新たな可能性を感じた澤村拓一の1イニング【超激辛紅白戦レポート2月13日】

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今日も天気は快晴。
しかし昨日に引き続き、今日は更なる強風で選手は処理に苦しんでいた。


☆トピックス
①長野が今キャンプ初の屋外フリーバッティング
 場外6本を放つなど貫禄を見せる
②強風と集中力を欠いたプレーで紅白戦は荒れ模様


~紅白戦~
★紅組野手
①サード 中井
・内直球に詰まってショートフライ
・中スライダーを捉えて
 レフト前タイムリーヒット 打点1
・中低めフォークを3遊間ヒット
・中スライダーを綺麗に叩いて
 レフト前ヒットタイムリー 打点1
・スライダーを掬い上げてセンター前ポテンヒット
相変わらず、バッティングの内容と結果が伴っている
自分のポイントで捉えているので崩れることがない。
②セカンド 藤村
・外直球に合わせたがサードライナー
・中直球をセンター返しタイムリーヒット 2打点
・内フォークを叩いてライト前ヒット
・外直球を引っ掻けてセカンドゴロ
・外スライダーを引っ掻けてファースト内野安打
センター中心の意識で見事なバッティングだった。
彼はセカンドの左へ強いゴロを意識する方が結果が出る。
③レフト 金城
・中高め直球に詰まってショートフライ
・中スライダーに差し込まれ気味の強いセカンドゴロ
・内直球に詰まってライトフライ
・中スライダーを叩いて
 レフトオーバータイムリーツーベース 打点1
・外直球を綺麗に流して
 ライト前ヒットタイムリー 打点1
捉えた打球を連発していた。
バットコントロールは流石に上手い。
④センター 大田
・内直球を捉えてレフトフェンス直撃ヒット
・内直球を詰まり気味にセンターへ弾き返すヒット
・内フォークを空振り三振
・内直球に詰まってボテボテのサードゴロ内野安打
・高め直球を打ち上げてファーストフライ
先日のキャンプレポートで大田のバッティングを考察したが、構えからトップまでのグリップの上下動がかなり小さくなっている。
⑤ファースト 堂上
・中スライダーに泳いだ打球が
 風に煽られてレフト前ポテンヒット
・内スライダーに詰まってキャッチャーフライ
・中直球を叩いてセンター前ヒット
・中直球を綺麗に叩いて
 右中間タイムリースリーベース 打点 2
・中高めスライダーを綺麗に叩いて
 ライト前タイムリーヒット 打点2
左相手でも体の開きを我慢して好打を連発していた。
⑥DH 井端
・中高め直球を叩いてライト前ヒット
・中直球を弾き返してセンター前ヒット
・中ツーシームをセンター前ヒット
・中直球を叩いてレフト前タイムリーヒット 打点1
・高め直球を右に押っつけてライトに犠牲フライ 打点1
センターから右へのバッティングに全く錆び付きがない。
片岡からレギュラーを奪うかもしれない。
⑦ショート 寺内
・押し出し四球 打点1
・中カットボールを右に流すがファーストゴロ
・外Cアップを叩くがセンターフライ 進塁打
・外ツーシームをバットを折ってショートゴロ
・中直球を綺麗に叩いて
 右中間タイムリースリーベース 打点2
周りに乗せられてようやく結果が出た。
彼が勉強する井端という教科書は守備だけではない。
バッティングにも極意がある。
⑧ライト 橋本
・中スライダーを叩いて
 1・2塁間タイムリーヒット 打点1
・中高め直球に押されてショートゴロゲッツー
・中直球を叩いて風にも乗って
 センター犠牲フライ 打点1
・中直球をしっかり叩いて右中間ツーベース
・中直球に差し込まれ気味だったが
 風に乗ってレフトオーバーツーベース
 (レフト鈴木が目測を誤る)
ようやく結果が出たが、内容的には良くない。
まだまだ差し込まれてるケースが多い。
⑨キャッチャー 小林
・内直球に詰まってセカンドフライ
・外直球を打ち上げてレフトフライ
・相手が乱れて四球
・中直球を叩いてレフト前タイムリーヒット
 (記録はヒットだが実質村田のエラー)
攻守に渡ってやや精彩を欠いている
バッティングは、やや体の開きが早い状態にある。


