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2020プロ野球順位予想&戦力分析

2020プロ野球順位予想&戦力分析

いよいよプロ野球開幕が目前に迫り、巷では評論家・プロ野球ファンが今年の順位予想を語っているが、幣ブログでも毎年全く当たらない”それ”を今回もウダウダと書いていこうと思う。
では手始めに、今年の順位予想の「根拠」について説明する。
まず、去年のデータを客観的に分析する為にセイバーメトリクスを用いていく。
但し、セイバーメトリクスは採用するデータによっては見えてくる景色が変わってくる場合があるし、指数自体も記録作成者の主観が少なからず含まれているモノもいくつかあるので、そこは注意した方が良いと思う。
そして、その採用したセイバーメトリクスをベースに、筆者主観で予想した今季の新戦力の活躍度、既存選手の成長・衰えなどを考慮して順位を決めていく。
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まずは攻撃力(打撃力・走塁力)を分析していく。

2019 セ打撃指標
G B T C D Y
BB% 9.8 8.4 8.2 8.7 6.5 10.2
IsoP 0.165 0.152 0.111 0.138 0.119 0.154
wRAA 69.7 -14.7 -58.3 -1.8 -31.0 35.5
wRC+ 99 89 84 94 102 98

BB%  四球獲得能力を表した指数
IsoP 長打力にフォーカスして表した指数

wRAAとは?
wRAA (Weighted Runs Above Average) はwOBAを用いて打者の打撃貢献度を測る指標である[3]。平均的な打者が同じ打席数立った場合に比べて増やした得点を示している[4]。総合指標のWARではwRAAをベースに打撃の貢献度を算出している。(Wikipediaより)
ざっくり言えば。。。
打者の得点貢献度で、リーグ平均の打者が同じ打席数立った場合と比べて、何点多く貢献したかを評価する指標

wRC+とは?
wRC+ (Weighted Runs Created Plus) は打者が打席あたりに産み出した得点の傑出度であり、平均的な打者に対する得点力の大きさをパーセンテージで表している。wRC+が100の打者は平均的であり、wRC+が150の打者は平均より50%多くの得点を産み出している。リーグごとの得点環境やパークファクターも考慮されているため、リーグや時代を問わず一律の条件で打者を比較評価する事が出来る。打席あたりのwRCをリーグの平均的な得点力で割った形をしている。(Wikipediaより)
ざっくり言えば。。。
wRC+は球場の違いによって及ぼされる打撃成績への影響を排除した上で、打者がどのくらい得点を生み出せる能力があるのかを100を基準にして計った指標

評価基準
wRAA wRC+
素晴らしい 40 160
非常に良い 20 140
平均以上 10 115
平均 0 100
平均以下 -5 80
悪い -10 75
非常に悪い -20 60

 

2019 セ走塁指標
G B T C D S
盗塁 83 40 100 81 63 62
wSB 5.5 -3.1 2.4 -2.9 -2.4 0.6
UBR -10.3 -6.7 -1.3 3.2 5.3 4.0

wSB
盗塁をする事によって、どのくらいチームに貢献したか、あるいはチームに損失を与えたかを推定する指標
UBR
盗塁以外の走塁でどのくらい得点に貢献したかを表す指標

 

2019 セ投球指標
G B T C D S
失点 573 611 566 601 544 739
FIP 4.28 4.13 3.90 4.35 4.33 4.62
 tRA 4.32 4.15 3.82 4.33 4.37 4.62

FIP 
守備から独立した防御率。本塁打以外の打球の部分は無視し、被本塁打・奪三振・与四死球から算出。運の要素を取り払い、より実力に近い数値がでる。
tRA
真の失点率。守備が平均レベルと仮定して公平に評価した失点率を表す

2019 セ守備指標
G B T C D S
失策数 72 65 102 87 45 97
UZR 0.6 -15.1 -27.8 -8.7 43.1 -40.9
ARM 0.3 -1.1 8.2 -1.9 9.8 -8.0
RngR 4.6 -16.9 -32.7 -9.1 18.1 -26.8
DPR 8.4 -1.3 2.7 7.1 8.4 3.2

