G期待の長身右腕 第二弾 笠原将生はリリーフの方に適性がある

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笠原将生 身長191 体重90 23歳
同じ長身右腕の小山より更に4センチ身長が高いが
体型は小山とは違いガッチリしている
フォーム的には小山のような体全体の柔らかさを感じフォームとは違い
笠原の場合は持ち前の体の強さを使って力感溢れるフォームである
個人的にはフォームだけ見れば小山の方が打者からすれば打ちづらい
笠原のフォームは打者から見れば非常にタイミングが取りやすい
ランナーの有無に関わらずセットポジションで投げているが
彼の最大の欠点はピンチを迎えると所謂「投げ急ぎ」になりやすい事だ
この場合の「投げ急ぎ」はキャッチャーからの返球後
直ぐに投げるという意味もあるが
セットの始動からリリースPまでの一連の動作のリズムが
一定となってしまう意味もある
彼の投球動作は私が打者の立場なら「イチ、ニ、サン」の
一定のタイミングで行われる事が多いので打者には合い易い
良い投手の共通点は通常「イチ、ニーノ、サン」のリズムで投げている
つまり「ーノ」で間を作っているのである
この二つの「投げ急ぎ」の要素が重なると連打を喰らい易く
一度制球を乱すと元に戻すのが困難になってしまう
動揺すれば人間は自身のコントロール(制御)が非常に難しくなる
又、動揺するのは人間の動物的な特性なので「動揺するな」という方が難しい
では一流と呼ばれる投手はどのように自身を制御しているのかといえば
反復練習で「間」を失わないように訓練しフォームを固め
実戦での成果で徐々に「自信」を深め動揺を減らしたのだ
思い起こせば西村健太朗も同じような欠点を抱えて苦労していたが
今の彼を見ると明らかに「間」を持っている(悪い時はこれが無くなってる)
これが順調に伸びてきた笠原がもう一皮向けるポイントの一つと考える
笠原は入団当初から長身を生かした角度のある直球を投げていたが
スピード感はなかった
しかし去年の春のキャンプ、オープン戦の投球を見て驚いた
直球のキレ、スピードが以前と比べて格段に上がっているのだ
140K前後しか投げられていなかった直球が150K程度まで伸ばしていた
年々下半身が大きくなっていた事は感じていたが
体幹も逞しさを増したのが理由だと思う
変化球はカーブ、スライダー、フォーク、チェンジアップが
主に実戦で使用する球種
カーブは緩急が使える非常に有効なボールだが制球力があまり無い
スライダーはキレ、制球力ともに持ち球の中では上位
フォークは長身なので決まれば空振りを取れるが精度はまだまだ途上の域
チェンジアップもまだ自分のモノにはしていない
やはり小山同様変化球でカウントを整える事ができない
力投型なので長いイニング投げるなら
最低2種類以上の変化球でカウントを稼ぎ
最大の武器である直球を生かしたいが
そこまで器用なピッチャーには見えないのが私の評価
ならばである
彼を本格的にリリーフエースとして育成するのはどうだろうか?
持ってるスペックを見れば近未来のリリーフエース誕生も夢ではないと思う
年々威力、スピードを増す直球
右リリーフ投手に必須なボールであるフォーク持ち
カウント球のスライダーも投げられ
しかも長身なので相手は1打席で簡単に打てる投手ではない
勿論前述通り課題は沢山あるが溢れる魅力も同時に持ち合わせているし
彼の指にかかった時の長身から投げ下ろす「唸りを上げる直球」を
更にリリーフ投手として特化すればもっと精度が上がり威力もます筈
漏れ聞いた話ではグアムの自主トレで
内海等との持久走について行くのが精一杯と聞く
実に情けない話ではあるが
見方を変えれば彼は短いイニングで力を発揮するタイプなのかもしれない
5年後の投手陣の顔ぶれが
先発を菅野、澤村、宮國、小山、今村、松本等を中心に
中継ぎ、抑えが公文、笠原等が中核を担うような編成になれば
まさに黄金時代到来である
敬称略