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巨人ゲームレポート2020.6.6「練習試合 読売ジャイアンツvs東京ヤクルトスワローズ 雑感」

巨人ゲームレポート2020.6.6「練習試合 読売ジャイアンツvs東京ヤクルトスワローズ 雑感」

巨人関係者のPCR検査の結果が全員陰性となり、懸念されていたヤクルトの村上とスアレスも陰性ということが発表され、何はともあれホッとしたというのが率直な思いである。
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【先行:東京ヤクルトスワローズスタメン】
1(指)坂口、2(二)山田哲、3(左)青木、4(右)雄平、5(三)エスコバー、6(遊)西浦、7(一)吉田大成、8(捕)中村、9(中)山崎
先発:小川

【後攻:読売ジャイアンツスタメン】
1(二)吉川尚、2(遊)増田大、3(中)丸、4(指)岡本、5(左)亀井、6(一)中島、7(右)パーラ、8(捕)小林、9(三)若林
先発:サンチェス
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【巨人攻撃内容/野手短評】
1二 吉川尚輝
➀カウント2-2から真ん中カットボールを打ち損じてショートゴロ、1アウト
➂カウント2-1から外角チェンジアップを上手く捉えてレスト前へのタイムリーヒット、G1-1、1アウト1塁
➄カウント1-2から外角スライダーを上手く拾ってセンター前ヒット
➅フルカウントから真ん中低めの直球に空振り三振、スタートしていた1塁走者は二盗失敗、チェンジ
※最終打席のバッティング内容は褒められないが、それ以外の打席はリードオフマンとしては高い評価を与えられる

2遊 増田大輝
➀カウント0-1から真ん中低めのスライダーを打ち上げてライトフライ、2アウト
➂カウント1-0から内角直球に完全に詰まりながらもライト前へのポテンヒット、1アウト1.2塁
➄カウント2-2から外角直球を叩いてセンター前ヒット、0アウト1.2塁
※前日に続いてこの試合でもバットをしっかり最後まで振り切っている事が幸運なヒットに繋がっている。

⇒打三 吉川大幾
➆カウント1-2から外角スライダーを空振り三振、1アウト

3中 丸佳浩
➀カウント1-2から内角直球を中途半端なスイングで空振り三振、チェンジ
➂カウント2-2から外角一杯のカットボールを見逃し三振、2アウト1.2塁
➄初球の真ん中スライダーを叩くが進塁打となるファーストゴロ、1アウト2.3塁
※やや小川に対してタイミングが合っていなかったが、全体的なスイングの内容は悪くは見えなかった。

⇒中 陽岱鋼
➆カウント1-2から外角直球を空振り三振、2アウト

4指 岡本和真
➁カウント0-2から内角高めのフォークに詰まってショートゴロ、1アウト
➂カウント3-1から外角スライダーを完璧捉えてライトスタンド中段へ3ランHR、G4-1
➄初球のスライダーがスッポ抜けて背中に死球、1アウト満塁
※ここ最近暗い表情が続いて状態を心配していたが、第2打席のHRで久しぶりに彼の笑顔を見ることが出来た。
※彼特有のタイミングの取り方を見てると、バッティングの状態としてはまだまだ良いとは言い切れないが、今日の一発をキッカケにしてほしい。

⇒打指 田中貴也
➆カウント0-2からワンバウンドのフォークを空振り三振、チェンジ

5左 亀井善行
➁カウント2-2から外角に流れるチェンジアップに合わせただけのピッチャーゴロ、2アウト
➂初球の外角スライダーを引っかけてファーストゴロ、チェンジ
➄カウント1-2から真ん中低めのフォークを空振り三振、2アウト満塁
※この試合では甘いボールを仕留めきれなかった。

⇒左 石川慎吾
➇フルカウントから直球が高めに外れて四球

⇒走左 重信慎之介

6一 中島宏之
➁カウント2-2から外角直球を捉えてライト前ヒット、2アウト1塁
➃カウント1-0から真ん中カーブをややこすり気味で捉えてライトへの大きなフライ、1アウト
➄フルカウントから真ん中直球を完璧に捉えてライトオーバーの2点タイムリー2塁打、G7-4、2アウト2.3塁
※春のキャンプ、オープン戦からずっと結果を出し続けているが、バッティング内容はあの時よりも更に良くなっており、個人的な評価としては更に上がった。
※特に第1打席のバッティング内容は素晴らしく、追い込まれてから内角に厳しいボールで攻められてもフルスイングのファールで逃げて、最後は決して甘くない外角直球を見事に弾き返した。

⇒走右 松原聖弥

⇒打遊 湯浅大
➇⇒1塁走者の重信が二盗成功
⇒相手が制球を乱して四球、0アウト1.2塁

7右 パーラ
➁カウント0-1から真ん中低めの直球を捉えるがセンターフライ、チェンジ
➃カウント1-2から外角低めのフォークを空振り三振、2アウト
➄カウント0-2から内角低めのスライダーを空振り三振、チェンジ
※袋小路の入り口に入りつつある印象で、前回記事で指摘した箇所に加えて、この試合では左肩が早く出てしまって左腕でかぶせるようなバッティングになっている。
※かなり拙い状況になりつつあるが、残りの実戦練習の中でどこまで修正できるか?

