「クローザー候補の不調で早くも手腕が問われる原采配」巨人vsロッテ オープン戦 2019.3.23

「クローザー候補の不調で早くも手腕が問われる原采配」巨人vsロッテ オープン戦 2019.3.23

金曜日からのオープン戦3試合は、各チーム共通して開幕に向けて総仕上げという位置づけでゲームを行う。
そして金曜日は各チームの開幕投手に指名されてる投手がマウンドに立っていた。
一方で巨人は金曜日のゲームがなかったので、既に開幕投手として決定しているエース菅野が土曜日に登板し、ロッテ打線を相手に最終調整を行った。




【スタメン】

【巨人攻撃経過:選手短評】
1二 吉川尚輝 3打数2安打 盗塁1
➀フルカウントから真ん中高め直球に差し込まれてショートゴロ
➂1-2から内角スライダーを捉えてライト前ヒット
➄0-1から真ん中フォークに差し込まれながらもレフト線2塁打
★彼らしいアグレッシブなトップバッターとしてキッチリ役割を果たした。

⇒三二 ビヤヌエバ 1打数1安打1死球
➆1-0から外角直球を捉えてレフト前ヒット
➈1-2から内角を狙った直球が抜けて死球
★バットスイングはまだまだ理想とは程遠いが、明日の内容を注目したい。

2遊 坂本勇人 4打数1安打
➀2-2から外角スライダーを捉えてレフト前ヒット
➂フルカウントから内角高めの直球を空振り三振(2塁走者は三盗成功)
➄1-1から内角直球を捉えるがライトフライ
➆1-2から内角低めのカットボールを空振り三振、チェンジ
★バッティングの状態は良い意味での平行線。

⇒遊 山本泰寛

⇒打 大城卓三 1打数1安打
➈フルカウントから内角直球にやや詰まりながらもライトフェンス直撃のヒット(2塁走者が判断ミスで3塁ストップ、満塁)
★左の長距離砲が不足している今のチーム編成では、彼の存在は欠かせなくなっているが、果たして「ポジションが限定される彼と阿部を1軍ベンチに置くという構成が果たしてベターなのか?」ここは冷静に考える必要がある。

3中 丸佳浩 5打数0安打
➀0-2から外角低めの直球を見逃し三振
➂2-2から真ん中高めの直球に詰まってサードフライ、チェンジ
➄初球の外角フォークを引っかけてファーストゴロ、チェンジ
➇2-2から真ん中高めのスライダーを打ち損じてセンターフライ
➈0-2から真ん中高めの直球に詰まってレフトフライ
★タイミング的に差し込まれるケースが多くなっているが、開幕に向けてキッチリ微調整してくれるだろう。

4一 岡本和真 4打数1安打1四球
➀初球の外角高めのスライダーを引っかけてショートゴロ、チェンジ
➃3-1から直球が外角低めの大きく外れて四球
➅2-2から外角直球を見逃し三振
➇0-2から外角低めの直球に合わせて1.2塁間突破のライト前ヒット
➈0-1から外角低めのシンカーを引っかけて5-4-3のダブルプレー、ゲームセット
★彼の打席は甘いボールが少なかった。

5指 亀井善行 3打数1安打
➁1-1から外角直球を捉えるがショートゴロ
➃1-0から真ん中低めの直球を引っかけてファーストゴロ
➅0-2から真ん中低めのフォークを上手く合わせてレフト前への2塁打
★彼も状態は良い意味で平行線。

⇒打 阿部慎之助 1打数1安打
➇初球の外角スライダーを引っかけてライト前ヒット
★久しぶりの登場でテクニックで渋いヒットを放った。
★状態云々に関してはもう少し見ないと分からない。

⇒走指 吉川大幾

6左 ゲレーロ 4打数0安打
➁2-1から外角スライダーをバットの先でレフトフライ
➃2-2から内角高めの直球に詰まってセンターフライ
➅2-2から外角高めの直球を打ち上げてセカンドフライ
➇1-2から外角低めのスライダーを打ち上げてセンターフライ
★今季、彼が復活するかどうかは「内角直球のボール球をいかに我慢できるが?」「いかに集中力を高めてそれを維持できるか?」
この二つにかかっているといっても過言ではない。

