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「見どころが多かった若手のサバイバル戦」 巨人 春季キャンプレポート 2020.02.04

「見どころが多かった若手のサバイバル戦」 巨人 春季キャンプレポート 2020.02.04

巨人の宮崎キャンプ第1クール最終日の今日は、若手にとっては沖縄行きを賭けた最初の登竜門である紅白戦が行われた。

2020巨人春季キャンプ 2020.02.4
【練習メニュー】

【ブルペン映像で個人的に気になったポイント】
➀太目残り?のビエイラ
去年のマイナー在籍時の映像と比較すると、かなり腹回りに肉がついた印象を受けた。
ユニフォームがかなりパツパツなのも気になる。

➁体重減に成功したメルセデス
ビエイラとは対照的に去年と比べると、全体的なシルエットがかなりシャープになっていた。
特に腹回りがかなりスッキリしている。

【紅白戦スタメン】

【紅組攻撃経過・選手短評】
1二 湯浅大
➀カウント1-2から真ん中直球を捉えて左中間突破の2塁打
➂1塁ランナーが盗塁成功⇒フルカウントからボールを見極めて四球(ランナー1.2塁)
➃カウント0-1から送りバント失敗(1アウト、ランナー1.2塁)
➅カウント1-0から真ん中直球を打ち上げてレフトフライ(1アウト、ランナー1塁)
・去年の同時期よりも体がデカくなっており、毎日の地道な食事とトレーニングの効果が表れている。
・初回の2塁打もコンパクトなスイングから放たれた力強い打球だった。
・守備は相変わらず抜群に上手い

2遊三 増田大輝
➀カウント1-1からキャッチャー前に送りバントを決める(1アウト、ランナー3塁)
➂カウント1-2から外角直球を合わせてライト前ヒット(ランナー満塁)
➃カウント1-2からエンドランを仕掛けて内角高めのボール球のスライダーを空振り三振、2塁ランナーが盗塁失敗(チェンジ)
➅カウント2-1から真ん中直球を打ち上げてセンターフライ(2アウト、ランナー1塁)
・守備では初回のピンチでスーパーファインプレー

3指遊 増田陸
➀初球の内角高めの真っすぐに詰まってキャッチャーへのファールフライ(2アウト、ランナー3塁)
➂カウント3-1から低めの直球を見切って押し出し四球(尚もランナー満塁)
➄カウント2-1から真ん中直球に差し込まれて平凡なセカンドゴロも、セカンドが捕球ミスでエラーで出塁
➅カウント1-2から真ん中高めの直球を空振り三振(チェンジ)
・ややオーバースイングだが、しっかり最後まで振り切ろうとする姿勢は他の若手にはない魅力(個性)で、是非とも続けて欲しい姿勢だと思う。

4左一 モタ
➀フルカウントから真ん中直球に手が出ず見逃し三振(チェンジ)
➂カウント1-1から真ん中直球を捉えてレフト前に2点タイムリーヒット(ランナー1.2塁)
➄フルカウントから内角直球に詰まってサードゴロ(1アウト、ランナー2塁)
➆カウント2-2から真ん中高めを空振り三振(1アウト)
・凄まじいスイングスピードで捉えた時の打球音と打球の速さは人並み外れているので、見ているだけでワクワクする。
・一方で、ややタイミングの取り方に苦労してるのと、左肩の壁を早く崩してしまう傾向があるのでボールの見切りが早くなっている。
・やはり、課題となるのは、落ちるボールと外角に流れるスライダー系の見極めか?
・去年まで在籍していたマルティネスよりも、スケール感・打者としてのポテンシャルは大きく上回っており、一軍クラスの活きたボールを少しでも多く経験させてみたい選手だと思っている。

5一 松井義弥
➁カウント0-1から真ん中直球を捉えてライト前ヒット
➂初球の内角直球に詰まってセカンドフライ(1アウト、ランナー1.2塁)
・ややタイミングを合わせるのに苦労しているように感じるが、振り出した後のスイングはシャープで今後の可能性を感じる。

⇒打中 村上海斗
➄カウント1-1から真ん中直球を捉えてライト前ヒット(1アウト、ランナー1.3塁)
➆初球の真ん中直球を捉えてセンター前ヒット(1アウト、ランナー1塁)
・去年よりも楽にタイミングを合わせられるようになっていて、打者としては技術的に進歩を感じた。

