【G】大田は確実に成長している【S】評価高い新外国人オンドルセク【超激辛GvsSオープン戦雑感2月28日】

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今年東京ドーム初登場の読売ジャイアンツは、真中新監督率いる東京ヤクルトスワローズと対戦した。

【G先発オーダー】
① 6 坂本
② 4 井端
③ 9 亀井
④ 8 大田
⑤ 7 セペダ
⑥ D 高橋由
⑦ 5 村田
⑧ 3 堂上
⑨ 2 相川
  P 菅野

【G注目選手雑感】
★大田
・4打数1安打
凡打は詰まり気味か、バットの先で打った打球だが、しっかり自分のポイントまで呼び込むスイングが出来ている。
キャンプ終盤は迷いを感じるスイングが多かったが、この試合では全く感じなかった。
筆者はこの試合での彼のプレーをかなり注目していた。
バッティングの技術的な成長はキャンプ中に認識したので、これからは「メンタル的にどう強くなってるか?」をポイントにしていた。
恐らく、心も体も疲れがピークに達していると思われる。
その状況の中で、彼がどんなプレーを我々に見せるか?
下を向かずにしっかり前を見て堂々プレーしてるか?
これらを注目していた。
結果「今年の大田は次の段階に進んだ」と確信している。
躍動感のあるプレーやベンチでの表情は、非常に好印象だった。
これからのオープン戦でも無様な姿は見せないだろう。

★セペダ
・3打数1安打
去年と同様で、左打席の方が圧倒的にスイングが鋭いし、打てるポイントが多い。
右打席はスイングに柔軟性を感じないし緩急に脆い。
フォーム的には右打席は体が前に突っ込むケースが多いので、内角球は特に対応が難しくなる。
だが、問題はやはりレフトの守備だろう。
解説者はキューバリーグでレフトを守ってきたと言っていたが、打球判断が致命的に悪い。
特に前後の打球判断が良くない。

★村田
・3打数2安打
この試合では意識的に早めに「トップ」を作っていた。
キャンプ中より少し「間」を作れているが、まだまだ自分のスイングをする間は作れていない。
また自然な形で作れていないので、調子が上がってきたとは言えない。
これを続けて無意識でトップをしっかり作れれば、必ずタイミングは合ってくるのでHRも自然と出てくるだろう。

★中井
・2打数1安打 二塁打1
低めの直球を完璧に捉えた。
個人的には彼をスタメンで使わない事が理解できない。
確かに村田の調子を上げる事がペナント制覇には重要かもしれないし、堂上をファーストでテストする考えも理解できる。
だが、中井はまさに今が伸び盛りで、野球をやってて一番楽しい時期を迎えていると思う。
是非、4打席立たせて欲しい。
「水をたっぷり吸収できるスポンジ状態」を逃すようでは、中井を大成させる事は絶望的だろう。

★井端
・2打数2安打1四球
相変わらず渋い働きで打線を繋いでいる。
彼は早いカウントで追い込まれても、必ず最低限平行カウントまで持っていく。
今年は本当に状態が良い。
個人的には片岡もかなり期待してるので、どちらかを選択するのは現状では非常に難しい。

★菅野
・3回6安打1四球3失点2奪三振 披本塁打1
直球系(ツーシーム含む)のスピードは平均で140キロ、最速で145キロ。
変化球はカーブ・スライダーを中心にフォークとカットボール。
キャンプ総括で「肘が下がり気味」と指摘したが、この日は肘の位置というより腕の振りの緩さを感じた。
シーズンをトータルで考えるなら、個人的には全く心配していないが、寒い屋外球場が続く4月は厳しいかもしれない。
相手を押さえ込むなら、今日の直球や変化球の切れでは難しい。

★小山
・4回1安打1奪三振
直球系(ツーシーム含む)のスピードは平均で140キロ、最速で143キロ。
変化球はフォークを中心に緩いカーブとスライダー。
上々の内容だった。
直球はスピード表示よりも切れを感じるし、角度もあるので打者が押し込まれている。
但し、ツーシームはスピードが落ちる傾向にあるので、甘いコースに入ると長打が怖い。
変化球もフォークはまずまず、カーブはもう少し低めに集められれば、もっとピッチングが楽になる。
キャンプ総括で指摘したが、フォーム的にはかなり良くなってるので、メンタル的な部分で負けなければ、かなり期待している。

★澤村
・1回 無安打1奪三振
直球系(ツーシーム含む)のスピードは平均で145キロ、最速で149キロ。
変化球はフォークボール。
相変わらず直球の球筋がブレない。
無駄な力みがないので、ボールがシュート回転していない。
願わくば、走者を置いたピッチングを見たかった。

【S注目選手雑感】
★藤井
・3打数2安打 二塁打1
非常にバッティングが柔らかく、センスを感じる。
振りもコンパクトで、大きな欠点は見当たらない。
キャッチャーもこなすユーティリティー性が高い選手のようで、首脳陣は彼が戦力になると有り難いだろう。
2年目だが決して若手という年齢ではない。
しかし、苦労してる分だけプレーに味が出ている。

★小川
・2回4安打2奪三振
直球系(ツーシーム含む)のスピードは平均で144キロ、最速で146キロ。
変化球はスライダーを中心にカットボール・チェンジアップ。
初回は明らかに直球主体で自分のボールを確かめていた。
2回は一転して様々な変化球を試していた
そして相変わらず勝負処で良いコースにボールを集めて、粘り強いピッチングだった。
故障明けで心配されたが、実戦初登板でこれだけ投げられれば開幕は全く問題ない。

★オンドルセク
・1回1安打1失点
直球のスピードは平均で143キロ、最速で147キロ。
変化球はカーブとフォーク。
長身で上から投げ下ろすボールは非常に角度があり、球質も重そうな印象を受けた。
カーブとフォークも上々で、低めに集まる。
又、球筋も悪くなく、制球力も纏まってる印象がある。
クイックは速くはないが、特別遅いわけではない。
牽制は暴投になったが、あれだけでは判断できない。
恐らく夏場はもっと直球のスピードは出てくるだろうし、まだまだ調整途上の印象が強いが、彼が仕上がってきたら恐ろしいリリーフになる予感がする。
個人的にはこの選手を見てスワローズの評価がかなり上がった。
Gにとっては苦手なタイプなので、非常に厄介な相手が現れた。

★児山
・1回 無安打
直球のスピードは平均で138キロ、最速で141キロ。変化球はチェンジアップとスライダー。
高卒2年目で、まだまだボールにバラツキがあるが、指にかかった直球はなかなか威力がある。

【試合総評】
S 102 000 040 7
G 000 010 000 1
試合は7対1でスワローズが勝利した。
スワローズは相変わらず打線に破壊力を感じる。
復活したミレッジもスイングが鋭いし、川端のバッティングも素晴らしい。
山田や雄平等を含めて、技術的に高い資質を持つ打者が多いので、怪我に気を付ければ、去年から大きく成績を落とす可能性は少ないと見る。
巷では「去年は出来すぎ」「フロック」という論調もある。
しかし、単純に去年の成績をキャリアハイだと勝手に決めつけるのは、彼らが利する結果を招く。
又、投手陣の方でも移籍組の成瀬がしっかりローテを守り、新外国人のオンドルセクが思惑通りの結果を残せば、勝ちを拾える戦力になる。
元々Sを苦手にしているGにとっては非常に厄介な相手になった。
Gファンにとっては見処が少ない試合となってしまったが、各打者の状態はそんなに悪くない。
結果的には、この試合は久保が壊してしまったが、それよりも堂上やセペダの拙守の方が個人的には大きく失望した。

以上 敬称略
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