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「巨人新外国人投手 サンチェスの私的評価」 巨人春季キャンプレポート 2020.2.17

「巨人新外国人投手 サンチェスの私的評価」 巨人春季キャンプレポート 2020.2.17

巨人春季キャンプ 2020.2.17
【天候・10時50分】
天気:くもり、気温:14.3℃、湿度:54%
風向*北北西、風速:8.7m

【キャンプトピックス】
➀荒れ気味の天気や疲れを考慮して、練習メニューを大幅に変更した。
➁新外国人投手サンチェスが二度目のフリーバッティング登板
若林と石川を相手に直球を中心にカーブ、フォーク、カットボールなどを投げていた。
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さて、今回はこれも以前から予告していた新外国人選手の私的評価第二弾として、菅野と共に柱として期待されてるサンチェスについて論評していく。

【新外国人投手 サンチェス 私的評価】
☆基本情報(Wikipediaから)
本名はエンジェル・ルイス・サンチェス
出身はドミニカ共和国
185㎝、88㎏
右投げ、右打ちの投手

☆経歴
2010年 ドジャーズ傘下のマイナー選手としてプロ入り
2013年 マーリンズ傘下のマイナーチームに移籍した事を皮切りに、以降は様々なマイナーチームを渡り歩く
2017年 パイレーツでメジャーデビュー
2018年 韓国SKワイバーンズ(KBO)と契約
2020年 読売ジャイアンツ
メジャーからも誘いがあったようだが、先発としての起用を確約した巨人と契約を交わした(年棒は破格の3億4000万円)

☆投球スタイル
最速150キロ後半の直球と多彩な変化球を操るパワーピッチング。

☆持ち球(KBO在籍時の映像から)
150キロを超えるフォーシームとツーシーム、130キロ中盤のカーブ(スライダー?)、140キロ前後のスプリット、140キロ前半のカットボール、130キロ前半のチェンジアップ

☆制球力
KBO在籍時の映像と今キャンプでの映像を見る限り、リリースポイントが比較的安定してるので四球を連発するようなタイプではない。

☆右打者への基本的な攻め方
・基本的には外角中心で、直球とカーブの出し入れで勝負する

☆左打者への基本的な攻め方
・膝元へ食い込む変化球と直球の出し入れでファールを打たせてカウントを稼ぎ、先手を奪っていく投球



☆映像を見て感じた長所
・ゆったりとしたフォームからベース上で威力を感じる直球を投げ込んでくるので、打者目線ではタイミングを合わせるのが厄介なタイプ。
・直球と変化球の腕の振りに違いを殆ど感じられない。
・身長は185㎝なので外国人投手としては決して長身という訳ではないが、打者目線では非常に角度を感じる球筋と言える。
・曲がりの大きいカーブ系以外の変化球は、打者の手元で小さく変化する軌道のボールが多いので、投球が制御出来ている状態でのピッチングはゴロアウトが多くなる

☆映像を見て感じた短所
・調子が悪い時は直球・変化球ともに抜け球が多くなって、真ん中に集まってしまう傾向が如実に表れるので、特に東京ドームなどの狭い球場では一発を喰らう危険性がかなりある(去年、”飛ばないボール”のKBOでは被本塁打2本という結果ではあったが、一昨年は”飛ぶボール”ではあるが26本打たれた理由はここにあると思う)

☆過去の実績(記録)から感じた不安点
・不安材料はKBOの二年間の平均投球イニング数が5~6回という点。
・そんなに力んで投げるタイプではないし、四球を連発するタイプでもないのにゲーム中盤で降板するという事は何に原因があるのか?そこがまだまだ見えてこないのでやや不安材料ではある。

☆総評
・筆者目線では球種がバレるような癖はない。
・キャンプ中継の映像やマスコミ記事を読む限りでは、陽気な性格ながらもクレバーさも感じる投手で、日本の野球を侮るような感じは全くない。
・非常に下半身にバネを感じる投げ方をしてるので、シーズンに入って疲れが溜まるとハムストリング周辺の故障がやや心配。
・投げ方に違いはあるが、ピッチングスタイルは菅野に似てるので、出来れば二人を離してローテーションを組んだ方が良いと思う。

☆ズバリ成績予想は?
まだ実戦登板を見ていないので予想は難しいが、好成績を上げる前提条件は二つある
1、クイックモーションでも球威が大きく変わらない
2、右打者の内角に突っ込んでいける勇気と制球力を持っている
後続リリーフ投手の安定感、打線との兼ね合いもあるが、1と2どちらもクリアすれば15勝以上も決して夢ではないが、特に1がクリアできない場合は二桁はかなり厳しいだろうし、2のみクリアなら10勝程度が妥当と考える。



☆山口俊の穴(勝ち星・貯金・登板イニング数)を埋められるのか?
~勝ち星15勝・貯金11の穴~
・去年、優勝した巨人の勝敗は77勝64敗で貯金は13だった。
・その貯金を誰が作っていたのかというと、大活躍の山口俊は15勝4敗で、故障で苦しんだ菅野智之でも11勝6敗なので、二人の活躍で生じた貯金は16、つまり、この貯金を他の先発投手は上積みするどころか減らしていた事になる。
・今年は山口俊が抜けたので「11の貯金を他の投手でどうやって埋めていくのか?」が大きな課題となるが、まずは菅野が去年の山口と同等の成績を上げてくれることが大前提だろうし、過去の実績から故障の不安が無ければ決して不可能どころか、十分に考えられる。
・去年の菅野が作った貯金5が目標なら、サンチェスでも十分に望める数字ではあるし、彼が15勝すれば貯金を最低でも8以上は作れる筈なので、更に優勝の可能性が高くなる。

~登板イニング170の穴~
・スタミナ抜群でイニングイーターのイメージが強い山口俊の、昨シーズン登板イニング数は170回、そして先発が26回なので、先発した時のイニング数は平均で6.5回で完投数はゼロだった。
・つまり、15勝投手というイメージとは違って、そこそこリリーフ陣に負担をかけた投手ともいえる。
・前段で指摘したように、サンチェスは確かに完投能力が低い投手(去年の先発時の平均登板イニングは6回程度)ではあるが、数字的には山口俊のそれと大差はないので、菅野復活を大前提に考えれば、去年以上にリリーフ陣に負担をかけるとは思えない。

【最後に一言】
やはり、サンチェスだけで山口俊の穴を埋めるという考え方はかなり危険だが、ここまで書いた通り、去年故障で満足な結果を残せなかった菅野とワンセットで、去年の山口・菅野の数字を超える事は決して不可能ではない。
しかし、逆に言えば菅野が今年も故障がちで満足な結果が出なかった時は、いよいよ厳しくなるし、彼ら以外の中堅・若手投手陣の底上げ、もしくは近年の西武ライオンズのような圧倒的に打ち勝つ野球をしないと連覇は厳しいだろう。

以上 敬称略
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