「人工芝の張り替えで恩恵を受けそうな投手は?」巨人vsマリナーズ エキシビジョンマッチ 2019.3.17

「人工芝の張り替えで恩恵を受けそうな投手は?」巨人vsマリナーズ エキシビジョンマッチ 2019.3.17

メジャーリーグ開幕戦「マリナーズvsアスレチックス」が日本で行われるので、その前哨戦として巨人がマリナーズと二試合、日本ハムがアスレチックスと二試合、それぞれエキシビジョンマッチを行う。



【スタメン】

【巨人攻撃経過:選手短評】
1二 吉川尚輝 4打数1安打
➀カウント2-2から内角ツーシームに詰まってショートハーフライナー
➂カウント2-1から真ん中ツーシームを捉えて左中間への二塁打
➄カウント0-1から真ん中低めのツーシームを引っかけてセカンドゴロ
➆カウント1-1から真ん中カットボールを打ち上げてセンターフライ
★メジャー投手特有の動くボールを体現できた事は、今後の彼の野球人生の大きな財産となるだろう。

⇒打 山本泰寛 1打数0安打
➈フルカウントから真ん中カットボールを見逃し三振
★追い込まれるまでは「引っ張る」「強引な」スイングを相手バッテリー見せないとワンステップ上がらない。

2遊 坂本勇人 5打数3安打 打点3(HR1
➀真ん中ツーシームを捉えるがライトへの大飛球
➂カウント1-2から内角低めのツーシームを捉えてセンター前へのタイムリーヒット 打点1
➄カウント0-2から真ん中カットボールを捉えてレフトスタンドへの本塁打 打点1
➆カウント2-1から二盗成功⇒カウント3-1から真ん中直球を捉えるがライトフライ、二塁走者は三塁進塁
➈カウント0-1から外角直球を捉えてライト線へのタイムリー二塁打 打点1
★技術的な部分を解説すると、先週まではトップを作るまでの下半身のリアクションが少なく、上半身でボールを迎えに行ってしまっていた状態から、今は下半身主導でトップを作り、上半身と下半身のバランスが良く絶妙の割れが生まれ、ボールを長く見れる状態(手元まで引き付ける)になってるので、ミスショットする確率がかなり低い。

3中 丸佳浩 5打数0安打
➀カウント1-2から真ん中低めのチェンジアップを空振り三振、チェンジ
➂カウント1-1から真ん中チェンジアップを引っかけて4-6-3のダブルプレー、チェンジ
➄カウント1-1から外角低めのツーシームを引っかけてセカンドゴロ
➆カウント2-2から外角低めのカットボールを空振り三振、チェンジ
➈カウント1-2から外角直球を空振り三振、ゲームセット
★甘いボールも多かったが、動くボールにタイミングが全く合っていなかった。

4三 岡本和真 3打数1安打
➁カウント0-2から真ん中低めのスライダーを空振り三振
➃フルカウントから真ん中低めのツーシームを見切って四球
➄初球の真ん中ツーシームを打ち上げてセカンドフライ、チェンジ
➇カウント0-2から外角スライダーをバットの先でライト前への二塁打
★彼もメジャー投手の動くボールへの対応が全く出来ていなかった。
★左足の動きを見ていると過剰に見えるほど「膝が開かないように」意識しているが、これは本番に向けた調整と見ている。
★一方で、タイミング的に遅れてしまうケースが多い理由は「構え」から「トップ」までのグリップの動きに問題があることが主要因と見ている。
★あれだけ「前」が大きく(フォーロースルー)使えているなら「後ろ」は小さくても(バックスイング)遠くにボールを飛ばせはずなので、「構え」から「トップ」までグリップを体から離さないことを意識しながら(同時にグリップの位置を下げずに、逆に少し上げるくらいの意識が理想)バットを振り出した方が、スイング軌道がコンパクトになりミスショットが減っていく。
★本番まで「開き癖」が出ないように意識しているのは痛いほど分かるが、もう少しグリップの位置にも気を回した方が良いと思う。

