「快勝!」読売ジャイアンツvs横浜DeNAベイスターズ 5回戦 2019.4.28

「快勝!」読売ジャイアンツvs横浜DeNAベイスターズ 5回戦 2019.4.28

2019年4月29日(日) 読売ジャイアンツvs横浜DeNAベイスターズ 第5回戦

【試合結果】

DeNA 000 000 020 2
巨  人 200 130 10X 7

DeNAバッテリー
京山、平田、藤岡、笠井、三嶋 – 伊藤光
巨人バッテリー
今村、森福、田原、宮國 – 大城、小林

勝利投手
[ 巨人 ] 今村 (1勝0敗0S)
敗戦投手
[ DeNA ] 京山 (0勝3敗0S)

本塁打
[ DeNA ] ソト10号(8回表2ラン)
[ 巨人 ] ビヤヌエバ5号(1回裏2ラン)、坂本勇7号(5回裏ソロ)、亀井3号(5回裏2ラン)

DeNA 安打5
巨人 安打8



【試合のハイライトと勝敗のターニングポイント】

★ 1回表 DeNA攻撃(P今村)
大和は左前打、無死一塁 ⇒神里は一ゴロ、一死二塁 ⇒ソトは遊ゴロ、二死三塁 ⇒筒香は右飛、0対0

※G先発の今村は、先頭の大和に高めの直球をいきなり叩かれて多少の動揺が見られたが、相手DeNA打線の打ち損じと幸運にも恵まれて、何とか無失点で切り抜けた。
—————————–

☆ 1回裏 巨人攻撃(P京山)
坂本は四球、無死一塁 ⇒丸は空振り三振 ⇒ビヤヌエバは左中間に2点本塁打、巨人先制、2対0 ⇒岡本は中飛 ⇒亀井は三ゴロ、2対0

※De先発の京山は投げてるボールの質自体は上々だった。
直球は走っていたし、変化球にも切れもまずまずだった。

※初回の両投手のデキを比較すると、投球の内容(質)は京山の方が良かったと思う。
しかし、良かった方がアッサリ失点してしまった最大の原因は先頭の坂本への四球だと思う。
打者目線で言えば「逃げている」「攻め込んでこない」という印象を抱くので、積極的にスイングする姿勢に自然となってくる。
それがビヤヌエバの先制2ラン(強振する姿勢)に繋がったと思う。

※巨人側の攻撃について触れると、勿論、ビヤヌエバのHRは連敗中のDeNAに与えるダメージは大きかったとは思うが、それ以上に個人的に高く評価しているのは、ビヤヌエバの後に打席に立って8球投げさせた「亀井の粘り」の方だった。
連敗中の状況でマウンドに立った京山にとって、ビヤヌエバの一発はかなり厳しいモノとなったが、それでも「相手が上手く打ったと割り切れる心理状態になる可能性」はまだまだ残されていた。
しかし、そこに追い打ちをかけるように亀井に粘られてしまって、今度は「自分のボールに対する疑念」を徐々に感じざるをえなくなってしまった。
又、元々スタミナに大きな課題を抱えている彼には「初回の24球」は体力面でも決して小さくないダメージとして残ったと思う。
—————————–

★ 2回表 DeNA攻撃(P今村)
ロペスは中飛 ⇒宮崎は左飛 ⇒中井は四球、二死一塁 ⇒伊藤光は四球、二死一二塁 ⇒京山は三ゴロ、2対0

※2アウトから下位打線に連続四球を簡単に許してしまって「オイオイ」という状況を作ってしまった。
こういう投球を見せてしまうと「決して首脳陣の信頼は得られない」
又、連敗中のチームを相手にしたとき、最もやってはいけない投球ともいえる。
「敵に塩を送ってどないすんねん」というツッコミが全国のG党から発せられた。
—————————–

★ 3回表 DeNA攻撃(P今村)
大和は左前打、無死一塁 ⇒神里は中飛 ⇒ソトは遊ゴロ、二死二塁 ⇒筒香は四球、二死一二塁 ⇒ロペスは空振り三振、2対0

※「いつ崩れてもおかしくない」という綱渡りの投球が続いていた今村だったが、このイニングもかなり怪しい投球内容ながらも何とか無失点で切り抜けた。

※DeNA側の立場で考えると、筒香と勝負を避けられて調子を落としているロペス勝負という策を講じられると厳しい。
—————————–

☆ 4回裏 巨人攻撃(P京山)
岡本は四球、無死一塁、亀井の打席で岡本が二盗、無死二塁 ⇒亀井は右飛、一死三塁 ⇒ゲレーロは三邪飛 ⇒大城は右前適時打、3対0、二死一塁 ⇒山本は右越え二塁打、二死二三塁 ⇒今村は空振り三振、3対0