UZR
各ポジションの平均値と比べて、どれだけ失点を防いだかを表す指標
ARM
送球による守備貢献度、捕殺数だけではなく走者の進塁をどれだけ抑止したかを表す指標。
RngR
守備範囲の広さを表す指標
DPR
併殺が期待される状況で、どれだけ併殺を完成させたかを表す指標
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【巨人】
~2019年シーズンをセイバーメトリクスで振り返る~
★リーグの中では圧倒的な数値を残した打撃陣、しかし内弁慶ぶりは如実に表れてしまったか?
去年の打撃力に関しては、総得点、BB%、IsoP、wRAAの数値はリーグトップクラスであるが、一方でWRC+が他のファクターほど優秀ではないという事は、投手不利の球場(東京D・神宮・浜スタ)では抜群の得点力を発揮している反面、投手有利の球場(甲子園・ナゴヤD)では得点力を発揮できていないことを意味している(マツダはどちらでもない球場)
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★得点に繋げる盗塁は原采配の真骨頂、しかし主力の走塁意識はリーグ最低レベルか?
去年の走塁力に関しては極端な結果が出ていて、wSBがリーグトップでUBRがリーグ最下位という事は、ベンチが動かしたケース(盗塁を狙わせる)では高確率で得点に結びつけるが、レギュラークラスのそもそもの脚力、又は次の塁を狙う意識はかなり低いとも考えられる。
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★投手陣は可もなく不可もなく?
去年の投手陣の力量を計る二つの数値に目を向けると、ほぼリーグ平均レベルであることが浮かび上がってくる。
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★内野陣の低評価を外野陣がカバー?
去年の守備力に関しても平均レベル(酷い球団が3球団あるのでリーグでは2位レベルではある)だった。
しかし、中身を見ると内野陣は要の坂本勇人のUZRが-3.0となり、内野守備力がかなり苦しくなっていたが、それを外野の丸(UZRは8.7)と亀井(UZRは8.3)の名手二人がカバーしていた。
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~2020年シーズンに向けて~
☆阿部の穴はナカジとダイカンで、吉川尚が怪我無くシーズン持てば首位打者も視野に?
今年の打撃に関しては阿部とゲレーロが抜けた事による得点力の低下と、薄くなる代打陣に懸念材料が生まれたが、そこは中島が好調を維持しているし、新外国人のパーラ(ダメならモタ)に期待したい。
そして最終手段として今年は内野練習もさせていた陽岱鋼も手持ちカードとして用意している辺りに原辰徳の視野の広さを感じる。
又、成長著しい湯浅大と増田大はベテランの域に入ってきた坂本と故障が多い吉川尚のスペアとして、この練習試合期間中に何とか使える目途が立ったことも大きい。
さて、幣ブログではルーキー当時から、その底知れぬポテンシャルを高く評価していた吉川尚についてだが、彼が怪我無くシーズンを乗り切った場合、去年も言ったが首位打者争いの有力候補と見ている。
今年のキャンプ・オープン戦は去年よりも目立った活躍を見せてはいなかったが、以前よりもボールを長く見れる形にバッティングを変えているので、四球での出塁も増えてくるだろうし、それによって出塁率も確実に上昇する。
そうなれば2番坂本、3番丸、4番岡本の誰かが、出塁した彼を確実に得点に結びつけるケースが増えて得点力は倍増する。
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☆走塁も吉川尚の定着がプラス効果を生む?
今年の走塁については中堅ベテランが多くなってきた主力メンバーを見ると、改善は難しいミッションかもしれないが、仮に吉川尚が怪我無くシーズンを乗り切れば大きなプラス要素になるだろうし、数値が悪いUBRに関しては、既に広島で走塁の意識革命を起こした実績を持つ新任の石井コーチの加入で多少なりとも改善されると見ている。
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☆サンチェスが柱になってくれないと先発ローテの構想に狂いが生じる?
投手力に関しての展望は決して明るくはない。
去年はリーグ平均レベルの投手陣だったが、今年は同レベル以上を維持する事は決して容易くない。
まず第一の課題は最多勝を獲得し、セイバー的にもリーグトップレベルだった山口俊が抜けた穴をどうやって埋めるのか?
当初は今季復活を予感させている菅野が「2019山口の活躍」を再現し、不調ながらも11勝した「2019菅野の数字」を新外国人のサンチェスが担う構想だったと思うが、ここまでの内容を見ていると実現性はかなり低いと言わざるを得ないので、現実的には今年から先発に戻る田口に期待することになると思う。
贔屓目なしに現実的な先発ローテの中で計算できるのは、菅野、田口、メルセデス、この三人だけ。
残る先発候補のサンチェス、戸郷、桜井、今村、鍬原、古川、ディプラン、髙田、この辺りは投げてみないと分からないというのが本音で、そうなると去年はスタミナ面で課題は有ったものの安定感はまずまずあった高橋が故障で出遅れているのが痛い。
そういう訳で開幕からローテに入るサンチェス、戸郷、桜井が早い段階で悪い結果が続いてしまうと一気に先発ローテが厳しくなる。
しかも今年は試合数が減り、6連戦主体の過密日程が組まれているので、投手一人当たりの登板回数は想定以上に大きく減ることが予想される。
