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読売ジャイアンツ紅白戦レポート part2(2020.5.31)

読売ジャイアンツ紅白戦レポート part2(2020.5.31)

昨日のジャイアンツは紅白戦をダブルヘッダーで行い、第1試合は主に二軍の若手メンバーが紅白に分かれて対戦したが、若手投手陣の好投とは対照的にやや若手野手が低調な内容となっていた。
そして続く第2試合では投打で主力クラスも登場し、彼らの調整度合を計る意味でも注目の試合となった。
尚、第1戦のゲームレポートをまだ読んでいない方は下記をクリック願います。

読売ジャイアンツ紅白戦レポート part1(2020.5.31)

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~読売ジャイアンツ紅白戦レポート~ ★第2試合★

【紅組】
1(遊)増田大、2(二)湯浅、3(左)石川、4(捕)大城、5(一)北村、6(指)岸田、7(中)松原、8(右)加藤脩、9(三)増田陸
先発:田口

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【紅組攻撃内容・野手短評】
1遊中 増田大輝
➀カウント3-1から直球が大きく外れて四球
➂フルカウントからスライダーが外れて四球、2死1塁
➅カウント2-2から外角スライダーを捉えてセンター前ヒット
※バッティングはしぶとさを十分に発揮して1番打者として役割をキッチリ果たした。
※一方で去年から指摘していたスローイングの不安定さが解消されていない(捕球までの動き・流れは抜群に良いが、そこからスローイングまでの動作の中で下半身の動きが止まってしまう癖が見られる)
※上記の理由で現状はセカンドがベストかもしれない

2二 湯浅大
➀カウント2-2から外角低めに流れるスライダーを空振り三振、1死1塁
➂カウント0-2から内角高めの直球で詰まらせてセカンドゴロ、チェンジ
➅カウント0-1からピッチャー前にキッチリ送りバントを決める、1死2塁

3左右 石川慎吾
➀カウント0-1から内角直球に詰まってライトフライ、2死1塁
➃カウント1-2から外角高めの直球をバットの先でセカンドゴロ、1死
➅⇒カウント0-2からワイルドピッチで2塁走者が3塁進塁
⇒カウント1-2から外角一杯の直球に合わせるがライトライナー、2死3塁

⇒遊 黒田響生

4捕 大城卓三
➀カウント0-1から真ん中スライダーを打ち損じてセンターフライ、チェンジ
➃カウント1-0から真ん中高めの直球を完璧に捉えてライトスタンドへのソロHR
➅フルカウントから直球が膝元に大きく外れて四球、2死1.3塁
※彼のスイング軌道では高めのストレート系は弱点だが、そこをしっかり叩けた事は彼にとっては好材料だろう。

5一 北村拓己
➁初球の内角直球に差し込まれてライトへのファールフライ、1死
➃初球の外角低めのスライダーを打ち上げてファーストフライ、2死
➅⇒カウント1-2から1塁走者が盗塁成功、2死2.3塁
⇒カウント2-2から真ん中スライダーを捉えてレフト前へのタイムリーヒット、2塁走者は本塁で憤死、チェンジ
※打席の中でもう少し視野が広がってくると、もっと良い結果が生まれると思うが。。。

6指 岸田行倫
➁初球の内角直球に詰まってピッチャーゴロ、2死
➃初球の真ん中直球を引っかけてショートゴロ、チェンジ

⇒打 山本泰寛
➆カウント2-2から外角直球を空振り三振、1死

7中右 松原聖弥
➁カウント1-1から真ん中のカーブを引っかけてセカンドゴロ、チェンジ
➄カウント0-2から外角低めの直球に上手く合わせてレフト前ヒット
➆初球の真ん中チェンジアップを捉えたがファースト正面の強いゴロ、2死
※彼のアグレッシブな姿勢がプラスに働き、内容の良いバッティングでアピールしていた。

8右 加藤脩平
➂カウント2-2から真ん中スライダーを捉えてライト前ヒット
➄カウント1-0から外角直球を捉えるが4-6-3のダブルプレー、2死
※かなり体の線が太くなった様子が伺われる(特に腰から大腿部にかけて去年の同時期よりも発達している)
※特に対左投手ではドアスイングになってしまう傾向が見られるが、全体的にはインパクトの瞬間に力強さを感じるようになっている。

⇒左 モタ
➆カウント1-1から内角スライダーを完璧に捉えるがレフト正面のライナー、チェンジ
※久しぶりに彼らしい打球を放ったが、打球に角度がつかなかった。

9三 増田陸
➂カウント2-2から真ん中高めの直球を空振り三振、1塁走者は二盗失敗、2死
➄カウント0-2から外角低めのチェンジアップを引っかけてサードゴロ、チェンジ

