【逆転満塁弾を放ったG小林に感じる「捕手力」とは?】&【T期待の若手・西田、緒方の評価は?】【超激辛 G vs T オープン戦雑感3/10】

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今日のGT戦は「伝統の巨人阪神戦80周年企画」として開催され、プロ野球の草創期を支えた巨人・沢村栄治、阪神・西村幸生両投手の出身地である三重県伊勢市で行われた。
ジャイアンツは背番号14、タイガースは背番号19を監督、コーチ、選手全員が同じ番号のユニフォームを纏いゲームに望んだ。
今回はそのメモリアルゲームをレポートする
試合途中に吹雪いてゲームが中断する程、かなり風が強く極寒の気温の中で行われた。
【ジャイアンツ先発オーダー】
1(遊)坂本 勇人
2(左)アンダーソン
3(右)長野 久義
4(三)村田 修一
5(指)阿部 慎之助
6(一)ロペス
7(二)片岡 治大
8(中)橋本 到
9(捕)河野 元貴
P   宮國 椋丞
【タイガース先発オーダー】
1(二)上本 博紀
2(中)大和
3(指)鳥谷 敬
4(一)新井 貴浩
5(三)新井 良太
6(遊)西田 直斗
7(左)伊藤 隼太
8(捕)鶴岡 一成
9(右)緒方 凌介
P   鶴 直人
【ジャイアンツ登板投手雑感】
①宮國
4回6安打2四球2奪三振 自責点1
直球は平均137キロ、最速で142キロ
変化球はスライダー、スローカーブ、カーブ、フォークボール
時折雪が舞う強風極寒の悪いコンディションで、丁寧に投げていたので若干腕の振りが鈍い。
内容的には今日も若干高めにボールが集まり気味で、もう少し低めに集める意識を強く持って欲しいと思った。
良かった点では、去年は殆ど攻めきれていなかった右打者の懐に、しっかり投げきれていた場面も見られたので評価したい。
②阿南
2回7安打1四球 自責点4
132キロ前後の動かすボールを中心にチェンジアップ、カーブを織り交ぜて攻めていた。
今日は1イニング目からカーブでカウントを稼ぐ事ができずに走者を許していたが、チェンジアップを効果的に使い、引っ掛けさせてゲッツーをとっていた。
しかし2イニング目のツーアウトからピッチングが単調になり連打を浴びて大量失点を喰らった。
③笠原
2回1安打2奪三振 自責点0
直球は平均139キロ、最速で141キロだった。
変化球はフォーク、カーブ、スライダー。
直球の質は良かったが、今日もカウント球のカーブ、スライダーの精度が今一つ。
だがフォークは良かったので決め球として使えていた。
④田原
1回無安打2奪三振 自責点0
直球は平均137キロ、最速139キロ
直球を中心に攻め込む姿勢を見せ、チェンジアップ、スライダー、カーブも効果的に使っていた。
チェンジアップを覚えたことにより投球に幅ができたので余裕を感じる。
【ジャイアンツ出場野手雑感】
①坂本
3打数1安打(二塁打1)1打点
タイムリーとなったレフト線二塁打は彼が得意な内角打ちから生まれた
今年から構えた時に長野のようにバットを軽く左右に動かしてタイミングをとっているが、だいぶシックリしてきた印象がある。
②アンダーソン
2打数1安打1四球
この試合も内容のある打席を披露していた。
1打席目の四球はキッチリ際どいボールを見極めていたし、2打席目の内野安打も引きつけて逆方向に放っていた。
③長野
3打数1安打
ボールをしっかり捉えている。
紙一重で本塁打に変わっていた打席もあった。
④村田
1打数無安打1犠飛(1打点)
犠牲フライは狙いすました見事なバッティング
凡打もキッチリ捉えてセンターへの大きなフライ
⑤阿部
2打数無安打1四球
この試合の私が阿部に求めたのは極寒のコンディションの中で、とにかく怪我しないで無事に終えてくれること。
⑥ロペス
2打数2安打(二塁打1)1打点
1打席目は甘いスライダーをレフトフェンス直撃の二塁打、2打席目は外の直球を右へ運んでライト前ヒット。
見事に左右打ち分けていた。
⑦片岡
1打数無安打1四球
守備では強風に煽られてフライエラーをしたが、彼も怪我だけが心配でこの試合を見ていた。
⑧橋本
3打数1安打1四球
3打席目の三振は相手投手のボールが良いとはいえ、もう少し粘りを見せて欲しい。
