「確実に進歩している畠世周のピッチング」巨人vs日本ハム オープン戦 2019.3.20

「確実に進歩している畠世周のピッチング」巨人vs日本ハム オープン戦 2019.3.20

水曜日、巨人は山梨に場所を移して日本ハムとオープン戦を行った。
熱中症の注意喚起が出るほど日差しが強い中で、春休みで学校が休みの子供たちがたくさん球場に訪れていた。



【スタメン】

【巨人攻撃経過:選手短評】
1二 吉川尚輝 4打数1安打1犠打 盗塁1
➀カウント0-1から真ん中直球を捉えてレフト前ヒット
➁3塁線へセーフティー気味の送りバント、2塁走者は3塁進塁
➄カウント0-1から真ん中直球を捉えるがサードゴロ
➆カウント2-2から真ん中直球を打ち損なってキャッチャーゴロ
➇カウント0-1から外角直球に合わせてショートゴロ、チェンジ
★1番打者としては、欲を言えばあと1度出塁してほしかったが、盗塁と犠打を決めたのでそれなりに役割は果たしている。
★バッティングの内容は上々で、個人的には状態を危惧していたのでホッとしている。
★セカンドの守備でも3回表の好プレーで畠を助けていた。

2遊 坂本勇人 1打数0安打2四球
➀⇒カウント1-1から二盗成功⇒フルカウントから真ん中低めのチェンジアップを見切って四球
➁カウント1-2から真ん中高めのスライダーを空振り三振
➄フルカウントから真ん中高めの直球を見切って四球
★ヒットが出なくてもボールの見極めが出来ているので問題ない。

⇒遊 山本泰寛 1打数1安打
➆カウント2-1から真ん中直球を捉えてセンター前ヒット
★久しぶりにセンターから左に飛んだヒットが生まれた。

3中 丸佳浩 3打数1安打
➀初球の内角直球に差し込まれてレフトフライ
➁カウント1-1から内角カットボールに詰まってセンターフライ、チェンジ
➄初球の直球に詰まりながらもレフト前ヒット
★ここ最近はタイミング的にやや差し込まれるケースが目立つが、これから徐々に微調整していくだろう。

⇒中 立岡宗一郎 1打数1安打 打点1
➆カウント0-1から外角カットボールを合わせてレフトオーバーのタイムリー2塁打 打点1
★上手にフォローの風を利用したバッティングだった。

4一 岡本和真 3打数1安打1四球 打点1
➀カウント3-0から内角直球が外れて四球
➂カウント1-2から真ん中カットボールに合わせるがライトフライ
➄カウント1-0から真ん中スライダーを打ち損じてキャッチャーファールフライ
➆カウント2-1から真ん中高めの直球を捉えてセカンド強襲のタイムリーヒット 打点1
★まだまだバットのヘッドが綺麗に抜けるケースが少なく、ミスショットも目立ってしまっているが、1週間前と比べると状態は上がっている。

5左 ゲレーロ 2打数1安打 打点4(HR1)
➀カウント1-0から真ん中4直球を完璧に捉えて左中間スタンドへ満塁HR 打点4
➂フルカウントから内角直球を見逃し三振
★ここまで彼のバッティングが上昇カーブを描いていると指摘してきたが、ようやくそれが結果(HR)となって現れた。
★キャンプから取り組んできた「上体をリラックスさせて強引にならないバッティング」が徐々に浸透しているので、去年はほぼミスショットしていた真ん中から内寄りの直球系を今は完璧に捉えている。
★このバッティングを見て、監督は彼の「開幕戦5番起用」を決めたと思う。

⇒打左 重信慎之介 2打数0安打
➄カウント2-2から外角直球を空振り三振、チェンジ
➆カウント1-1内角直球に詰まってファーストゴロ
★久しぶりの1軍戦出場だったが爪痕を残せなかった。

6右 陽岱鋼 3打数0安打
➀カウント1-2から内角直球に詰まってセカンドライナー
➂フルカウントから外角直球に合わせるがセカンドゴロ、チェンジ
➅カウント1-2から外角直球を見逃し三振
★この試合でも淡白なバッティングが目立ってしまった。

