「巨人打線の”三本の矢”は強力で折れない」読売ジャイアンツvs阪神タイガース 第1回戦2019.4.2

「巨人打線の”三本の矢”は強力で折れない」読売ジャイアンツvs阪神タイガース 第1回戦2019.4.2

2019年4月2日(火)巨人vs阪神 第1回戦

【試合結果】
阪神 000 003 000 3
巨人 205 011 00× 9

勝利投手
[巨人] 山口 (1勝0敗0S)
敗戦投手
[阪神] ガルシア (0勝1敗0S)

本塁打
[巨人] ゲレーロ2号(3回裏3ラン)、丸1号(5回裏ソロ)

阪神バッテリー
ガルシア、馬場、島本 – 梅野
巨人バッテリー
山口、今村、宮國 – 小林



【試合前にツイッターで発表したG勝利へのカギ】
➀山口の立ち上がり
➁新人工芝での内野守備
➂対ガルシアは左打者・連打は厳しいので、右の坂本・岡本・陽・ゲレーロ・ビヤヌエバの長打に期待

【試合のハイライトと勝敗のターニングポイント】
★ 1回表 阪神攻撃(P山口)
木浪センタフライ⇒近本は四球(二盗成功)⇒糸井は三振⇒大山も三振
※前段の「G勝利のカギ」として「山口の立ち上がり」を挙げていたが、特にメンタル的に強いタイプではないので、制球を乱すことをかなり心配していた。
※そして案の定というか、先頭の木浪は2-0から打ち上げてくれが、近本にはストレートの四球で出塁を許し「やっぱり」という状況になりかけた。
※しかし、続く糸井と大山は甘いボールをミスショットしてくれて、最後はいずれも三振で仕留めて、ようやく山口は平常心を取り戻した。

☆ 1回裏 巨人攻撃(Pガルシア)
吉川尚レフト前ヒット⇒坂本センター前ヒット⇒丸ライト線へのタイムリー2塁打(1点)⇒岡本セカンドゴロ⇒陽セカンドゴロ(1点)⇒ゲレーロはサードゴロ
※1回表のピンチを切り抜けた事で、ガルシアを崩すには「この初回で得点することが必要」と見ていたが、吉川尚がレフト前にクリーンヒットを放って、その流れを自らの手で呼び込んだ。
※そして丸のタイムリーまではほぼ完璧な攻撃で申し分なし、岡本のセカンドゴロはハードラックだったが、陽のセカンドゴロで追加点を奪えたことは非常に大きかった。
※但し、やや疑問に思ったのが、対岡本の守備体系ではセカンドとファーストの守備位置が前目だったので、次の陽が当てただけのセカンドゴロを打った瞬間に「3塁走者はホームへは還れない」と思ったが、この時のセカンドの守備位置は岡本の時よりも下がっていたので、3塁走者は難なくホームに還ることが出来た。
正直「何で?」とは思ったが、まあ阪神側にデータ的な裏付けがあったのだろう。
ただ、巨人側からすれば陽の「当てただけのセカンドゴロ」は、明らかにそこを狙い打っていた訳で、評価されるべきバッティングだと思う。

★ 2回表 阪神攻撃(P山口)
福留センター前ヒット⇒ナバーロはレフトフライ⇒糸原レフトフライ⇒梅野サード内野安打⇒ガルシアはショートフライ
※巨人P山口にとって1回裏の2点は、何よりの「精神安定剤」となっていたと思う。
恐らく彼の試合前の心理を読むと「ロースコアでの勝負」を覚悟していたと思うが、味方打線の活発な姿を見て「この後も追加点を取ってくれそうな雰囲気を感じた」と思う。
※そして、この回の先頭の5番福留を素晴らしい球筋の外角直球2球でポンポンと追い込んで「波に乗りかけた」が、3球目の更に厳しい外角低めの直球を綺麗にセンター前に弾き返されてしまい元の精神状態に戻ってしまった。
※続く6番ナバーロに対しては、再びスライダー2球が大きく外れて2-0のカウントになり、苦し紛れに投げたド真ん中の直球を捉えられたが、レフトへの大飛球で討ち取り、7番の糸原もボール先行から投じられた苦し紛れの直球を同じくレフトに打ち上げてくれた。
※そして2アウトから8番の梅野にはカーブを叩かれて、3塁線に打球が飛んで行ったが、サードのビヤヌエバが横っ飛びで好捕し、結果的に内野安打にはなったが、仮にレフトファールゾーンに打球が抜けて、レフトのゲレーロが打球処理にもたつけば、次の打者がピッチャーだっただけに、1塁走者がベテラン福留でもサードコーチは一気にホームに突入させていたかもしれない。
ここは体を張ってそれを阻止したビヤヌエバを称賛したい。