つまり、6連戦を勝ち越す為には少なくとも4枚しっかりした柱がを揃えるか、又はそれが難しいのなら早めの継投によって勝ちを拾う強固なリリーフ陣が必要になってくる。
とりあえず8月中旬あたりまで前記のメンバーが踏ん張って、そこから疲れが見え始めた時に高橋、畠の故障明け組や、ルーキーの太田が台頭してくる展開が理想的と言えるが果たして。。。。
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☆実質2年目の中川は果たして?ビエイラの大化けが実現すれば。。。
リリーフ陣に目を向けると、実質2年目のリリーフエース中川が今年も変わらぬ安定感を見せて欲しいが、他球団もかなり研究してくると思うので、去年と同じレベルでは頭打ちになる可能性がある。
まあ、幸い、ここまで練習試合の内容を見てると体調は問題なさそうなので、あとは自身のレベルアップを何処まで実現できるか?
一方で守護神デラロサに関してはそんなに心配していない。
春先は抜け球が多くて気になっていたが、それも登板ごとに減ってきている。
本人なりに計算して調整している様子が伺われるので、怪我さえなければ結果はついてくると思う。
他には澤村、高木、鍵谷、この辺りの中堅どころは概ね順調な仕上がりで今年もやってくれそう。
更に去年途中から入団してきた藤岡、古川、新外国人のビエイラが絡んでくると思われる。
先発陣が心配なだけに、リリーフ陣への負担がかなり大きくなりそうなので、見るからにタフそうな新外国人のビエイラ辺りが計算できるとかなり楽になるが、現状の内容を見ると大言壮語かも。。。
尚、怪我で出遅れている大竹に関しては恐らく無理にペースを上げさせることなく、監督の計算では去年のように苦しい夏場から秋口にかけて救世主としての役割を期待していると思う。
戸根の故障に関してはちょっと長引きそうだが。。。
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☆セカンド吉川尚が定着すれば坂本勇人の守備負担が減る?
去年、高い守備力を誇っていた外野陣は今年も健在だろう。
センター丸は今年から炭水化物の摂取を減らして動ける体を作ってるし、ベテランのレフト亀井も怪我無くシーズンを迎える事が出来て、練習試合を見てもまだまだ動ける体を維持している。
そして新たにライトを守るパーラの守備は亀井レベルと言っても過言でないほど上手いし、自慢の強肩はNPBトップクラスである(更に名手の陽岱鋼も控えている)
一方で内野陣に目を向けると、今年は岡本がサード固定になるので、セイバー的にどんな数値を残すのか?
筆者の主観では左右の動き、グラブさばき、スローイングに関しては問題なし、課題は前方の弱いゴロへの対応だと見ている。
セカンドの吉川尚はしっかりポジションに定着すれば、菊池を抑えてゴールデングラブを狙える位置に既にあると見てるので、是非とも怪我無く乗り切ってもらいたい。
そうすれば、ここ数年とっかえひっかけ全く定着しなかったセカンドが固定されれば、コンビを組むショート坂本の負担が大きく軽減されて、錆びつきかかってる守備が復活するかもしれない。
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☆拡大された外国人枠をどう使うのか?
今春に育成から支配下に昇格したモタについては、現状の立場はあくまでもパーラのスペアの域を出ないと思う。
巨人は開幕の登録メンバーを見ていると、早々に「投手4野手1」という選択を取る可能性が高いので、そうなると途中から野手を2枠に変更することが出来ない。
結局モタは少なくともパーラが不調にならない限りチャンスは訪れそうにない。
まあ、ぶっちゃけパーラが不調に終わっても、当初懸念していた攻撃力低下は最小限でとどまると思うし、モタだって先日の二軍練習試合のバッティングはかなり良くなっていたので再び期待感は膨らんでいる。
ただ、巨人という球団、原辰徳という将は、打てる手は必ず打ってくるので去年のデラロサのように新外国人を獲得する可能性は否定できない。
しかしながらそれは新型コロナウイルスの世界的な蔓延が収まればの話で、北米ルート、もしくは中南米ルートともに現状は厳しいが。。。。
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※総合評価
オフェンス A
ディフェンス C
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【DeNA】
~2019年をセイバーメトリクスで振り返る~
打撃力に関しては一見は派手に映るが、この数値を見ると決してトップレベルではない。
どの数値も巨人、ヤクルトの後塵を拝しているし、wRC+に至ってはリーグ5位という結果が出た。
つまり、最も打者有利な球場が本拠地である事にも関わらず、結果的に巨人ほどの得点能力があったわけでもなく、広い球場では大きく得点力が低下してしまう事を意味している。
走塁力に関しては主力の顔ぶれを見れば想像出来る事ではあったが、この部分でもう少し改善していけば全体的な攻撃力アップにつながることは間違いない。
投手力に目を向けると失点数はリーグで2番目に多いが、FIPとtRAの数値は阪神に次いで2番目で、潜在能力が高い事を示している。
しかし、それは裏を返せば守備力が酷い事を意味している訳で、どの数値もリーグの平均を下回っている。
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~2020年の展望~
打撃力はオースティンと佐野がしっかり結果を残すことを前提に考えれば、筒香の穴を埋めるだけではなくそれ以上も望めるのでプラス評価
走塁力は単純に脚力が無い筒香が抜けて、同じく脚力が無い佐野とオースティンがスタメンに加わったら、スタメンの走塁力の低下は否めないのでマイナス評価になる。
