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「練習試合 読売ジャイアンツvs東京ヤクルトスワローズ 雑感」ジャイアンツゲームレポート2020.6.5

「練習試合 読売ジャイアンツvs東京ヤクルトスワローズ 雑感」ジャイアンツゲームレポート2020.6.5

衝撃のG選手コロナ感染の第一報を耳にした時は絶望感で一杯になり、ブログ更新のモチベーションが一気に無くなってしまったが、時間が経って詳細が分かってくると徐々に冷静さを取り戻し考えてみると、今回一連の読売ジャイアンツの対応は個人的には高く評価したい。
勿論、100点満点とは言えないかもしれないが、基本的にはファンに対して誠実に情報を公開していたと思うし「埼玉西武ライオンズに報告が遅れたのではないか?」という一部指摘や「坂本・大城両選手を練習試合に出場させるべきではなかった」という批判については、サンケイスポーツ担当記者の時系列説明が正しければ間違った判断とは言えないと思うし、むしろ巨人が他球団(同じく抗体検査を実施していたソフトバンクを除く)よりも一歩踏み込んだコロナ対応をしていた事で要らぬ憶測、混乱を防いだと見ている。
あらためて振り返ると、多くのGファンは感じている事だろうが、去年6月から今村新社長就任以降のGフロントは明らかに「良い風」が吹いている。
それは毎度楽しませてもらっているG公式YouTubeやインスタグラムでの発信からも容易に想像できる。
そこで感じる球団職員、監督コーチ、選手たちの明るい表情と声を見聞きしていればそれは感じ取れる。
勿論、チームの成績がそうさせている面は否めないが、そんな事よりも球団挙げて「もっとジャイアンツを知って欲しい」「ジャイアンツを好きになって欲しい」「ジャイアンツ選手の魅力を知って欲しい」という”願い”が、確実に我々ファンに伝わっている事は間違いないと思う。

さて、一時は中止も検討されていた今日のヤクルトとの練習試合は予定通り行われた。
しかし、そんな中で残念なことに昨日ヤクルトの村上宗隆とスアレス両選手が体調不良のためにPCR検査を受けたようだ。
両選手陰性報告の結果を心から願いつつ、早期の体調回復を願ってやまない。
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【先行:東京ヤクルトスワローズスタメン】
1(一)坂口、2(二)山田哲、3(指)青木、4(右)雄平、5(遊)エスコバー、6(三)廣岡、7(左)荒木、8(捕)嶋、9(中)渡邉
先発:石川

【後攻:読売ジャイアンツスタメン】
1(二)吉川尚、2(遊)増田大、3(中)丸、4(指)岡本、5(右)パーラ、6(一)中島、7(左)亀井、8(捕)小林、9(三)北村
先発:メルセデス
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【巨人攻撃内容/野手短評】
1二 吉川尚輝
➀カウント1-1から内角シュートに詰まってファーストゴロ、1アウト
➂カウント1-0から外角低めのカットボールを引っかけてピッチャーゴロ、1-6-3のダブルプレー、チェンジ
➄カウント1-2から真ん中カーブを引っかけてファーストゴロ、2アウト

⇒遊 吉川大幾
➇初球の真ん中直球に詰まって左邪飛、チェンジ

2遊二 増田大輝
➀カウント2-1から真ん中低めのシンカーをバットの先で拾ってレフト前へ落ちる2塁打、1アウト2塁
➃カウント1-1から内角カットボールをやや詰まりながらもレフト線への2塁打
➄カウント0-1から真ん中低めのカーブに手を出してセカンドゴロ、チェンジ
※石川のようなベテラン投手を相手にする時は、中途半端な姿勢(狙い球の絞り方、スイング)が一番良くないが、彼はしっかり最後までバットを振り切るので、少々芯から外れてもヒットゾーンに落ちていく。

⇒打 湯浅大
➈カウント3-1から相手が制球を乱して四球

3中 丸佳浩
➀初球の外角寄りスライダーを合わせるがショートゴロ、2アウト2塁
➃カウント1-0から内角ツーシームを捉えるがセンターフライ、1アウト2塁
➆カウント3-1から外角直球を捉えてレフト後方の大きなフライ(ファインプレーで阻まれる)1アウト
※始動の遅れもなく、タイミングをしっかり取って、自分の間合いでバットスイングが出来ているので故障の影響はおろか、春のキャンプ・オープン戦の時よりもバッティングの状態は良くなっている印象さえある(第3打席の対左投手でもしっかり右肩で壁が作れているので体が開かない)