⇒打 中島宏之 1打数0安打
➆カウント1-0から内角直球に詰まってサードゴロ、チェンジ
★チャンスで代打出場も結果を残せず。

7指 石川慎吾 2打数1安打
➀カウント1-1から内角カットボールを捉えてレフトフェンス直撃のヒット
➃カウント2-2から真ん中チェンジアップを引っかけてピッチャーゴロ
★第1打席は技ありのナイスバッティングだった。
★技術的に去年の同時期と比べて進歩してるのは「タイミングの取り方」で、去年までは遅れてしまうケースが多く、そこで悩んでいる姿が目立っていたが、加入した丸のバッティングを参考にしたのかは分からないが、彼のように体を大きく使って(丸はグリップを上下させて)タイミングを取ることによって「動から動」というバッティングになり、これが彼には合うのかもしれない。

⇒打右 マルティネス 2打数0安打
➅カウント2-2から真ん中高めの直球を空振り三振
➇カウント3-1から直球が内角低めに外れて四球
★バッティングの内容はあまり良くない。

8三 吉川大幾 2打数0安打
➀カウント1-2から内角直球を見逃し三振、チェンジ
➃カウント0-1から真ん中カットボールを打ち上げてセンターフライ
★珍しく攻守で精彩を欠いた。
★守備では初回にイージーゴロをエラーする。

⇒三 田中俊太 2打数1安打 盗塁1
➅カウント1-1から真ん中チェンジアップを捉えてレフト前ヒット
➇⇒1塁走者が牽制死⇒カウント2-2から内角スライダーに詰まってセカンドゴロ
★解説の篠塚氏と全く同意見で、彼の実戦的なバッティングは「使う側次第」で大きな戦力となると思う。
★それは守備と走塁にも言える事で、派手さはないが堅実であり、相手のスキを突く野球脳も併せ持っている。

9捕 小林誠司 3打数1安打1死球
➁カウント2-1から外角カットボールを捉えて左中間突破の2塁打
➃カウント1-1から真ん中直球を捉えるがショートゴロ、チェンジ
➅⇒カウント2-2から二盗成功⇒フルカウント内角直球に詰まってライトフライ、チェンジ
➇カウント1-0から直球が左足に直撃して死球。
★リード云々はオープン戦なので篠塚氏(初球の入り方など)とは違った見方をしているのでここでは不問とする(公式戦で同じことがあれば批判するが。。)

⇒捕 田中貴也
★故郷の山梨で9回裏のマスクを被った。



【巨人投手雑感】※中継でスピードガン表示がなかった
1 畠世周 6回7安打6奪三振 失点3(HR1)
➀先頭の淺間はレフトライナー、西川はライト前ヒット、大田はサードゴロエラー、王は見逃し三振、横尾も見逃し三振。
➁杉谷はピッチャーゴロ、石井もピッチャーゴロ、石川もピッチャーゴロ。
➂中島はショート内野安打、浅間は左中間突破の2塁打(失点1)西川はファーストゴロ、大田はセカンドゴ(失点1)王はファーストゴロ。
➃横尾はピッチャーゴロ、杉谷は空振り三振、石井はレフト線2塁打、石川はライトフライ。
➄中島は見逃し三振、淺間は2塁打、西川は空振り三振、大田も空振り三振。
➅王はファーストゴロ、横尾はセンターフライ、杉谷はHR(失点1)石井はセンター前ヒット、谷口はショートゴロ。
★直球の球速は140キロ中盤?、変化球はフォーク、カットボール、スライダー、カーブ。
★立ち上がりは直球を捉えられていたが、カット・フォークが要所で決まって何とか凌いだ。
★2回以降は変化球を多めに使ってカウントを整え、直球は見せ球として使って、最後は低めに落ちるフォークや、大きく曲がるカーブを振らせるケースが多かった。
★この試合では全体的に変化球の制球が抜群で、特にカーブの精度が去年より確実に良くなってる。
★一方でやや物足りなかったのは直球のスピード感と威力(ややシュート回転する)
変化球が決まっていた割には直球を綺麗にはじき返されるケースが多く、そこはこれからの修正ポイントとなる。
★又、球数が100球近くなってボールが抜けるケースが多くなったので、スタミナ面も今後の課題となる。
★但し、総合的には高く評価しており、特に前段でも触れたがカーブの使い方が上手くなってるので、去年までと比べて投球の中で緩急が使えるようになっており、これからもっと直球が走るようになれば大化けする可能性すら感じる。