7右 陽岱鋼 4打数2安打 打点5(HR2)
➁2-2から外角低めのスライダーを引っかけてサードゴロ、チェンジ
➃1-0から内角直球を捉えてレフトスタンドへ2ランHR、打点2
➅2-2から真ん中低めのフォークを空振り三振、チェンジ
➇2-2から外角スライダーを捉えてライトスタンドへ3ランHR、打点3
★HRの打席は両方とも難しいボールを見事なスイングで仕留めた。
★この意外性が彼の持ち味で、チームとしてもこれを上手く利用するような形を作っていきたいが。。。

8三二 田中俊太 2打数1安打
➂2-2から真ん中高めの直球を捉えてレフト前ヒット
➃1-1から内角フォークを打ち損じてセカンドファールフライ、チェンジ
★バッティングの内容は良かった。

⇒打三 中島宏之 2打数0安打
➆2-1から真ん中直球に差し込まれてセンターフライ
➇1-2から外角直球に差し込まれてライトフライ、チェンジ
★甘いボールをミスショットして
★サードの守備に関しては送球ミスがあったが、個人的にもやや不安を感じる動きだった(足が動いていない)
★現状ではサードの守備力は、ビヤヌエバ>岡本>中島という評価である。

9捕 小林誠司 1打数0安打
➂1-2から外角スライダーを合わせてライトフライ
★合わせただけスイングだったが、意外と打球は伸びた。
★3回表に二盗を余裕で阻止。

⇒捕 炭谷銀仁朗 2打数0安打
➄初球の真ん中直球を捉えるがセンターライナー
➆フルカウントから真ん中直球にやや差し込まれてレフトフライ
★バッティングの状態は一時よりも良くなっている。
★7回表に二盗を許す(ヤングマンのモーションが盗まれる)

⇒打 石川慎吾 1打数0安打
➈0-1から外角低めのカットボールをバットの先で捉えてショートゴロエラー
★走塁で再びボーンヘッドを犯してしまった。
★前回は平凡なフライに対して飛び出してしまったが、今回は同じ轍を踏まないように意識しすぎて打球判断が慎重になり過ぎて逆にスタートが切れなかった。
★経験者の立場から言えば、解説の山本氏の言う通り「難しい判断」ではあるが、こういう打球判断を当たり前のように出来ない野球選手は「センスがない」と言われても仕方あるまい。
★確かに本番では致命傷になるワンプレーなので、彼には2塁走者としての基本をもう一度鈴木コーチに叩き込んで貰いたい。



【巨人投手雑感】
1 菅野智之 3回3安打3奪三振 失点1(HR1)
➀藤原はセカンドゴロ、加藤はライト前ヒット、中村はサードゴロ、井上はセカンドフライ。
➁角中は空振り三振、レアードはセンターフライ、バルガスはソロHR(失点1)、田村はセンターライナー。
➂藤岡は見逃し三振、藤原は見逃し三振、加藤はライト前ヒット(二盗失敗)
★直球の平均球速は140キロ中盤、変化球はスライダー、フォーク、カットボール、ワンシー、ム、パワーカーブ、シンカー?
★直球のキレはイマイチ、変化球はかなり丁寧に投げていた印象。
★力感を殆ど感じなかったので、完全な調整登板という印象を持った。
★ベンチでの表情も明るいので特に問題はないだろう。
★巨人ファンとしては「今シーズンもお願いします」という心境。

2 上原浩治 1回2安打1奪三振 失点1
➃中村は右中間突破の2塁打、井上はセンター前へのタイムリーヒット(失点1)、角中はキャッチャーへのファールフライ、レアードは空振り三振、バルガスはショートフライ、チェンジ。
★直球の平均球速は130キロ強、最速は135キロ、変化球はフォーク。
★印象的には去年のシーズン中と大きな変化はなく、良く言えば順調な仕上がり、悪く言えば平凡な内容だった。
★但し、手術明けの1軍実戦初登板という事を加味すれば、これから良化の余地はまだまだ残っているとは思う。

