「20勝して沢村賞を! 菅野智之 魂の137球!」 横浜DeNAベイスターズvs読売ジャイアンツ 1回戦 2019.4.5

「20勝して沢村賞を! 菅野智之 魂の137球!」 横浜DeNAベイスターズvs読売ジャイアンツ 1回戦 2019.4.5

2019年4月5日(金) 横浜DeNAベイスターズvs読売ジャイアンツ 第1回戦

【試合結果】
巨人      200 000 100 3
DeNA 200 000 000 2

巨人バッテリー
菅野 – 小林
DeNAバッテリー
今永、三嶋、三上、パットン – 伊藤光

勝利投手
[ 巨人 ] 菅野 (1勝1敗0S)
敗戦投手
[ DeNA ] 今永 (1勝1敗0S)

本塁打
[ 巨人 ] 坂本勇2号(1回表ソロ)、丸3号(1回表ソロ)、ゲレーロ3号(7回表ソロ)
[ DeNA ] ソト4号(1回裏ソロ)、筒香2号(1回裏ソロ)

巨人 9安打 0失策
DeNA 6安打 0失策



【試合のハイライトと勝敗のターニングポイント】
☆ 1回表 巨人攻撃(P今永
吉川尚ショートゴロ⇒坂本は右中間スタンドへソロHR(1点)⇒丸は左中間スタンドへソロHR(1点)⇒岡本は三振⇒ゲレーロはレフトフライ
※ハマスタ特有のかなり強い風(センターから右中間方向への風)が吹いていたので、試合開始前から「角度の良い打球が上がったらHRは防ぎようもない」という認識をバッテリーは持っていたと思う。
※だが先頭・吉川尚に対するDeNA先発・今永の投球を見て、直感的に「点を取るのはかなり厳しい」と思ったが、私の想像以上に「上手く強風を利用した」坂本と丸が連続HRを放って巨人が2点先取した。

★ 1回裏 DeNA攻撃(P菅野)
神里ライト前ヒット⇒楠本6-4-3のダブルプレー⇒ソト右中間スタンドへソロHR(1点)⇒筒香ライトスタンドへソロHR(1点)⇒宮崎ファーストゴロ
※一方の巨人先発・菅野は、先頭・神里にいきなりヒットを許して反撃ムードが球場全体を一気に覆ってしまったが、2番の楠本が初球から当てにいったスイングをしてくれて助かった(ダブルプレー)
※しかし、後続のソトと筒香にこちらも連続HRを許して同点に追いつかれてしまった。
※筒香のHRは完璧な当たりだったが、ソトのHRは丸・坂本と同様に風を上手く利用した打球だった。

☆ 3回表 巨人攻撃(P今永)
吉川尚レフトフライ⇒坂本サードゴロ⇒丸は三振
※坂本をサードゴロで討ち取ったあたりから、今永の投球は更に安定感が増してきた印象で、巨人打線が連打で得点するのはかなり厳しいと認識した。

★ 3回裏 DeNA攻撃(P菅野)
神里ファーストゴロ⇒楠本は三振⇒ソトはショートゴロ
※菅野は全体的に制球にバラツキがあって苦しんでいたが、このイニングからカーブを多めに使って投球の組み立てを変えていき、それが上手くハマっていた。

☆ 5回表 巨人攻撃(P今永)
亀井レフト前ヒット⇒牽制死⇒小林は三振⇒菅野ライトフライ
※立ち直った今永に対して巨人打線は、4回までほぼ完璧に封じ込まれてしまっていたが、ようやく先頭の亀井が出塁し、試合の主導権を握るチャンスを迎えた。
※しかし、今永の巧みな1塁への牽制球で亀井がアウトになってしまい、巨人側に嫌なムードが漂い始めていた。

★ 5回裏 DeNA攻撃(P菅野)
大和ショート内野安打⇒今永は送りバント失敗⇒神里は三振⇒梶谷ショートフライ
※やはりというか試合の流れとはこういうモノで、菅野は先頭の大和を完全に討ち取っていたが、飛んだコースが悪くてない内野安打を許してしまった。
※しかし、ここで両軍にミスが生まれ、DeNA側は今永が送りバントを決められず、巨人側は今永の送りバントミスの時にダブルプレーを取れる筈だったが、ショート坂本の送球ミスで1アウトのみで終わってしまった。
この後、菅野が後続をしっかり押さえて均衡状態は続いた。

☆ 7回表 巨人攻撃(P今永
ゲレーロはセンターバックスクリーンへソロHR(1点)⇒ビヤヌエバはセンターフライ⇒亀井センターフライ⇒小林ファーストへのファールフライ
※そんな均衡状態を打ち破ったのがゲレーロの特大HRだった。
※テレビ解説の佐々木氏も指摘していたが、このように均衡状態が長く続いた時は、それが破られる後は一気に試合が動いていくケースが多い。
私も同じことを一発が生まれた直後に感じており、7回裏の攻防に注目が集まった。