⇒右 重信慎之介
➈相手が制球を乱して四球、0アウト1.2塁

4指 岡本和真
➀初球の真ん中低めのシンカーを引っかけてショートゴロ、チェンジ
➃⇒ワイルドピッチで2塁走者が3塁進塁
 ⇒フルカウントから真ん中低めのチェンジアップを空振り三振、2アウト3塁
※下半身の故障の影響かもしれないが、やや下半身の使い方に違和感を感じるバッティングが多い。
※実戦不足で始動の際の下半身の動きもぎこちなく、トップの形が決まる前にスイングを始めている印象を受けるのでやや心配(バッティングの”間”を感じない)

⇒打 陽岱鋼
➆初球の内角直球を捉えるがショートゴロ、2アウト
➈カウント1-1から内角低めのスライダーを綺麗に捉えてレフト線を破るタイムリー2塁打、G1-2、0アウト2.3塁

5右 パーラ
➁カウント1-1から外角スライダーを引っかけてセカンドゴロ、1アウト
➃カウント2-2から外角寄りのスライダーをバットの先でセンターフライ、チェンジ
➆カウント2-2から真ん中低めのスライダーを空振り三振、チェンジ
※対左投手では対右投手のようにボールを呼び込むことが出来ずに、やや体が前に突っ込み気味になる(つまり、下半身を使う前に上半身でボールを捉えようとしてしまうのでドアスイング気味になってしまっている)

⇒中 松原聖弥
➈カウント1-0から外角直球を打ち上げてサードへのファールフライ、1死2.3塁

6一 中島宏之
➁初球の真ん中スライダーを捉えたがショートゴロ、2アウト
➄カウント1-1から真ん中スライダーを捉えるが中飛、1アウト
➇カウント0-2から外角低めの直球を見逃し三振、1アウト

⇒左 石川慎吾
➈カウント1-3から内角低めの直球を掬い上げてレフトへの犠牲フライ、G2-2、2アウト2塁

7左 亀井善行
➁カウント2-1から真ん中カットボールにやや詰まってセンターフライ、チェンジ
➄カウント2-2から真ん中カットボールを合わせただけのレフトフライ、2アウト
➇初球の真ん中低めのスライダーを捉えてライト線への2塁打、1アウト2塁

⇒走三 若林晃弘
➈しっかりボールを見極めてストレートの四球、2アウト1.2塁

8捕 小林誠司
➂初球の外角シュートを引っかけてサードゴロ、1アウト
➄カウント0-2から真ん中低めのチェンジアップを打ち上げて左飛、チェンジ
※バットスイングは悪くなかったが捉えきれなかった印象。

⇒捕 炭谷銀仁朗
➇カウント2-2から外角カットボールを見逃し三振、2アウト2塁
➈カウント2-2から内角フォークを空振り三振、ゲームセット

9三一 北村拓己
➂フルカウントから外角チェンジアップを見極めて四球、1アウト1塁
➄カウント3-1から真ん中直球を打ち損じてセンターフライ、1アウト
➇カウント3-1から低めの直球を見極めて四球、2アウト1.2塁
※しっかりボールを見極めて二つの四球を選んだことは評価したい。
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【巨人登板投手雑感】
★メルセデス
※ストレート系:平均球速は140キロ台前半、最速145キロでカット気味の球質
※変化球:130キロ前後のスライダー、120キロ前後のカーブ、130キロ台のチェンジアップ
➀先頭の坂口を外角低めスライダーで当てただけの投ゴロ、山田哲には内角直球で詰まらせてサードゴロ、青木には勝負球のカーブが肩口に入ったところを捉えられてソロHR、続く雄平にも勝負球の勝負球が甘くなって左中間突破の2塁打、エスコバーは外角チェンジアップをバットの先で二直。
➁先頭の廣岡を外角低め一杯の直球で見三振、荒木も真ん中スライダーで空三振、嶋は外角直球を当てただけの一ゴロ。
➂先頭の渡邉を内角直球で詰まらせて三ゴロ、坂口は外角寄りのスライダーで引っかけさせて一ゴロ、山田には直球で押し込むが中前ヒット、青木は外角寄りの直球を引っかけさせて遊ゴロ。
➃先頭の雄平を内角直球で見三振、エスコバーは低めのスライダーで引っかけさせて三ゴロ、廣岡はワンバウンドのカーブで空三振
~短評~
ストレート系に関してはキレ・球威・制球ともに上々、変化球もまずまずという印象だが、解説者に指摘されていた通り、勝負球が甘くなってしまうケースが見られたので、そこを痛打されていたケースが複数回見られた。
但し、全体的な印象としては低めにボールが集まっていたし、課題の対左打者にも内角を鋭く突く投球も出来ていたし、ローテ投手としては十分に合格点を与えられる内容だったと思う。