2 クック 1回0安打1奪三振 失点0
➆谷内は空振り三振、浅間はサードゴロ、西川はセカンドゴロ
★直球の球速は?、ツーシーム、スライダー、カットボール、チェンジアップ
★個人的な感覚で計ると、直球は恐らく140キロ後半くらいだと思うが、ここ数試合見た中では最も球質は良かった(抜けるボールがなかった)
★変化球も空振りを取るまでのキレはないが、低めにしっかり集めて安定していた。
★但し、この試合は走者を背負った形(セットポジション)がなかったので、彼の最大の懸念はそこにあるので不安解消までには至っていない。

3 田原誠次 1回0安打1四球 失点0
➇平沼はレフトフライ、王は見逃し三振、横尾は四球、杉谷はピッチャーゴロ
★直球の球速は?、変化球はチェンジアップ、カーブ、スライダー、シュート。
★彼にとって生き残るためには絶対に抑えねばならない右打者(横尾)に、2アウトから四球を与えてしまった事はマイナス材料になる。

4 宮國椋丞 1回0安打 失点0
➈石井は空振り三振、郡はサードゴロ、谷内はピッチャーライナーでゲームセット
★直球の球速は?、変化球はスライダー、フォーク、シュート、カットボール。
★ストライク先行で最後はフォークで仕留めるパターンが出来ていた。
★この試合の投球内容は大いに評価できる。

【試合スコア:登板投手】
日ハ 002 000 000 4
巨人 400 000 20X 6
上原4回-中村-2回-宮台2回
畠6回-クック1回-田原1回-宮國1回

【総評】
1 先発ローテの最後のイスに座るのは畠か?高橋優か?
個人的に明日の高橋優のピッチングがどういう結果であっても、畠を使うべきだと思う。
以前にも書いたが、やはり高橋優は体力的にもボールの質という点でも、まだまだ弱さを感じるので、焦って使っていくと夏前に壊れる危険性を感じているので、夏場までは我慢すべきというのが私の見解である。
まあ、畠も体力的には「故障する怖さ」が残っているが、この今春のキャンプでは決して焦らずにファームでジックリ仕上げてきたので、そこは例年の彼とは大きな違いだと感じている。
そして、それは投球にも現れており、前段で指摘したようにカーブをはじめとした変化球のレベルが軒並み1段階上がっている事(しかも腕の振りも緩んでいない)
直球のキレにはまだまだ不満を感じるが、それは去年までの内容を鑑みればこれからもっと良くなる可能性が高いので、そこは良化の余地は十分にある。

2 畠をリリーフで起用すべきか?
個人的にはこの意見については反対で、それは彼の体力的な問題(肘と腰の故障歴があり、果たして連投に耐えられるのか?)と、ようやく緩急が使える投球を覚えつつあるのに、再びリリーフとして使っていく場合、キャッチャーはどうしても直球とカットボールとフォークボールを中心とした「力押し」の投球を要求するので、緩いカーブをほとんど使わなくなる(緩急を使わなくなる)可能性が高い。
又、現時点の巨人投手陣の顔ぶれを見渡して、将来的には菅野の後を追うようなエースに育つ可能性は彼が最も高いと思ってる(彼しかいない?)ので「その可能性だけは摘んで欲しくない」というのが私の本音である。

以上 敬称略
にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
いつも応援有り難うございます!
あなたからの清き一票がブログを更新する原動力となります
是非、上記バナーをクリックして応援をお願い致します!