6三指 吉川大幾
➁カウント0-1から真ん中高めの直球に詰まってライトフライ(1アウト、ランナー1塁)
➂フルカウントから真ん中スライダーを空振り三振(2アウト、ランナー1.2塁)
➄カウント3-1から真ん中直球にやや差し込まれるが、前進守備気味のライトの頭を越える2点タイムリー3塁打(1アウト、ランナー3塁)
➆カウント0-1から左わき腹に死球(1アウト、1.2塁)
・最初の2打席の内容が中堅選手としては寂しい内容だっただけに、3打席目で結果を残せた事で本人もホッとしてるだろう。
・但し、この試合の内容を見て首脳陣がどのように評価するかは、正直言って微妙と言わざるを得ない。

7中左 立岡宗一郎
➁カウント0-2から内角ワンバンドのスライダーを空振り三振(2アウト、ランナー1塁)
➂カウント1-2から外角直球に合わせて3遊間を破るヒットだったが、2塁走者は本塁突入でタッチアウト(チェンジ)
➄カウント2-2から内角スライダーを捉えてセンター前へのタイムリーヒット(1アウト、1塁)
➆カウント0-1から真ん中低めの直球を捉えてセンター前にタイムリーヒット(1アウト、ランナー1.3塁)
・彼も中堅からベテランの域に入り、後がない立場だが、内容的には味のあるバッティングでアピールは出来たと思う。

8捕 田中貴也
➁カウント1-1から真ん中高めの直球に詰まってサードへのファールフライ(チェンジ)
➃カウント2-2から外角直球に合わせて三遊間突破のヒット(ランナー1塁)
・2打席目のヒットは捕手らしい味のあるバッティングだった。

⇒捕 山瀬慎之助
➄カウント2-2から真ん中直球に合わせにいって4-6-3のダブルプレー(チェンジ)
・捕手としての能力は高卒とは思えないほど高い。
・臆することなく先輩投手や味方内野陣にジェスチャーで指示しており、将来的にレギュラーポジションを奪う選手にまで成長すれば、強烈なキャプテンシーを持った扇の要になること必至である。
・キャッチングも悪くないし、この試合では二盗での送球ミスがあったが強肩も間違いない。
・一方でバッティングはまだまだ「高校生」でプロとしては課題が多い。

⇒捕 高山竜太郎

9右 笠井駿
➂カウント3-1から真ん中高めの直球を捉えてセンター前ヒット
➃カウント1-2から外角スライダーに合わせてライト前ヒット(ランナー1.2塁)
➅初球の直球を捉えてライト前ヒット
・盗塁のタイミング、狙い球の絞り方、打球方向の決め打ちなど、非常に実戦的でクレバーな選手という印象を持った。
・実戦的なバッティングが出来る選手で、3打数3安打は結果だけではなく内容的にも100点満点だった。
・特にバットコントロールが巧みで、インサイドアウトのスイング軌道を意識してそれが実戦で活かされている。

【白組攻撃経過・選手短評】
1二 吉川尚輝
➀カウント0-2から真ん中直球を引っかけた平凡なセカンドゴロも、イレギュラー気味で捕球できずに完全なラッキーヒット
➂フルカウントから真ん中高めのボール球のチェンジアップを空振り三振(1アウト)
・とりあえず内容云々よりも、怪我の影響を全く感じない動きだったのでホッとしている。
・バッティングも結果は出なかったが、特に悪い印象を受けなかった。

⇒二 田中俊太
➄フルカウントからボールを見極めて四球
・守備では平凡なセカンドゴロを捌けずにエラー

2遊 黒田響生
➀カウント1-2から真ん中スライダーを合わせるがセンターフライ(1アウト、ランナー1塁)
➂カウント0-1から真ん中高めの直球にやや差し込まれてライトフライ(2アウト)
・バットコントロールとリストの柔らかさに非凡さを感じるが、まだまだ非力感は否めない。

