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長野久義はもっとやれるハズである

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長野久義 29才 
数年越しのG愛を貫き一部野球ファンに批判を浴びつつ入団
厳しいヤジを背中に浴びても決して表には出さない秘めた闘志と
真摯に野球に取り組む姿勢で結果を残し見事に新人王を獲得
そして二年目に首位打者、三年目は最多安打のタイトルを獲得し
着実にスターの階段を上り続けて去年は侍ジャパンメンバーに選出
ペナントレース序盤は不振で苦しんだが後半に復活しリーグ連覇に貢献
ここまで順調に歩めばGファンなら文句があるハズはないし
他球団ファンから見れば『これ以上何を求めるんだ?』と言うだろう
が。。。
私はあえて言う
『もっとやれるハズだ』と。。
ホンダ時代の長野のプレーを間近で見ているアマ球界関係者の間では
長野はこの程度で終わる選手ではないと言われているらしい
もっと打てるハズだ、もっと飛ばせるハズだ、もっと守れるハズだ
もっと走れるハズだと思われている
プロでも野村氏が著書やマスコミで彼を4番にすれば良いと発言している事
歴代のGコーチだった吉村、篠塚両氏も長野の現状に満足してない事
これら諸氏の主張が正しければ長野はまだ力を出しきっていない事になる
彼が放つ右中間への打球には化け物クラスの背筋力を感じるし
バットのヘッドを効かせているスイングにはリストの強さを感じる
天性のスラッガーとしての資質を認めるファンも多いと思う
だが今回私があえて主張したいの打撃や守備の『~ハズだ』ではなく
『もっと走れるハズだ』である
彼の走り方は非常に特徴的で膝を上に高くあげずに摺り足で駆けている
これは足への負担を最小限に抑えつつスピードも落ちないらしい
彼がプロ入り後大きな怪我をしない一因なのかもしれない
こんな素晴らしい走り方を持ち合わせている彼に対して
私が不満に思っているのは盗塁の数ではない
彼が走者の際の『打球判断によるスタートの遅さ』である
特に彼が二塁走者の際で打者ヒットでのスタートの遅さは
『もう少し何とかならないか?』と毎回歯軋りする
その代表的なケースとして
1番長野、3番坂本で坂本のヒットで二塁走者の長野が生還できず
坂本が露骨に不満そうな表情を見せることがここ数年で多々ある
長野とは違い打球判断では球界トップクラスの坂本からすれば
当然の思いである
過去のエントリーでも触れてきたが
打球判断は天性のセンスによる事が大きいので
坂本クラスの判断力を求めるのは長野には酷だろうし
容易な事ではないのは承知の上で求めたい
彼の守備での打球判断については徐々に改善されている
入団当初の外野守備(特に最初の一歩目のスタート)は酷かった
それを大西コーチ指導の元で年々良くなっている
守備でできて走塁でできないハズはない
あとは本人のやる気、走塁への意識の問題だと思う
来年も恐らく彼がトップバッターとして1番多く出場すると思う
僭越だがこういう細かいプレーにも
ファンは注目している事を忘れないでほしい
若干本題とズレるかもしれないが
私は高橋由伸が今でもGファンから愛し続けられる理由として
決して『生え抜きだから』とか、『HRをよく打つ』だけではないと思う
プレー中での『走攻守全てに集中力を切らさず全力でプレーしている姿』を
ファンは見続けているからだと思う
勿論、その代償が数多い怪我となって現れたのだろうが。。。
当然私は長野には怪我してほしくないと切に願っている
だがそこが足りなければ本物のスターにはなれないと私は思う
敬称略