ベールを脱いだG新戦力【超激辛キャンプレポート2月9日】

今日も宮崎は晴れたが、昨日よりも気温がグッと下がり、非常に寒さが厳しい一日だった。
そしてこの日はGファン期待の新戦力が、徐々にベールを脱いだ一日でもあった。


~今日のトピックス~
①新戦力が徐々にベールを脱ぐ
②一軍投手によるフリーバッティング第2弾
 ポレダ→中井・大田
 青木→井端・金城
 大竹→亀井・堂上
 高木勇→松本哲・藤村
 笠原→橋本・辻
 戸根→鈴木尚・寺内
③二軍では松本竜を相手に岡本がフリーバッティング


~選手別雑感~
★マイルズ・マイコラス
原監督が見守る中、ブルペンで精力的に投げ込んだ。
キャンプ当初のピッチングと比べると、かなり「固さ」がとれている。
上半身と下半身の連動をあまり感じなかったピッチングフォームが、今日はしっかり下半身主導で投げていた。
この意識を忘れなければ、左肩の開きが我慢できるので球持ちが良くなる。
そうすれば打者にとっては打ちづらいボールになる。
相変わらず「担ぎ上げ」ではあるが、この日のように下半身主導で投げる意識を持てば、ボール自体はレベルが高いので期待感がある。
フォーム的には制球で苦しむタイプではない。
筆者がキャンプ前に心配していた故障については、現時点では全く杞憂に終わっている。
このまま無事でキャンプを終えてほしい。

★菅野智之
肘の故障明けで、例年と比べてスロー調整だったが、この日は精力的に変化球も交えて投げ込んでいた。
低めにビシッとスライダーが決まる映像は圧巻だった。
肘の心配は全く感じない。

★アーロン・ポレダ
中井・大田が相手のフリーバッティングに登場。
直球を中心にスライダー・チェンジアップも投げていた。
当然まだまだ全力ではないので評価できないが、心配されていたコントロールは、そんなにバラツキはなかった。
打者目線で見ると、右打者は右肩の開きが早いのでボールが見やすい。
中井も数球見ただけで、しっかりタイミングを合わせていた。
逆に左打者は「一瞬向かってくる」感覚があるので、慣れるまでは苦労するかもしれない。
直球は綺麗なフォーシームではなく、右打者の懐にはカット気味に、外にはツーシーム気味に投げ分けていた。
変化球については、総じて低めにしっかり制球されていたが、当然キレはまだまだの段階。
これからアドレナリンが出る状況でどんなピッチングを見せるか?
彼の最終評価はそこを見てから判断したい

★中井大介
ポレダ相手のフリーバッティングを見たが、大田よりも内容がよかった。
しっかり自分のポイントまで引き付けて、最短距離でバットが出ていたので「生きた打球」を放っていた

★高木勇人
初めて打者を相手にした彼のピッチングを見たが、率直な感想は「使える」と思った。
フォームはオーソドックスなので、打者目線で見ればタイミングを合わせにくい事はない。
よって彼の場合は、持ち球の質が最重要となるが、これがなかなか良いモノを持っている。
まず直球だが結構スピンが効いたボールで、左打者の膝元にビシッと決めていた。
この制球力が本物なら大きな武器になる。
スライダーも曲がりが遅いので、打者からすれば厄介で、フォークも落差が大きい。
ツーシーム(シュート?)も制球されてる。
報道によれば球種が多彩ということだが、この4つが主力のボールになってると推察する。
仮に先発で使うなら、カーブ系の緩いボールも欲しいが、リリーフなら十分これだけで勝負できる。
本番に向けては、もう少し直球のスピードと制球力が望まれる。
しかし150キロ程度まで出せるという事なので楽しみにしたい。
個人的にはルーキー投手のなかでは、戸根の方に注目していたが、今日のピッチングを見たらその考えは改めなければいけない。

★笠原将生
直球中心に投げ込んでいたがシュート回転が多く「いわゆる抜け球」が多かった。
また、去年はあまり投げていなかったツーシームを試投していたのも印象的だった。

★戸根千明
直球を中心にスライダーとチェンジアップを投げていた。
昨日までは彼に対する印象は、いわゆる「一芸タイプ」で対左のワンポイント要員という考えだったが、右打者へのチェンジアップの「抜け」が良いので、十分に右打者相手でも勝負出来る持ち球をもっている。
但し、打者目線では左打者の方が抜け気味の直球が多いので怖さがある。
独特なフォームなのでタイミングを合わせづらい。
課題は制球力になると思うが、この「怖さ」は残した方が良い。
その上でクロスファイアーの直球が決まるようになれば、将来的には山口のような存在になる可能性も十分ある。
問題は、これから相手打者に対して臆することなくグイグイ懐へ攻め込めるか?
このスタイルをプロでも続けられれば、活躍を疑うことはない。
逆にコントロールを必要以上に意識し出して、バラバラになってしまうケースも多く見てきた。
果たして彼はどちらにいくのであろうか?


~総評~
今日登板した新戦力投手の中で腕が一番振れていたのは高木勇人だった。
左のポレダと戸根については、多少遠慮も見られたので、腕を振っているピッチングではなかった。
彼らがシッカリ腕を振った時「どんなボールで、どんなコントロールなのか?」
これを見ないと結論は出せない。


以上 敬称略

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