールに上手く合わせてヒットゾーンに運ぶ技術は持っている。

7右 陽岱鋼 2打数2安打
➂カウント1-2から真ん中スライダーを捉えてセンター前ヒット
➄フルカウントから内角高めの直球に詰まりながらもセンター前ヒット、一塁走者は三塁へ進塁
★チームの勝利に欠かせないのはこの試合のようなバッティングであって、彼に求めているのは「意外性の一発」ではない。

⇒三 吉川大幾 1打数0安打1四球
➆フルカウントから直球が真ん中低めに外れて四球
➈カウント2-2から外角低めのカットボールを空振り三振
★この試合でもハッキリと「爪痕」を残していた。

8指左 石川慎吾 3打数1安打 打点1
➂カウント0-2から真ん中低めのチェンジアップを空振り三振
➄初球の真ん中低めのフォークを捉えて左中間への二塁打、打点1
➆カウント2-1から外角スライダーを引っかけてショートゴロ、チェンジ
★第二打席のタイムリーは、しっかりと相手投手の特徴をネクストサークルで観察していたからこそ生まれた。

⇒打 若林晃弘 1打数0安打
➈カウント1-2から外角低めのカットボールを空振り三振、チェンジ
★結果は出なかったが、彼の左打席は実戦的なスイングが期待できる。

9捕 炭谷銀仁朗 2打数0安打 打点1
➂初球の外角低めのスライダーに手を出し4-6-3のダブルプレー、チェンジ
➄カウント2-2から外角直球に食らいついてセカンドゴロ、打点1
★第一打席では初球の難しいボールに手を出してチャンスを潰したので、次のチャンスでは必死に食らいついていた。

⇒打捕 大城卓三 1打数0安打
➇カウント2-2から内角低めの直球を見逃し三振
★高めの直球を捉えきれず、最後はベストピッチを決められた。



【巨人投手雑感】
1 今村信貴 5回3安打3四球1奪三振 失点0
➀簡単に2アウトを取ってから福留にストーレートの四球、続くマルテにヒットを打たれてピンチを招くが何とか後続を抑える。
➁1アウトから陽川にヒットを打たれるが後続をダブルプレーで退ける。
➂2アウトから福留に四球を与えて、続くマルテの打席でエラーが出てピンチを招くが、ここも後続を退けて無失点で切り抜ける。
➃このイニングは下位打線に対して力でねじ伏せる投球で三者凡退。
➄先頭打者にヒットを許すが後続をゴロアウトで退け、この回も無失点で終えた。
★直球の平均球速は130キロ後半、変化球はスライダー、シュート、カーブ、フォーク、スローカーブ
★直球の切れ・スピード感に関しては、去年の良い時と比べると8割程度の印象で、今のままの状態で本番を迎えると厳しいだろう。
★立ち上がりは変化球が決まらずにボール先行のケースが多かったが、阪神打線の拙攻に助けられていた印象が強い。
★3回以降は変化球が低めに決まり始め、ゴロアウトが増えて投球に安定感が出てきた。

2 宮國椋丞 2回0安打 失点0
➅ストライク先行でテンポよく三人で終わらせる
➆1アウトからエラーによる出塁があったが、直後の打者をダブルプレーに討ち取り無失点で終える。
★直球の平均球速は140キロ前半、変化球はカットボール、カーブ、フォーク。
★前回よりも腕が振れていた印象で、少々甘くても詰まらせることが出来ていた。

3 中川皓太 1回0安打1奪三振 失点0
➇こちらもテンポよく三振で終わらせ付け入るスキを与えなかった。
★直球の平均球速は130キロ後半、変化球はスライダー中心にシュートを少々。
★少々ボールが高めに集まっていたが、ボールの切れで打者を押し込んでいた。

4 桜井俊貴 1回2安打 失点1
➈1アウトから左打者二人に長短打をくらって失点を許してしまったが、後続はしっかり抑えてそれ以上の反撃は許さなかった。
★直球の平均球速は140キロ前半、変化球はカーブ、チェンジアップ、カットボール。
★彼の調子が悪い時の特徴である直球のシュート回転が出てしまった。
★変化球を上手く使ってカウントを有利にしても、勝負球が甘くなっていた。
★但し、去年までは打たれ始めると「つるべ打ちをくらったり」「弱気になって四球を与えたり」していたが、ここでは後続打者に対して気持ちを前面に押し出して力でねじ伏せていたので、そこは進歩として素直に評価したい。