⇒一 北村拓己
➇カウント2-2から外角高めの直球に合わせただけのセカンドゴロ、4-6-3のダブルプレー
※絶好のアピールチャンスだったが、終始中途半端(進塁打意識OR自分のスイング)というか打席の中で迷っている様子が見て取れた。

8捕 小林誠司
➂カウント0-2から真ん中低めのチェンジアップを上手く捉えて左中間突破の2塁打
➃カウント1-2から内角チェンジアップを捉えてレフトスタンド中段へのソロHR、G5-2
※結果が出ていなくても最近のバッティング内容が良くなっている事をこれまでに指摘していたが、この試合ではようやく結果が伴った。
※技術的に言うと、以前は構え遅れというか、タイミング的に差し込まれるケースが目立っていたが、去年辺りから始動を早くしてタイミング的に差し込まれるケースがやや減り、打つポイントが以前よりも前目になってきた事が一つ目のポイント。
二つ目のポイントは、この試合でのバッティングでは、去年よりもトップでのグリップの位置がキャッチャー寄りに深くなって、バッティングの肝である「割れの形」が作れるようになってきたので、やや前目に体が出されてしまってもバットが体よりも後から出て来て、インパクトの瞬間にバットのヘッドが走って打球に勢いが生まれている。

⇒打捕 炭谷銀仁朗
➅フルカウントから真ん中直球を綺麗に捉えてライト前ヒット
➇カウント2-1から真ん中高めの直球を叩いてレフト前へのタイムリーヒット、G8-4、2アウト1塁
※小林に負けじと2本のヒットを放ち存在感を示した。

9三右 若林晃弘
➂初球の外角ショートを引っかけてショートゴロ、2塁走者は3塁進塁、1アウト2塁
➃カウント2-2から外角高めの直球を引っかけてセカンドゴロ、チェンジ
➅カウント0-2から真ん中フォークを空振り三振、1アウト1塁
➇カウント1-2から膝元のスライダーを空振り三振、チェンジ
※4打席チャンスを貰って全く良いところが見られなかった。
※現状のバッティングを見てると、技術云々の前に気持ちの焦りが打席に出てしまっている印象。
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【巨人登板投手雑感】
★サンチェス
※ストレート系:平均球速は150キロ前半
※変化球:スライダー、チェンジアップ、カットボール
➀先頭の坂口を外角スライダーを空三振、山田には外角高めを合わせられるが二直(かなりベース寄りに守っていたセカンド吉川尚のポジショニングが良かった)、青木には外角直球で見三振
➁雄平には直球を捉えられて右前ヒット、エスコバーにも甘いスライダーを捉えられるがサードの好守備で二塁封殺、再び西浦にも甘いスライダーを捉えられるが大きな左飛、吉田は外角チェンジアップを拾われて左前安打、中村には甘い直球を詰まりながらも左前適時打、山崎にも甘いカットボールを捉えられるが一塁ゴロ
➂坂口を外からのカットボールで一ゴロ、山田には内角直球で押し込んで左飛、青木は内角低めのスライダーで引っかけさせて一ゴロ
➃雄平には外角直球を捉えられて左前ヒット、エスコバーは外角一杯の直球で見三振、西浦には外角直球を狙い撃ちされて右前ヒット、吉田には真ん中低めの直球を捉えられて左前タイムリーヒット、中村には外角カットボールで引っかけさせて6-4-3の併殺打
➄山崎をフルカウントから四球、坂口は外角直球で左飛、山田は外角スライダーを捉えられて左前ヒット、青木には真ん中フォークを捉えられて右線突破のタイムリー2塁打、雄平には外角スライダーを合わせられて左犠飛、エスコバーには制球が乱れて四球、ここで交代
~評価~
初回の投球はここまで見てきた中では最も投球バランスが良かった。
フォーシームの抜け球が殆ど見られず、やや変化球が高めに浮いていたがコースと高さの両方を間違えなかったので大事には至らなかった。
2回は先頭打者に出塁を許した後、1塁走者を過剰に気にし過ぎて投球リズムを崩し、急にボールが抜けて甘いコースに集まってしまって捉えられてしまった。
やはり、セットポジション(クイック)に大きな課題があることがあらためて露呈してした。
3回は自分のペースを取り戻し、ほぼキャッチャーが構えたところに決まっていた。
4回は再び先頭打者に出塁を許した後、投球が単調気味になって連打を浴びて失点してしまった。
5回はやや疲れが見え始めてボールの精度が落ち始め、そこをヤクルト打線に突かれてしまって球数97球になったところでマウンドを降りた。
全体的な印象としては前段部分で指摘した通り、セットポジションの際に投球バランスが崩れやすくなってボールの精度が落ちること、それと空振りを奪うウイニングショットが今一つ物足りない。
スライダーはなかなかのキレを感じるが、やや曲がりが早いので打者目線では見極めやすいボールという印象で、フォーク系・チェンジアップ系の精度は高くない。
残念だが、この試合の登板内容を見て、マスコミ向けのコメントとは別に本音の部分での首脳陣の彼に対する評価、見方が変わる分岐点になってしまったかもしれない。

