「Viva!ビヤヌエバ!」中日ドラゴンズvs読売ジャイアンツ 1回戦 2019.4.9

「Viva!ビヤヌエバ!」中日ドラゴンズvs読売ジャイアンツ 1回戦 2019.4.9

2019年4月9日(火)中日ドラゴンズvs読売ジャイアンツ 第1回戦

【試合結果】
巨人 011 000 001 3
中日 100 000 000 1

巨人バッテリー
山口、吉川光、クック – 小林
中日バッテリー
大野雄、谷元、田島、ロドリゲス – 加藤、大野奨

勝利投手
[ 巨人 ] 山口 (2勝0敗0S)
敗戦投手
[ 中日 ] 大野雄 (0勝1敗0S)
セーブ
[ 巨人 ] クック (0勝0敗4S)

本塁打
[ 巨人 ] ビヤヌエバ1号(2回表ソロ)、ビヤヌエバ2号(9回表ソロ)

巨人 6安打 1失策
中日 9安打 1失策



【試合前に考えていた巨人勝利のポイント】
➀序盤は攻守ともに辛抱強く
大野から序盤で大量得点を奪うことは難しいが、競った展開に持ち込めば必ず試合中盤に勝機(大野が崩れる)が生まれるだろう。
➀山口の立ち上がり
相性が良い中日が相手とは言え、毎度のことながら立ち上がりが良くないので、ここさえ凌げば➀の理由で巨人側に勝機があると見ている。
➂リードしてる状況でリリーフを投入したい
試合終盤はリードしてる状況(最低でも2点差欲しい)にして、勝ちパターンのリリーフ(吉川光・クック)を投入する形を作りたい(負けてるとDeNA戦のような展開になる事も十分にあり得る)

【試合のハイライトと勝敗のターニングポイント】
☆ 1回表 巨人攻撃(P大野
吉川尚は左安⇒坂本は四球⇒丸は空三振⇒岡本は遊ゴロ(2.3塁)⇒陽は見三
※初回から1.2番が出塁して絶好のチャンスを迎えたが、岡本の状態がかなり悪いので「得点をあげるかどうか?」は丸の結果次第と見ていた(最低でも進塁させる形が必要)
しかし、丸は巨人側にとって最悪の三振に終わって、後続も予想通り凡打に終わってしまった。
※一方で、立ち上がりを終えた中日先発・大野の印象は以下の通り。
1、立ち上がりから非常に飛ばしている。
2、直球は走っているが、変化球の制球が良くない。

★ 1回裏 中日攻撃(P山口)
平田は死球⇒京田の空振りでエンドラン失敗、1塁走者アウト、そのあと京田は左中二⇒大島は中犠飛(1点)⇒ビシエド中飛
※立ち上がりは新装したナゴヤドームのマウンドに合わずに苦労しているようだった(序盤は何度か足を滑らせたり、躓くシーンが見られた)
※中日側の拙攻(エンドラン失敗)がなければ、序盤で山口が崩れてしまったかもしれない。

☆ 2回表 巨人攻撃(P大野)
ゲレーロ空三振⇒ビヤヌエバ左本(1点)⇒小林は空三振⇒山口は空三振
※大野は相変わらずフルスロットルで飛ばしていたが、ボール先行は変わっていなかった。
※ビヤヌエバはカウント球の外角寄りの甘い直球を一発で仕留めた。

☆ 3回表 巨人攻撃(P大野)
吉川尚は三ゴロ(一塁失策)⇒坂本は中安(1.3塁)⇒丸は中安(1点)⇒岡本は四球⇒陽は空三振⇒ゲレーロ見三振⇒ビヤヌエバ投ゴロ
※2回裏の山口の投球内容が良くなっていたので、ゲームの流れは「このイニングの攻撃次第」で大きく変わってくると感じていた。
※先頭の吉川尚がラッキーな出塁(ビシエドのグラブの網が破れていた)、続く坂本がヒットで繋ぎ、そして丸にタイムリーが生まれて「今度こそ試合の流れをガッチリ掴む」と見られたが、岡本四球後の満塁の状況から、後続の陽・ゲレーロ・ビヤヌエバに1本が生まれず、1点リードしたとはいえ、再び巨人側に重苦しいムードが漂ってしまった。
※一方で大野は球数が嵩み、5~6回で100球に達する見込みとなった。