★白組野手
①センター 松本哲
・際どいボールを選んで四球
・中直球を叩いてレフト前タイムリーヒット 打点1
・内高め直球を叩くがセカンドゴロ
しっかりボールを選んで、狙ったボールを叩けている。
ライバルは多いが、彼が担う役割は今のGにはある。
②セカンド 片岡
・内低め直球に差し込まれてセンターフライ
・外スライダーに泳いでキャッチャーフライ
・見極めて四球
攻守に集中力を欠くプレーが目立った。
今のままでは監督は井端を開幕で使うだろう。
③ショート 坂本
・外低めチェンジアップを引っ掻けてショートゴロ
・相手の自滅で四球
・中直球を叩いて良い当たりのショートゴロ
スイングは悪くないが結果は出ていない。
④ファースト 阿部
・中低めCアップを引っ掻け気味に1・2塁間ヒット
・外高め直球を引っ掻けてファーストゴロ
・中直球に詰まってファーストゴロ
彼も守備で精彩を欠いた。
ファースト守備が不安定になると、チーム全体の士気に関わってくる。
⑤サード 村田
・内直球を完全に詰まってセカンドゴロ
・中スライダーをライナー性のセンターフライ
・外直球に押されてセカンドゴロ
今日のワーストプレーヤーに認定する
バッティングでは甘いボールを打ち損ねて、守備では足が全く動いていない。
⑥ライト 亀井
・中高め直球に詰まるがセカンド左を抜けるヒット
・中直球に詰まったが風に乗って
 レフトフェンス直撃タイムリーツーベース 打点1
・フォークを合わせるだけのセカンドゴロ
バッティングは好調を維持、動きにも躍動感を感じる。
⑦レフト 鈴木尚
・中Cアップを引っ掻けてショートゴロ
・中直球を叩くがショートゴロ
風に煽られた打球に対して目測を誤る場面があった。
難しい処理ではあるが、彼には完璧を求めたい。
⑧DH 辻
・中スライダーを捉えてライト前ヒット
・外直球を空振り三振
ようやくバットで結果を残す
沖縄行きは苦しい状況だが、やるべき課題は山ほどある。
下を向いてる時間はない。
⑨キャッチャー 相川
・外高め直球を当てただけのファーストゴロ
・見極めて四球
コンディションさえ良ければ、現状の力は小林より上。


★紅組投手
①戸根
・2回4安打1四球1失点
先頭打者に対しては素晴らしいボールで攻めていたが、結局は際どい球をボール判定されて、そこから若干リズムを崩したように感じた。
直球は130キロ中盤から後半が多く、最速143キロ。
変化球はスライダーとチェンジアップをメインにカーブらしきボールも1球あった。
彼も指にかかった低めのストレートは素晴らしかったが、それを続けられないところに不満がある。
マウンド上での落ち着きは感じたが、もっと相手打者に向かっていく姿勢が欲しい。
同じチームの選手相手で、しかもルーキーという事もあるだろうが、彼にとっては自分の力をアピールする絶好の場。
腕をもっと振って首脳陣を驚かすようなピッチングを見せて欲しい。
やや制球を気にしながら投げているように私には見えた。
個人的には非常に面白い存在だと思うので、尚更残念に思った次第である。

②福田
・2回1安打3四球1失点
全体的にボールが高めに集まり、制球に苦しんでいた。
直球は138キロ前後で、変化球はスライダーとフォーク
以前は今の時期でも、もっとボールにスピードとキレを感じたが、去年から明らかに球威が落ちている。
また腕も振れていないので正直厳しいと言わざるをえない。