5右 亀井善行 1打数1安打1四球(打撃妨害による出塁が1
➁フルカウントからツーシームが大きく外れて四球
➃カウント1-0から内角低めツーシームを引っかけて一二塁間ヒット
➅カウント0-1から打撃妨害(キャッチャーミットが振ったバットに当たる)で出塁
★彼くらいの経験豊富なベテランになると動くボールの対処法は持っている。

⇒走右 立岡宗一郎 1打数0安打 盗塁1
➇カウント1-2から外角スライダーを見逃し三振
★相手の球威に力負けしていた。

6一 中島宏之 4打数2安打 打点1
➁カウント1-0から内角高めのツーシームを捉えてレフトフェンス直撃の二塁打
➃カウント1-2から真ん中カットボールを捉えてレフト前へのタイムリーヒット 打点1
➅初球に二盗成功⇒カウント1-2から外角スライダーを引っかけてショートゴロ
➇カウント0-2から真ん中高めの直球を空振り三振
★第四打席のように力勝負になると分が悪くなるが、テクニック勝負なら負ける事はないだろう。
★更にバットスイングが力強くなっている。

7指 陽岱鋼 2打数0安打
➁カウント1-2から真ん中低めのチェンジアップを空振り三振
➃カウント0-2から内角ツーシームを空振り三振
★この二打席を見て原監督の彼に対する評価は爆下げしただろう。
★かなり酷いバッティング内容で、あのような姿を見てしまうとそれまでのポジティブな評価が一瞬のうちに消え去る。
★あえて厳しいことを言うなら、彼をベンチに追いやるような選手が出てこないと、本当の意味での「打線の強さ」は出てこないと思う。

⇒打指 マルティネス 1打数0安打
➅カウント1-2から内角低めのスライダーを空振り三振
★ほぼ無抵抗な内容で三振に終わる

⇒打 田中俊太 1打数0安打
➇カウント0-1から真ん中高めの直球に差し込まれてセカンドゴロ、チェンジ
★積極的にスイングしたが球威に押されてしまった。

8左 石川慎吾 2打数0安打
➁カウント0-1から内角低めのツーシームを捉えるがセンターライナー、チェンジ
➃初球の真ん中スライダーを引っかけてショートゴロエラー
★バッティングの内容は悪くなかった。
★走塁では猛省が必要な凡ミスを犯す。

⇒打左 ゲレーロ 2打数1安打
➅カウント1-2から真ん中ツーシームに詰まってセンターフライ、チェンジ
➈初球の真ん中直球を捉えて左中間突破の二塁打
★第二打席のバットスイングは今年一番だった。
★バットが体から離れず巻き込むようなスイング軌道で、相性が良くない左投手の直球を完璧に捉えた。

9捕 小林誠司 2打数0安打
➂カウント1-1から外角ツーシームを引っかけてサードゴロ
➃カウント2-2から内角ツーシームに詰まってショートへのハーフライナー、一塁走者が飛び出していてダブルプレー、チェンジ
★相変わらずボールを迎えに行くようなスイングになっており、ラッキーパンチしか期待できない状態。

⇒打 吉川大幾 1四球 盗塁1
➆フルカウントから内角カットボールが大きく外れて四球
★追い込まれてからしぶとく四球を奪った。

⇒捕 大城卓三 1打数0安打
➈カウント1-2から外角カーブを引っかけてファーストゴロ、二塁走者は三塁進塁
★左投手に対してはやや右肩の開きが早くなってしまう。



【巨人投手雑感】
1 今村信貴 5回5安打2四球6奪三振 失点1
➀先頭のゴードンを見逃し三振、ハニガーにはストレートの四球、サンタナはライト前ヒット、エンカーシオンも四球、ブルースはライトへの犠牲フライ(失点1)ヒーリーは見逃し三振。
➁先頭のナルバエスはライト前ヒット、ベッカムはセカンドゴロエラー、イチローはセンターフライ、ゴードンはセカンドゴロ、ハニガーは空振り三振。
➂先頭のサンタナはショートゴロ、エンカーシオンはレフト前ヒット、ブルースはセンターフライ、ヒーリーは空振り三振。
➃ナルバエスはライト前ヒット、ベッカムはライトフライ、イチローはセカンドゴロ、ゴードンはショートゴロ。
➄ハニガーは空振り三振、サンタナは三遊間ヒット、エンカーシオンは空振り三振、ブルースはファーストゴロエラー、二塁牽制アウト。
★直球の平均球速は140キロ弱、変化球はスライダー、カーブ、フォーク、シュート、スローカーブ。
★序盤は相変わらずボール先行で不安な投球内容。
★3回以降は打者に向かっていく姿勢が出ていて、緩急を上手く使っていた。
★但し「投手有利の初対戦」「相手は時差ボケが抜けていない」という状況下でも打者にフルスイングされていたので、結果オーライの部分を多分に感じる。