※巨人側の立場で言うと、3回裏が「チグハグな攻撃」で終わってしまったので、試合の流れを考えると先頭打者・岡本の四球(相手がくれたチャンス)を何としてでも得点に繋げたかった。
そして、こういう時の原采配は間違いなく「仕掛けてくる」
亀井の打席での岡本の盗塁は、恐らくカウント3-1からランエンドヒットのサインが出ていて、ボールと判断して亀井が見送ってしまった「ミス」ではあるが、岡本が「緩めずに」最高のスタートを切った事で、結果的には二盗成功という形になった。
その後、2アウト3塁という状況で大城が待望のタイムリーを放って「原采配」が功を奏した。

※DeNA側の立場で考えると、この追加点は非常に痛かった。
これで5回表の先頭打者(投手)に代打を送らざるをえなくなったし、連戦序盤ということもあって「勝ちパターンで起用する投手」を積極的に起用することが難しくなってしまった。
—————————–

★ 5回表 DeNA攻撃(P今村)
京山の代打・関根は二ゴロ ⇒大和は空振り三振 ⇒神里も空振り三振、三者凡退、3対0

※序盤はフラフラしていた今村だったが、原監督の「檄」が功を奏し?4回辺りから投球フォームに力みが消えて逆にファームがダイナミックになって「攻めの投球」に変わってきた。
——————————

☆ 5回裏 巨人攻撃(P平田)
坂本は左中間にソロ本塁打、4対0 ⇒丸は左翼線二塁打、無死二塁 ⇒ビヤヌエバは空振り三振 ⇒岡本も空振り三振 ⇒亀井は右越え2点本塁打、6対0 ⇒ゲレーロの代打・陽は空振り三振、6対0

※亀井の一発は「現状の巨人打線の好調さ」を象徴している場面だった。
0アウト2塁の状況から3番と4番の連続三振でチャンスが潰れかかっていたが、それをカバーするかのように亀井が見事な2ランだった。
——————————

☆ 7回裏 巨人攻撃(P笠井)
丸は四球、無死一塁、ビヤヌエバの打席で丸の代走・重信が二盗、無死二塁 ⇒ビヤヌエバは右飛、一死三塁 ⇒岡本は三ゴロ、二死二塁 ⇒亀井は敬遠四球、二死一二塁 ⇒陽は右前適時打、7対0、二死一三塁 ⇒大城は四球、二死満塁 ⇒山本は中飛、7対0

※昨日は無かったダメ押し点をここで奪って、完璧な試合運びで試合終盤へと入っていった。



【注目選手雑感】

☆ 坂本勇人

攻守で素晴らしい活躍を見せ、チームの勝利に大きく貢献した。
バッティングの状態は決して本調子とは思わないが、それでも確実に結果を残してくれている。
—————————–

☆ 丸佳浩

彼も決して本調子ではないが坂本と同様に四球を含めて確実にチームの勝利に貢献してくれている。
—————————–

☆ 岡本和真

相変わらずの内角攻めで苦しんでいるが、ここを乗り越えれば3割40本も夢ではない。
内角球に対しての過剰な意識が消えて、左肩の壁を崩さずにボールを手元まで自然と呼び込めるようにならないとそれは実現しないだろう。
今は「その大きな壁」に対して必死にもがいている状態ではあるが、彼にとって幸いなのがチームが勝ち続けている事で、心理的には相当ストレスが溜まっているとは思うが許容範囲で収まっていると思う。
—————————–

☆ 亀井善行

前段でも触れたが、今年の亀井は毎打席を例年以上に大事にしているように感じる。
ボールをバットに当てるテクニックに関しては、阿部・坂本と並んでチーム屈指の能力を持っているので、それが裏目に出てアッサリと初球を引っかけて凡打に終わるようなケースがこれまでは少なくなかったが、今年はどんな状況でも集中して打席に立ってる印象が強いし、そんな姿勢が貴重な中押し点となる2ランに繋がっていると思う。
—————————–

☆ ゲレーロ

現状の状態は一言でいうと「ドアスイング」になってしまっている。
下半身でタメを作れず、体の回転だけでスイングしようとしてしまい、その結果、
右肩が早く出て来てスイングにシャープさを感じない。
ツイッターでも言及したが、現在のゲレーロは丸太を振り回しているだけのスイングで、当然ながらビヤヌエバのようにバットのしなりを使えていないので打球が弱い。
—————————–

☆ 陽岱鋼

不振のゲレーロに代わって途中から起用され、2打席目で貴重なダメ押し打を放った。
これによって次戦以降に先発起用される可能性も広がったと思う。
—————————–