☆ 3回裏 巨人攻撃(Pガルシア)
吉川尚センター前ヒット⇒坂本ショート内野安打⇒丸は三振⇒岡本レフトオーバータイムリー2塁打(2点)⇒陽サードエラー⇒ゲレーロはレフトスタンドへ3ランHR(3点)⇒ビヤヌエバ四球⇒小林はダブルプレー
※阪神側の内野守備については後段で触れるので割愛するが、このイニングのハイライトは勿論ゲレーロの3ランではあるが、やはりそれを呼び込んだのは岡本のタイムリー2塁打だった。
その前の丸が三振して嫌なムードになりかけただけに、それを払しょくする見事な一打だったと思うし、個人的にはこの岡本和真のタイムリー2塁打こそが勝利へのターニングポイントだったと見ている

☆ 5回裏 巨人攻撃(P馬場)
丸ライトスタンドへソロHR(1点)⇒岡本ショートフライ⇒陽は三振⇒ゲレーロは左中間2塁打⇒ビヤヌエバは三振
※丸の一発は完全に初球から狙っていたようなスイングだった。

★ 6回表 阪神攻撃(P山口)
近本は右中間突破の3塁打⇒糸井レフトフライ⇒大山は死球⇒福留ライト前タイムリーヒット(1点)⇒ナバーロはレフトファールフライ⇒糸原ライトオーバー3塁打(2点)⇒梅野は三振
※やや山口にへばりが見え始めて失点を重ねてしまったが、まだまだ大勢には影響するような雰囲気はなかった。

☆ 6回裏 巨人攻撃(P馬場)
小林レフト前ヒット⇒山口は送りバント失敗⇒吉川尚セカンド内野安打⇒坂本は四球⇒丸レフトへの犠牲フライ(1点、2塁走者は3塁でアウト)
※3点奪われた直後の得点だっただけに、この1点は阪神側の反撃ムードを完全に止める一打となった。



【注目選手雑感】
☆ 吉川尚輝
ガルシア攻略の先導役として見事に役目を果たした。
バッティングの技術的な部分で目を見張るのは、丸のバッティングを参考にして「ヒッチ打法」を自分のモノにしつつあり、このヒッチを取り入れたことによって、自然と「バッティングの間」が生まれて、1塁方向に体が流れてしまう癖もなくなり、最後までしっかり振り切る事が出来ているので強い打球を飛ばせるようになっている。

☆ ゲレーロ
ソローロという俗称は既に死語となったのか?
良く言えば楽天家、悪く言えば我がままの彼の性格には、原監督のように「飴と鞭」を見事に使い分ける指揮官とは相性が良いのかもしれない。
バッティングの技術面に関しては、打席でとにかくリラックス出来ている事が去年との大きな違いで、自分の苦手なボール(内角直球)をムキになって打とうとせずに、自然体で自分が打てるボールを待ち続けている印象を受ける。
そしてスイングはインサイドアウトの意識が徹底されてるのでミスショットが少ない。

☆ ビヤヌエバ
個人的にはガルシアの投球スタイルとは「合う」と考えていたので、彼の爆発を期待して楽しみに見ていたが、前を打つゲレーロが当たりまくっていたので、逆に力んでミスショットしてしまった。
但し、スイングの形はオープン戦の頃よりも間違いなく良いので、今後も期待しながら「その時」を待ちたい。

