【G】春季キャンプ総括~野手編~【超激辛キャンプレポート2月27日】

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読売ジャイアンツ春季キャンプの総括として、各選手を3段階に分けて評価しているが、今回は前回の投手編に引き続いて野手編を行う。
各選手の雑感は、キャンプ・オープン戦のモノと被る部分が有るが、そこで触れなかった点にも言及したい。
また、妄想と偏見がタップリ入った評価となるが、そこは御容赦願いたい。
*評価はA・B・Cの三段階

【野手編】
★坂本勇人 B
新キャプテンとして今季からチームを引っ張る。
このキャンプではグリップの握りを工夫するなど、ここ数年伸び悩んでいたバッティングを、何とか打開したいという意気込みは感じた。
キャンプ第1クールは腰の違和感で出遅れていたが、第2クールからその不安を打ち消す動きを見せていた。

★阿部慎之助 C
自主トレ期間中から体をしっかり作って、引き締まった体でキャンプを迎えた。
今季からファーストにコンバートされ、崩れたバッティングフォームを意欲的に改善していた。
改善した点はいくつか有るが、大きなポイントは差し込まれ気味だったスイング(ボールを良く見てギリギリまで引き付ける)から、バックスイングを小さくフォーローを大きく(なるべく前でボールを捌く)する事。
しかし、沖縄キャンプからは足の不安で別メニュー調整を余儀なくされた。
大事には至っていないが、これから本格的に始まるオープン戦で、しっかり調整していきたい。

★村田修一 C
キャンプ当初から動きが重かった。
徐々に守備は軽快さが出てきたが、バッティングは最後まで悩んでいた。
技術的に気になったのはトップの位置が定まっていないこと。
トップをしっかり作れていないので、バッティングの「間」が取れていない。
間が取れていないので、直球には差し込まれ、変化球には泳いでしまう。

★長野久義 C
肘と膝の手術明けで、キャンプ最後まで二軍で別メニュー調整となった。
それでも手術箇所の回復具合は順調のようで、これからのオープン戦で実戦復帰するかもしれない。
個人的には特に膝が心配なので、4月中は無理をしない方が良いと考える。

★橋本到 B
去年までは右足が摺り足だったバッティングフォームを、去年の秋季キャンプで足を高く上げる形に変えた。
まだ懐の直球に対して差し込まれるケースが多いが、徐々に形になってきた。

★小林誠司 B
監督から連日バッティング指導を受けていた。
技術的には若干左肩の開きが早い事と、腰から下を使えずに、若干リストに頼ったバットスイングに見える事。
この2つが要因で外のボールに対応できず、打球に強さが出ない事に繋がっていると思われる。
実戦ではそこそこ打ってるが、内容はあまり良くない。
守備では自慢の強肩は相変わらず素晴らしい。
配球面はこれからの問題。
元々、筆者は彼の野球センスを高く評価してるので、徐々に自分の色を出して投手をリードして欲しいと思う。

★相川亮二 B
バッティングの技術では小林を圧倒している。
バットコントロールも巧みでパンチ力もある。
どちらもバットが体の内側から出てくる事が要因で、技術的には井端に匹敵するものがある。
これから本格的にG投手をリードすることになると思うが、改めて彼の存在は、小林の成長を促す意味でも大きいと思う。

★井端弘和 A
連日、若手を連れて早出特守を行うなど、例年以上の体調の良さを感じる。
そして実戦練習に入っても、攻守で結果を残し続けている。
現状では片岡とのポジション争いでは、一歩リードの感があるし、村田が今のまま不振が続けば、サードで使われる可能性もある。

★片岡治大 B
去年のキャンプは、故障を怖がりながら練習メニューをこなしていた感が強かったが、今キャンプでは自分の体を追い込む練習をしていた。
実戦練習の序盤は攻守に精彩を欠いていたが、徐々に動きが良くなり、バッティングも結果を出してきた。
井端の状態が良いのであまり目立っていないが、彼も今年にかける意気込みを感じたキャンプだった。

★フレデリク・セペダ B
キャンプ終盤で来日したが、直近まで実戦を積んでいたので動きは良かった。
結局、2試合の実戦練習でヒットはHRの1本だったが、バッティングの内容は悪くなかった。

★亀井善行 A
ここ数年はキャンプで故障し、出遅れてしまっていたが、今年は無事に終えた。
個人的には彼にとって理想的なキャンプだったと思う。
キャンプ当初は体の仕上がりが良く、フリーバッティングでも快打を連発していたが、中盤では調子を落とした。
そして終盤では再び上昇してキャンプを終えた。
これから実戦を更に積み重ねて、開幕からエンジン全開になるような仕上がりになると見た。

★鈴木尚広 B
自主トレでは、盗塁のスタートを更に磨くトレーニングを行ったようだ。
キャンプでは残念ながら、その効果が伺えるような場面が無かったが、今後の実戦練習で注目していきたい。

★高橋由伸 B
手の甲の手術明けで、しかも今季からコーチ兼任という事で、スロー調整を予想していたが、動ける体をしっかり作っていた。
実戦練習の打席は少なかったが、相変わらず美しいスイングを披露していた。

★レスリー・アンダーソン C
肘の手術明けで、終始2軍で別メニュー調整していた。
こちらも回復具合は順調で、3月中での1軍合流が予想される。

★鬼屋敷正人 B
去年の同時期と比べると、体がかなり大きくなりプロとしての下地が作られている。
特にバッティングでは著しい成長を感じた。
去年まではスイングに力強さをそれほど感じなかったが、今は明らかに変わっている。
技術的には、まだまだ修正する点があるが、とりあえずはプロの直球に振り負けないスイングが出来つつある。