3 ヤングマン 3回3安打2四球 失点1
➄田村はライトフライ、藤岡はピッチャー強襲のゴロ、藤原はショートゴロ。
➅加藤はライト前ヒット、中村は四球、井上は6-4-3のダブルプレー、角中はサードゴロ。
➆レアードはレフト前ヒット(代走が二盗成功)、バルガスセカンドゴロ、田村はショートゴロ(失点1)、藤岡はライト前ヒット、藤原は四球、加藤はレフトフライ。
★直球系(ツーシーム)の平均球速は140キロ中盤、最速で147キロ、変化球はカーブ、カットボール、チェンジアップ。
★空振りを奪うようなボールはなかったが直球系ではしっかり押し込めたし、カーブもまずまずの制球だった。
★彼の場合はカーブが決まるかどうかが全てで、ここでカウントを稼げずボール先行になると、球種が元々少ないのでピッチングが単調になりやすい。
★大きな不安があるとすればやはりクイックモーションで、相変わらずクイックとは言えないレベルだし、ランナー1塁の状況では特にリリースポイントが乱れて制球が悪くなる。

4 吉川光夫 1回5安打1奪三振 失点4(HR2)
➇中村はセンター前ヒット、井上はライトフライ、清田は2ランHR、岡はライト前ヒット、バルガスは2ランHR、田村はライト前ヒット、藤岡は見逃し三振、三木はサードゴロエラー、鈴木はライトフライ。
★直球の平均球速は140キロ前後、変化球はカーブ、スライダー、ツーシーム、チェンジアップ。
★開幕前の最終登板?としてはかなり不安な内容となってしまった。
★特に気になるのは直球のキレとスピード感が、先週12日(対ソフトバンク戦)の登板時よりもかなり無くなっている事。
★単純に調子落ちなのか?、それともどこか体の異変があるのか?、かなり心配である。
★今日の内容ではクックと入れ替えてクローザーにする構想は無理があるだろう。

5 クック 1回2安打1四球2奪三振1死球
➈中村はセンター前ヒット、井上は死球、清田はショート内野安打、岡はライトへ犠牲フライ(失点1)、バルガスは空振り三振、高濱も空振り三振
★直球の平均速度は140キロ後半、最速で150キロ、変化球はスライダー、チェンジアップ、ツーシーム。
★1塁に走者を置いた状況でのクイックモーションではヤングマン同様にクイックになっていないし、制球が大きく乱れてしまう。
★最後は結果こそ連続三振で終わったが、結果オーライという内容だった。

【注目選手雑感】
1 藤原恭大 3打数0安打1四球
★個人的に高卒野手ドラ1トリオの中では最も評価が高かった選手。
★攻走守、全てで現時点でも特に大きな欠点は見当たらない。
★彼の場合は左利きの左打者で、作られた左打者(右利きの左打者)ではないので、構えもスイングも自然体で懐も深い。
★バッティングに関しても技術的に大きな欠点は今のところ見当たらない。
★但し現状のバッティングを見ると、まだまだプロのスピード感に慣れていないが、いずれ慣れてくれば形が崩れることなく直球・変化球どちらにも対応できる下地がある。
★既に十分に「守れる選手」なので、高卒初年度ではあるが一軍の実戦でどんどん使って自分の長所と弱点を自覚出来れば、来年以降の伸びしろは非常に大きくなると思う。