③澤村
・1回無安打無失点
素晴らしい内容だった。
直球のスピードは平均で145キロ前後、最速では147キロ。
ツーシームも数球投げていたが、フォーシームはシュート回転が全く無い素晴らしいボールだった。
数は少ないがスライダーもしっかり制球され、フォークも決まっていた。
全体的に無駄な力みを感じないフォームだった。
まだ7割程度の状態に見えるが、それでも打者をしっかりねじ伏せていた。
荒れた試合の中で、彼のピッチングに多くのファンが救われた。
筆者には、彼の「絶対的な守護神になる覚悟」を感じた1イニングだった。


★白組投手
①松本竜 
・2回7安打1四球6失点(ボーク1失点含む)
初回は3人で終わらせ無難な立ち上がりだったが、2回は不運な形で連続ヒットを許し、そこからリズムを崩した。
結果はボークによる失点を含めて6失点
久しぶりに彼のピッチングを見たが、投げるボールの質に差が大きい。
腕をしっかり振ってる直球は、素晴らしい角度とキレを感じるが、それが続かない。
スピードは130キロ前半から後半。
変化球はスライダー・Cアップを投げていたが、総じて抜け気味で高い。
また腕の振りも変化球になると、弱くなるので打者に見極められる。
確かに不運なヒットが続いて、平常心を失ったかもしれないが、正直言えばまだ1軍で投げるには厳しいだろう。

②土田
・2回3安打無失点
直球のスピードは140キロ前後で、特に左打者の懐へのボールは威力があった。
変化球はスライダーとフォーク。
決めにいくフォークは落差は大きいが、落ちが早いので打者には見極められる。

③青木
彼のような軟投派は、今日のような強風の中では持ち味が活きにくい。
また、味方のまずいプレーも重なり大量失点となった。
直球のスピードは平均128キロ前後。
変化球はスライダー・カーブ。Cアップを投げていた。
内容的にはキレを感じるボールが殆ど無く、苦しいピッチングが続いていた。

④田口
直球のスピードは平均で130キロ前半。
変化球はスライダー・Cアップを投げていた
もっとボールにキレを感じる投手という印象が強かったが、今日見る限りでは制球を意識しすぎて腕が振れていない。
言い方を変えると小さく纏まってしまっている。
直球、変化球ともに球威が不足していた。
1軍初登板ということを考慮しなくてはならないが、寂しい内容で終わってしまった。


☆紅白戦総評
強風の影響で、主力野手が多く占める白組に、集中力を欠くプレーが目立ち、大味なゲームになった。
特に村田、片岡、阿部は攻守に精彩が無かった。
この日は1軍の実績が殆ど無い若手投手が登板したので、
彼ら主力組には守備で足を引っ張ってほしくなかった。
そんな中でもレギュラー奪取に燃える大田・中井・藤村・松本哲が結果を残し、更にベテラン井端や育成から昇格を狙う堂上もしっかりアピールしていた。
対して今日は若手投手が多数登板したが、どの投手も首脳陣にアピールする材料に乏しかった。
彼らに共通するのは、打者に向かっていく気持ちを感じない。
腕をしっかり振っていた若手投手は残念ながら居なかった。
色んな要素が重なり、非常に大味なゲームとなったが、こんなゲームを公式戦で見せられたら、ファンの支持を一気に失ってしまう事は肝に命じてもらいたい。
シーズンに入れば強風の屋外試合はいくらでもある。


☆フリーバッティング雑感
①マシソン
左打者を相手に直球・スライダー・フォークを試投。
かなり仕上がっている印象を持った。
全体的に抜け球が多めだったが、この時期にしては纏まってるし、指にしっかりかかった直球は威力抜群。


以上 敬称略

★★お知らせ★★
今日の紅白戦はテレビ中継が途中で終わったので、試合結果、個人の全結果、放送後にプレーした選手の結果や内容を記事に反映出来ていません。
詳細が分かり次第、追記したいと思います。


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