⇒打遊 平間隼人
➄カウント1-2から真ん中直球を捉えるがセカンドゴロ(チェンジ)
・惜しいバッティングだった

3中 重信慎之介
➀カウント1-2から真ん中直球を捉えて1.2塁間突破のライト前ヒット(1アウト、ランナー1.2塁)
➂カウント1-2から真ん中高めのチェンジアップを引っかけてセカンドゴロ(チェンジ)
・1打席目のヒットは結果を評価するのではなく、その時の状況をしっかり理解して打球方向を決め打ちした見事な内容だった。

⇒中 松原聖弥
➅初球の真ん中直球を打ち損じてセカンドフライ(1アウト)
・踵体重のバットスイングで内容が良くない

4左 石川慎吾
➀カウント2-0から真ん中スライダーを捉えるがショートが横っ飛びで好捕、6-4-3のダブルプレー(チェンジ)
➃カウント1-2から外角スライダーを見逃し三振(1アウト)
・バッティング内容は悪くなかった。

⇒左 八百板卓丸
➅初球の真ん中直球を捉えるがセカンドゴロ(2アウト)
・しっかり捉えた打球だったが正面だった。

5一 北村拓己
➁初球の外角直球に合わせに行くがバットの先でセカンドゴロ(1アウト)
➃フルカウントから真ん中高めの直球を打ち損じてサードへのファールフライ(2アウト)
➅カウント1-2から外角直球を捉えてセンターオーバー2塁打(2アウト、ランナー2塁)
・増田陸ととも巨人若手には少ない「フルスイング」出来る選手なので、その特性を忘れずに何とかこれからの実戦で結果を残して開幕1塁スタメンを勝ち取って欲しいが。。。

6三 若林晃弘
➁カウント3-1から真ん中直球を捉えて右中間突破の3塁打(1アウト、ランナー3塁)
➃カウント3-1から内角直球を見極めて四球(2アウト、ランナー1塁)
➅カウント2-1から外角直球に合わせるがレフトフライ(チェンジ)
・吉川尚輝が完全復帰すると、今年は去年のような出場機会は難しいかもしれないので、生半可な覚悟ではエレベーター選手となってしまうだろう。

7右 加藤脩平
➁カウント2-2から真ん中高めの直球にやや詰まりながらもセンター前にタイムリーヒット(1アウト、ランナー1塁)
➃1塁ランナーが盗塁成功⇒カウント2-1から真ん中直球にやや詰まってセンターフライ(チェンジ)
・実戦的なバッティングで大いにアピール言出来たと思う。
・今年は代打としても外野の守備固めでも重宝する存在になるかもしれない。

8捕 岸田行倫
➁カウント1-2から真ん中高めのボール球を空振り三振(2アウト、ランナー1塁)
・バッティングに関してはまだまだ課題が多いと感じる1打席だった。

⇒捕 大城卓三
➄カウント1-0から真ん中直球を捉えるがファーストゴロ(1アウト)

9指 山本泰寛
➁カウント1-2から外角スライダーを当てるだけのセカンドゴロ(チェンジ)
➄カウント1-0から真ん中直球を打ち上げてキャッチャーへのファールフライ

【紅組投手雑感】
★横川凱 1回2安打 失点0
・直球の平均球速130キロ前後でカット気味の球質。
・変化球はスライダー。
・テイクバックが独特なので、ボールにキレが出てくれば打者は戸惑うだろう。
・正直言って、現状のボールのキレ・コントロールともに一軍云々を語るレベルには達していない。

★直江大輔 1回2安打 失点1
・直球の平均球速は130キロ台中盤。
・変化球はスライダー。
・打者目線で言えば、この試合を見る限りでは全体的に抜け球が多くて対応は難しいとは思わないが、フォームには角度を感じるので、ボールにキレと勢いが出てくると打者には厄介な投手になると思う。
・現状ではアピール出来るポイントが見当たらず、もっと全てでレベルアップしないと一軍の戦力としては厳しい。

★山川和大 1回0安打1奪三振 失点0
・直球の平均球速は140キロ前後
・変化球はチェンジアップ
・小柄だが力感のあるフォームから繰り出す直球には威力を感じる。
・なかなか面白いチェンジアップを持っており、細かいコントロールよりも直球とのコンビネーションで打者をねじ伏せたいタイプ。

