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「練習試合 巨人vs千葉ロッテ」 巨人春季キャンプレポート 2020.2.18

「練習試合 巨人vs千葉ロッテ」 巨人春季キャンプレポート 2020.2.18

2020巨人沖縄二次キャンプ
【天候・12時】
天候くもり、気温13.2℃、湿度53%
風向き:北、風速8.0M
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練習試合 巨人vs千葉ロッテ
【両チームスタメン】
先行(千葉ロッテ)
1(中)藤原、2(二)中村奨、3(指)福田秀、4(一)井上、5(三)安田、6(遊)福田光、7(捕)田村、8(右)菅野、9(左)和田

後攻(巨人)
1(二)吉川尚、2(遊)坂本、3(中)丸、4(三)岡本、5(右)パーラ、6(左)亀井、7(指名)モタ、8(一)大城、9(捕)岸田



【巨人オーダー・攻撃内容・野手短評】
1二 吉川尚輝
➀カウント1-0から真ん中直球を捉えてライト前ヒット
・非常にスイングがシャープで状態の良さを感じる。
➂フルカウント(エンドラン)から内角カットボールに詰まってレフトフライ(1死1塁)
➄カウント1-1から真ん中フォークを捉えてセンター前ヒット(1死1塁)
・その前にキレの良い直球を見せられていたが、タイミングを崩すことなく綺麗に弾き返した見事なバッティング。
➅カウント1-2から真ん中低めのカットボールを捉えてライト前へのタイムリーヒット(1死満塁)
・彼の課題に一つである2ストライクを取られた後のバッティングに注目したが、難しいボールをカットで逃げた後に最後はしっかりとボールを捉えた。
※守備では3回の大ピンチで、1.2塁間を抜けていきそうなゴロに追いつき、更には完璧な送球でアウトにした(やはり、あの身のこなし方を見ると守備に関してのポンシャルは球界でもトップクラス)

⇒走三 湯浅大
➇フルカウントから内角直球に見逃し三振(2死)

2遊 坂本勇人
➀カウント1-2から外角スライダーに泳がされてレフトフライ(1死1塁)
➂カウント1-0から内角ツーシームを捉えてレフト前ヒット(1死1.2塁)
・今年も早い段階から、彼の代名詞でもある「芸術的な内角打ち」が見れて良かった。

⇒走遊三遊 山本泰寛
➄カウント1-1から内角直球を捉えてライト前ヒット(1死1.3塁)
➅カウント1-2から真ん中高めの直球を叩いてライトへの犠牲フライ(2死1.3塁)
・狙った高めのボールを思惑通りに外野まで運んだナイスバッティング。
➇カウント0-1から外角直球に詰まってセカンドゴロ(チェンジ)

3中 丸佳浩
➀初球の内角直球に詰まってライトフライ(2死1塁)
➂カウント2-2から外角ツーシームを空振り三振(2死1.2塁)

⇒中二 若林晃弘
➄初球の内角直球にやや詰まってライトへの犠牲フライ(2死1塁)
・打席に立つ前に「最低限でも外野フライ」という事をしっかり頭に入れて、好球必打の姿勢で初球からしっかり手を出していった。
➅初球の真ん中高めの直球を捉えてライト前へのタイムリーヒット(2死1.2塁)

⇒打 炭谷銀仁朗
➈カウント0-2から内角スライダーを見逃し三振(1死)

4三 岡本和真
➀カウント2-1から外角直球を捉えてセンター前ヒット(2死1.2塁)
➂⇒カウント1-1からスライダーが引っかかってワイルドピッチ、ランナーは2.3塁へ進塁⇒カウント3-1から内角直球を見切って四球(2死満塁)
➄カウント1-2から外角低めのカットボールを上手く捉えて3遊間突破のヒット(2死1.2塁)
※全ての打席に共通していたには、しっかりと下半身主導でスイングに入って行けていた事。
※上体に無駄な力みが無いので、タイミングを少々抜かれてもバットのヘッドが先に出てしまう事はない。

⇒走遊中 増田大輝
➅カウント0-2から真ん中低めのスライダーを空振り三振(チェンジ)

⇒打 中島宏之
➈カウント0-2から真ん中低めのフォークを引っかけてサードゴロ(2死)