投手力は東と上茶谷の離脱は痛いが、前者はともかく後者は早期の復帰もあり得る情勢か?
球界屈指の左腕今永を中心とした若い先発陣がどこまで頑張れるか?
外国人枠が増えた関係で、今年はリリーフのエスコバーとパットンを更に有効に使えそうだが、前者に関しては練習試合を見る限り去年ほどのデキにはないし、抑えの山﨑もやや勤続疲労の影がちらついているので、そこはマイナス評価になる。
守備に関してはセカンドにソト、ライトにオースティン、レフト佐野という布陣がメインになるならかなり評価を落とすことになる。
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※総合評価
オフェンス B
ディフェンス C
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【阪神】
~2019年をセイバーメトリクスで振り返る~
打撃力に関しては広い甲子園が本拠地なので殆どの数値が低くなる事は仕方がないが、球場の有利不利が関係ないwRC+もリーグ最下位だった。
つまり、潜在的にも他球団と比べて打撃力が大きく見劣っている事を意味している。
走塁力は一昨年と比べて改善はしたものの、リーグトップの盗塁数だからと言って、トップレベルの走塁力かと問われれば、平均レベルと答えるのが適切だと思う。
投手力に関しては評判通りというか、多くの評論家が指摘しているように潜在能力の高さを良く表している。
しかしながら、それでも失点数が巨人と大差ない理由は、DeNAと同じで守備陣の拙さにあることは明白だ(個々の数値を見ると野手の送球は良いが、イージーミスの多さとダブルプレーの完成度の低さが大きな課題)
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~2020年の展望~
打撃力に関しては3人の外国人次第となる。
個人的な評価としてはマルテの二年目は成績向上が期待出来そうな予感がするが、ボーアとサンズは併用がベターだろうと思う。
ボーアは左投手のスライダー、サンズも落ちるボールに弱点があるので、左投手にはサンズを、右投手にはボーアを起用する方がベターだと見ている(当面はサンズを二軍に外すようだが。。。)
既存の日本人野手で急成長しそうな選手は見当たらない。
走塁力は外国人のスタメン出場が増えれば増えるほど低下は避けられない。
投手力はジョンソンの穴は大きいが、スアレスがやってくれそうな投球を見せているので、そこは大きなマイナスポイントとは感じない。
他の外国人投手については、故障が多いガルシアは無事ならそれなりに計算が立つが、ガンケルとエドワーズはやや厳しいかもしれない。
特に前者は初見では各打者が戸惑うかもしれないが、二度目以降の対戦は厳しいと見ている。
日本人投手の中では高橋遥の出遅れが心配されるが、どうやら早期復帰がありえそうな状況なのでそこは大きなマイナス要素にはならないか?
ルーキーの小川もなかなか良いピッチャーで、投手陣に関しては去年と比べても大きなマイナス要素は見られない。
守備力はファーストにボーア、サードにマルテという布陣を引くなら、他球団は必ず揺さぶってくると思う。
特に原監督はそういう隙を突くことが長けている監督である。
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※総合評価
オフェンス E
ディフェンス B
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【広島】
~2019年をセイバーメトリクスで振り返る~
打撃力に関しては、やはり丸が抜けた穴を埋める事が出来なかった。
一昨年はどの数値も突出していたが、今年は軒並みリーグ平均レベルまで落ちてしまった。
走塁面の数値も一昨年まではハイレベルを維持していたが、去年はやや錆びついてしまっていた。
一方で投手陣にも目を向けると、このチームは連覇していたころからどちらかというと打高投低の傾向が強いチームだったが、去年はその弱い投手陣を打線がカバーしきれなかったと考えられる。
守備力に関しても数値の低下は如実に現れており、ライト鈴木、セカンド菊池、キャッチャー会澤以外のポジションを固定できなかった事が大きな要因と考えられる。
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~2020年の展望~
打撃力に関してはバティスタの穴をメヒアとピレラが埋めるというか、チームとしては彼らが同時に出場してそれぞれ結果を残してこそ、得点力アップにつながると思っているだろう。
日本人では西川が更に成長するのか?
個人的には首位打者、3割20本以上も十分に視野に入るレベルに来てると見ている。
走塁面はメンバー的に大きく変化する材料が少ないので、去年と比べて可もなく不可もない。
投手力は先発の大瀬良とジョンソンの二枚看板は健在で、ルーキーの森下もシーズン序盤で波に乗れれば一気に新人王奪取も夢ではない。
一方でリリーフ陣はフランソア、中崎、一岡などの実績組が蓄積疲労でなかなか調子が上がってこない事がマイナス材料。
新外国人のDJジョンソンとスコットが計算できないと厳しくなる
守備陣はショート田中が復活して固定できれば、去年は急造気味だったセンター西川の慣れもあるのでセンターラインが再構築される事はプラス材料となる。
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※総合評価
オフェンス B
ディフェンス C
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【中日】
~2019年をセイバーメトリクスで振り返る~