☆ 大城卓三

不安定な今村を立ち直らせる見事なリードと、連日の貴重なタイムリーで勝利に大きく貢献した。
但し、一つだけ彼に注文をつけるなら「大和に打たれ過ぎ」ということ。
まあ、これは大城に限らず巨人バッテリー全員に言えるが、彼に対する考え方・攻め方をもう一度考え直した方が良い。
基本的に大和という打者は「配球を読んで決め打ちするタイプ」の打者で、しかも、わざと空振りして「撒き餌」を行って、次も同じボールで勝負させようと策を講じてくることもある。
「同じボールを続ける時は細心の注意が必要である」
—————————–

☆ 今村信貴

評価が非常に難しい投手であることは間違いないだろう。
簡単に四球を出すかと思えば、急に大胆な投球をしてピンチを凌ぎ切る。
又、典型的なフライボールピッチャーで、紙一重(運)で結果が大きく変わってる投手ではある。
但し、春先と現状を比較すると「球威が出てきた」ことは間違いない。
左打者のシュート、右打者のクロスファイヤーともに威力を感じる。
このボールがあるからこそ「緩いカーブ」で打ち損じを誘うことも出来るし、フォークを振らせることも出来る。

四球癖については恐らくメンタルの問題が大きいとは思うが、マウンド上で必要以上に前向きになってしまったり、逆に弱気になってしまったり、過剰に意識してしまったりと「平常心で投球する事が難しいタイプの投手」なのかもしれない。
—————————–

☆ 森福允彦

結果的には左打者を抑えて右打者に打たれた形になったが、まだまだ球威不足なので左打者に対しても怖さを感じる。
筒香を抑えて評価は上がったかもしれないが、個人的には接戦での起用は厳しいと見ている。
まあ、経験と度胸はどのリリーフよりもあるので、田原と同じで「使う側」が正しく導けば戦力になる可能性は否定しない。
—————————–

【ゲームMVP】

☆ ビヤヌエバ

貴重な先制2ランでチームの勝利に大きく貢献した。
彼のバッティングの最大の特徴は「バットのヘッドが遅れ気味で出てくる事」
上半身が強いので、やや上体が突っ込み気味でスイングしてしまうが、それでもグリップの位置が体からそれほど離れないので、バットのヘッドも立ったままの状態で残っている。
そこから鞭のようにしなりを効かせてバットが出てくるので、バットの先で引っ掛けた打球でも意外に飛んでいく。
又、意外(失礼!)にも「打席での野球脳の高さ」を感じることもあるので、そこも個人的には高く評価している。
これから各投手の特徴が頭に入ってくるともっと打ち出す可能性が高いと思う。
—————————–

【総評】

★ ロペスを起こさなければDeNA打線は分断出来る

ここ数年の巨人vsDeNA戦を振り返ると、巨人投手陣は絶不調のままの状態で迎えたDeNA打者と対戦して、お約束しているかのように「寝ている獅子を起こす」ケースが多々あった。
特にロペスや筒香に対してはそんな印象が強い。
それが近年の「打ち負け」に繋がり、対戦成績でも分が悪くなっている最大の要因見ている。

現状のDeNA打線の構成では、4番筒香の前後を打つロペスとソトの両外国人は基本的にはフリースインガーなので、調子が悪くなると打線の繋がりが明らかに悪くなる(それを補っていたのが宮崎だったが現在は絶不調)
但し、ロペスは非常に野球脳の高い選手なので、場合によっては自らケースバッティングを選択する器用さも持ち合わせているし、配球を読める選手なので勝負強さもある。
個人的にはソト以上に乗せると厄介な選手であり、彼がチームに与える影響は非常に大きい。
つまり、4番筒香の存在感を半減させる意味でも、ロペスをこのまま眠らせておくことこそが3タテへの大きなカギとなるだろう。
——————————

☆ 巨人好調の大きな要因は鉄壁のセンターライン

センターの丸、ショートの坂本、セカンドの山本、どの選手も打球へのアプローチ、判断力、守備範囲、グラブさばき、送球の正確性など、守備における全てのファクターでレベルが高く、他球団と比べても間違いなくトップクラスのセンターラインを形成している。

しかも、センターラインの要のキャッチャーも三人制が見事に機能して、元々守備力は球界屈指だった小林を筆頭に、炭谷も高いレベルのパフォーマンスを維持しているし、何と言っても大城の成長が著しい。
全員が高い盗塁阻止率を維持していることも素晴らしい。

以上 敬称略
にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
いつも応援有り難うございます!
あなたからの清き一票がブログを更新する原動力となります
是非、上記バナーをクリックして応援をお願い致します!