2 田口麗斗 1回1/3 4安打1四球1奪三振 失点4
➅先頭のヒーリーはライトフライ、ナルバエスは空振り三振、ベッカムは四球、イチローはショートゴロ
➆先頭のゴードンはセカンド内野安打、ハニガーはバックスクリーン横への2ラン、サンタナはレフト前ヒット、エンカーシオンはセンターへの大飛球、ブルースは左中間スタンドへ2ラン、ここでマウンドを降りる。
★直球の平均球速は140キロ弱、変化球はスライダー、チェンジアップ。
★アンラッキーな内野安打がキッカケになったが、今村以上にフルスイングされていたし、簡単に捉えられてしまっていた。

3 宮國椋丞 1回2/3 1安打1四球2奪三振 失点1
➆ヒーリーは空振り三振、フレイタスは四球、ベッカムはファーストフライ
➇先頭のビショップはサードゴロ、ゴードンは右中間スタンドへ本塁打、ムーアは空振り三振、サンタナはファーストゴロ。
★直球はの平均球速は140キロ強、変化球はスライダー、フォーク、ツーシーム。
★結果オーライという投球内容を見れば、勝ちパターンで使う投手ではないことは明白。
★もっとフォークを磨くなり、アウトロー直球の精度を上げるなり、どこか突出した部分が出てこないとリリーフとしても二流で終わるだろう。

4 中川皓太 1回0安打 失点0
➈先頭のロバトンはサードゴロ(ファーストエラー)ボーゲルバックは4-6-3のダブルプレー、ヒーリーはファーストゴロ。
★直球の平均球速は140キロ前後、スライダー。
★この試合のようにスライダーが少々甘くなっても低めに制球出来れば、ゴロアウトの可能性が広がることを忘れてはいけない。

【試合スコア:登板投手】
マリ 100 000 410 6
巨人 001 110 001 4
リーク5回-ギアリン1回-ロスカップ1回-ストリックランド1回-エリアス1回
今村5回-田口1回1/3-宮國1回1/3-中川1回

【総評】
1 東京ドームの人工芝が張り替えられていた
・球足がかなり遅くなる印象で、鈴木コーチの言うように全力疾走が大事になってくる。
・クッション性が良さそうなので、選手の下半身への負担は多少なりとも軽減されることは大きい。
・去年のデータからは、アダメス、今村、宮國、田原、中川、メルセデス、池田のゴロアウト率が高いので、彼らにとっては更に有利に働く可能性が大きい。
特にメルセデスは突出して高いので、大きなアドバンテージになる。

2 不安を抱えたままシーズンインしそうな巨人投手陣
・解説の長谷川氏が語っていたように、同じ左投手でタイプも似ている今村と田口が続けて登板したのは「打者の慣れ」という意味で後に登板した田口にとっては気の毒ではあった。
但し、前段でも書いたように、あまりにも簡単に打たれ過ぎ、鋭い打球を飛ばされ過ぎという評価は否定できない。
・リリーフ陣については前回のブログで触れたように、クックの目途が立たないので抑えが未確定という状況が生まれており「どういう勝利の方程式を作っていくのか?」まだ骨格すら浮かんでこない。
・先発も菅野・山口・メルセデスは計算できるが、四番手以降は見切り発車で不安なまま本番に突入しそうである。
・当面は強化した打線を前面に押し出して、ある程度の失点を覚悟したうえで「打ち勝つ野球」をしていかないと厳しいかもしれない(裏を返せば打ち勝っていかないと勝ちを拾うことが出来ないかもしれない)
以上 敬称略
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