☆ 山口俊
調子についてはハッキリ言えば良くなかったと思う。
序盤は制球にバラツキがあり、特に変化球がなかなか思うように操れずに苦しんでいた。
しかし、味方の大量得点で気が楽になり、カウント球でカーブを使えるようになってからは、決め球のフォークも決まり始めて投球に安定感が出てきた。

☆ 今村信貴
結果的には無失点で抑えたが、大量リードという状況にも関わらず、相変わらずボール先行で印象を悪くしてしまっていた。
まあ、これが彼のスタイルと言ってしまえばそれまでだが、狭い東京ドームや神宮・横浜では巨人ファンの心臓はもたないだろう。

【ゲームMVP】
☆ 丸佳浩
1回裏の得点シーンは、確かに相手の拙い守備も手伝ってはいたが、アッサリ先取点を奪えたことで、ガルシアに対する巨人打線の苦手意識を早々に払しょくする一打となった。
又、ホームランの場面も彼らしく甘いボールを一発で仕留めた素晴らしいバッティングだった。
彼のバッティングスタイルは非常にコンパクトなスイングで、ゴルフで例えると「パンチショットのようなスイング」なのでミスショットが本当に少ない。
しかも彼の打球はライナー性の低い弾道が特徴なので、右中間と左中間に膨らみがない東京ドームではかなりの数のホームランが期待できると思う。

【総評】
★ ガルシアは新しくなった東京ドームのマウンドが合わないのか?
「合う合わない」は本人に聞いてみないと分からないが、一つだけハッキリ言えるのは「去年と比べて全く直球にスピード感を感じなかったし、変化球は高めに浮いて切れを感じなかった」ということ。

★ 守備の不安定さが露呈してしまった阪神内野陣
※記録的にはエラーにはならなかったが、阪神内野陣の「球際の弱さ」が目立っていた。
➀1回裏の丸の打球をファーストのナバーロが飛びつかずに、打球が外野に抜けてあっさり先取点を奪われ、しかも0アウト2.3塁という更なるピンチを作ってしまった(横っ飛びで止められる弱い打球だったし、止めて満塁にしておけば無失点で切り抜ける可能性は残っていた)
➁3回裏の坂本のボテボテのショートゴロを、木浪がファンブルして内野安打を許した場面も、木浪の一歩目の反応が悪い(判断が遅い)ので処理が遅れた為に、捕球体勢で慌ててしまってボールが手につかなかったと見ている。
➂同じく3回裏、今度はサードの大山がバウンドを合わせられずに捕球ミスを犯してしまった。
この前の段階で、既に先発ガルシアの「イライラ」は頂点に達していたが、このミスで制御不能のところまできてしまった。
④6回裏、吉川尚のセカンドゴロを、糸原が中途半端なワンバンド送球で記録はヒットの「ミス」を犯す

前段で書いた「巨人勝利のカギ」の一つとして「新しくなった人工芝での内野守備」を挙げていたが、やはりというべきか今季ドーム初試合の阪神側にミスが生まれたし、逆に2回表の「ビヤヌエバの好捕」を筆頭に、巨人内野陣は堅実なプレーで味方投手陣を盛り立てていた。
そういう意味では、この試合は阪神の「守り負け」という見方も出来ると思う。

★ 4番大山で一息つけた巨人投手陣
巨人ファンの私の立場で言わせてもらうなら「4番・大山」は本当にありがたい。
この試合でも、バッテリーの攻め方や雰囲気を見てると、糸井と福留にはかなり気を使いながら投球しているのがヒシヒシ感じるが、大山には大胆なピッチングで攻め込んでいる。

☆ 今年の巨人打線は「三本の矢」だけではない
「三本の矢」とは2番~4番の坂本・丸・岡本の事で、この3人が繋がる形で打線を組むことによって、相手投手は3人の前の吉川尚や、後を打つ陽・ゲレーロに対してはどうしても集中力が散漫になりやすくなる。
この試合でも吉川尚とゲレーロは3安打を放ち、特にゲレーロは試合を決する3ランを放った。

以上 敬称略
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