⇒三 田中俊太

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【紅組投手短評】
➀~➂田口麗斗(3回2安打0失点、奪三振3)
・ストレート系:平均球速は平均球速は140キロ弱、最速は142キロ
・変化球:130キロ台前半のスライダー、120キロ台のチェンジアップ、110キロ台のカーブ、130キロ前後のカットボール
・立ち上がりはやや変化球にバラツキはあったが、ゆったりとしたフォームから投げ込まれた140キロ前後のストレートはキレが良かった。
・2回はやや勝負球が甘くなって連打を浴びてしまったが、要所をしっかり押さえて無失点で切り抜けた。
・3回はキッチリ変化球を低めに集めて三者凡退に抑えた。
・全体的な印象としては、ストレート系のキレはまずまずの印象(但し、本番ではもう少しスピード感が欲しい)で、変化球もしっかり低めに集まっていたので安定感という観点では申し分なかった。

➃~➅桜井俊貴(3回1安打0失点、奪三振1)
・ストレート系:平均球速は140キロ台中盤で、最速は149キロ
・変化球:140キロ前後のカットボール、130キロ中盤のスライダー、110キロ前後のカーブ、
・4回の投球はストレート系に球威は感じたが、制球がややアバウトな印象は否めなかった。
・5回は彼独特のカーブを主体に打者をキッチリ討ち取っていた。
・6回はスライダーが甘くなったところを吉川尚に叩かれたが、相変わらず直球とカーブの緩急で打者を翻弄していた。
・立ち上がりはやや制球がアバウトだったが、徐々に直球とカーブが決まり始めて打者を封じる事に成功していた。
・但し、スライダー系の精度がイマイチだったので、そこは今後の課題となる。

➆メルセデス(1回1安打0失点)
・ストレート系:平均球速は140キロ台中盤、最速は148キロ
・変化球:130キロ前後のスライダー
・肩の不安で出遅れて心配していたが、直球のキレと球威は去年と遜色ないレベルまで戻っているので問題ない。
・まだまだ変化球の精度や細かい制球に甘さを感じるが、これらは本番まで調整することは可能だと思う。

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【白組】
1(二)吉川尚、2(遊)坂本、3(右)パーラ、4(指)岡本、5(左)亀井、6(一)中島、7(三)ウレーニャ、8(中)陽、9(捕)小林
先発:サンチェス

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【白組攻撃内容・野手短評】
1二 吉川尚輝
➀カウント1-2から外角一杯の直球を見逃し三振、1死
➂カウント1-2から真ん中スライダーに合わせるがセンターフライ、2死
➅カウント0-1から真ん中スライダーを捉えて右中間突破の2塁打も3塁を狙ってタッチアウト、2死
※5回表の守備ではセカンドゴロを華麗に捌き、坂本と共にダブルプレーを完成

2遊 坂本勇人
➀カウント2-2から外角一杯の直球を空振り三振、2死
➂初球の真ん中低めのスライダーを引っかけてサードゴロ、チェンジ
➅フルカウントから真ん中低めのカーブに泳いでセンターフライ、チェンジ

3右 パーラ
➀初球の真ん中直球を捉えるがセカンドライナー、チェンジ
➃カウント0-1から真ん中カットボールを捉えるが大きなセンターフライ、1死
➆フルカウントから外角低めのカット気味の直球を引っかけてファーストゴロ、1死

4指 岡本和真
➁初球の真ん中低めのカーブを引っかけてショートゴロ、1死
➃カウント2-1から真ん中低めの直球を掬い上げるがセンターフライ、2死
➅カウント1-1から真ん中低めの直球を捉えてセンター前ヒット
※G+の練習中継で全く姿を見せていなかったので心配していたが、どうやら大きな怪我という事はなさそう(但し、指名打者での出場で、しかも最後に代走も送られている事から推察すると体調は万全とは言えないかもしれない)

⇒走 重信慎之介

5左 亀井善行
➁カウント2-2から外角スライダーに上手く合わせてレフト前ヒット、1死1塁
➃カウント2-2から真ん中直球に合わせただけのサードゴロ、チェンジ
➅カウント1-2から真ん中直球を引っかけてセカンドゴロ、4-6-3のダブルプレー、試合終了

6一 中島宏之
➁カウント2-2から真ん中カットボールを捉えてレフト前ヒット、1死1.2塁
➄カウント0-1から真ん中スライダーを捉えるがライトフライ、1死

7三 ウレーニャ
➁カウント1-2から内角に流れるスライダーを空振り三振、2死1.2塁
➄カウント2-2から真ん中低めのカーブを空振り三振、2死
※スイングスピードは魅力を感じるが、スイング軌道がドアスイング気味なので捉える確率は当然ながら低くなってしまう。
※ベースから離れて打席に立つなど「何とか結果を残したい」という気持ちは伝わるが、外回りのスイング軌道を修正していかないと1軍レベルの変化球には対応できない。