☆ 4回表 巨人攻撃(P大野)
小林は中安⇒山口はバ失三振⇒吉川尚は空三振⇒坂本は見三振
※下位打線ではあったが、この回も先頭の小林が出塁して、山口の送りバント次第では巨人側に再び「ビッグウェーブ」がやって来る予感があったが、バント失敗でその機運は立ち消えてしまい、逆に巨人側の拙攻だけが目立ってしまった。

★ 4回裏 中日攻撃(P山口)
京田は左安⇒大島は左飛⇒ビシエド左飛⇒アルモンテ中安⇒高橋は見三振
※一方、中日側は初回のチャンス以降は鳴りを潜めていたが、ようやくこの回に得点圏に走者を置いたが、あと1本が出なかった。
※巨人側からすれば、京田の緩慢走塁(レフトフェンス直撃の打球に対して、すぐに走らないで行方を目で追ってしまい、全力疾走を怠ってしまった為に1塁でストップ)が無ければ、0アウト2塁という状況が濃厚だったので、少なくとも同点に追いつかれていた可能性が高い。

★ 6回裏 中日攻撃(P山口)
平田は二ゴロ⇒京田は一安⇒大島は空三振⇒ビシエド死球⇒アルモンテは二ゴロ
※この場面でも岡本の拙いプレーで出塁を許し、ビシエドの死球でピンチを迎えてしまったが山口が何とか踏ん張る。
※この辺りから山口のボールが高めに浮き始めていた。

★ 7回裏 中日攻撃(P山口)
高橋は中安⇒堂上は投犠打⇒福田は空三振⇒井領は遊安⇒平田は投ゴロ
※ここでもピンチを迎えたが、代打の福田から三振を奪った事が大きかった。
次の井領には内野安打を許したが、2アウトの状況で平田を迎えられた事で、メンタル的に幾分か余裕が生まれ、それが投球に影響していたと思う(とはいえ平田の打球は山口の正面で助かった)

★ 8回裏 中日攻撃(P吉川光)
京田は左飛⇒大島は三安⇒ビシエド投安⇒アルモンテ投併打
※中盤以降は中日側に押されていたが、このイニングも巨人側のミスが絡んで今度は絶体絶命のピンチを迎えてしまった。
しかし、このチャンスでアルモンテが初球のカーブを合わせにいってくれて、それが巨人側に幸いしてピッチャーゴロとなり、この試合最大のピンチは一瞬で終わった。

☆ 9回表 巨人攻撃(Pロドリゲス)
ゲレーロ見三振⇒ビヤヌエバ左本(1点)⇒小林は右飛⇒中島は空三振
※ビヤヌエバのHRについての解説は後述する。
※1点リードという状況では、クイックに不安があるクックでは厳しかったし、直前のピンチを凌いだ直後の得点ということもあって、試合の流れからするとここで「勝負あり」となった。



【注目選手雑感】
☆ 吉川尚輝
バッティングに関しては、この試合でも2度出塁して文句なし。
但し、相変わらず守備では「バタバタ感」が拭えずに「記録に残るエラー」だけではなく「残らないエラー」もかなりある。
勿論、人並外れた守備範囲は大きな魅力だが、このバタバタ感が無くならないと、味方投手陣から「本当の信頼」を得る事はできない。

☆ 岡本和真
バッティングの状態はかなり良くない。
解説の谷沢氏が指摘していた技術的なポイント(右足のつま先の方向)は理解できるが、それは去年も同じ傾向を見せていたので最大のポイントはそこではないと思う。

今年のキャンプからオープン戦のバッティングを振り返ると、岡本は去年以上にボールを手元まで引き付けて強く叩く事を意識していた。
その為には去年よりも更に右足に重心を長く置くことを意識して、極端に言えばそのままクルッと駒のような回転でスイングする事を理想として取り組んでいたと思う(右足のつま先が1塁側に向いて、逆方向への強い打球を意識しているのもその表れの一つ)
しかし、オープン戦では思ったようにはなかなかいかず、外角のボールには対応出来るが、特に内角への強いボールにはどうしても差し込まれてしまってた。
それは公式戦に入っても変わらず、本人にとっては「理想とするバッティングと現実の狭間」に思い悩み、それが日を追う毎に増していっている印象が強い。
しかも、そんな姿や状況を相手バッテリーは見逃すはずはなく、彼の悩みを見透かしたように揺さぶっていた。
今は完全に自分のバッティングを崩してしまっているが、しかし、ポジティブに考えれば、ここから自分の力で這い上がってくれば「更にパワーアップした岡本和真」が今シーズンは見られるかもしれない。
少なくとも私はそうなる事を願っているだけではなく「そうなると確信している」