打撃力のセイバー指数の中で気になったのはBB%の低さ、これは他球団と比べて突出して低い。
日本屈指の投手有利な球場であるナゴヤDを本拠地としているので、他の数値が低めに出てしまうのは仕方がないが、この部分の言い訳は難しい。
一方で、wRC+がリーグトップで巨人よりも上という事は、平たく言えば同じ条件下で巨人と中日の得点能力を比べるなら、中日打線の方が上回っているという事。
走塁力に関しては、一昨年と比べて特に大きな変化はあらわれず、UBRがやや落ちた程度でリーグ平均レベル以上を保っている。
投手力と守備力に関しては阪神やDeNAと真逆の傾向で、中日の場合は失点数が少ない割に投手力の指標は低い。
つまり、高い守備能力で失点を防いでいるが、投手個々の能力はそれほどでもなかったという事。
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~2020年の展望~
このチームは目に見える戦力補強を積極的には行わなかったので、既存のメンバーがどれだけ頑張れるかにかかっている
打撃力で若干心配なのは高橋周の状態で、去年の最も良かった時と比べるとまだまだ戻っていない。
仮に故障が多いアルモンテが無事なままなら、福田以上の成績が見込める可能性が高くなるし、福田をベンチに置くという層の厚さにも繋がってくるが。。。
走塁面も評価は据え置き。
投手力はロドリゲスが抜けた穴が埋まるのか?
その代わりとして獲得したゴンザレスが計算出来なくなるようだと、抑えのマルティネスに繋げるまでのリリーフ陣の絵が描けなくなる。
一方で先発候補には若くて活きの良い投手が多い、去年途中から台頭してきた梅津も何とか無事に開幕できそうだし、山本やルーキーの岡野も練習試合でしっかり結果を残している。
彼らの後押しと、エース格の大野、伸び盛りの柳や小笠原がしっかり結果を残せばリーグ屈指の先発ローテに変貌する。
それに加えて強固な守備力は今年も健在(レフトのアルモンテだけが不安)なので、投手陣の底上げが出来れば去年リーグ最少だったチームの失点は更に減らすことが出来る。
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※総合評価
オフェンス C
ディフェンス B
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【ヤクルト】
~2019年をセイバーメトリクスで振り返る~
打撃力に関しては巨人に次ぐ数字を残しており、BB%はリーグトップだった。
wRC+も大きく落としている訳ではないので問題ない。
走塁力はリーグ平均以上で、見方によっては巨人よりもバランスの良い攻撃が出来ているともいえる。
一方で投手力に関しては多くの評論家が指摘しているようにやっぱり弱い。
しかし、それ以上に失点増に繋がってしまっているのが、守備力の拙さにあることは間違いない。
守備範囲はともかく、イージーミスや送球ミスが多く、ダブルプレー完成度も低いのでそれが大量失点に繋がっている事が読み取れる。
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~2020年の展望~
打撃力に関しては何と言ってもバレンティンが抜けた穴が大きいが、それでも成長株のセンター塩見が1番に定着して3割打つようならその穴は最小限どころか、山田、青木、雄平らの活躍次第ではプラスまで見えてくる。
一方で新たに獲得したエスコバーについては、ことバッティングはここまで見る限りそれほど評価出来ない。
まあ、このチームの場合は何と言っても怪我の多さが最大のネックになっているので、去年は途中離脱した西浦が年間通してしっかり働いて下位打線のポイントゲッターとなり、前述の塩見が怪我しなければヤクルトの攻撃パターンはがらっと変わる可能性がある。
そして、このチームには村上と廣岡の若いスラッガーがいる事もホント楽しみで、前者は既に一軍で実績を残して今年は更なる飛躍を目指しているが、後者も徐々にではあるがバッティングのコツを掴みつつあるので、一気に大ブレークする可能性は誰も否定できないと思う。
次に走塁力についてはバレンティンが抜けた事で大きく改善する事は間違いない。
そして問題の投手力に話を移すと、本人には大変失礼ではあるが、やはり大ベテランの石川が開幕投手を務めているようでは寂しい。
小川も実績あるので任せても良いとは思うが、練習試合を見る限りではピリッとしない。
期待の若手である高橋奎もまだまだピッチングに角があるので安定感に乏しい。
やはり、当面は原、高梨、山田などの中堅クラスの奮起と、スアレスなどの外国人投手に頼らざるを得ないだろう。
黄金ルーキー奥川は今年一年は無理させるべきではない。
リリーフ陣は去年実績を残したマクガフを軸に石山、近藤、梅野など力のある投手を中心に若い長谷川も面白い存在で、今年二年目の清水もどういう使われ方をするか分からないが、去年よりも間違いなく良くなっている。
去年よりも頭数を見れば底上げも感じるので、あとは高津監督のやりくりに期待しつつ、去年のような崩壊状態だけは避けたいところ。
守備に関してはここもバレンティンが抜けた事によるプラス要素が大きいので、投手陣には良い影響を与える可能性が高い。
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※総合評価
オフェンス C
ディフェンス D
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上記を踏まえた上での超激辛NPBコラムとしての順位発表する
セリーグ
1位 読売ジャイアンツ
2位 横浜DeNAベイスターズ
3位 広島東洋カープ
4位 中日ドラゴンズ
5位 阪神タイガース
6位 東京ヤクルトスワローズ