★寺内崇幸 B
練習試合でもスタメンで出場する機会が少なくなり、気の毒な状況になりつつある。
しかし、出場した試合では安定感抜群の守備で、その存在感を示している。

★藤村大介 B
彼も年々体が大きくなり、スイングも鋭くなっている。
守備も徐々に安定感を増してきたし、外野もこなすところを見せている。
但し残念ながら、攻守の単純な比較では、ポジションが被る片岡・井端の域までは達していない。
また、寺内と比べても高い守備力とユーティリティー性で劣っている。
現状、1軍入りの近道は、持ち前の快足を活かす事が必須になる。
鈴木のようなスペシャリストになるには、スタートとスライディングの技術を磨かねば難しい。

★中井大介 A
秋季キャンプで、内田コーチと二人三脚で取り組んだ成果が結果に現れている。
技術的には体重移動がかなりスムースになってる事。
以前より「前でボールを捉える意識」が強くなっているが「膝から内転筋で下半身を絞る」事で、左肩の開きと体が前に突っ込むのをギリギリ我慢できている。
その結果、低めの変化球に対して、タイミングが少々ズレてもバットのヘッドが残ってるので空振りしない。
今はバットの先でも巧く拾えるヒットが生まれている。

★辻東倫 B
宮崎キャンプでは初の1軍メンバーとして練習した。
キャンプ序盤は他の1軍メンバーに圧倒されていたが、宮崎での最後の実戦練習では、快打を連発しアピールしていた。
しかし、残念ながら攻守ともに力不足は否めず、沖縄には行けなかった。

★松本哲也 A
攻走守全てにおいて、チャンスがあれば必死にアピールし、結果を出していた。
特に目についたのはバッティング。
かなりボールを手元までじっくり見るようになり、選球眼が良くなっている。
そしてバットも体の近くから出てくるので、最短距離でスイングしている。
よって逆方向にライナー性の打球を飛ばすだけではなく、ライト方向にもヒットが生まれる形が出来ている。
直球系に対してはショートの頭の上、変化球はしっかり引き付けて一二塁間へ強いゴロを飛ばしている。
イメージ的には元阪神の赤星に似てきた。
大田の台頭でますますチャンスが減ってきているが、明らかに良くなってるので、是非彼にもチャンスを与えて欲しい。

★金城龍彦 A
キャンプを通して結果を残した。
特に直球系には滅法強く、右に左に綺麗に弾き返していた。
しかも、抜かれてタイミングがズレても、バットの先でヒットゾーンに運ぶテクニックも併せ持つ。
去年はベイスターズで結果を残せていなかったが、心機一転やる気を感じるキャンプだった。

★大田泰示 B
実戦練習の序盤は打ちまくっていたが、徐々に疲れが見えた事と、相手バッテリーの「内と外の出し入れ」に苦労していた。
去年までは、一度上記のように崩されると、格下相手でも崩れたままだったが、今年は盛り返した。
こういうところは明らかに今までとは違う。
判断力が甘い外野守備を含めて、修正すべきポイントは多々あるが、個人的には長野・アンダーソンが仕上がるまでは積極的に起用して欲しい。
筆者は決して若手育成至上主義ではないが、彼は別だと思っている。
今後のジャイアンツで、中核として活躍せねばならない人材である。

★矢野謙次 C
肘の手術明けで大きく出遅れている。
外野の層が厚くなっているが、彼にも必ずチャンスはある。
特にシーズン佳境の8月以降に、しっかり仕事が出来る状態にして欲しい。

★堂上剛裕 A
実戦練習で連日打ちまくり、キャンプ終盤で支配下登録を勝ち取った。
バッティングは、現状やや調子を落としているが、必ず上げてくる技術的下地がある。
コンディションが上がってくれば、一発を秘めた怖い代打として大きな戦力になるだろう。
守備についてはファーストで使うのは止めた方が良い。
腰高でグラブ捌きも決して上手いとは言えない。

◆超激辛キャンプMVP◆
    松本哲
他にも中井・亀井・金城・井端らが差のない候補だった。
しかし、キャンプの最初から最後まで、ゲームの途中から出場するケースでも、しっかり攻走守すべてに集中して、チャンスを逃していなかった松本哲を選んだ。

~現時点での1軍登録争い~
(◎確実 ⭕有力 ▲微妙 △苦戦)
★捕手(2~3人)
小林◎・相川◎・鬼屋敷▲・實松△・加藤△
★内野手(6~7人)
阿部◎・片岡◎・村田◎・坂本◎・井端◎
寺内⭕・中井⭕・藤村▲・辻△
★外野手(6~7人)
亀井◎・高橋由⭕・金城⭕・鈴木尚⭕・橋本⭕
大田⭕・セペダ⭕・アンダーソン▲・矢野△
松本哲▲・長野▲・堂上▲
⭕としている選手の中でも、ほぼ1軍確実な選手がいる。
あえて⭕に留めたのは、それだけ1軍枠の争いが熾烈を極めているという事。
特に補強組、伸び盛りの若手の台頭が著しい。
故障組については、これからのオープン戦で戦列復帰して⭕◎へと変化していくと考えるが、あえて現状では▲に留めた。

以上 敬称略

⭐お知らせ⭐
明日から始まるオープン戦から、当blogの更新時間が変わります。
キャンプ中は夕方更新でしたが、明日のオープン戦からは翌日早朝での更新となります。
よって次回は3月1日早朝となります。
今後とも当blogを宜しくお願い致します。

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