★ 7回裏 DeNA攻撃(P菅野)
ロペスはファーストフライ⇒伊藤は三振⇒大和ライト前ヒット⇒倉本セカンドゴロ
※このイニングで巨人側が最も懸念するのは、5番以降でチャンスメイクされて9番投手のところに「開幕から神がかっている佐野」を代打に送られる事だった(しかもHR風が吹き荒れてる状況)
勿論、菅野と佐野の力関係からすれば「問題ない」のかもしれないが、彼の登場で球場全体が異様な盛り上がりになるのは必至で、そうなった場合はやはり厳しい。
※だが、そんな心配など菅野本人には関係なかったようで、文字通り「尻上がり」に投球の精度が上がっていた。
※しかし、2アウトから8番大和にヒットを許したところで「ここで一発のある佐野を使ってくるか・・!」と思ったが、ラミレス監督は倉本を代打に送った(もう1チャンスあると監督は予想していたと思う)

☆ 8回表 巨人攻撃(P三嶋⇒三上)
吉川尚レフト前ヒット⇒坂本ライト前ヒット⇒丸セカンド内野安打⇒岡本ショートフライ⇒ゲレーロ三振
※巨人がこの接戦をモノにする為には、追加点を奪うことが「MUST」だと思っていたので、この絶好のチャンスを逃した瞬間に、個人的には「負け」を覚悟した。

★ 8回裏 DeNA攻撃(P菅野)
神里は三振⇒梶谷も三振⇒ソトも三振
※しかし、菅野はここから更にギアチェンジして、1番から始まるDeNA打線を完全に沈黙させた。
しかも三者三振という凄まじい投球内容だった。

★ 9回裏 DeNA攻撃(P菅野)
筒香は三振⇒宮崎ショートゴロ⇒ロペスはセンターフライ、ゲームセット
※筒香から三振を奪った瞬間、個人的にはようやく「勝利」が見えてきたが、この強風吹き荒れる「春のハマスタ」では幾多の波乱を見てきたので、本当に最後まで安心できなかった。
しかし、菅野はそんな巨人ファンの心配をよそに最後まで「無双」していた。
一方で、ラミレス監督は「とっておきの切り札・佐野」を使えぬままゲームが終わってしまった。



【注目選手雑感】
☆ 坂本勇人
素晴らしいバッティング内容でマルチヒットを記録した。
当面は好調が続くだろう。

☆ 丸佳浩
彼もバッティング内容が良く、凡打の打席も「紙一重」のスイングが多く、巨人ファンに「得点への期待」を常に与えてくれている。

☆ 岡本和真
8回の大チャンスで1本出ていれば、もっと菅野を楽にさせていただけに残念だった。
そして、この試合では4番としての重責は果たせなかったが試合には勝った。
今日からの試合、そして次回の菅野登板試合で倍返ししてほしい。

☆ ゲレーロ
久しぶりに「凄まじいホームラン」を見た。
まさか、この一発で試合の勝敗が決するとは思っていなかったが、結果はまさに「値千銀」の一発となった。

【ゲームMVP】
☆ 菅野智之
※前段でも触れたように、序盤はやや制球に苦しんでいたが、直球の走りは間違いなく前回の広島戦よりも良かった。
※3回以降は配球の中でカーブを多めに使ってDeNA打線を幻惑させていた。
※中盤以降は安定した投球を続けて、ラストの8.9回は「無双状態」だった。
そして、何よりも唸らせたのが「味方のミスや拙攻の直後は絶対に相手に流れを渡さないという意思」を「投球のギアチェンジ」で見せていた事。
本当に素晴らしいピッチングでまさに「エース」だったし、それを引き出した小林にも称賛の言葉を贈りたい。

【総評】
★ 増築された横浜スタジアムは更にHRが出やすくなった?
元々、横浜スタジアムはバックネット裏から右中間・左中間方面(海側)に風が吹き抜ける構造だったが、1塁側にウイング席が増築されて、その傾向がさらに増したように感じた。
特に右中間スタンドへは詰まった打球でも角度が良ければ簡単にスタンドへ吸い込まれるだろう。

★ DeNA打線は1.2番の出塁率が上がってこないと去年と変わらない
開幕前の戦力分析で、DeNA打線の課題として「1.2番の出塁率」と「下位打線強化」を挙げたが、現段階での印象は去年と変わっていない。
この試合でも2番の楠本をあっさりとベンチに引っ込めて、途中から梶谷を起用していたことから、ラミレス監督の「迷い」を感じる。

☆ 連勝している時こそ、イージーミスには注意したい
➀5回表の1塁走者・亀井の牽制死
➁5回裏の今永の送りバント失敗でダブルプレーが取れなかった
こういうミスは試合の流れを大きく変えてしまい、敗戦に直結してしまうケースが多々あることを長いプロ野球の歴史が証明している。
このような連勝中だからこそ、イージーミスを極力減らしていきたい。

☆ 優勝するには「1点差で迎えた9回を安心してクックに任せる」ようにならないと厳しい
この試合は菅野が「無双」してくれたので、懸念している「1点差のクック登板」は避ける事が出来たが、菅野以外の投手では同じようにはいかない。
1点差でも躊躇なくクックを投入するようにならないと優勝は絵に描いた餅となるだろう。

以上 敬称略
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