8中 陽岱鋼
➁カウント1-1から内角気味の直球に差し込まれてセンターフライ、チェンジ
➄カウント0-1から内角スライダーを打ち損じてショートゴロ、チェンジ

9捕 小林誠司
➂カウント2-2から内角に切れ込んでくるスライダーに詰まってサードゴロ、1死

⇒捕 炭谷銀仁朗
➅カウント1-2から真ん中高めの直球にやや差し込まれてレフトフライ、1死

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【白組投手短評】
➀~➃サンチェス(4回2安打2四球1失点、奪三振2
・ストレート系:平均球速は140キロ後半、最速は154キロ、フォーシームは150キロを超えるが、ツーシーム系やカット気味に投げるボールは140キロ中盤
・変化球:130キロ中盤のスライダー、120キロ台中盤のカーブ、
・立ち上がりは良いボールと悪いボールがハッキリ分かれてしまっていた。
・2回はキャッチャーが真ん中に構えたストレート系が、ショート回転して丁度右打者の内角に食い込む形となり討ち取っていた(フォーシームのシュート回転か?又は意図的なツーシームか?は判断が難しい)
・3回は全体的にやや勝負球が甘くなってしまっていたが、相手の拙攻に助けられた印象だった。
・4回は再びフォーシームが真ん中に集まってしまい、大城に一発を浴びてしまった。
・全体的な印象としては、やはり力むと右打者の外角(左打者の内角)を狙ったフォーシームが丁度真ん中に集まってしまうので、長打を浴びやすくなってしまう事が最大の懸念材料。
・球質も来日前の予想よりも”軽く”感じるし、投球にあまり角度を感じないので、本番では一発を浴びるケースが多くなるかもしれない。
・この試合の投球の中で最も目を引いたのは3回の湯浅に対しての投球で、自分から内角フォーシームを要求してそこをしっかり投げ切れていた事だった(これが本番でも出来れば投球の幅が広がるので二桁以上の勝利数が見えてくる)
・クイックモーションはやや課題を感じる。

➄高木京介(1回1安打0失点)
・ストレート系:平均球速は140キロ前半、最速は144キロ
・変化球:100キロに満たないスローカーブ、120キロ中盤のチェンジアップ
・キャンプ当時と比べるとボールに強さを感じるようになってきた(中断中もしっかり仕上げていた事が伺われる)
・まだまだ勝負球が甘くなるケースもあり結果オーライ的な側面も感じるが、球威・制球ともにまずまず順調な仕上がりと言える。

➅デラロサ(1回2安打1四球1失点)
・ストレート系:平均球速は150キロ前半、最速は156キロ、フォーシームとツーシームを投げ分けていた
・変化球:130キロ前後のスライダー、140キロ前後のカットボール?チェンジアップ?フォーク?(多分フォークか?)
・フォーシームの威圧感はキャンプ時よりも明らかに上がっているが、久しぶりの実戦投球の影響もあって全体的にややシュート回転していた。
・得意のスライダーもまだ「キュッ」というキレが無く「ヌルい」ので、前段のポイントと合わせてこれから修正していく必要がある。
・個人的にちょっと残念だったのは、北村にレフト前にタイムリーを打たれた後に彼が本塁後方へのカバー(バックアップ)を怠っていた事で、大好きな選手なので紅白戦とはいえあえて指摘しておきたい。

➆鍵谷陽平(1回0安打0失点、奪三振1)
・ストレート系:平均球速は140キロ前半、最速は146キロ
・変化球:120キロ前半のスライダー、130キロ台のチェンジアップ、110キロ前後のカーブ
・順調な仕上がりと言って良いし、去年よりも変化球を有効に使える下地が出来つつある印象。
・山本から三振を奪った直球はキレが抜群だった。

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【スコア】
紅組 000 101 0
白組 000 000 0
試合は若手野手中心の紅組が勝利

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【総評】
第1試合に続いて第2試合も投高打低は否めなかったが、これは前回言及した通りで仕方ない。
そんな中で両チーム合わせて目についた選手としては、野手では松原、加藤脩の二人で、投手は全体的におおむね高評価を与えられる内容だった。
そんな中、個人的に最もホッと胸を撫でおろしたのは、前段でも触れたがキャンプで肩の不安で出遅れていたメルセデスに目途が立った事。
まだまだ微調整は必要だが、何よりも球威が戻っていた事が良かった。
彼がキッチリとローテを守れれば先発陣の不安はかなり軽減されることとなるし、仮にサンチェスが結果を残せないケースになってもその影響は限定的なモノになるかもしれない(外国人枠拡大が検討されてるが、仮に今のままでも好調のビエイラをリリーフ陣に組み込むことが可能になる)

以上 敬称略
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