5右 パーラ
➀初球の内角直球に詰まってセンターフライ(チェンジ)
➂カウント1-2から内角低めのチェンジアップを引っかけてファーストゴロ(チェンジ)
※まだまだ日本の野球の間合いに合っていない様子で、始動が遅れ気味になって慌ててスイングしてしまう形が多く、ボールの見極めが出来ていない印象。
※個人的には隠すことなくオープン戦でどんどん打席に立たせて調整させた方が良いと感じている。

⇒右 陽岱鋼
➄カウント0-1から内角直球に詰まってライトフライ(チェンジ)
➆初球の真ん中直球を捉えるがセンターへの大きなフライ(1死)
➈カウント0-2から内角スライダーに詰まりながらもセンター前ヒット(2死1塁)



6左 亀井善行
➁カウント0-1から内角スライダーを捉えてライト前ヒット
➃カウント1-1から外角直球を捉えるがセカンドゴロ(1死)
※風が強い悪条件の中で、初回は守備で好プレーを連発して「今年も名手健在」だった。
※バッティングでもコンパクトなスイングでヒット性の当たりを連発!

⇒左 石川慎吾
➅カウント1-0から真ん中直球を捉えてライト前ヒット
➆カント1-0から外角低めの直球を捉えてセンター前ヒット
➇カウント1-1から内角直球を捉えてレフト前ヒット
※苦手としている右投手からの三本のヒットは大きなアピールとなった。

7指 モタ
➁初球の真ん中低めの直球を引っかけてショートゴロ、6-4-3のダブルプレー(2死)
➃カウント2-2から内角直球を空振り三振(2死)
➅カウント1-1から外角直球を打ち上げてファーストへのファールフライ(1死1塁)
➆初球の外角直球を捉えるがバットの先でライトフライ(1死1塁)
➈カウント0-1から外角直球を捉えるがセカンドゴロ(試合終了)
※バットスイングは悪くないし、バッティングのアプローチも悪いとは思わない。

8一 大城卓三
➁カウント0-2から外角直球を当てただけのピッチャーゴロ(チェンジ)
➃初球の外角直球を当てただけのショートゴロ(チェンジ)
➅カウント1-0から真ん中直球を捉えてライト前ヒット(1死1.2塁)
➆初球の真ん中直球を捉えるがセンターライナー(チェンジ)
※ここ最近のバッティングはグリップが先に出てしまってボールを追っかけ気味だったが、第3打席は久しぶりにバットのヘッドが走った。

9捕 岸田行倫
➂カウント1-0から外角カットボールを捉えてライト前ヒット
➄フルカウントから外角低めの直球を空振り三振(1死)
➅カウント3-1から直球が大きく外れて四球(1死満塁)

⇒捕 小林誠司
➇カウント1-2から内角直球に詰まってサードゴロ(1死)



【巨人登板投手・選手雑感】
☆鍬原拓也
・直球の平均球速は140キロ台前半、最速は146キロ
・変化球はスライダー、シンカー
➀立ち上がりはスライダーでカウントが稼げず、結局最後は直球を狙い打たれるパターンで失点されてしまった(やや厳しいストライク判定ではあったが、味方の好守の直後に四球を与えてしまった事が最大の反省点)
➁2イニング目は下位打線ということもあって、しっかり腕が振れてストライク先行の有利な形で打者を攻め込んでいた。
➂3イニング目はカウント球は決まっていたが、勝負球に苦労していた印象。
※直球の威力は感じる
※スライダーは抜ける事が多く、シンカーはボールゾーンからボールゾーンに流れていく事が多い。
※但し、初回の死球の影響もあってなのか、右打者に対しては抜ける事を怖がって腕が振れずに加減しているように感じた。

☆畠世周
・直球の平均球速は140キロ台前半から中盤で、最速は147キロ
・変化球はカットボール、チェンジアップ、フォークボール、カーブ
➃ヒットを1本許したが、内容的にはボールのキレ、球威、制球いずれも良かった。
➄基本となる直球が内と外にキッチリ投げ分けられるので、変化球も効いてくる(圧巻の三者連続三振)
➅カウント球で変化球を決めて、最後は直球をコーナーに決めてアウトに討ち取っていたし、課題のセットポジションでも投球に変化は生じなかった。
※前回の実戦登板よりも内容的にはかなり良かった。
※前回指摘した癖については、完璧に修正されている訳ではないが、元々上半身の力みから生じる癖だったので、この試合のようにかなりリラックスして投球すれば癖は目立たなくなる。
※カウント球の直球と追い込んだ後の直球にスピード差をつけたり、変化球もカウント球と勝負球に変化の差をつけたりして、投球にメリハリを感じた。
※この試合の内容でシーズンも投げてくれれば非常に大きな戦力になるが、彼の場合は悪いなりの投球が出来るタイプではないので、まだまだ諸手を上げて喜ぶことは出来ない。
※とは言うものの、巨人の若手中堅投手の中では間違いなくポテンシャルは最上位なので、彼がこの試合をキッカケに覚醒してシーズンに入ってくれれば、巨人投手陣に新たに大きな柱が加わることになるだろう。



