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東京ヤクルトスワローズvs読売ジャイアンツ(2020.6.26) 巨人ゲームレポート詳細版

東京ヤクルトスワローズvs読売ジャイアンツ(2020.6.26) 巨人ゲームレポート詳細版

【先行:読売ジャイアンツスタメン】
1(二)北村、2(中)丸、3(遊)坂本、4(三)岡本、5(左)陽岱鋼、6(右)パーラ、7(一)中島、8(捕)大城、9(投)菅野
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【後攻:東京ヤクルトスワローズスタメン】
1(一)坂口、2(二)山田哲、3(左)青木、4(三)村上、5(右)雄平、6(中)山崎、7(遊)エスコバー、8(捕)嶋、9(投)石川
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【ゲームスコア】
巨  人 010 000 122 6
ヤクルト 000 005 000 5
菅野➀~➅、藤岡➅、鍬原➆、高木➇、澤村➇、デラロサ➈
石川➀~➅、梅野➆、中澤➆、マクガフ➇、石山➇~➈、近藤➈
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勝利投手
巨人 澤村 (1勝0敗0S)
敗戦投手
ヤクルト 石山 (0勝1敗0S)
セーブ
巨人 デラロサ (0勝0敗3S)
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本塁打
巨人
陽 1号(2回表ソロ) 、 重信 1号(9回表2ラン)
ヤクルト
山田哲 3号(6回裏2ラン)
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【試合経過/ポイント】
☆1回表/先発:石川、北村空三振、丸中安、坂本左飛、岡本空三振
2番に置いた丸にクリーンヒットが生まれたが後続が続かず
★1回裏/先発:菅野、坂口中飛、山田中飛、青木空三振
坂口、山田、いずれも初球を打ち上げてくれて楽になった。
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☆2回表/陽右中本➀、パーラ空三振、中島中二、大城左安、菅野右飛、北村一ゴロ
陽は外甘のボールを捉えてHR、中島と大城の長短打でチャンスを作るが菅野、北村に一本出ずに追加点は奪えず
★2回裏/村上捕邪飛、雄平空三振、山崎遊ゴロ(坂本好プレー)
このイニングの菅野の投球は8割が変化球だった。
内容的には相手を抑え込んだというよりも、相手の打ち気をかわすような投球という印象。
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☆3回表/丸二ゴロ、坂本右飛、岡本中飛
いずれの打者は打たされてしまっていた。
岡本の当たりは一見捉えたように見えたが、体勢を崩されバットの先だった。
★3回裏/エスコバー中飛、嶋空三振、石川左安、坂口四球、山田空三振
菅野はこのイニング辺りから相手を簡単には打ち取れなくなる。
エスコバー、嶋にはフルカウントになり、投手の石川にヒットを打たれ、坂口にはストレートの四球、山田にも甘いボールが多かったが打ち損じに助けられる。
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☆4回表/陽遊飛、パーラ一ゴロ、中島四球、大城左飛
2アウトから中島が四球で出塁するが、この回も内容的には石川の術中にハマってしまった。
★4回裏/青木一ゴロ、村上三飛、雄平右二、山崎中飛
2アウトから雄平に長打を浴びるが、山崎を外スラを使って何とか討ち取る。
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☆5回表/菅野二ゴロ、北村三ゴロ、丸遊飛
北村がボール先行で出塁するチャンスが出てきたが結局三者凡退で攻撃を追える。
★5回裏/エスコバー遊飛、嶋二直、石川二ゴロ
下位打線には危なげない内容で三者凡退。
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☆6回表/坂本空三振、岡本空三振、陽左安、パーラ空三振
2アウトから石川に合っている陽が出塁するが、3アウトがいずれも三振という結果に終わる。
個人的には坂本、岡本、パーラがいずれも完全に石川の術中にハマった抑えられ方をしたので、試合の流れを考えると次の1番から始まる攻撃に不安を感じた。
★6回裏/坂口中安、山田中本➁、青木二飛、村上左二、雄平四球、山崎右安➀、エスコバー右飛、嶋中二➁、菅野⇒藤岡、代打荒木三ゴロ
ここまでの菅野は相変わらず直球の走りがイマイチで、変化球でかわす投球が続いていたが、先頭の坂口に外から曲げてくるカーブを捉えられて攻め手を失い、山田にも粘られて苦し紛れに投じた外甘の直球をとうとう捉えられて逆転2ランを浴びる。
その後、もはや勢いに乗ったスワローズ打線を止める余力は菅野にはなく、このイニングを終えることなく5失点でマウンドを降りた。
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☆7回表/石川⇒梅野、中島一邪飛、大城三振振り逃げ、吉川尚右安、代打亀井右二➀、1塁走者本塁憤死、梅野⇒中澤、丸遊ゴロ(エスコバー好プレー)
この回から登板した梅野に対しても巨人打線は良いところがなかったが、大城の振り逃げで試合の流れが急激に変わる(これは嶋の完全な捕球ミス)
ここで最も大きかったのは続く吉川尚にヒットが生まれてチャンスの芽が拡がった事。
フルカウントから粘って奪った価値あるヒットだった。
しかし、こうして作られていった巨人側の良い流れを止めてしまったプレーが、1塁走者吉川尚の本塁憤死だった。
あの場面については速報版で触れているのでこれ以上は語らないが、普通ならこれが試合を決しかねない致命的なプレーだった。
★7日裏/藤岡⇒鍬原、坂口四球、山田空三振、青木二ゴロ、村上遊ゴロ
鍬原は先頭の坂口に対していきなりストレートの四球、山田は鍬原の抜け球を嫌って強引なスイングで三振(他力本願の面もあるが、この暴れ球が鍬原の持ち味ともいえる)