★桜井俊貴
※ストレート系:平均球速は140キロ台後半
※変化球:シュート、チェンジアップ、カーブ
➄内角シュートで完全に詰まらせてサードゴロ
➅先頭の吉田を真ん中高めの直球で空三振、中村は外角に流れるカーブを引っかけさせて三ゴロ、山崎には直球を捉えられるが大きな右飛(ライト松原の好プレー)
~短評~
最後の山﨑には制球を乱して直球一本で狙われたが、全体的な印象では直球のスピード感、変化球も低めに集まっていて安定感を感じる内容だった。
ここまで先発候補と見られていたが、使われ方を見ると開幕はリリーフ待機かもしれない。

★ビエイラ
※ストレート系:平均球速は150キロ台中盤、最速は157キロ
※変化球:スライダー
➆先頭の坂口は内角直球で詰まらせて左飛、宮本は内角スライダーで空三振、上田は外角直球でサードゴロ
~短評~
前回の反省を活かして、この試合の登板では上半身の力みを減らし、下半身をしっかり意識しながら投げ込んでいた。
最大の課題としては、やはり彼も走者を背負った時の投球になるだろう。

★沼田翔平
※ストレート系:平均球速は140キロ台前半
※変化球:スライダー、チェンジアップ、カーブ
➇先頭の西田に甘いスライダーを叩かれて3塁強襲の2塁打、廣岡は真ん中低めのチェンジアップで空三振、西浦は真ん中高めの直球で空三振、吉田には真ん中低めのチェンジアップを捉えられてラ右前ヒット、古賀は甘いスライダーでショートゴロ
~短評~
まだまだ目一杯投げているだけだが、キップの良い投球は見ていて気持ちが良い。
直球の質は高いし、変化球も磨けばもっと良くなる可能性を感じる。
これから落ちるボールの精度が増していけば、もっと回転の良い直球が活きてくると思う。

★鍵谷陽平
※ストレート系:平均球速は140キロ中盤
※変化球:スライダー、チェンジアップ、
➈先頭の山﨑にはカウント球の変化球が決まらずストレートの四球、荒木には真ん中スライダーで見三振、宮本には外角直球で空三振、上田には外角高めの直球に合わせられるが三直、試合終了
~短評~
先頭打者に対してはカウント球が決まらず苦労していたが、徐々に修正して自分のペースを崩さなかった。
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【ヤクルト注目選手雑感】
★長谷川宙輝
昨オフ、ソフトバンクの育成選手から自由契約となり、ヤクルトに支配下選手として加入した本格派左腕
この試合では角度のある150キロ近い直球をガンガン投げ込み、打者に威圧感を与える雰囲気を持っている。
変化球はやや精度を欠いており、持ち球は曲がりの小さいスライダー系とチェンジアップ
一方で課題はやはり制球力で、ボールのバラツキはかなりある。
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【スコア】
ヤクルト 010 120 000 4
巨  人 004 120 01X 8
小川➀~➃、近藤➄、五十嵐➅、梅野➆、長谷川➇
サンチェス➀~➄、桜井➄~➅、ビエイラ➆、沼田➇、鍵谷➈
試合は巨人が勝利した
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【総評】
今日の両軍先発ともに走者を背負った時の投球に課題を残した。
サンチェスについては前段で触れたので省略するが、小川も走者を背負うとあの独特な二段モーションが使えずに打者にとってはタイミングが合いやすくなっている。
しかも、比較的ストライクゾーンに集まってくるタイプなので連打を浴びやすい。
野手の方に目を向けると巨人では吉川尚と増田大の1.2番が良い仕事をして打線に勢いを与えていたのが印象的で、ヤクルトの方では吉田大成のバッティングは目を見張るモノがあった。
しかし、その一方でこの二試合では坂口とエスコバーがブレーキ役となってしまって、特にこの試合なんかは大量得点出来るチャンスが二度ほどあったが、いずれも少ない得点で終わってしまっていた。

以上 敬称略
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