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読売ジャイアンツvs横浜DeNAベイスターズ(2020.7.2) 巨人ゲームレポート詳細版

読売ジャイアンツvs横浜DeNAベイスターズ(2020.7.2) 巨人ゲームレポート詳細版

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【先行:読売ジャイアンツスタメン】
1(二)吉川尚、2(遊)坂本、3(中)丸、4(三)岡本、5(左)亀井、6(一)中島、7(右)パーラ、8(捕)炭谷、9(投)桜井
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【後攻:横浜DeNAベイスターズスタメン】
1(右)梶谷、2(二)ソト、3(一)オースティン、4(左)佐野、5(三)宮崎、6(中)乙坂、7(捕)伊藤、8(遊)柴田、9(投)大貫
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【ゲームスコア】
DeNA 000 010 002 3
巨  人 000 200 03X 5
大貫➀~➃、国吉➄、エスコバー➅、三嶋➆、パットン➇
桜井➀~➇、鍵谷➈
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勝利投手
巨人 桜井 (1勝0敗0S)
敗戦投手
DeNA 大貫 (0勝1敗0S)
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本塁打
DeNA
宮﨑 4号(5回表ソロ)
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【試合経過/ポイント】
☆1回表/先発:桜井、梶谷二ゴロ、ソト見三振、オースティン空三振
★1回裏/先発:大貫、吉川尚遊ゴロ、坂本遊ゴロ、丸左二、岡本遊ゴロ
※桜井は完璧な立ち上がり、全く危なげなく三者凡退で終えて、昨日の嫌な流れをこの初回で遮断した。
※2アウトから丸がチャンスメイクするが、岡本は内角低めのツーシームに詰まって先制のチャンスを逃す。
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☆2回表/佐野空三振、宮﨑三ゴロ、乙坂三邪飛
★2回裏/亀井投ゴロ、中島遊ゴロ、パーラ中安、炭谷左安、桜井空三振
※桜井はこの回もほぼ完璧な投球で三者凡退で終える。
※再び2アウトからチャンスを作るが9番桜井は三振、しかし次の回は1番からの好打順で攻撃を始める事となった。
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☆3回表/伊藤光一邪飛、柴田遊ゴロ、大貫見三振
★3回裏/吉川尚中安、坂本左飛(エンドランで1塁走者の吉川尚が戻れずダブルプレー)、丸四球、岡本見三振
※桜井は下位打線でも気を抜かず、ストライク先行の投球で安定感抜群。
※吉川尚の1塁憤死は恐らくランエンドヒットだと思うが、少なくとも打球方向は目で追わないと拙い(但し、仮に目で追って早めに戻っていたとしても、1塁帰塁はギリギリ間に合わなかった可能性が高い)
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☆4回表/梶谷四球、ソト右飛、梶谷二盗成功、オースティン中飛(2塁走者は3塁進塁)、佐野中飛
★4回裏/亀井中二、中島投ゴロ(2塁走者は3塁進塁)、パーラ申告敬遠、炭谷右二➁、桜井投ゴロ、吉川尚遊ゴロ
※先頭の梶谷への四球で巨人ベンチに嫌なムードが流れたが、途中に梶谷の二盗があってチャンスを拡げられたが、桜井は怖いソトとオースティンの両外国人を慎重な攻めで討ち取り、佐野には高めに抜けたチェンジアップを捉えられたが外野の頭を越えずに何とか踏ん張った。
※後段の総評でも触れるが、結果的にパーラを安易に申告敬遠した事が、やらなくても良いに失点に繋がってしまったと見ている(仮に失点しても1失点で済んだと事を2失点)
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☆5回表/宮﨑左本➀、乙坂左飛、伊藤光見三振、柴田一ゴロ
★5回裏/大貫⇒国吉、坂本空三振、丸中安、岡本中飛、丸二盗失敗
※味方が先取点を奪った直後の守りで一つのポイントになったが、先頭の宮崎に初球の高めに浮いたチェンジアップを強振されて一発を浴びてしまう。しかし、後続打者に対しては動揺することなくしっかり討ち取った。
※ここまで原監督は盛んに仕掛けているが、結果的には裏目に出てしまっている。
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☆6回表/嶺井投ゴロ、梶谷中二、ソト遊ゴロ、オースティン四球、佐野見三振
★6回裏/国吉⇒エスコバー、亀井死球(代走若林)、中島空三振、若林二盗失敗、パーラ中飛