【阪神注目選手雑感】
1 マルテ(ファースト)
★2016年はメジャーで15本のHRを放った虎の助っ人
★足を上げずにノーステップでバットを振り出すスタイルが特徴。
★ボールを下から覗き込むような姿勢になりがちで、ノーステップで体の回転で振ろうとするバッティングスタイルは巨人のゲレーロに似ている。
★ゲレーロと違うのは「打つポイント」で、ゲレーロは前で捉えようとするが、マルテは手元まで引き付けようとする。
その結果、ゲレーロは悪くなると体が突っ込みやすくなるが、マルテはそういう感じにはならない。
★当然ながらボールを前で捉えるほうがホームランは出やすくなるので、ゲレーロよりも長打は期待できないが、アベレージはそれなりに期待できるかもしれない。
★メジャー時代の映像を見た第一印象は「ゴメスの再来」だったので警戒していたが、来日以降のバッティングを見る限り彼のような「威圧感」はないので、バッテリーは内角を果敢に突きやすいかもしれない。

2 近本光司(センター)
★社会人出身の25歳で、俊足好打のドラ1ルーキー
★バッティングはしっかり軸足に体重を乗せてからスイングしてるので「走り打ち」にはなっていない。
★アマチュアの左打者がプロとの違いで一番驚くのは左投手の変化球のキレだが、この試合を見てもまだまだ対応できていないので慣れが必要である。
★阪神はキャンプ映像が頻繁に見れるので情報は得やすいが、脚力は前評判通りで、守備は捕ることに関しては問題ないが肩は弱い、

3 木浪聖也(サード)
★こちらも社会人出身の25歳で、好打と堅守が売りのドラ3ルーキー
★パンチ力は近本よりも上だが脚力は普通、こちらも同じく左投手の変化球への対応がまだまだで慣れが必要。
★イメージ的には糸原と特徴は被るが、果たしてどこを守らせるのだろうか?
★基本的には糸原・北條らと競争になると思うが、大山やマルテが駄目なら彼らのポジションを任せる可能性もあるだろう。

【試合スコア:登板投手】
巨人 000 020 001 3
阪神 000 000 001 1
今村5回-宮國2回-中川1回-桜井1回
西3回-馬場4回-石崎1回-尾仲1回

【総評】
1 必死な姿勢を感じた巨人攻撃陣と淡白に見えてしまった阪神攻撃陣
これは球数が物語っている。
阪神投手陣が巨人打線を抑える為に要した投球数は156球(打者35人)
巨人投手陣が阪神打線を抑える為に要した投球数は123球(打者35人)
つまり巨人打線は阪神打線よりも33球多く投げさせており、それだけ各打者が打席の中で粘りを見せていたことになるし、逆に阪神打線は淡白な攻撃という評価になる。

2 今年も甲子園の阪神戦では左投手を先発させておけば大丈夫?
ツイッターでも言及したが、阪神打線の印象として、右打者は左投手の入ってくる直球系への対応が出来ておらず、左打者は左投手の外に流れる変化球の見極めが出来ていない。
福留と糸井は勿論彼らとは別格だが、彼らも調子を落としてくると「踵体重になる傾向が強くなる」ので、左投手の外に流れる変化球に脆さを見せる傾向がある。
今年も巨人の左腕メルセデス、田口、今村にとって、特に広い甲子園で行われる阪神戦は「おいしい」かもしれない。

【番外編・侍ジャパン観戦記】
1 侍ジャパンで躍動していた吉川尚輝
ショートとして出場し、マルチ安打と盗塁を決めてチームの勝利に貢献した。
守備でもダイナミックなプレーで観衆を沸かせていたし、去年よりも送球が強くなっていた。
但し、唯一残念なのがイージーゴロを処理するときにスローイングが雑になる事。
足を使わずに上体だけで安易に送球しようとすると悪送球になりやすくなる。

2 相変わらずピリッとしない田口麗斗
下半身主導ではなく上体(小手先)で投げている印象を受け、ボールに彼本来のキレを感じない。
変化球も曲がりが早く感じるので打者は見極めやすくなってるし、直球も手元での伸びをあまり感じない。
よって変化球でカウントが思うように稼げずに苦し紛れに投げる直球を痛打されるケースがここまでの実戦では目立っている。
以上 敬称略
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