首位予想の巨人は吉川尚が怪我しない事が前提で、彼がトップバッターでバチっとはまれば少々落ちる投手陣でもサカマルオカを中心とした圧倒的な攻撃力で勝ちを拾っていくと見た。
DeNAはビジターでしっかり勝ちを拾えるようになれば(長打だけに頼らない野球が出来れば)巨人を凌駕する可能性も十分にある。
広島はリリーフ陣の整備が優勝争いに加わるカギとなる。
中日は若い投手を打線がどこまで援護できるか?
彼らが開幕からポンポンと勝ち星がつくと一気に上位争いは混とんとしてくる。
阪神は毎度同じで新外国人の活躍次第でチームの成績が天と地ほどの差が生まれると思うが、筆者の予想では下位予想となった。
そしてヤクルトは若手に投打で逸材がいるので、彼らが育つ前の過渡期と考えた方が良いと思う。
それでも塩見が大ブレイクすれば野球がガラッと変わってAクラスも現実味を帯びてくるが。。。

最後にパリーグの予想を手短に。。。
パリーグ
1位 埼玉西武ライオンズ
2位 福岡ソフトバンクホークス
3位 東北楽天ゴールデンイーグルス
4位 北海道日本ハムファイターズ
5位 オリックスバファローズ
6位 千葉ロッテマリーンズ

山賊打線が勢いに乗って6連戦を勝ち抜く!
超激辛NPBコラムは西武のリーグ三連覇を予想する!

以上 敬称略
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