※2アウト1.2塁という場面があったが、ここでも動揺した姿を微塵も感じさせず、佐野に対してはベストピッチで三振を奪って、このピンチを切り抜ける。
※ここでも原監督は仕掛けるが失敗に終わる(但し、この二盗は若林のスタートが酷すぎた印象で、筆者が監督でもモーションが大きいエスコバーには同様の策を取っていた)
監督の策が結果的に全て外れてしまっているので、この辺りから嫌な空気が流れ始める。
尚、肘に死球を受けて退いた亀井はそのまま病院に直行した模様。。。。。
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☆7回表/宮﨑二飛、乙坂空三振、代打楠本見三振
★7日裏/エスコバー⇒三嶋、炭谷二ゴロ、桜井一ゴロ、吉川尚一ゴロ
※桜井は尻上がりに良くなっている印象さえ受け、全く隙を見せない。
※下位打線から始まった巨人の攻撃は三者凡退で終わる。
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☆8回表/柴田遊ゴロ、嶺井三ゴロ、梶谷見三振
★8回裏/三嶋⇒パットン、坂本見三振、丸四球、代走増田大二盗成功、岡本右飛、代打大城申告敬遠(代走陽)、中島中安➀(代走重信)、パーラ右安➀、炭谷中安➀(炭谷は送球間に2塁進塁を狙ってアウト)
※先頭の柴谷に対して粘られながらも最後は遊ゴロに仕留め、その後も危なげなく終えて8回を完璧に近い内容で投げ切った。
※この回の3点のポイントは増田大の二盗と大城への申告敬遠だった。
増田大の二盗はぶっちゃけDeNAバッテリーが無警戒過ぎるし、大城への申告敬遠もやや消極的な策のように筆者には映った。
又、巨人側は、この回だけでのべ三人の代走を送って、DeNAバッテリーにプレッシャーを与えていた事も忘れてはいけないポイントだった。
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☆9回表/桜井⇒鍵谷、ソト四球、オースティン左二、佐野二ゴロ➀、宮﨑左犠飛➀、乙坂一ゴロ、試合終了
※鍵谷は先頭のソトにいきなりストレートの四球を与えるなど、不安定なピッチングだったが、何とか2失点で凌いで試合終了。
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【巨人選手評価/短評】◎最高評価選手 〇高評価選手 ✕低評価選手
◎桜井俊貴
個人的にはこの試合の投球は、プロ入り後の彼のベストピッチだと見ている。
ややフォーク・チェンジアップ系が抜けきれずに高めに浮いてしまうケースが多少あったが、それ以外の球種は殆ど打者のベルトから下にキッチリ制球されており、しかもコースもギリギリを突いていたので打者は面食らっていた。
勿論、「炭谷の好リード」「DeNA打線の淡白な攻撃」に助けられた側面があることを否定しないが、それを差し引いても称賛すべき内容だった。
結局、終わって見れば8回1失点という内容は、今季の巨人先発陣のベストパフォーマンス。そして、疲弊気味の救援陣につかの間の休息を与えてくれた。
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〇炭谷銀仁朗
再び好守で大活躍だった。
便宜上こういう形で取り上げたが、実質的には桜井と並んでこのゲームの最高殊勲者である。
今年はバッティングでも結果も出ているが、打席での粘りも卓越しており、記録には残らない要素でも打線に好影響を与えている。
又、捕手としても特にリード面で冴えまくっており、彼の配球は布石が多いので打者目線では狙い球が絞りにくくなっている。
去年の配球はそこまで感心することがなかったが、セリーグ2年目の今年は実際のデータと自分が対戦した際の感覚を上手くリンクさせる事が出来るようになり、有効な配球が出来るようになっているのかもしれない。
又、良い悪いは別にして、この試合では殆どインスラや外スラなどの特殊球を要求せずに比較的オーソドックスに攻めていた事も印象的だった。
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〇中島宏之
8回裏のリードを2点に拡げるタイムリーはまさに値千金だった。
そこまで原監督の取った策はことごとく失敗し、試合の流れ的にはどちらに転ぶか全く見当がつかなかった状況で、しかもこの打席の前に4番が凡退していたので、どちらかというと野球の常識的にはこのまま無失点で終わるような局面だった。
しかし、そこを彼は自らの「技と力」で打破し、試合の流れを完全に巨人側に手繰り寄せてくれた。
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〇パーラ
現状、ややスイングの軌道が煽り気味になっているので、打てるボール(コース・球種)と打てないボール(コース・球種)がハッキリしているが、DeNAバッテリーは明らかに間違った配球をしていたので助かっていた。
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〇丸佳浩