2 バルガス 5打数2安打 打点3(HR2)
★激しいパワーショットが魅力のスイッチヒッター
★第1打席(左打席)の菅野との対決で、初球の内角スライダーを完璧に捉えてライトの看板直撃のHR。
★第4打席(右打席)は吉川光の甘いスライダーを完璧に捉えてレフトスタンド上段に豪快なHR
★タイミング的に差し込まれる事が多いタイプなので、現状では半速球には合いやすい。
★対バルガス(左打席)配球のポイント
➀決してカウント球でストライクゾーンのフォークやチェンジアップは使わない。
➁スライダー系の半速球を投げるなら低めからボールゾーンに流れていく球。
➂カウント球で変化球を選択するなら120キロ以下のカーブ系が最も有効。
➃ストライクゾーンで勝負せざるをえない状況なら7・12・8・19への直球が最も有効。
➄攻めの姿勢を投手には求める。

★仮に、私が捕手の立場となり、菅野や山口とバッテリーを組んで彼と対決する場合は、カウント球として7・12への直球を使ってファールを打たせながら、20・25・24・23・22・21・16への変化球と19・15・20の直球を見せ球で使って的を絞らせず、最後は6・7への直球か、23のフォークボールで勝負する。

【試合スコア:登板投手】
ロッテ 010 100 141 8
巨 人 000 200 030 5
ボルシンガー3回2/3-高野1回1/3-種市1回-松永1回-唐川1回-益田1回
菅野3回-上原1回-ヤングマン3回-吉川光1回-クック1回

【総評】
1 ヤングマンのローテ入りを考えているなら、どの曜日で使うべきなのか?
開幕日程(3月29日~4月25日)
29金 広島  08月     18木
30土 広島  09火 中日  19金 阪神
31日 広島  10水 中日  20土 阪神
01月     11木     21日 阪神
02火 阪神  12金 ヤク  22月
03水 阪神  13土 ヤク  23火 ヤク
04木 阪神  14日 ヤク  24水 ヤク
05金 横浜  15月     25木 ヤク
06土 横浜  16火 広島
07日 横浜  17水 広島
【外国人枠を最大限に活かすなら木曜日登板が最も有効】
巨人の木曜日の試合は当面は4月4日の阪神戦だけで、その後の2週間は木曜日は移動日になっている。
ここにヤングマンをあてれば、3日までビヤヌエバを一軍登録して、4日からビヤヌエバ抹消⇒ヤングマン登録、5日にヤングマン抹消⇒マルティネス又はアダメスを登録、16日に再びビヤヌエバを登録(かわりに他の外国人を抹消)、25日にヤングマンを登録(ビヤヌエバを抹消)というかなりの荒業が可能になる。
【当面はヤングマンを外さないことを前提に考えると】
➀土、日曜日の登板になると対戦相手は広島⇒横浜⇒ヤク⇒阪神
➁水曜日の登板になると対戦相手は阪神⇒中日⇒広島⇒ヤクルト
個人的には当面の間はビヤヌエバを使って欲しいという考えは不変なので、木曜日を登板日にして少しでも彼にチャンスを与えて欲しいと願っている。
他にも当面は5人のローテで回すという手もあるが、その場合こそビヤヌエバを最低4月24日までは使い続けて欲しい。

2 ストッパーが決まらないまま開幕を迎えてしまった巨人投手陣
試合後の監督談話で、試合終盤の投手起用は「吉川光⇒クック」を基本線で考えているというような趣旨の発言をしたらしい(変えるかもしれないとも言っている)が、正直言ってかなり不安である。
元々未知数だったクックはまだしも、ある程度計算していた吉川光が調子を上げてくれないとリリーフ陣の構想が根底から崩れてしまうので、何とか開幕までに調子を上げてもらいたい。

3 ジグザグ打線に拘らないで5番はゲレーロに固定すべきである
原監督はジグザグ打線を組みたがる傾向が強く、もしかしたら開幕は亀井を5番に置いてゲレーロを6番に置くかもしれない。
しかし、これに関しては個人的に反対で、早い段階でチームの基本形、攻撃のリズムを作る意味でも、開幕から最低でも一回りは1番から5番までは最低限固定した方が良いと思っている。
又、ここまでのオープン戦を見ていると、ゲレーロは間違いなくクリーンアップに置いた方がモチベーションが上がって集中力を増している。
この打線ではゲレーロの爆発がなければ得点力は上がってこない。

以上 敬称略
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