☆ビエイラ
・直球の平均球速は150キロ前後、最速は152キロ
・変化球は140キロ弱のカットボール、130キロ強のスライダー
➆そんなに力む様子もなく、直球でもスライダー系でもストライクが取れていたので、常に先手の形で打者を押し込んでいた。
※マイナー時代の映像やキャンプでのフリーバッティングの映像を見る限り、かなり制球力に不安があったが、この日の投球はかなりまとまりの感じる味のある投球だった。
※長身から投げ下ろす直球には角度を感じる。
※足を上げて降ろすタイミングに変化をつけたり、走者を背負っていない状況でもクイックで投げたりするなどクレバーな一面も見せていた。
※体が早く開いてリリースするタイプなので、球速ほどのスピードは感じないが、それでも今日のように変化球が決まってカウントを稼がれると対応は簡単ではない。
※四球で1塁に走者を置いた状況でも、制球を乱すことなくナイスピッチングだった。

☆高木京介
・直球の平均球速は140キロ前後
・変化球はカーブ、スライダー、カットボール
➇スライダーは低めに集め、直球は高低を上手く突いて打者に的を絞らせていなかった。
※左打者への直球も内と外にしっかり対角線で投げ分け、安定感抜群の投球だった。
※実戦初登板だったが「今年も貴重なリリーフとしての活躍」を確信させる内容で文句なし

☆大竹寛
・直球の平均球速は130キロ台後半
・変化球はスライダー、シュート、チェンジアップ
➈1点を失ったが、慌てず騒がずベテランらしい落ち着いたマウンド捌きだった。
※直球の走りはまだまだこれからなので問題なし。
※変化球はやや浮き気味だったが、キレは感じたのでこちらも問題なし



【千葉ロッテマリーンズ注目選手雑感】
★藤原恭大
・構えの段階で打ちそうな雰囲気を感じる打者で、去年の同時期よりもスイングに力強さとシャープさを感じる。
・順調に成長している印象を持った。

★安田尚憲
・やや始動の段階で差し込まれ気味なるので、今は甘いボールを捉えきれていない印象。
・それでも器は間違いなく大きいし、プロ入りから二年間鍛え上げて基礎体力も向上したので、これから一軍の実戦経験を積んでいけば「始動の遅れ」も徐々に解消していくだろう。

★アコスタ
・リリーフタイプ?の新外国人右腕
・直球の平均球速は140キロ台後半
・変化球はスライダー、カットボール
・ややアーム式から投げ下ろす150キロオーバーの直球が武器だが、打者目線では体の開きが早いので、球速ほどのスピードは感じない投手かもしれない。
・直球はややカット気味に変化する球質
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【スコア・投手継投】
ロッテ 200 000 001 2
巨 人 000 013 000 4

西野-大谷-小野-種市-アコスタ-石崎-チェン-東妻
鍬原-畠-ビエイラ-高木-大竹
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【総評】
※更に激しさを増す巨人のセカンドポジション争い
吉川尚が再び輝きを取り戻した事で、ポジションを争う若林と山本が負けじと結果を残すという好循環になっている。
現状、首脳陣の評価は恐らく吉川尚が一歩リードしてると思うが、彼もホッとしている暇はないし、本人もそんなつもりは微塵もないだろう。

※投打で楽しみな逸材が多い千葉ロッテ
投では去年実績を積んだ21歳の種市が順調な仕上がりで、他の若い投手もボールに勢いを感じる。
打の方では今年の飛躍が期待されている高卒2年目の藤原が結果を残して猛アピールした。
彼らの他にも近未来の主軸となるであろう安田や、日本球界の常識を覆す投手になるかもしれない佐々木朗希が本当の主役となった時に、連続日本一のソフトバンクやリーグ連覇中の西武の対抗軸となることは間違いない。

以上 敬称略
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