☆ 山口俊
相性の良い中日が相手だったので、前回の登板よりも腕が振れていたように感じた。
全体的な印象としては直球の走りは上々、変化球は序盤はなかなか決まっていなかったが、3回以降は低めに集める事が出来ていた。
但し「中日側の拙攻」と「打球が野手の正面に飛んだラッキーな一面」に助けられた印象も強いので、次回はもう少し高いレベルの投球を期待したい。

☆ 吉川光夫
アンラッキーな打球と味方の拙守でピンチを招いてしまったが、小林の好リードに呼応して大ピンチを最高の形で脱した。
直球の走りはまずまず、変化球も低めに集まり、投球には安定感があった。

☆ クック
派手さは無かったが、強いボールをしっかり低めに集めていたし、変化球も浮いていなかった。
相手が足を絡めて攻撃してくる1点差ではまだまだ不安だが、投げてるボールの質は登板ごとに良くなっている事は間違いない。

【ゲームMVP】
☆ ビヤヌエバ
チャートを使って全打席を振り返る

第1打席(P大野)

1球目:2に直球(ボール)
2球目:13の直球を捉えてHR
1アウトランナー無しという状況で、舐めていた訳ではないと思うが、中日バッテリーの配球が正直すぎた印象が強い。

第2打席(P大野)

1球目:12に直球(空振り)
2球目:9の直球に完全に詰まって投ゴロ
2アウト満塁という状況なので、バッテリーは開き直って攻めるしかない状況だった。
2球目はビヤヌエバからすれば最も不得意なゾーンにボールが来た。

第3打席(P大野)

1球目:4に直球(ボール)
2球目:12にツーシーム(ファール)
3球目:23にチェンジアップ(ボール)
4球目:16にツーシーム(ボール)
5球目:1に直球が外れて四球
キャッチャー側からすれば第2打席の内容を受けて、内角勝負で十分に抑えられるという手ごたえを得て配球を組み立てていたが、大野のボールが浮き始めていたので攻めきれなかった。

第4打席(Pロドリゲス)

1球目:16にチェンジアップ(ボール)
2球目:17にチェンジアップ(見逃し)
3球目:21にチェンジアップ(ボール)
4球目:20に直球(ボール)
5球目:18のスライダー(チェンジアップ?)を捉えてHR
キャッチャーが加藤から大野奨に変わった事も影響していたかもしれない。
配球的には一発だけを注意して外にチェンジアップ系を集めていたが、ビヤヌエバにとってはむしろそれが幸いしたと思う。
打者有利のカウントで、真ん中から外寄りのチェンジアップ系に的を絞って思い切り踏み込んでいた。
大野奨の狙いとしては簡単に四球を許すのではなく「四球覚悟で23に落ちていくボールに手を出してくれれば儲けもの」という配球だったと思うが、ロドリゲスの心理で言えば、恐らく「歩かせても良い」という考えはなかっただろうし、それが結果的にHRに繋がってしまった。

ビヤヌエバのバッティングに関しては、以前から指摘しているように日本の野球に慣れて「バットのしなり」を感じるスイングが出てくれば、必ず結果を残すようになると考えていたので、この結果についてはそんなに驚いていない。

【総評】
☆ビヤヌエバの爆発で「どうなる外国人枠?」
私はビヤヌエバの打棒を買ってるので、私見として以下を提案したい

10日 中日   メルセデス
11日      (メルセデス抹消)
12日 ヤクルト 菅野
13日 ヤクルト ヤングマン(登録)
14日 ヤクルト 畠
15日
16日 広島   山口
17日 広島   ?
18日
19日 阪神   菅野
20日 阪神   ヤングマン
21日 阪神   畠(ヤングマン抹消)
22日
23日 ヤクルト 山口
24日 ヤクルト メルセデス(登録)
25日 ヤクルト ?
26日
27日 横浜   菅野
28日 横浜   ?
29日 横浜   畠
30日 中日   山口
01日 中日   メルセデス
02日 中日   ?(メルセデス抹消)
03日 広島   ヤングマン(登録)
04日 広島   菅野
05日 広島   ?

?の投手は高橋、今村、澤村などが候補となる
こうしてローテを組んでいけば、ビヤヌエバを外さずに効率よくヤングマンとメルセデスを使い分けることが出来る。
以前のコラムでも書いたように、一人のローテ投手を外してでも、ビヤヌエバのバッティングが計算できるようになる事こそが打線に相乗効果を生んで優勝に近づくと思ってるので、個人的にはこの私見のような起用を願っている。

以上 敬称略
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