★鍬原拓也
※ストレート系:140キロ台中盤、最速で148キロ
※変化球:130キロ前後のスライダー、130キロ前後のシンカー
➄先頭の荒木は外角低めのスライダーをバットの先で遊直、嶋は真ん中低めの直球で遊ゴロ、渡邉を真ん中低めのスライダーで中飛
➅先頭の坂口を内角スライダーで詰まらせて右飛、山田には制球を乱して四球、青木には外角に逃げていくシンカーを引っかけさせて投ゴロ、雄平にはシンカーが甘くなり右前へのタイムリーヒットを許し、エスコバーは真ん中低めのスライダーで泳がせて遊ゴロ。
~短評~
まだまだ逆球が多いので安定感に欠ける。
但し、青木を討ち取ったシンカーや山田に投じた4球目の直球、エスコバーへの3球目のスライダーの質などは素晴らしく、ポテンシャルの高さを十分に感じるので、やはり今後の課題は制球力ということだろう。

★高木京介
※ストレート系:平均球速は140キロ中盤、最速で147キロ
※変化球:120キロ台前半のチェンジアップ、100キロ前後のスローカーブ、120キロ台前半のスライダー、130キロ台後半のカットボール
➆先頭の廣岡を低めのチェンジアップで空三振、荒木はスライダーで詰まらせて中飛、井野をカットボールで遊ゴロ
~短評~
前回の紅白戦の内容と同様に内容は上々で、やや変化球が高めに集まってはいたが、バッターが完全に芯を外されていたのでキレが良かったという見方が出来る。

★中川皓太
※ストレート系:平均球速は140キロ中盤
※変化球:120キロ台後半のスライダー
➇先頭の渡邉は内角直球で空三振、吉田は真ん中直球で詰まらせて左飛、山崎には真ん中スライダーで左邪飛
~短評~
直球の球威は最も良かった時と比べると8~9割近くまで来ているし、スライダーのキレも上々。
但し、やや制球が甘くなるケースがあるのでこれから調整が必要になってくると思う。

★デラロサ
※ストレート系:平均球速は150キロ前半、最速で155キロ
※変化球:140キロ前半のカットボール、130キロ後半のスライダー、140キロ前半のチェンジアップ
➈先頭の青木は内角低めのスライダーで空三振、西浦もスライダーで中飛、上田は外角直球で投ゴロ
~短評~
前回の登板ではフォーシームがシュート回転して質が悪かったが、この試合ではしっかり指にかかってバランスも良かった。
スライダーも抜け球が減って低めに集まっていたので上々の内容。
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【東京ヤクルトスワローズ注目選手雑感】
★エスコバー
ショートの守備に関しては独特な東京ドームの人工芝にやや戸惑っていたが、スローイングは素晴らしい。
左右の動き、足の運びはYouTubeで見たゴールデンクラブを取った全盛時代と比べると衰えている印象は否めないが、グラブさばきは流石だった。
バッティングはややボールを迎えに行く傾向が強いので、スイングの軌道も現状は外回りになっていて捉える確率も悪い。
これから実戦を重ねてどれだけ調子を上げてくるのか?

★廣岡大志
個人的には村上と並んで近未来のヤクルトの屋台骨を背負う逸材だと思っているが、まだまだトップをしっかり作る前にボールを追っかけてしまう傾向が強いので、バッティングの”間”を作れていない。
“間”が無いので狙っていないボールでも食いつき気味にスイングしてしまうので、相手バッテリーから見たら”安パイ”扱いされて、バッテリーにプレッシャーをかけられずにガンガン攻められる悪循環に陥っている。
彼がしっかり溜めを作って下半身主導でスイングした時に放たれる打球はホント惚れ惚れする。
去年もたまたまテレビで阪神戦を見ていたら甲子園のバックスクリーン近辺に打ち込んだバッティングは素晴らしかった。
プロ入り当初から言い続けているが、持ってるポテンシャルは高校の先輩である岡本和真と遜色ないモノを持っていると思う。
私は巨人ファンではあるが、こういう華がある打者を見るのは大好きなので彼には頑張って欲しい。
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【スコア】
ヤクルト 100 001 000 2
 巨人  000 000 002 2
石川➀~➄、清水➅、坂本➆、今野➇、中尾➈
メルセデス➀~➃、鍬原➄~➅、高木➆、中川➇、デラロサ➈
試合は引き分けに終わった
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【総評】
コロナ禍でざわつく中で行われた練習試合は引き分けに終わった。
巨人打線で明るい材料は丸の調子がようやく上向いたこと(個人的には去年終盤からずっと調子を落としていた事が気がかりだった)
一方で投手陣に関しては総じて引き続き順調な調整具合を感じるゲームだった。
対するヤクルトに関してはベテランの石川と青木が今年も健在ぶりをアピールした事、二年目の清水が力をつけてきた事が印象的だった。

以上 敬称略
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