これで鍬原は落ち着きを取り戻し、青木・村上の初球打ちにも助けられて、得点を奪った直後の大事なイニングを無失点で終える。
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☆8回表/中澤⇒マクガフ、坂本空三振、岡本中安、陽中安、パーラ空三振、中島中二➁、マクガフ⇒石山、大城空三振
マクガフはボールが走っていなかった。
坂本は審判の微妙な判定に泣くが、岡本・陽・中島、いずれの打者にも直球を狙って弾き返した(特に中島はパーラ三振の後のタイムリーだっただけに価値が高い)
ここで巨人が相手のセットアッパーから2点奪って1点差にしたこと、そして抑えの石山を回マタギで引きずり出したことで、9回のまさかのドラマに繋がっていく。
★8回裏/鍬原⇒高木、雄平右飛、代打塩見空三振、高木⇒澤村、エスコバー空三振
巨人側は惜しみなく投手をつぎ込んで、絶対逆転するという姿勢を内外にアピールする(一方で実はセットアッパー中川をしっかり温存している)
結局この回もスワローズの追加点を許さず、このまま1点差で最終回に入る。
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☆9回表/吉川尚中安、亀井二ゴロ、代打重信右本➁、坂本中安、石山⇒近藤、岡本遊併殺
この攻撃が始まる前、筆者は足のある吉川尚の出塁の成否で試合は決まると予想していたが、見事なクリーンヒットで出塁し、これで石山は大きなプレッシャーに見舞われる。
この後、亀井が何とか進塁打を放ってチャンスを広げ、そして重信の劇弾が生まれる。
この場面、直球に強い重信がそのボールを捉えたのなら分かるが、苦手としている低めの落ちるボールを、バットのヘッドを利かせてパンチショットのようなバッティングをするとは、彼には失礼だが夢にも思わなかった。
元木コーチを筆頭とした巨人ベンチの大歓声も彼の打球を後押ししていた。
★9回裏/澤村⇒デラロサ、嶋空三振、西浦二ゴロ、坂口四球、山田左飛、試合終了
デラロサは坂口に四球を許したが安定感抜群だった。
最後の山田に対してもタイミングを合わせられることなく、やや大きなレフトフライで凌ぎ切った。
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【巨人選手評価/短評】◎最高評価選手 〇高評価選手 ✕低評価選手
◎ 重信慎之介
彼の思い切りの良さ、割り切りの良さが好結果を生んだ。
次の試合からパーラももたもたしてると重信にポジションを奪われるかもしれない。
そのくらい衝撃的なまさかの一発だった。
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〇 陽岱鋼
無駄な力みが一切なく、バットを内側から出す意識が徹底されてるので、質の高い打球を放っている。
この意識をシーズン最後まで徹底して欲しい。
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〇 中島宏之
やや当たりが止まりかけていたが、この試合は陽と共に彼の存在感も際立っていた。
現状のバッティングは外寄りのボールの方が対応がスムースになっている。
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〇 吉川尚輝
本塁憤死は反省材料だが、彼のチャンスメイクはこの大逆転劇には欠かせなかった。
ようやくバッティングの状態が上がりつつあるので、ソロソロ左右に拘らず1番固定を首脳陣には進言したい。
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✕ パーラ
同じパターン(直球系でファールを打たせて最後は落ちるボール)で討ち取られてしまっている。
まだまだ長い目で見るべきだが、このように同じパターンでやられ続けると印象が更に悪い。
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✕ 丸佳浩
ようやくセンター返しの打球が増え始めているので復調気配を感じるが、彼がベンチに下がった後に代打として登場した重信が活躍したのは、心中穏やかではないだろう。
彼の奮起と大爆発を期待したい。
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※先発菅野についてはコチラの速報版で触れているので割愛します
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【総評】
まあ、なんともドラマチックなゲームだった。
色々反省材料があるゲームではあるが、チームとしてはエース菅野が投げる試合を落としたくなかったのでこの逆転勝利は大きい。
原監督が万歳してそばにいる坂本のケツをポンと叩いたシーンは印象的だった。
と、いつまでもその余韻に浸りたいところではあるが、やはりこれから何度も対戦する石川の攻略法を今後の為にも真剣に考えていかなければならない。
振り返るとこの試合、巨人打線の中では陽と中島が合っていた(石川が明らかに嫌がっていた)が二人に共通していたのは決してマン振り、又は当てに行くようなスイングをしなかった事。
つまり、レフト、ライト方向などと打つ方向を決めずに打席に立ち、決して力まずにセンター方向に素直に弾き返していた事が好結果に繋がっていた。
攻略のポイントはズバリ過剰に意識しないこと。
狙い球はコースを絞るのではなく、高めに浮いたボールを積極的にセンター方向に弾き返す意識が攻略の近道だと思う。
ややもすれば彼のような軟投タイプには右打者はライト方向、左打者はレフト方向という手元まで引きつけて逆方向に弾き返す事がセオリーと思いがちだが、実はそういう考えだと、高低をあまり意識しないのでそこを使われて打たされるケースが多くなってしまう。
石川はまさにそこを巧みに利用するので、捉えられそうで捉えられない、そんな状態のまま気づいたら試合中盤まで来てしまっている。
まあ。。言うは易し行うは難し、外野からとやかく言うのは簡単だが。。

以上 敬称略
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