だが他の打席で粘って四球、絶妙なセーフティーバント等、何とかアピールしていた。
今日は合格点だろう。
⑨河野
3打席1安打
打撃では今日も一本ヒットを放ちアピールあしていたが、捕手としては不満が残る。
連続ヒットを今日の試合で奪われていたが、投げた阿南のボールが甘かったのは確かだが河野にも問題があった。
打たれて投げ急いでいた阿南のペースに合わせてサインを出していた。
声をかけたり、ジェスチャーで投手を指示、激励したり等、タイムを取ってマウンドに行かなくても「投げ急がせない工夫」は作れた筈だ。
先月の広島戦で小山の登板の際も同じことがあった。
私はキャンプ前の記事で河野を期待の選手として挙げていたように、彼のバッティングや強肩を高く評価している。
また阿部がここ数年の自主トレに同行させているように球団内の評価もそれなりにあるはずだ。
だが今年入ってきたルーキーに簡単に自分の居場所を捕られてしまうようでは今後の大望は無い。
確かにドラ1と育成出身では球団の期待度は違うだろうが、今の河野の実力は高卒育成出身とは思えないほど成長している。
そう思うからこそ捕手としての細かい目配り等を、阿部や他球団の一流捕手を見て学んで欲しいと願うのである。
⑩大田
1打数無安打1四球(盗塁死1)
これがラストチャンスだろうか・・。
ただ、右の控え外野手が少ないというチーム状況では使わざるを得ないという事もある?
⑪藤村
2打数2安打(盗塁死1)
持ち前の足をアピールするためには盗塁死は痛いが、バッティングでしぶとさを見せた。
寺内が出遅れている中、ゲーム戦術的には彼の存在は欠かせない状況となっている。
⑫坂口
3打数1安打
最近引っ掛けてしまう打席が多かったが、この試合では最後の打席でセンターへクリーンヒットを放った。
だが、彼の場合もっと結果を残さなければ生き残りが厳しい立場である。
⑬矢野
2打数1安打(二塁打1)
1打席目のセンターオーバー二塁打は体の開きを我慢出来ていた。
この打席が上昇へのきっかけになるかもしれない
⑭井端
1打数1安打1四球
極限までポイントを近くまで持ってくる打撃は相変わらず芸術的。
結果が出ないほうがおかしいとさえ思えてくる。
⑮小林
1打席1安打(本塁打1)4打点
この試合を決めた一発を放った。
相変わらず初球から積極的にスイングする。
風に乗った感は否めないが、それでも場外弾とは・・リストの強さを改めて感じた。
だが私が最も小林を評価していることは別にある。
個人的な意見だが捕手としても投手を引っ張る姿は、河野には現状備わっていない「捕手力」を感じる。
冷静に打者を観察し、投手と目、手、口でしっかりコミニュケーションをとる姿は阿部とは別の捕手力だと思う。
当然、配球面で勉強する事が残っているだろうが、これでオープン戦前では實松で確実視された2番手捕手の座も混沌としてきた。
【タイガース注目選手・新戦力雑感】
①西田
4打数1安打
個人的にはこの春のTオープン戦を見て、打撃では梅野と並んで将来性を感じた選手である。
非常に体の使い方が柔らかいのでバッターとしてセンスを感じる
またパンチ力もソコソコあるので将来的には中距離打者としても活躍可能と考えている。
体も年々大きくなっている印象があるのでポジションの問題も有るだろうが、近い将来台頭する可能性が高いと見る。
②緒方
4打数3安打(盗塁1、盗塁死1)
典型的な1番タイプの選手のようだ。
ポイントを前目に置いてゴロやライナーを1〜2塁間に放つタイプだと思う。
このタイプの弱点はフォーク系の落ちるボール。
内角の直球を意識させられて、勝負どころで落とされるパターンの配球を打ち破れるか?
更なる成長を見せるにはポイントはここだろう。
【タイガース登板投手】
鶴→筒井→伊藤→岩本→山本
【ゲームスコア】
T 101 004 000 6
G 200 100 04✘ 7
【あとがき】
今日の放送の中で、今村についてコメントを求められた川口Cが「まだまだ開幕ローテ投手として十分可能性を残している」と言及している事を紹介していた。
順調に回復しているようで一安心である。
敬称略
皆様からの御意見、御感想を心からお待ちしております。
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