復調まであと一歩のところまで来ている。
それは先日触れた打球方向だけではなく、ボールの見送り方もかなり良くなっている。
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〇増田大輝
8回裏代走として登場し、見事に初球で二盗を決めて、ダメ押し点を奪う道筋を作った、
ぶっちゃけ、モーションの大きいパットンから盗塁を決めるのは難しいミッションではないが、初球から仕掛けられることが素晴らしい。
こういうケースを試合前から想定して、しっかり準備していた事が容易に想像できる。
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✕坂本勇人
試合前の練習内容、試合でのバットスイングを見てると、恐らく彼が悩んでいるのは「右の軸足に体重を乗せる時間が殆どない状態になっていて、体重移動が全く出来ないで上体だけが突っ込んでしまう感覚に陥っている」ことだと見ている。
しかし、これはあくまでも本人の独特の感覚であって、筆者のように外から彼のバッティングを見ていると「逆にそこを意識し過ぎて右のテイクバックが捕手側に引っ張り過ぎてなかなかバットのヘッドが出てこない状態」のように感じている。
この試合のバッティング内容は、直球系にはタイミング的に差し込まれ、緩い変化球には逆に泳がされる形が多くなっていたが、まさにこれが原因だと思う。
今は相手の強いボールをなかなか捉えきれていないからこそ、緩い変化球にはどうしても上体が投手方向に突っ込んでしまう。
筆者の経験上では、こういう時はなかなか元の自分の形に戻すのは時間がかかったが、アマ野球現役時代の筆者よりも、遥か1万歩先を行く再現力と修正力を持っている彼なら、キッカケ一つで一瞬に元の形を取り戻すことがあるので、そこに期待したい。
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✕岡本和真
前日の試合の最終打席で、パットンに三球三振を喰らった打席の内容が、かなり酷かったので実は心配していた。
但し、この試合の結果は散々だったが、スイングの中で気になる点は無かったので、個人的には次戦のバッティングに期待している。
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【総評】
個人的に去年から疑問に感じていたのが、ラミレス監督はゲーム序盤から申告敬遠を乱発する事。
そして、その敬遠した分も結果的に失点に繋がってしまうケースが少なくなかった。
まあ、申告敬遠を8番打者に使って、9番の投手との勝負を選択するならまだ分からないでもないが(それでもゲーム序盤で使う事には抵抗を感じる)、この試合の4回裏のように1アウト3塁、打者が7番パーラの場面で申告敬遠をして、8番の炭谷との勝負を選択して更に傷口を広げてしまった(長打を浴びて2失点)
結果的にこの1点がその後の試合展開を大きく左右した事、また、相手先発の桜井の心理的負担をかなり軽減させた事は言うまでもない。
更に8回にも2アウト2塁の場面で代打大城(5番)にも2ボールから申告敬遠をして、結果的に1点を嫌がって3失点してしまうことに繋がってしまった。
勿論、この場面の申告敬遠に関しては、1点が致命傷になるケースなので、ここは監督の判断が間違っているとは思わないが、結果的に2度の申告敬遠どちらも失敗している訳で、監督の采配に対しての結果責任、つまり采配ミスを問われても仕方が無い。
振り返れば、就任当時からミレス監督は典型的な「動きたがる監督」であることは誰の目から見ても明らかではあるし、それがハマれば「ラミちゃんマジック」ともてはやされるのかもしれないが、あくまでも筆者個人の感覚では「策士策に溺れる」という結果の方が多い印象で、巨人ファンの立場からすれば「助かった」と思う事の方が「やられた」と思う事よりも多いように感じている(継投策を早い段階から乱発する事も同様に感じる)
勿論、数年間のCSファーストステージのように「ラミちゃんマジック」がズバズバ的中する事がないでもないが、それは短期決戦だからハマる事であって、長いペナントではどうしてもギャンブル色が濃く出る印象は否めない。
まあ、原監督もそう感じなくもない点は少なくないが、彼の場合は結果が伴ている(3連覇を2度、日本一を3度、WBC優勝)将なので、我々ファンも「監督には凡人には見当がつかない何かがある」という割り切りや、シーズン序盤は色んな作戦を試してシーズン後半の本当の勝負時で使える為の準備的な要素と感じる節がある(実際にシーズン後半で「そういう事だったのか!」と唸るケースが多い)ので、ラミレス監督のそれとは大きな違いを感じる。
平たく言えば、ラミちゃんマジックは「あくまでもその場での最善策」で、原マジックは「長期的な視点が伴った最善策」という見た目には分かりにくい違いがあると思っている。

以上 敬称略
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