★高井俊 1回1四球1奪三振 失点0
・直球の平均球速は140キロ前後
・変化球はスライダー、カーブ
・独特なトルネードから繰り出す直球には角度を感じる。
・まだまだ良いボールと悪いボールがハッキリしているが、去年同時期と比べると進化を感じた。
・球種が多いタイプではないリリーバーなので、一軍の戦力になる為には空振りを奪える変化球が欲しい。

★平井快青 1回0安打1四球 失点0
・直球の平均スピードは130キロ前後。
・変化球はカーブ。
・打者の手元で微妙に動くボールが持ち味で、ゴロを打たせるタイプの投手か?
・支配下を勝ち取る為にはもう少しスピードと球威が欲しいし、カウントを稼ぐ変化球も覚える必要がある。

★沼田翔平 1回1安打 失点0
・直球の平均球速は130キロ中盤。
・変化球はツーシーム系
・投球に緩急はないが、微妙にボールが打者の手元で動くタイプ。
・但し、同じく支配下入りするにはまだまだは越えなければならないハードルがあると思う。

★大江竜星
・中継が終了したため、詳細は不明で論評は出来ない。

【白組投手雑感】
★高橋優貴 1回1安打1奪三振 失点0
・直球の平均球速は130キロ台中盤、最速は141キロ。
・変化球はチェンジアップ、カーブ、スライダー。
・ボールのキレはまだまだこれからだが、コントロールはまずまず良かった。
・勝負球とカウント球のメリハリもあって、落ち着いたマウンドさばきも光った。

★戸郷翔征 1回安打1奪三振 失点0
・直球の平均球速は140キロ前後。
・変化球はスライダー。
・球速はまだまだ本来のモノではないが、球威で相手打者を押し込んでいたし、スライダーで空振りを奪えていた事は好材料。

★畠世周 4安打2四球1奪三振 失点3
・直球の平均球速は140キロ残後。
・変化球はスライダー、チェンジアップ。
・変化球が決まらずに苦し紛れに投じた甘い直球を打たれるパターンになっていた。
・全体的に制球に苦しみ、多くのケースでカウントを悪くして後手後手に回っていた。
・指にかかったボールと抜け気味のボールの差が激しく、今後の課題として重くのしかかった。

★鍬原拓也 1回2安打1奪三振 失点0
・直球の平均スピードは130キロ中盤。
・変化球はスライダー。
・右打者にとって彼の直球とスライダーが外角低めに出し入れされると非常に厄介だが、現状は抜けて逆球になるケースが多い。
・無失点ではあったが、相手の作戦上の失敗とラッキーが重なってのことなので、完全に結果オーライ(ボールが荒れていたので相手の「仕掛け」が空回りしていた)

★與那原大剛 1回3安打 失点3
・直球の平均球速は140キロ前後
・変化球はスライダーとチェンジアップ系?
・彼もトルネード気味に直球を臆することなく投じるが、セットポジションではスピードがどうしても4~5キロ落ちる。
・ケガする前よりも投手としてはかなり纏まってきたが、まだまだ力不足は否めない。

★古川侑利 1回1安打1奪三振 失点0
・直球の平均球速は140キロ前後
・変化球はスライダー、チェンジアップ。
・まだまだ高めに抜けてしまうボールが多いが、ボールの力は他の投手よりも感じた。
・彼もやはり課題は変化球の精度という事になると思う。

★髙田萌生 1回2安打1死球1奪三振 失点1
・直球の平均球速は140キロ前後、最速は142キロ。
・変化球はカーブ、スライダー
・相変わらず直球はシュート回転、スライダーは抜けて真ん中に集まるケースが目立ち、立岡あたりの中堅どころには狙われていた。
・指にかかったボールは素晴らしいが割合が少なすぎる。

【スコア・総評】
紅組 003 030 1 7
白組 010 000 0 1

・紅組を采配したのは阿部二軍監督、対する白組は元木ヘッドコーチ。
・テレビ中継が7回表途中で終了したので、赤組の7番手投手の大江については論評できない(公式HPでは2奪三振の好投だったらしい)
・当然のことながら各投手の仕上がりは良い時の50から70%程度なので、そこは割り引いて評価する必要がある。
・そんな中でも個人的に評価を上げたのは、投手では紅組の山川、打者では白組の笠井、加藤、赤組の立岡で、特に山川にはこれからも注目したい

以上 敬称略
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